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三度目の首都④
「ロッシュさん、ラーヴさん、いらっしゃい」
「ユイさん、大勢で来てすみません」
「すみません」
ロッシュさんとラーヴさんは手土産として、マーファより北にある国営農場産のオリーブオイルを持ってきてくれた。ありがたくいただく。
「ありがとうございます。さ、入って入って」
花がいつもの歓迎のローリングを披露している。ロッシュさんとラーヴさんは知り合いだが、奥さんやお子さんはほぼ初めましてなので、わんわん吠えて後退り。
「すみません、騒がしくて」
ロッシュさんとラーヴさんに歓迎のローリングを披露してから、花は結局自分のケージに戻っていた。
びっくりしているメティシラさんとルイシさん。メティシラさんとは面識があるが、ルイシさんは初めましてだ。黒猫の獣人さんで、くりっとした目のかわいらしい女性だ。で、ラーヴさんの娘さん、三歳のメッテちゃんも黒猫の獣人さんで、お母さんそっくりのくりくりの目で、まあ、かわいいこと。花を興味津々で、視線で追いかけている。ラーヴさんが片手で抱っこしている。
「とにかく、皆さんどうぞ、あ、マシュー君、マティアス君、こんにちは」
花のわんわんで驚いているが、私が声をかけると、さ、と緊張した顔に。
「こんにちは」
「こんにちは」
はい、ちゃんと挨拶してくれた。本当にロッシュさんのミニチュアやな。
玄関先やし、パーティーハウスの居間にご案内。居間にはビアンカとルージュが寛いでいる。シルフィ達が庭でお昼寝、アリスが付いている。残りのメンバーはルーティのダンジョンだ。
ソファーに着席を促し、改めてご挨拶をする。
近くでビアンカとルージュが気ままに寝転がっているのには、奥様方には驚異かも知れないが、子供達は興味津々。
で、早速、赤ちゃん達のお披露目だ。
「レティです」
ロッシュさんの娘さん、レティちゃん。
「お母さんそっくりですねー」
「はい、本当に良かったです。俺に似ていたらどうしようかと」
ロッシュさんがしみじみ。お父さんに似たら幸せになるって逸話を聞いた事あるけど。レティちゃんは顔立ちはお母さんのメティシラさんだけど、色素の薄い茶色の髪と緑色の目はお父さんのロッシュさん譲りだ。レティちゃんはメティシラさんが抱っこしている。きょとん、とみてくる。ふふふ、かわいか。足、ちっちゃい。
「ユイさん、うちのジークです」
ラーヴさんの息子さん、ジーク君。
「ジーク君もお母さんそっくりですね」
「はい」
ジーク君もお母さんそっくりの顔立ちだけど、髪はラーヴさんのカーキ色の入った黒髪。こちらはすやすや寝ているので目の色はわからないけど、赤っぽい茶色だそうだ。ふふふ、かわいか。ほっぺたもちもち。
で、ご歓談タイムだ。
マデリーンさんとエマちゃんが、準備していたお茶とジュースを出してくれる。
マシュー君とマティアス君はよそのおうちだから、静かだったけど、くるくる寿司レーンが出ると、まあ喜ぶ喜ぶ。メッテちゃんも目を輝かせている。大人もびっくりだ。
「え? これどうしたんですか?」
ロッシュさんも何だろうと見ている。
「父が設計して、ツヴァイクさんが作ってくれました」
「本当にリュウタさん、何でも作れますね」
改めて感心しているラーヴさん、父は置き物のようにソファーに座りニコニコしている。メティシラさんとルイシさんも前のめりで見ている。
皆さんの感心もばっちりなので、早速くるくるしますかね。
「ねえねえ、これなーにっ?」
「なーにっ?」
マシュー君とマティアス君がキラキラウキウキと聞いてくる。
「これはね、仕掛けがあるんよ」
開発者の父がロックを外して、ハンドルを回すと、レーンが動き出す。
「「「「「おーっ」」」」」
大歓声。
「で、今からここにこうやってお皿を流します」
母がレーンに小皿を置くと、当然小皿が流れていく。
「「「「「おーっ」」」」」
食い付きがいい。
「いまからお菓子が乗ったお皿を流しますよー。食べたいお皿を手元に取っ手くださいねー。お皿は戻さないでくださいね。食べれるだけ、お皿を取っ手くださいね」
楽しいくるくるパーティーが始まった。
マシュー君、マティアス君、メッテちゃんは回るお皿に大興奮。メニューは果物メイン。苺や無花果、梨にマンゴー等々、子供でも食べやすいサイズだ。それから母特製ミルクプリンとゼリー、一口サイズのスポンジにクリームと小さく切った果物を乗せている。
次々にお皿を取り、パクパクと平らげていく。果物もミルクプリンとゼリー、ミニスポンジケーキも大好評だ。
私はせっせとお皿を乗せ、晃太はせっせとハンドルを回す。母はレティちゃんとジーク君を抱っこさせてもらい、「孫、孫」と繰り返す。聞かないふり。父はお菓子や果物を狙いのたうち回る花を抱っこしている。
途中で、子供達はハンドルを回したいと訴えてきた。まあ、分かる気がするし、予測も付いた。無理やり回すと壊れる可能性があるので、予防法を取ってロックが設置されてある。
ロックしているので、びくともしない。
メッテちゃんが、ぴえ、と見てくる。かわいか。私はこっそりロック解除。ラーヴさんにこうこうと説明する。ハンドルを握るメッテちゃんの手の上からラーヴさんが手を包み、ゆっくり回る。
「わぁっ、まわったぁっ」
にこおっ、と笑うメッテちゃん。そうなると、マシュー君とマティアス君も回したい。ロッシュさんが手を添えて回してもらう。
途中でビアンカとルージュが無言で見つめてくるのに、ロッシュさんとラーヴさんが気がついて、ギョッとしていた。だけど、母が気にせずニコニコとレティちゃんとジーク君を見ているので、気が付かなかった体を取っていた。
「ユイさん、大勢で来てすみません」
「すみません」
ロッシュさんとラーヴさんは手土産として、マーファより北にある国営農場産のオリーブオイルを持ってきてくれた。ありがたくいただく。
「ありがとうございます。さ、入って入って」
花がいつもの歓迎のローリングを披露している。ロッシュさんとラーヴさんは知り合いだが、奥さんやお子さんはほぼ初めましてなので、わんわん吠えて後退り。
「すみません、騒がしくて」
ロッシュさんとラーヴさんに歓迎のローリングを披露してから、花は結局自分のケージに戻っていた。
びっくりしているメティシラさんとルイシさん。メティシラさんとは面識があるが、ルイシさんは初めましてだ。黒猫の獣人さんで、くりっとした目のかわいらしい女性だ。で、ラーヴさんの娘さん、三歳のメッテちゃんも黒猫の獣人さんで、お母さんそっくりのくりくりの目で、まあ、かわいいこと。花を興味津々で、視線で追いかけている。ラーヴさんが片手で抱っこしている。
「とにかく、皆さんどうぞ、あ、マシュー君、マティアス君、こんにちは」
花のわんわんで驚いているが、私が声をかけると、さ、と緊張した顔に。
「こんにちは」
「こんにちは」
はい、ちゃんと挨拶してくれた。本当にロッシュさんのミニチュアやな。
玄関先やし、パーティーハウスの居間にご案内。居間にはビアンカとルージュが寛いでいる。シルフィ達が庭でお昼寝、アリスが付いている。残りのメンバーはルーティのダンジョンだ。
ソファーに着席を促し、改めてご挨拶をする。
近くでビアンカとルージュが気ままに寝転がっているのには、奥様方には驚異かも知れないが、子供達は興味津々。
で、早速、赤ちゃん達のお披露目だ。
「レティです」
ロッシュさんの娘さん、レティちゃん。
「お母さんそっくりですねー」
「はい、本当に良かったです。俺に似ていたらどうしようかと」
ロッシュさんがしみじみ。お父さんに似たら幸せになるって逸話を聞いた事あるけど。レティちゃんは顔立ちはお母さんのメティシラさんだけど、色素の薄い茶色の髪と緑色の目はお父さんのロッシュさん譲りだ。レティちゃんはメティシラさんが抱っこしている。きょとん、とみてくる。ふふふ、かわいか。足、ちっちゃい。
「ユイさん、うちのジークです」
ラーヴさんの息子さん、ジーク君。
「ジーク君もお母さんそっくりですね」
「はい」
ジーク君もお母さんそっくりの顔立ちだけど、髪はラーヴさんのカーキ色の入った黒髪。こちらはすやすや寝ているので目の色はわからないけど、赤っぽい茶色だそうだ。ふふふ、かわいか。ほっぺたもちもち。
で、ご歓談タイムだ。
マデリーンさんとエマちゃんが、準備していたお茶とジュースを出してくれる。
マシュー君とマティアス君はよそのおうちだから、静かだったけど、くるくる寿司レーンが出ると、まあ喜ぶ喜ぶ。メッテちゃんも目を輝かせている。大人もびっくりだ。
「え? これどうしたんですか?」
ロッシュさんも何だろうと見ている。
「父が設計して、ツヴァイクさんが作ってくれました」
「本当にリュウタさん、何でも作れますね」
改めて感心しているラーヴさん、父は置き物のようにソファーに座りニコニコしている。メティシラさんとルイシさんも前のめりで見ている。
皆さんの感心もばっちりなので、早速くるくるしますかね。
「ねえねえ、これなーにっ?」
「なーにっ?」
マシュー君とマティアス君がキラキラウキウキと聞いてくる。
「これはね、仕掛けがあるんよ」
開発者の父がロックを外して、ハンドルを回すと、レーンが動き出す。
「「「「「おーっ」」」」」
大歓声。
「で、今からここにこうやってお皿を流します」
母がレーンに小皿を置くと、当然小皿が流れていく。
「「「「「おーっ」」」」」
食い付きがいい。
「いまからお菓子が乗ったお皿を流しますよー。食べたいお皿を手元に取っ手くださいねー。お皿は戻さないでくださいね。食べれるだけ、お皿を取っ手くださいね」
楽しいくるくるパーティーが始まった。
マシュー君、マティアス君、メッテちゃんは回るお皿に大興奮。メニューは果物メイン。苺や無花果、梨にマンゴー等々、子供でも食べやすいサイズだ。それから母特製ミルクプリンとゼリー、一口サイズのスポンジにクリームと小さく切った果物を乗せている。
次々にお皿を取り、パクパクと平らげていく。果物もミルクプリンとゼリー、ミニスポンジケーキも大好評だ。
私はせっせとお皿を乗せ、晃太はせっせとハンドルを回す。母はレティちゃんとジーク君を抱っこさせてもらい、「孫、孫」と繰り返す。聞かないふり。父はお菓子や果物を狙いのたうち回る花を抱っこしている。
途中で、子供達はハンドルを回したいと訴えてきた。まあ、分かる気がするし、予測も付いた。無理やり回すと壊れる可能性があるので、予防法を取ってロックが設置されてある。
ロックしているので、びくともしない。
メッテちゃんが、ぴえ、と見てくる。かわいか。私はこっそりロック解除。ラーヴさんにこうこうと説明する。ハンドルを握るメッテちゃんの手の上からラーヴさんが手を包み、ゆっくり回る。
「わぁっ、まわったぁっ」
にこおっ、と笑うメッテちゃん。そうなると、マシュー君とマティアス君も回したい。ロッシュさんが手を添えて回してもらう。
途中でビアンカとルージュが無言で見つめてくるのに、ロッシュさんとラーヴさんが気がついて、ギョッとしていた。だけど、母が気にせずニコニコとレティちゃんとジーク君を見ているので、気が付かなかった体を取っていた。
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