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三度目の首都①
恙無く、終わるわけない、色々あった十日間、くたくたや。
バトルジャンキー達があっちこっちに大爆走。アリスは相変わらず鬼教官やし、コハクは溺れるし、魔境からシヴァや若手達がチョロチョロ来るしで賑やかな十日間だった。
最上階のコラーゲン部屋で、ご褒美部屋も出た。
定番のビロードの箱にずらりと並ぶギラギラ光る宝石。ピンクダイヤモンド、ダイヤモンド、ルビー、パライバトルマリン、サファイア。リィマさんが見て一言。
「うーん、各一億かな」
だって。
他にもマジックバッグがいくつもの出た。父の鑑定待ちだが、ご褒美部屋から出たので、サイズも大きいはず。
それから、転移石が三つ。これも鑑定待ちだが、山風と蒼の麓、教会の戦闘部隊に、譲渡しようと思う。
冷蔵庫ダンジョンから出ると、リティアさんが華麗にすっ飛んできた。
私はリティアさんに断りを入れて、まずくたくたのコハクを始め、仔達とシルフィ達と、パーティーハウスに戻る。山風の皆さんとはここでお別れだが、明日、レティちゃんとジーク君を連れて、パーティーハウスに来る事になっている。心配ないと聞いたけど、やっぱり顔を見たかったこともある。それにフィールド型ダンジョンから手に入ったルーベサンシュの干物を、転移門を使って送っていた。効果があったか心配だったしね。
ギルドには晃太とチュアンさん、ミゲル君、イシスが残った。それから各パーティーのリーダーさんだ。心配だったケルンさんは問題なく食事もしていたし、戦闘もしていた。
昨日の内に打ち上げもしたしね。デザートコーナーを往復していた。
パーティーハウスに戻る。花がおかえりローリングを披露して、堪能してからギルドに戻る。くたくたのコハクを従魔の部屋で休ませる。
『主よ、ルーティのダンジョンの方を開けてなのだ』
「あんたは疲れたとかないの? 今日は大人しくしとき、中庭ば走り」
『分かったのだあ』
ばーっ、と中庭に走り出すアレス。着いていけるのは元気だけ。三人娘は、母に群がりもふもふされている。
「皆さん、ゆっくりしていてください」
私はホークさんとオシリスとギルドに向かう。いつもより少ない書類にサインと魔力を流す。宝石や宝飾品はタージェルさんが見てくれる。さすがに直ぐに査定は出ないので後日だ。
明日からの予定。
明日は午前中にマロンとブランに会いに行き、午後からロッシュさん達が来る。マシュー君達も来るし、ラーヴさんは上の娘さんも連れてくる。お菓子の準備しないと。
明後日は一日休みとする。これは譲らない。ちゃんとバトルジャンキー達には言ってある。
明明後日に午前中に各所にあいさつ回り、ギルドに晃太は搬送物の受け取り、私は今回の査定や依頼の受けとる。午後からゆっくりする。
その次の日に、マーファを出発だ。
リティアさんとタージェルさんにご挨拶して、ギルドを後にする。日差しが暑さを感じるようになった。
この様子なら、首都に着くのは初夏になる。ブラックツナが取りに行けるかな? もうないんだよね。あの脳天ってところ美味しかったし、あら煮にしたら、目の周りが美味しかったなあ。仔達もツナは大好きだし、ルーティツナとはまた違う美味しさがある。よし、首都のギルドに交渉しよう。マルシェにも行かないと、あの屋台の猫派ご夫婦は元気だろうか? クレイ鱒やアップルシーブルーブも欲しい、黒いこ玉ねぎや、ノワールが大好きな甘いとうもろこしも欲しい。数日間は滞在予定しないと。
「うーん」
「どうしましたユイさん?」
考えていると、ホークさんが心配してきてくれた。
「あ、何でもないです。首都に行ったら色々欲しいなって思って。ほら、ノワールが好きなとうもろこしとか、ブラックツナとか」
ノワールはぶひひんと哀愁攻撃してくるが、馬車を引いたり、ダンジョン内を高速移動できるのはありがたいしね。そう思うと、とうもろこしくらい安いものだ。
「ああ、あのとうもろこしですね。ノワールの食い付き良かったですからね」
ホークさんも覚えていたみたい。
「なかなか首都に行かないし、出来るだけ確保しておこうと思って」
すると、後ろで会話を聞いていた晃太が話に加わる。
「姉ちゃん、ブラックツナって言いよったけど、船に乗るん?」
「向こうの都合が合えばね。だって、もうブラックツナないやろ?」
仔達が大好きだしね。
「そうやなあ。ブラックツナの中トロ旨かったなあ。姉ちゃん、出来れば確保したか」
「はいはい、分かっとるよ。ただ、向こうの都合もあるやろうけんね」
「ん」
後ろで黙って聞いているイシスが、なんや、恐いが、きっと大丈夫、問題なんて起きないはず。
きっと。
バトルジャンキー達があっちこっちに大爆走。アリスは相変わらず鬼教官やし、コハクは溺れるし、魔境からシヴァや若手達がチョロチョロ来るしで賑やかな十日間だった。
最上階のコラーゲン部屋で、ご褒美部屋も出た。
定番のビロードの箱にずらりと並ぶギラギラ光る宝石。ピンクダイヤモンド、ダイヤモンド、ルビー、パライバトルマリン、サファイア。リィマさんが見て一言。
「うーん、各一億かな」
だって。
他にもマジックバッグがいくつもの出た。父の鑑定待ちだが、ご褒美部屋から出たので、サイズも大きいはず。
それから、転移石が三つ。これも鑑定待ちだが、山風と蒼の麓、教会の戦闘部隊に、譲渡しようと思う。
冷蔵庫ダンジョンから出ると、リティアさんが華麗にすっ飛んできた。
私はリティアさんに断りを入れて、まずくたくたのコハクを始め、仔達とシルフィ達と、パーティーハウスに戻る。山風の皆さんとはここでお別れだが、明日、レティちゃんとジーク君を連れて、パーティーハウスに来る事になっている。心配ないと聞いたけど、やっぱり顔を見たかったこともある。それにフィールド型ダンジョンから手に入ったルーベサンシュの干物を、転移門を使って送っていた。効果があったか心配だったしね。
ギルドには晃太とチュアンさん、ミゲル君、イシスが残った。それから各パーティーのリーダーさんだ。心配だったケルンさんは問題なく食事もしていたし、戦闘もしていた。
昨日の内に打ち上げもしたしね。デザートコーナーを往復していた。
パーティーハウスに戻る。花がおかえりローリングを披露して、堪能してからギルドに戻る。くたくたのコハクを従魔の部屋で休ませる。
『主よ、ルーティのダンジョンの方を開けてなのだ』
「あんたは疲れたとかないの? 今日は大人しくしとき、中庭ば走り」
『分かったのだあ』
ばーっ、と中庭に走り出すアレス。着いていけるのは元気だけ。三人娘は、母に群がりもふもふされている。
「皆さん、ゆっくりしていてください」
私はホークさんとオシリスとギルドに向かう。いつもより少ない書類にサインと魔力を流す。宝石や宝飾品はタージェルさんが見てくれる。さすがに直ぐに査定は出ないので後日だ。
明日からの予定。
明日は午前中にマロンとブランに会いに行き、午後からロッシュさん達が来る。マシュー君達も来るし、ラーヴさんは上の娘さんも連れてくる。お菓子の準備しないと。
明後日は一日休みとする。これは譲らない。ちゃんとバトルジャンキー達には言ってある。
明明後日に午前中に各所にあいさつ回り、ギルドに晃太は搬送物の受け取り、私は今回の査定や依頼の受けとる。午後からゆっくりする。
その次の日に、マーファを出発だ。
リティアさんとタージェルさんにご挨拶して、ギルドを後にする。日差しが暑さを感じるようになった。
この様子なら、首都に着くのは初夏になる。ブラックツナが取りに行けるかな? もうないんだよね。あの脳天ってところ美味しかったし、あら煮にしたら、目の周りが美味しかったなあ。仔達もツナは大好きだし、ルーティツナとはまた違う美味しさがある。よし、首都のギルドに交渉しよう。マルシェにも行かないと、あの屋台の猫派ご夫婦は元気だろうか? クレイ鱒やアップルシーブルーブも欲しい、黒いこ玉ねぎや、ノワールが大好きな甘いとうもろこしも欲しい。数日間は滞在予定しないと。
「うーん」
「どうしましたユイさん?」
考えていると、ホークさんが心配してきてくれた。
「あ、何でもないです。首都に行ったら色々欲しいなって思って。ほら、ノワールが好きなとうもろこしとか、ブラックツナとか」
ノワールはぶひひんと哀愁攻撃してくるが、馬車を引いたり、ダンジョン内を高速移動できるのはありがたいしね。そう思うと、とうもろこしくらい安いものだ。
「ああ、あのとうもろこしですね。ノワールの食い付き良かったですからね」
ホークさんも覚えていたみたい。
「なかなか首都に行かないし、出来るだけ確保しておこうと思って」
すると、後ろで会話を聞いていた晃太が話に加わる。
「姉ちゃん、ブラックツナって言いよったけど、船に乗るん?」
「向こうの都合が合えばね。だって、もうブラックツナないやろ?」
仔達が大好きだしね。
「そうやなあ。ブラックツナの中トロ旨かったなあ。姉ちゃん、出来れば確保したか」
「はいはい、分かっとるよ。ただ、向こうの都合もあるやろうけんね」
「ん」
後ろで黙って聞いているイシスが、なんや、恐いが、きっと大丈夫、問題なんて起きないはず。
きっと。
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