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短期の滞在予定?④
「ありがとうございますミズサワ様、依頼が捌けます」
「こちらとこちらはタージェルさんのお眼鏡にかなえばグーテオークションに寄贈を」
21階で出たペリドットのセット、エメラルドはタージェルさん行き。本日タージェルさんはお休みだと。
応接室には私とホークさん、ビアンカ。倉庫には晃太とチュアンさんとテオ君。ギルドカウンターにはヒェリさん、フェリクスさん、ファングさんが宝石・宝飾品の買い取りをしてもらっている。
牛乳以外、お肉や乳製品、革、角、目玉は卸す。
出された書類にサインと魔力。やはり、視力回復ポーションの材料である蛇の目玉、鎧の材料である牛の革の依頼が多い。サインと魔力よし。その間に別のスタッフさんが来て、リティアさんに書類を渡す。
「ミズサワ様、依頼以外の品もすべて買い取らせて頂きます。査定に関しては、申し訳ないのですが、後日、ご足労をお願いできますか?」
「はい、大丈夫ですよ。明日は私達あちこち挨拶に回りますので、明後日以降に来ます」
「お待ちしております」
晃太も合流し、私は挨拶してから応接室を出る。
ロビーで待っていてくれたフェリクスさん達と合流して、パーティーハウスに向かう。通い慣れた道のため、迷うことなく到着。
「ユイさんっお帰りなさいっ」
『ねえねっ、おかえりなさーい』
エマちゃんとヒスイが出迎えてくれる。その足元から花が飛び出してきて、歓迎のローリングを披露してくれる。たまらん、ぽちゃぽちゃボディ。晃太、撫で回す。花はヒェリさん、フェリクスさん、ファングさんにもローリング披露におかえりはみはみと大忙し。
居間に入ると大にぎわいだ。
さ、ルームを開けましょうかね。倉庫にいる体躯のデカイメンバーも誘導せんとね。
本日の夕御飯はビーフシチューとポテトサラダ、母特製ウサギ肉のチーズ入りハムが並び、その下に葉野菜が彩りよく飾られている。
頂きます。
食べながら、これからの流れの確認。私達は次にシーラに向かう予定だから、マーファでの滞在は一ヶ月予定。
「うちはリーダーがどうなるかですなあ」
と、ヒェリさん。ラスチャーニエは予定はリーダーのケルンさんが拉致されて、不明。なのでギルド所有の新しいパーティーハウスが借りれるか聞いてみるって。
「おそらく、マーファに足止めされると思います」
エドワルドさんは以前マーファの春祭りでシェリデアさんとお話している。その時の話を思い出すように言う。
「我々はしばらく冷蔵庫ダンジョンに挑もうと思います」
フェリクスさん達蒼の麓は、私達みたいにスキップシステム使わない、下から地味に登るんだって。本来のダンジョン攻略だね。準備でき次第望むそうだ。
「すまないテイマーさん、厚かましいかと思うが、シーラまで同行させてもらえないだろうか? ちゃんと金は支払うから」
どうやら金の虎は、サウザマーク王国に向かいたいと。シーラの南方面にある国は、ガリストさんの生まれ故郷だ。ずいぶん帰ってないらしく、せっかくだし、ぶひひん特急ノワールに便乗させてもらえないか、と。全然構いませんよ。
とりあえず今日はうちにお泊まりとなる。
で、次の日、思わぬ提案をホークさんから受けることになる。
「え? エマちゃんとテオ君で?」
「そうです」
「でもう」
私は生返事。
朝早くからホークさんが真剣な顔して話があります、なんて言われてドキドキしたんだけど。
エマちゃんとテオ君だけで冷蔵庫ダンジョン挑ませたいって。
「ユイさんのお陰で、何の危険なくダンジョンに挑めています。ありがたいのすが、それは冒険者にしては異常なんです。今はよくても今度のダンジョン攻略に支障を致します。おそらくシーラの『試練のダンジョン』に挑むことになるでしょう?」
「まあ、そうなりますね」
うちのバトルジャンキー達が難易度の高い未踏のダンジョンがあれば、無視することはない。
「あそこのダンジョンで厄介な罠があります。空間転移の罠です」
「空間転移?」
ワープみたいな?
「これは別の場所に飛ばされる罠です。あるのは下層ですし、幸いにも比較的近いと言われていますが、あくまで比較的にです。別の階層でないだけです。飛ばされるのは一人だったり、複数だったりしますが、明らかに戦力が激減した状態になるんです。下手したら合流に数日を要するそうです。そうなった場合、減った戦力での戦闘、食材やポーション類のやりくりする必要になります。いままではユイさんやコウタさんがいて、ビアンカさんやルージュさん達がいたから何も問題はなかったのですが、これからの事を考えるともう一度、本来のダンジョン攻略をその身に叩き込まないといけません」
「なるほど」
私がいれば、安全地帯のルームはある。ビアンカやルージュ達がいる。ホークさんの言うのが、正論なんやろうけど。
空間転移の罠。
下層で一人なんて生存率低くない? 試練のダンジョンが高難度指定には出てくる魔物もそうだけど、こういった罠があり、個人でもかなりの戦闘力を要しないと突破できない。
し、心配や。いくらなんでもエマちゃんとテオ君だけじゃ。
「実はフェリクスさんとファングさんと相談したんです。見習いだけの即席パーティーを立てないか、と」
「見習いだけって。ヘルト君とドロテアちゃんとアルスさんですか?」
「そうです。ロッシュさんにも声をかけようかと思っています」
マアデン君とハジェル君もか。
うーん、なんや、仔達のあの魔境の修練を思い出す。
でもなあ、私は冒険者としての知識も経験もない。それにホークさんはこういったお願いなんて、初めてやないかな。
長くしっかりと冒険者をしてきたホークさんからの提案。きっと必要な事なんやろう。心配や、凄く心配。
「分かりました。エマちゃんとテオ君には必要な事でしたら」
「ありがとうございます」
こうして、見習い冒険者だけの即席パーティーが結成されることになった。
「こちらとこちらはタージェルさんのお眼鏡にかなえばグーテオークションに寄贈を」
21階で出たペリドットのセット、エメラルドはタージェルさん行き。本日タージェルさんはお休みだと。
応接室には私とホークさん、ビアンカ。倉庫には晃太とチュアンさんとテオ君。ギルドカウンターにはヒェリさん、フェリクスさん、ファングさんが宝石・宝飾品の買い取りをしてもらっている。
牛乳以外、お肉や乳製品、革、角、目玉は卸す。
出された書類にサインと魔力。やはり、視力回復ポーションの材料である蛇の目玉、鎧の材料である牛の革の依頼が多い。サインと魔力よし。その間に別のスタッフさんが来て、リティアさんに書類を渡す。
「ミズサワ様、依頼以外の品もすべて買い取らせて頂きます。査定に関しては、申し訳ないのですが、後日、ご足労をお願いできますか?」
「はい、大丈夫ですよ。明日は私達あちこち挨拶に回りますので、明後日以降に来ます」
「お待ちしております」
晃太も合流し、私は挨拶してから応接室を出る。
ロビーで待っていてくれたフェリクスさん達と合流して、パーティーハウスに向かう。通い慣れた道のため、迷うことなく到着。
「ユイさんっお帰りなさいっ」
『ねえねっ、おかえりなさーい』
エマちゃんとヒスイが出迎えてくれる。その足元から花が飛び出してきて、歓迎のローリングを披露してくれる。たまらん、ぽちゃぽちゃボディ。晃太、撫で回す。花はヒェリさん、フェリクスさん、ファングさんにもローリング披露におかえりはみはみと大忙し。
居間に入ると大にぎわいだ。
さ、ルームを開けましょうかね。倉庫にいる体躯のデカイメンバーも誘導せんとね。
本日の夕御飯はビーフシチューとポテトサラダ、母特製ウサギ肉のチーズ入りハムが並び、その下に葉野菜が彩りよく飾られている。
頂きます。
食べながら、これからの流れの確認。私達は次にシーラに向かう予定だから、マーファでの滞在は一ヶ月予定。
「うちはリーダーがどうなるかですなあ」
と、ヒェリさん。ラスチャーニエは予定はリーダーのケルンさんが拉致されて、不明。なのでギルド所有の新しいパーティーハウスが借りれるか聞いてみるって。
「おそらく、マーファに足止めされると思います」
エドワルドさんは以前マーファの春祭りでシェリデアさんとお話している。その時の話を思い出すように言う。
「我々はしばらく冷蔵庫ダンジョンに挑もうと思います」
フェリクスさん達蒼の麓は、私達みたいにスキップシステム使わない、下から地味に登るんだって。本来のダンジョン攻略だね。準備でき次第望むそうだ。
「すまないテイマーさん、厚かましいかと思うが、シーラまで同行させてもらえないだろうか? ちゃんと金は支払うから」
どうやら金の虎は、サウザマーク王国に向かいたいと。シーラの南方面にある国は、ガリストさんの生まれ故郷だ。ずいぶん帰ってないらしく、せっかくだし、ぶひひん特急ノワールに便乗させてもらえないか、と。全然構いませんよ。
とりあえず今日はうちにお泊まりとなる。
で、次の日、思わぬ提案をホークさんから受けることになる。
「え? エマちゃんとテオ君で?」
「そうです」
「でもう」
私は生返事。
朝早くからホークさんが真剣な顔して話があります、なんて言われてドキドキしたんだけど。
エマちゃんとテオ君だけで冷蔵庫ダンジョン挑ませたいって。
「ユイさんのお陰で、何の危険なくダンジョンに挑めています。ありがたいのすが、それは冒険者にしては異常なんです。今はよくても今度のダンジョン攻略に支障を致します。おそらくシーラの『試練のダンジョン』に挑むことになるでしょう?」
「まあ、そうなりますね」
うちのバトルジャンキー達が難易度の高い未踏のダンジョンがあれば、無視することはない。
「あそこのダンジョンで厄介な罠があります。空間転移の罠です」
「空間転移?」
ワープみたいな?
「これは別の場所に飛ばされる罠です。あるのは下層ですし、幸いにも比較的近いと言われていますが、あくまで比較的にです。別の階層でないだけです。飛ばされるのは一人だったり、複数だったりしますが、明らかに戦力が激減した状態になるんです。下手したら合流に数日を要するそうです。そうなった場合、減った戦力での戦闘、食材やポーション類のやりくりする必要になります。いままではユイさんやコウタさんがいて、ビアンカさんやルージュさん達がいたから何も問題はなかったのですが、これからの事を考えるともう一度、本来のダンジョン攻略をその身に叩き込まないといけません」
「なるほど」
私がいれば、安全地帯のルームはある。ビアンカやルージュ達がいる。ホークさんの言うのが、正論なんやろうけど。
空間転移の罠。
下層で一人なんて生存率低くない? 試練のダンジョンが高難度指定には出てくる魔物もそうだけど、こういった罠があり、個人でもかなりの戦闘力を要しないと突破できない。
し、心配や。いくらなんでもエマちゃんとテオ君だけじゃ。
「実はフェリクスさんとファングさんと相談したんです。見習いだけの即席パーティーを立てないか、と」
「見習いだけって。ヘルト君とドロテアちゃんとアルスさんですか?」
「そうです。ロッシュさんにも声をかけようかと思っています」
マアデン君とハジェル君もか。
うーん、なんや、仔達のあの魔境の修練を思い出す。
でもなあ、私は冒険者としての知識も経験もない。それにホークさんはこういったお願いなんて、初めてやないかな。
長くしっかりと冒険者をしてきたホークさんからの提案。きっと必要な事なんやろう。心配や、凄く心配。
「分かりました。エマちゃんとテオ君には必要な事でしたら」
「ありがとうございます」
こうして、見習い冒険者だけの即席パーティーが結成されることになった。
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