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三度目の首都⑰
「テイマー様、ありがとうございます」
「「「「「ありがとうございまーす」」」」」
ピカピカに磨かれたお皿とピッチャーが返ってきた。船長さんや船員さん達の様子から、満足いただうようでよかった。
「ミズサワ殿、とても美味しかったです。母君にはくれぐれもよろしくお伝えください」
「うちの食堂より美味しかったです」
オスヴァルドさんとブエルさんから、空っぽになったお弁当が返ってきた。
「ありがとうございますミズサワ殿、どれも美味しかったです」
ゲオルグさんも、イケメン顔で照れなからお弁当の返却あり。眼福。
すべてのお弁当が返ってきたし、食休みも済んだし。
大漁祭り、第二弾が始まった。
今回はお決まりとなり、ルージュが次々に闇の触手で魚を釣り上げていく。
「そっちいったぞーっ」
「狙えーっ」
「そこ邪魔だーっ」
船員さん達が走り回る。ケルンさん達も、ファングはん達も慣れてきたのか、次々に処理していく。恐ろしい一角がある魚を見たとき、流石に引いたけど、ビアンカの恐ろしい鼻息で首が飛ぶ。恐ろしか。
ブラックツナに、恐ろしいサメに、色々つり上がっていく。
回収係の私とホークさんも加わり晃太達も走り回る。ビアンカは危なさそうなところに援護している。マジックバッグたくさんあってよかった。オシリスとホルスも慣れたように、海面に飛び込んでは、何かしら捕まえてくる。のたうち回るブラックツナのエラに寸分違わず一撃するのはエドワルドさん、流石。
ふう、だいたい終わったかな? 回収は済み、流れ出た魚の血を洗い流す作業が始まる。中には毒素があるものもあるので、プロの船員さん達にお任せだ。ケルンさんとエドワルドさんが、指示に従いながら、水魔法でお手伝いしている。ルリはバケツに水を張り、ビアンカはベテラン船員さんの指示で強めの放水。どんな汚れも一撃の威力だけど、船傷つけない絶妙な加減。
「あら? イシスは?」
そう言えば、姿がない。海中かな?
『イシスなら、沖に気配がするからと行ったわよ』
闇の触手を戻したルージュが、不安を掻き立てるような情報をくれる。
「遠くまで行ったん?」
『もう、帰って来るんじゃないかしら』
『ユイ、イシスが見えるのですよ』
示された方を見ると、イシスが小さく見えた、なにやらギラギラ光る、長いのを引っ張っている。
「シーサーペント?」
なんや、ギラギラしとるけど。シーサーペントって鱗があるから光の反射できれいに輝くが、あくまでキラキラだ。イシスが引っ張っているのは、ギラギラしている。
さ、と船長さんが単眼鏡を取り出しチェック。
「あ、あ、あれはっ、幻のアスィミイールッ」
大興奮。
「ホークさん、知ってます?」
「いえ、知りません。この船長さんの様子なら、さっきのクレイ鱒以上に珍しいのでは?」
「やっぱり」
こそこそと話す。
「テイマー様っ」
「あ、はい」
こそこそしていたところに、歓喜している船長さんが輝くような笑顔を浮かべている。
「グリフォンの従魔様がお持ちのあれは、幻と呼ばれるアスィミイールでございますっ」
みたいだね。
「私もデンルイールは見たことはございますが、アスィミイールは初めてでございますっ」
「はあ、そのデンルイール自体初めて聞きます」
「デンルイールは海蛇のようなフォルムなのですが、冬場の沖合いでしか獲れない上に、なかなか上がらないこちらも珍しいものです。キバも鋭いので、網も食い破られますから余計に」
海蛇ー。
「なかなか獲れないのですが、栄養価が高く、炭火で焼くと香ばしい香りとふわふわの食感で、非常に高級品です」
「詳しいですねー」
「ただ、毒袋があるので、専門の資格がある解体職人でなくては対応できないんですよ」
「へー」
「そしてあれは銀の肌に浮かぶピンクの斑点を持つ、最高級クラスのアスィミイールッ」
船長さんの説明が、エキサイティングになる。
「おそらくクレイ港開港以来初となるはずですっ」
「え? 前に黒いシーサーペント獲りましたよね?」
「何を仰います。そのシーサーペントを捕食するようなものですよ。まあ、サイズによりますが、サイズが大きければ、大きいほどに味がいいそうです」
「そ、そうなんですかー」
あのシーサーペントを捕食するって、どんな恐ろしい魔物やねん。サイズもあるそうだけど、イシスが引っ張って来ているの、ちょっと、でかくない? 徐々に近くに来るが、でかくない? 甲板では大騒ぎだ。確かにフォルムは蛇やけど、あれってまさか。
「な、なあ、姉ちゃん」
晃太が目を細目にながらアスィミイールを確認。
「あれ、うなぎやないね?」
「やっぱりそう思うの。食べられるなら、引き取るかね」
「そうやな。親父、うなぎ好きやしな」
私は思い出す。ドライブがてらS県まで行ってうなぎ食べたなあ。もう一度行こうね、と言って結局行けなかったなあ。
「「「「「ありがとうございまーす」」」」」
ピカピカに磨かれたお皿とピッチャーが返ってきた。船長さんや船員さん達の様子から、満足いただうようでよかった。
「ミズサワ殿、とても美味しかったです。母君にはくれぐれもよろしくお伝えください」
「うちの食堂より美味しかったです」
オスヴァルドさんとブエルさんから、空っぽになったお弁当が返ってきた。
「ありがとうございますミズサワ殿、どれも美味しかったです」
ゲオルグさんも、イケメン顔で照れなからお弁当の返却あり。眼福。
すべてのお弁当が返ってきたし、食休みも済んだし。
大漁祭り、第二弾が始まった。
今回はお決まりとなり、ルージュが次々に闇の触手で魚を釣り上げていく。
「そっちいったぞーっ」
「狙えーっ」
「そこ邪魔だーっ」
船員さん達が走り回る。ケルンさん達も、ファングはん達も慣れてきたのか、次々に処理していく。恐ろしい一角がある魚を見たとき、流石に引いたけど、ビアンカの恐ろしい鼻息で首が飛ぶ。恐ろしか。
ブラックツナに、恐ろしいサメに、色々つり上がっていく。
回収係の私とホークさんも加わり晃太達も走り回る。ビアンカは危なさそうなところに援護している。マジックバッグたくさんあってよかった。オシリスとホルスも慣れたように、海面に飛び込んでは、何かしら捕まえてくる。のたうち回るブラックツナのエラに寸分違わず一撃するのはエドワルドさん、流石。
ふう、だいたい終わったかな? 回収は済み、流れ出た魚の血を洗い流す作業が始まる。中には毒素があるものもあるので、プロの船員さん達にお任せだ。ケルンさんとエドワルドさんが、指示に従いながら、水魔法でお手伝いしている。ルリはバケツに水を張り、ビアンカはベテラン船員さんの指示で強めの放水。どんな汚れも一撃の威力だけど、船傷つけない絶妙な加減。
「あら? イシスは?」
そう言えば、姿がない。海中かな?
『イシスなら、沖に気配がするからと行ったわよ』
闇の触手を戻したルージュが、不安を掻き立てるような情報をくれる。
「遠くまで行ったん?」
『もう、帰って来るんじゃないかしら』
『ユイ、イシスが見えるのですよ』
示された方を見ると、イシスが小さく見えた、なにやらギラギラ光る、長いのを引っ張っている。
「シーサーペント?」
なんや、ギラギラしとるけど。シーサーペントって鱗があるから光の反射できれいに輝くが、あくまでキラキラだ。イシスが引っ張っているのは、ギラギラしている。
さ、と船長さんが単眼鏡を取り出しチェック。
「あ、あ、あれはっ、幻のアスィミイールッ」
大興奮。
「ホークさん、知ってます?」
「いえ、知りません。この船長さんの様子なら、さっきのクレイ鱒以上に珍しいのでは?」
「やっぱり」
こそこそと話す。
「テイマー様っ」
「あ、はい」
こそこそしていたところに、歓喜している船長さんが輝くような笑顔を浮かべている。
「グリフォンの従魔様がお持ちのあれは、幻と呼ばれるアスィミイールでございますっ」
みたいだね。
「私もデンルイールは見たことはございますが、アスィミイールは初めてでございますっ」
「はあ、そのデンルイール自体初めて聞きます」
「デンルイールは海蛇のようなフォルムなのですが、冬場の沖合いでしか獲れない上に、なかなか上がらないこちらも珍しいものです。キバも鋭いので、網も食い破られますから余計に」
海蛇ー。
「なかなか獲れないのですが、栄養価が高く、炭火で焼くと香ばしい香りとふわふわの食感で、非常に高級品です」
「詳しいですねー」
「ただ、毒袋があるので、専門の資格がある解体職人でなくては対応できないんですよ」
「へー」
「そしてあれは銀の肌に浮かぶピンクの斑点を持つ、最高級クラスのアスィミイールッ」
船長さんの説明が、エキサイティングになる。
「おそらくクレイ港開港以来初となるはずですっ」
「え? 前に黒いシーサーペント獲りましたよね?」
「何を仰います。そのシーサーペントを捕食するようなものですよ。まあ、サイズによりますが、サイズが大きければ、大きいほどに味がいいそうです」
「そ、そうなんですかー」
あのシーサーペントを捕食するって、どんな恐ろしい魔物やねん。サイズもあるそうだけど、イシスが引っ張って来ているの、ちょっと、でかくない? 徐々に近くに来るが、でかくない? 甲板では大騒ぎだ。確かにフォルムは蛇やけど、あれってまさか。
「な、なあ、姉ちゃん」
晃太が目を細目にながらアスィミイールを確認。
「あれ、うなぎやないね?」
「やっぱりそう思うの。食べられるなら、引き取るかね」
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