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三度目の首都⑨
「こらこら。みんな、いかんよ」
仔達がぷりぷり。
「わふん」
『わい、このにーちゃん、しっとるよー』
『ヒスイも知ってるー』
『誰だっけー?』
『クリス、思い出せないけど、知ってるにおいー』
私にはじゃれつくかわいかお尻にしか見えないが、知らない人から見たら、でっかいウルフとジャガーに囲まれて、絶体絶命だよね。晃太が止めにいく。
「ああ、どうやらブエルを覚えているようですな」
オスヴァルドさんの言葉に、囲まれている人を見ると、兜を被っていたからよく分からなかったが兜がずれて、あ、ブエルさんだ。
私は遠目にペコリ。晃太もご挨拶しながら、仔達をよしよしと落ち着かせている。仔達は晃太に任せよう。ブエルさんはオスヴァルドさんから目配りをもらい、晃太と話をしている。
「大きくなりましたね、あぶぶぶっ」
元気がブエルさんの顔面をペロリしている。確かに元気は仔達の中でも一番大きいからね。周りの赤騎士団の人達が、あわあわしている。
いけない、オスヴァルドさんとお話中だった。
「で、こちらが、フォレストガーディアンウルフのアレスです。伴侶のアーマークイーンウルフのアリス。その子供のシルフィ、イフリィ、ノーム、ウィンディです」
『うむ、この群れの中で一番強い雄なのだなっ』
「ダメよアレス」
アレスがずいずいとオスヴァルドさんに行こうとするので止める。さすがのオスヴァルドさんも困ったような顔をした。
「今回は両親も同行しています」
私は後ろに控えていた両親に声をかけると、挨拶の為に私の隣に移動する。花は母の抱っこひもの中だ。
「両親です」
「娘達が首都に滞在中に、大変お世話になったと聞きました。その節はありがとうございます」
両親がペコリ。
「我々の職務ですので。リュウタ・ミズサワ殿、お噂はかねがねお聞きしております。サエーキに滞在中、我らが同行することをお許しください」
「はい、よろしくお願いします」
サエーキはマーファではない。マーファではギルドやハルスフォン侯爵様の注意喚起が行き届き、穏やかに過ごす事が出来ていた。あのピンクの女性達の事もあったけど、こちらの面目が潰れることなく終わったのは、すべてあの時リティアさんが切り込み、ハルスフォン侯爵が容赦せず対応してくれただけ。だけど、ここは、お久しぶりの場所だ。いつどこで、また変なトラブルに巻き込まれると、対応が大変だ。そうならないために、オスヴァルドさん達、赤騎士団の皆さんが同行してくれる。ありがたい。
「それから、私の戦闘奴隷である『鷹の目』の皆さんです」
あまり好きな言葉ではないけどね。世間一般では、鷹の目は私の戦闘奴隷で通しているからね。オスヴァルドさんがちらり、と確認。
「では、そちらの皆さんは?」
と、ラスチャーニエと金の虎の皆さんを聞く。
「えーっと、たまたま首都に来る目的が一緒でして。しばらくは一緒に行動予定なんです」
ラスチャーニエにはクラインに向かうが、すぐにって訳ではない。私達が船にブラックツナ欲しさに乗るから、是非に一度同行させて欲しいと言われている。断る理由はないしね。金の虎はシーラまで一緒だしね。オスヴァルドさんはエドワルドさんに気がついているけど、何も言わない。エドワルドさんが軽く目礼している。
「では、身分証の確認を」
別の赤騎士団の人が、ラスチャーニエと金の虎の身分証を確認。簡単に終わるが、門を抜ける際に、再度提示が必要になるって。
「では参りましょう。ミズサワ殿、ようこそ首都サエーキに」
「お世話になります」
両親は花と馬車に乗り込み、ノワールの手綱はホークさんが握る。ひとしきりブエルさんにぷりぷりした仔達も戻ってきた。オスヴァルドさんの先導で進む。久しぶりの首都サエーキに入った。
仔達がぷりぷり。
「わふん」
『わい、このにーちゃん、しっとるよー』
『ヒスイも知ってるー』
『誰だっけー?』
『クリス、思い出せないけど、知ってるにおいー』
私にはじゃれつくかわいかお尻にしか見えないが、知らない人から見たら、でっかいウルフとジャガーに囲まれて、絶体絶命だよね。晃太が止めにいく。
「ああ、どうやらブエルを覚えているようですな」
オスヴァルドさんの言葉に、囲まれている人を見ると、兜を被っていたからよく分からなかったが兜がずれて、あ、ブエルさんだ。
私は遠目にペコリ。晃太もご挨拶しながら、仔達をよしよしと落ち着かせている。仔達は晃太に任せよう。ブエルさんはオスヴァルドさんから目配りをもらい、晃太と話をしている。
「大きくなりましたね、あぶぶぶっ」
元気がブエルさんの顔面をペロリしている。確かに元気は仔達の中でも一番大きいからね。周りの赤騎士団の人達が、あわあわしている。
いけない、オスヴァルドさんとお話中だった。
「で、こちらが、フォレストガーディアンウルフのアレスです。伴侶のアーマークイーンウルフのアリス。その子供のシルフィ、イフリィ、ノーム、ウィンディです」
『うむ、この群れの中で一番強い雄なのだなっ』
「ダメよアレス」
アレスがずいずいとオスヴァルドさんに行こうとするので止める。さすがのオスヴァルドさんも困ったような顔をした。
「今回は両親も同行しています」
私は後ろに控えていた両親に声をかけると、挨拶の為に私の隣に移動する。花は母の抱っこひもの中だ。
「両親です」
「娘達が首都に滞在中に、大変お世話になったと聞きました。その節はありがとうございます」
両親がペコリ。
「我々の職務ですので。リュウタ・ミズサワ殿、お噂はかねがねお聞きしております。サエーキに滞在中、我らが同行することをお許しください」
「はい、よろしくお願いします」
サエーキはマーファではない。マーファではギルドやハルスフォン侯爵様の注意喚起が行き届き、穏やかに過ごす事が出来ていた。あのピンクの女性達の事もあったけど、こちらの面目が潰れることなく終わったのは、すべてあの時リティアさんが切り込み、ハルスフォン侯爵が容赦せず対応してくれただけ。だけど、ここは、お久しぶりの場所だ。いつどこで、また変なトラブルに巻き込まれると、対応が大変だ。そうならないために、オスヴァルドさん達、赤騎士団の皆さんが同行してくれる。ありがたい。
「それから、私の戦闘奴隷である『鷹の目』の皆さんです」
あまり好きな言葉ではないけどね。世間一般では、鷹の目は私の戦闘奴隷で通しているからね。オスヴァルドさんがちらり、と確認。
「では、そちらの皆さんは?」
と、ラスチャーニエと金の虎の皆さんを聞く。
「えーっと、たまたま首都に来る目的が一緒でして。しばらくは一緒に行動予定なんです」
ラスチャーニエにはクラインに向かうが、すぐにって訳ではない。私達が船にブラックツナ欲しさに乗るから、是非に一度同行させて欲しいと言われている。断る理由はないしね。金の虎はシーラまで一緒だしね。オスヴァルドさんはエドワルドさんに気がついているけど、何も言わない。エドワルドさんが軽く目礼している。
「では、身分証の確認を」
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「では参りましょう。ミズサワ殿、ようこそ首都サエーキに」
「お世話になります」
両親は花と馬車に乗り込み、ノワールの手綱はホークさんが握る。ひとしきりブエルさんにぷりぷりした仔達も戻ってきた。オスヴァルドさんの先導で進む。久しぶりの首都サエーキに入った。
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