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短期の滞在予定?⑰
ビーフシチューを一口。ホロホロと崩れていく。柔らかーい。ピラルクに似た魚の香草焼きも、大味かなって思ったけど、弾力のある鱈に近い感じ。うん、美味しい。晃太と父は青魚の香草焼き、母は棒々鶏サラダを食べている。
「で、どうやったん?」
私が手酌で缶チューハイを愛用のグラスに入れる。
「ああ、あれね」
晃太がA県の大吟醸を一口。
「まず、15階の牛部屋は素通りしたんよ、そっからの移動は馬車にした」
「馬車? ダンジョン内なのに?」
他の冒険者の皆さんいたろうに。冷蔵庫ダンジョンは上級者向けは18階以上、つまり16階には稼ごうとする冒険者のパーティーが相応にいたはず。
「ノワールには、灯火の女神様のブーストあるし、うちの馬車は多少の悪路でもよかろ? 馬車が通れる道ば選んで行ったんよ。それに先にビアンカ達が先行してくれたけん大丈夫やったよ……………変な目で見られたけどな」
「でしょうよ」
晃太は次に棒々鶏サラダを皿によそう。
馬車なのでいつもの最短距離ではないが、ノワールの引いた馬車は、ものの15分で到着。平原フィールドだからできることだ。すでに冒険者パーティーが三つ待っていた。
「ここで奥の手ば使ったんよ」
先にボス部屋を譲ってくれたら羊毛以外のドロップ品と宝箱を譲り、ドロップ品拾いに協力してくれたパーティーにはポーション3本、魔力回復ポーション3本、解毒ポーション3本を進呈します、と。直ぐにオッケー出たって。
後でホークさんから聞いたら、晃太の後ろでイシスとアレスが、ずももももっ、みたいな迫力でたっていたらしい。イシスとピザヲ所望スルとか、アレスのきゅるんを知らない人達は、恐かったろうなあ。
で、ボス部屋はイシスが開けて、ちゅどん、ドカン。
それは大量に出たらしい。
ここで二手に別れたと。
羊部屋にはチュアンさん、エマちゃん。アレス、ルージュ、シルフィ達、ラスチャーニエ、金の虎が残った。山羊部屋には晃太、ホークさん、テオ君、ビアンカ、ノワール、イシスにオシリス、仔達。そして蒼の麓が行くことに。チュアンさんにはいくつかのマジックバッグと、配布用のポーション類を多めにを渡して17階に移動。ある程度の時間になれば、16階入り口で待ち合わせとした。ノワールがぶひひん、と馬車を引きイシス達は空を、ビアンカと仔達は地上を駆けてで移動、下手したら勘違いされるような感じ満載で移動。
で、17階の山羊部屋前には冒険者パーティーが二つ。なんと顔見知りのパーティー。クラベル、ルベル・アケルだった。ビアンカがいたのもそうだが、晃太の事も覚えていてくれて、交渉もスムーズだっと。
「で、山羊部屋には二回挑んで、帰ってきたんよ。リティアさんも喜びよったけん大丈夫やと思うよ」
「そうお疲れ様」
属性のある山羊の毛以外のドロップ品と宝箱は、すべてお渡しだが、持てるわけない。イシスが開けたので、それはたくさんの肉やら角やら出た。あまりの数に、クラベルもルベル・アケルの皆さんも、ちょっと引きぎみだったそうだ。宝箱の解除は、エリアンさんがちゃっちゃっとやってくれた。キラキラ輝く宝石だったらしい。ドロップ品は念のために持っていた、時間停止のサイズの大きなマジックバッグに入れて、代表でアーロンさんに渡したそうだ。私達がマーファを出る前に、リティアさんにでも預けてもらえたらいいし。
「明日は、あ、フェリアレーナ様やったね。終わったら、ギルドにサイン行って」
「わかった」
次の日。
私は支度を済ませる。
母が作ったシンプルな青いワンピースだ。髪はハーフアップにしてもらい、同じ青い生地で出来た小さなリボンの付いたゴムを使用。手土産オッケー、忘れ物なし、よし、いいかな。
「失礼のないようにね」
「はい、行ってきます」
母が見送ってくれる。
同行してくれるのは、ホークさんとチュアンさん、ビアンカとルージュだ。ノワールは馬車を引いてくれる。
晃太はギルドにドロップ品を卸しに行っている。
ちょっとドキドキしながら馬車が進む。お天気よくて良かった。
窓からマーファの町並みが見える。慣れたもので、ちらっと振り返られるくらいだ。
ノワールの馬車はスムーズに貴族街に入り、まっすぐハルスフォン侯爵家に向かう。この貴族街には、現在、ここに居住しているのは、伯爵家の屋敷が二つ、子爵家が四つあるそうだ。リティアさんのおうちは一般の人々が住まう場所なんだって。貴族と言っても、リティアさんのように平民と混じって働いている。正に貴族ですっ、て言うのは、ハルスフォン侯爵様のような人達だって。
あら、あちらのお庭で小さな子供達が、メイドさんに見守られながら、走り回っている。この風景、異世界だろうが、変わらないんだね。
あ、青い屋根が見えてきた、ハルスフォン侯爵様のお屋敷だ。
「で、どうやったん?」
私が手酌で缶チューハイを愛用のグラスに入れる。
「ああ、あれね」
晃太がA県の大吟醸を一口。
「まず、15階の牛部屋は素通りしたんよ、そっからの移動は馬車にした」
「馬車? ダンジョン内なのに?」
他の冒険者の皆さんいたろうに。冷蔵庫ダンジョンは上級者向けは18階以上、つまり16階には稼ごうとする冒険者のパーティーが相応にいたはず。
「ノワールには、灯火の女神様のブーストあるし、うちの馬車は多少の悪路でもよかろ? 馬車が通れる道ば選んで行ったんよ。それに先にビアンカ達が先行してくれたけん大丈夫やったよ……………変な目で見られたけどな」
「でしょうよ」
晃太は次に棒々鶏サラダを皿によそう。
馬車なのでいつもの最短距離ではないが、ノワールの引いた馬車は、ものの15分で到着。平原フィールドだからできることだ。すでに冒険者パーティーが三つ待っていた。
「ここで奥の手ば使ったんよ」
先にボス部屋を譲ってくれたら羊毛以外のドロップ品と宝箱を譲り、ドロップ品拾いに協力してくれたパーティーにはポーション3本、魔力回復ポーション3本、解毒ポーション3本を進呈します、と。直ぐにオッケー出たって。
後でホークさんから聞いたら、晃太の後ろでイシスとアレスが、ずももももっ、みたいな迫力でたっていたらしい。イシスとピザヲ所望スルとか、アレスのきゅるんを知らない人達は、恐かったろうなあ。
で、ボス部屋はイシスが開けて、ちゅどん、ドカン。
それは大量に出たらしい。
ここで二手に別れたと。
羊部屋にはチュアンさん、エマちゃん。アレス、ルージュ、シルフィ達、ラスチャーニエ、金の虎が残った。山羊部屋には晃太、ホークさん、テオ君、ビアンカ、ノワール、イシスにオシリス、仔達。そして蒼の麓が行くことに。チュアンさんにはいくつかのマジックバッグと、配布用のポーション類を多めにを渡して17階に移動。ある程度の時間になれば、16階入り口で待ち合わせとした。ノワールがぶひひん、と馬車を引きイシス達は空を、ビアンカと仔達は地上を駆けてで移動、下手したら勘違いされるような感じ満載で移動。
で、17階の山羊部屋前には冒険者パーティーが二つ。なんと顔見知りのパーティー。クラベル、ルベル・アケルだった。ビアンカがいたのもそうだが、晃太の事も覚えていてくれて、交渉もスムーズだっと。
「で、山羊部屋には二回挑んで、帰ってきたんよ。リティアさんも喜びよったけん大丈夫やと思うよ」
「そうお疲れ様」
属性のある山羊の毛以外のドロップ品と宝箱は、すべてお渡しだが、持てるわけない。イシスが開けたので、それはたくさんの肉やら角やら出た。あまりの数に、クラベルもルベル・アケルの皆さんも、ちょっと引きぎみだったそうだ。宝箱の解除は、エリアンさんがちゃっちゃっとやってくれた。キラキラ輝く宝石だったらしい。ドロップ品は念のために持っていた、時間停止のサイズの大きなマジックバッグに入れて、代表でアーロンさんに渡したそうだ。私達がマーファを出る前に、リティアさんにでも預けてもらえたらいいし。
「明日は、あ、フェリアレーナ様やったね。終わったら、ギルドにサイン行って」
「わかった」
次の日。
私は支度を済ませる。
母が作ったシンプルな青いワンピースだ。髪はハーフアップにしてもらい、同じ青い生地で出来た小さなリボンの付いたゴムを使用。手土産オッケー、忘れ物なし、よし、いいかな。
「失礼のないようにね」
「はい、行ってきます」
母が見送ってくれる。
同行してくれるのは、ホークさんとチュアンさん、ビアンカとルージュだ。ノワールは馬車を引いてくれる。
晃太はギルドにドロップ品を卸しに行っている。
ちょっとドキドキしながら馬車が進む。お天気よくて良かった。
窓からマーファの町並みが見える。慣れたもので、ちらっと振り返られるくらいだ。
ノワールの馬車はスムーズに貴族街に入り、まっすぐハルスフォン侯爵家に向かう。この貴族街には、現在、ここに居住しているのは、伯爵家の屋敷が二つ、子爵家が四つあるそうだ。リティアさんのおうちは一般の人々が住まう場所なんだって。貴族と言っても、リティアさんのように平民と混じって働いている。正に貴族ですっ、て言うのは、ハルスフォン侯爵様のような人達だって。
あら、あちらのお庭で小さな子供達が、メイドさんに見守られながら、走り回っている。この風景、異世界だろうが、変わらないんだね。
あ、青い屋根が見えてきた、ハルスフォン侯爵様のお屋敷だ。
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