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カルーラで年越し~春まで⑧
帰って来たのは夜21時近くだった。
「お帰り、遅くなったね」
「はあ、ただいま。花ちゃん」
花にはおねむの時間だったが、起き出してきてお帰りはみはみローリング。晃太がデレデレ。三人娘もにいにお帰りなさいと向かうので、デレデレ。
「ホークさん、チュアンさん、お疲れ様です。ビアンカ、ルージュお疲れ様」
「ただいま戻りました」
「戻りました」
『お腹空いたのです』
『エビが食べたいわ』
はいはい。
手慣れた感でルームに移動。ここでアレスのビアンカとルージュにお帰りすりすり。あー、とか、そー、とか言ってる。
「とにかくホークさんとチュアンさんは装備品外してください。ご飯の準備してありますから」
「「はい」」
ホークさんとチュアンさんが装備品を外している。その間に、母がビアンカとルージュに浄化をかけて、エマちゃんとテオ君が残りの汚れがないかチェックしながら、軽くふきあげていく。ミゲル君はホークさんの装備品を外す手伝い、マデリーンさんは夕御飯の準備を手伝ってくれる。
私はアイテムボックスに入れていた夕御飯を出す。ビアンカとルージュは頑張ってくれたので、油淋鶏とエビチリ、エビマヨ乗せ。下には白滝しっかり混ぜたご飯。晃太達にはチーズ巻きウサギ肉のハム。肉じゃが、ニラの卵とじだ。
『油淋鶏なのですっ』
『エビだわっ』
がふがふと、ビアンカとルージュの食い付きが激しい。ようございました。
嗽と手洗いを済ませた晃太達が食卓に着く。
軽く一杯飲むと言う晃太、ならばホークさんとチュアンさんにも出さんとね。遠慮されたが、一杯だけと言って出した。晃太とチュアンさんはI県の辛口大吟醸。ホークさんはビールね。
食後、やっと落ち着いて先ほどの襲撃の件を聞く。
ビアンカとルージュがたどり着いた時には襲われていたそうだ。まず、ビアンカが暴れそうになる馬達を落ち着かせ、ルージュがお馴染みの闇の触手を伸ばして、襲撃者達を引きずり出した。
『他にも潜んでいたのです。ルージュはケガした雄の手当てするから、私が引きずり出したのです』
食後の緑茶をペロペロしているビアンカ。引きずり出すって。おそらく雷撃当てて気絶させて、咥えて引きずり出したんやない? ビアンカに聞くと、まさにそうだと。
『私は連中をまとめて拘束して軽く気絶させたの。それからケガした雄の手当てを手伝ったのよ』
ルージュは闇の触手で、かるーく、きゅっ、として気絶させたと。いやいや怖かっ。
「俺は魔法馬の手当てをしました。一頭が毒矢を受けて、ビアンカさんの制止が効かなくなりそうだったので」
毒矢を受けて、毒による激痛に一頭の魔法馬が危なかったそうだけど、ホークさんが手際よく手当てしたと。解毒ポーションと中級ポーションで対応したと。暴走なんてしたら、ここは町中だ、別の被害者が出たかも。
チュアンさんが湯飲みを置く。
「護衛騎士三人のうち、一人は軽症で襲撃者と対立していました」
ベテラン感のある騎士ね。ルージュの黒いバスケットボールで襲撃者は、ぽーん、と撥ね飛ばしたみたい。
「もう一人が肩に矢を受けていました。問題はあの若い騎士でした」
若い騎士、私が来たときには自力でたったけど。そう言えば、暗かったけど、服がかなり汚れていた、あれ、血の後やないの?
若い騎士は馬車の近くに倒れていて、三本も矢が刺さっていたと。一本は運悪く鎧の隙間を縫って脇腹直撃していた。まさに虫の息だったそうだ。
「ルージュさんに感覚を麻痺させてもらい、軽症の騎士に手伝ってもらいました」
矢を抜いてる最中に動いたら危ないからと、念のために体を抑えてもらい、矢を抜いたそうだ。
「同時にエリクサーも使用しました。思ったより矢が深く刺さっていましたので、上級ポーションでは負えないと思ったので」
「人の命には変えられませんからね」
私も緑茶を飲む。
残りの矢も問題なく抜いて、意識を取り戻した若い騎士に、残ったエリクサーを飲ませて落ち着いた。そこにアレスが来て、残りの襲撃者、逃げていたのをまさに引き摺りだした。でもって、一睨みしてから気絶させた。私は中年の騎士の手当てをして終わった頃に到着した。
「事情聴取に残っていた騎士の方から、改めてお礼に伺います、と」
ホークさんがその中年騎士からの伝言を伝える。
「わいはどの辺に襲撃者がおったかって聞かれて、ビアンカと辺りを回ったんよ」
「晃太もお疲れ様」
襲撃者は自決しないような処理をしてからの事情聴取だって。
「処理って、怖かね」
物騒やな。
「あいつらおそらくそこらにいる破落戸ではないはずです。こんな町中で毒矢を使い、護衛騎士達が守る馬車を襲うなんてあり得ません。しかも、治安の悪い場所ならいざ知らず、ここはカルーラの中心街に近い住宅街なんですから」
「それって、つまり」
「破落戸達には必ずバックがいるはずです。カルーラの町中で騒動を起こしたとしても、自分達に火の粉がかからなくて済みそうな地位にいる者」
ふう、と息を着くホークさん。
「高位貴族でしょうね、おそらく、アスラ王国の」
「お帰り、遅くなったね」
「はあ、ただいま。花ちゃん」
花にはおねむの時間だったが、起き出してきてお帰りはみはみローリング。晃太がデレデレ。三人娘もにいにお帰りなさいと向かうので、デレデレ。
「ホークさん、チュアンさん、お疲れ様です。ビアンカ、ルージュお疲れ様」
「ただいま戻りました」
「戻りました」
『お腹空いたのです』
『エビが食べたいわ』
はいはい。
手慣れた感でルームに移動。ここでアレスのビアンカとルージュにお帰りすりすり。あー、とか、そー、とか言ってる。
「とにかくホークさんとチュアンさんは装備品外してください。ご飯の準備してありますから」
「「はい」」
ホークさんとチュアンさんが装備品を外している。その間に、母がビアンカとルージュに浄化をかけて、エマちゃんとテオ君が残りの汚れがないかチェックしながら、軽くふきあげていく。ミゲル君はホークさんの装備品を外す手伝い、マデリーンさんは夕御飯の準備を手伝ってくれる。
私はアイテムボックスに入れていた夕御飯を出す。ビアンカとルージュは頑張ってくれたので、油淋鶏とエビチリ、エビマヨ乗せ。下には白滝しっかり混ぜたご飯。晃太達にはチーズ巻きウサギ肉のハム。肉じゃが、ニラの卵とじだ。
『油淋鶏なのですっ』
『エビだわっ』
がふがふと、ビアンカとルージュの食い付きが激しい。ようございました。
嗽と手洗いを済ませた晃太達が食卓に着く。
軽く一杯飲むと言う晃太、ならばホークさんとチュアンさんにも出さんとね。遠慮されたが、一杯だけと言って出した。晃太とチュアンさんはI県の辛口大吟醸。ホークさんはビールね。
食後、やっと落ち着いて先ほどの襲撃の件を聞く。
ビアンカとルージュがたどり着いた時には襲われていたそうだ。まず、ビアンカが暴れそうになる馬達を落ち着かせ、ルージュがお馴染みの闇の触手を伸ばして、襲撃者達を引きずり出した。
『他にも潜んでいたのです。ルージュはケガした雄の手当てするから、私が引きずり出したのです』
食後の緑茶をペロペロしているビアンカ。引きずり出すって。おそらく雷撃当てて気絶させて、咥えて引きずり出したんやない? ビアンカに聞くと、まさにそうだと。
『私は連中をまとめて拘束して軽く気絶させたの。それからケガした雄の手当てを手伝ったのよ』
ルージュは闇の触手で、かるーく、きゅっ、として気絶させたと。いやいや怖かっ。
「俺は魔法馬の手当てをしました。一頭が毒矢を受けて、ビアンカさんの制止が効かなくなりそうだったので」
毒矢を受けて、毒による激痛に一頭の魔法馬が危なかったそうだけど、ホークさんが手際よく手当てしたと。解毒ポーションと中級ポーションで対応したと。暴走なんてしたら、ここは町中だ、別の被害者が出たかも。
チュアンさんが湯飲みを置く。
「護衛騎士三人のうち、一人は軽症で襲撃者と対立していました」
ベテラン感のある騎士ね。ルージュの黒いバスケットボールで襲撃者は、ぽーん、と撥ね飛ばしたみたい。
「もう一人が肩に矢を受けていました。問題はあの若い騎士でした」
若い騎士、私が来たときには自力でたったけど。そう言えば、暗かったけど、服がかなり汚れていた、あれ、血の後やないの?
若い騎士は馬車の近くに倒れていて、三本も矢が刺さっていたと。一本は運悪く鎧の隙間を縫って脇腹直撃していた。まさに虫の息だったそうだ。
「ルージュさんに感覚を麻痺させてもらい、軽症の騎士に手伝ってもらいました」
矢を抜いてる最中に動いたら危ないからと、念のために体を抑えてもらい、矢を抜いたそうだ。
「同時にエリクサーも使用しました。思ったより矢が深く刺さっていましたので、上級ポーションでは負えないと思ったので」
「人の命には変えられませんからね」
私も緑茶を飲む。
残りの矢も問題なく抜いて、意識を取り戻した若い騎士に、残ったエリクサーを飲ませて落ち着いた。そこにアレスが来て、残りの襲撃者、逃げていたのをまさに引き摺りだした。でもって、一睨みしてから気絶させた。私は中年の騎士の手当てをして終わった頃に到着した。
「事情聴取に残っていた騎士の方から、改めてお礼に伺います、と」
ホークさんがその中年騎士からの伝言を伝える。
「わいはどの辺に襲撃者がおったかって聞かれて、ビアンカと辺りを回ったんよ」
「晃太もお疲れ様」
襲撃者は自決しないような処理をしてからの事情聴取だって。
「処理って、怖かね」
物騒やな。
「あいつらおそらくそこらにいる破落戸ではないはずです。こんな町中で毒矢を使い、護衛騎士達が守る馬車を襲うなんてあり得ません。しかも、治安の悪い場所ならいざ知らず、ここはカルーラの中心街に近い住宅街なんですから」
「それって、つまり」
「破落戸達には必ずバックがいるはずです。カルーラの町中で騒動を起こしたとしても、自分達に火の粉がかからなくて済みそうな地位にいる者」
ふう、と息を着くホークさん。
「高位貴族でしょうね、おそらく、アスラ王国の」
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