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騒ぎの後③
温かいコメントありがとうございます。
皆さんも体調にお気をつけてください。
次の日。
オスヴァルドさん達がお迎えに来てくれた。本日はゲオルグ殿下はいらっしゃらない、いや、赤騎士団の時はゲオルグさんね、お休みかな。
毎日ありがとうございます。
「昨日はお騒がせしました」
「いいえ、職務ですので」
お辞儀する姿がかっこいい。
今日はまっすぐ教会に行き、まっすぐ帰る。明日はクレイ港に行かないと行けないからね。午後からお休みにしようと思っている。船長さん達が待っているし。あのピンクの模様のある鰻も捌いてもらわないとね。
ノワールの馬車には御者台にホークさんとテオ君。馬車内には私と晃太、エマちゃん。エドワルドさんとツヴァイクさん、ファングさんとフリンダさんだ。ビアンカとルージュのみがついてくる。今日は朝からアリスによるシルフィ達の戦闘訓練の為に、ルーティの方のサブ・ドアを開けている。アレスも心配だからとついて行った。イシス達と仔達はお留守番だ。
ノワールの馬車は問題もなく、昨日の預かり場所に。昨日ノワールは、器用に柵と繋いであった手綱とを口で外して、たったと出てきたと。ノワールが当たり前の様に出てきたのにびっくりした職員さんが手綱を握るが、ノワールの馬力に勝てるわけなく、引きずられた。転倒した訳でもなく、お怪我がなくて良かった。
「昨日はお騒がせしました」
「いえいえ」
お互いにペコリ。教会の前は歩行者天国なので、ノワールは預かってもらわないといけない。
「今日は大丈夫だと思います」
たぶんね。
職員さんは快く預かってくれた。
教会まで徒歩移動だけど、いくつか気になる点をオスヴァルドさんに聞く。革新派の聞き取り内容は聞けないだろうから差し障りのないことね。ノワールが割った石畳とか、革新派の騎士達が乗っていた魔法馬とかね。
石畳は弁償しなくていいって。え? いいの?
「ミズサワ殿、かなりの寄付をされていますよね。無料教室に給食代や下層住民の炊き出しの際にも。ジークフリート王太子殿下の婚姻の際にもご尽力したと伺っています。石畳の一つや二つ、国が持たせて頂きますと文官より承っております」
いいのかなあ。
「魔法馬については、一旦騎士団が預かっています。向こうは返せと言ってくるでしょうが、それまでは通常の世話はしますよ」
良かった。
で、あの人達はこれからどうなるんやろ?
聞きたいけど、うーん。
悩んでいると、教会に到着してしまう。
いかんいかん。お祈りして、寄付して、もし女の子の様子が伺えたらいいかな。
「ビアンカ、ルージュ、ごめんけど待っとってね」
『いいのですよ』
『分かったわ』
お祈りに来ていた人達から、うわぁ、みたいな顔で見られているが、ビアンカとルージュは気にもせずにおすわり。
ブエルさんもベテラン感のある赤騎士団の人、テオ君とファングさんが残ってくれた。
私達な昨日と同じ様に教会に入り、参列者待ちの列に並び、お祈り。本日は神様の声は聞かないけど、本来はそうなんだよね。
さ、次は昨日できなかった寄付を。
ここでエドワルドさんが離れる。お墓参りね。教会内なので、エドワルドさんは黙礼して外に向かう。
見送って、私達は寄付の窓口に向かう。
小さな窓口の若い女性はにこやかに対応してくれる。
「寄付でございますね、ありがとうございます」
「あの、お金だけではないのですが」
「では別室をご準備いたしますので、少々お待ち下さい」
若い女性は自身の後ろに声を掛けると、手際よくご案内してくれる。ぞろぞろと移動すると、全員が入るにはやや手狭な応接室。私と晃太はソファに腰掛ける。硬いなあ。ギルドのソファは柔らかいけど。比べたら仕方ないね。
コンコン。
私達が入って来たとは別の扉がノックされる。はい、どうぞ。
「お待たしまし、た」
入って来た若い牧師さんは、オスヴァルドさん見て、一瞬止まる。
「あ、テイマー様でしたかっ、申し訳ありませんっ」
若い牧師さんはペコリッ、と頭を下げる。あの小さな窓口では、私しか見えなかったろうし、後ろにいたオスヴァルドさん分からなかったよね。
「いえ、今日は寄付だけですので、直ぐに失礼します」
できれば、シスター・ガルニャとお話したいけど。
「あ、ありがとうございます」
若い牧師さんは恐縮しながら、対面のソファに座る。
「私、担当のモドルと申します」
よろしくお願いします。
「では、早速ですが。孤児院と修道院への寄付です」
私は切り出し皮袋を差し出す。皮袋にびっしり入っているのは、大金貨が500枚。白金貨はあいにくないので。
「それから、薪とか砂糖とかですが、リストにしています」
晃太がサッとリストを出す。
モドルさんは、皮袋の中身とリストを見て、ビシイッ、と固まっていた。
皆さんも体調にお気をつけてください。
次の日。
オスヴァルドさん達がお迎えに来てくれた。本日はゲオルグ殿下はいらっしゃらない、いや、赤騎士団の時はゲオルグさんね、お休みかな。
毎日ありがとうございます。
「昨日はお騒がせしました」
「いいえ、職務ですので」
お辞儀する姿がかっこいい。
今日はまっすぐ教会に行き、まっすぐ帰る。明日はクレイ港に行かないと行けないからね。午後からお休みにしようと思っている。船長さん達が待っているし。あのピンクの模様のある鰻も捌いてもらわないとね。
ノワールの馬車には御者台にホークさんとテオ君。馬車内には私と晃太、エマちゃん。エドワルドさんとツヴァイクさん、ファングさんとフリンダさんだ。ビアンカとルージュのみがついてくる。今日は朝からアリスによるシルフィ達の戦闘訓練の為に、ルーティの方のサブ・ドアを開けている。アレスも心配だからとついて行った。イシス達と仔達はお留守番だ。
ノワールの馬車は問題もなく、昨日の預かり場所に。昨日ノワールは、器用に柵と繋いであった手綱とを口で外して、たったと出てきたと。ノワールが当たり前の様に出てきたのにびっくりした職員さんが手綱を握るが、ノワールの馬力に勝てるわけなく、引きずられた。転倒した訳でもなく、お怪我がなくて良かった。
「昨日はお騒がせしました」
「いえいえ」
お互いにペコリ。教会の前は歩行者天国なので、ノワールは預かってもらわないといけない。
「今日は大丈夫だと思います」
たぶんね。
職員さんは快く預かってくれた。
教会まで徒歩移動だけど、いくつか気になる点をオスヴァルドさんに聞く。革新派の聞き取り内容は聞けないだろうから差し障りのないことね。ノワールが割った石畳とか、革新派の騎士達が乗っていた魔法馬とかね。
石畳は弁償しなくていいって。え? いいの?
「ミズサワ殿、かなりの寄付をされていますよね。無料教室に給食代や下層住民の炊き出しの際にも。ジークフリート王太子殿下の婚姻の際にもご尽力したと伺っています。石畳の一つや二つ、国が持たせて頂きますと文官より承っております」
いいのかなあ。
「魔法馬については、一旦騎士団が預かっています。向こうは返せと言ってくるでしょうが、それまでは通常の世話はしますよ」
良かった。
で、あの人達はこれからどうなるんやろ?
聞きたいけど、うーん。
悩んでいると、教会に到着してしまう。
いかんいかん。お祈りして、寄付して、もし女の子の様子が伺えたらいいかな。
「ビアンカ、ルージュ、ごめんけど待っとってね」
『いいのですよ』
『分かったわ』
お祈りに来ていた人達から、うわぁ、みたいな顔で見られているが、ビアンカとルージュは気にもせずにおすわり。
ブエルさんもベテラン感のある赤騎士団の人、テオ君とファングさんが残ってくれた。
私達な昨日と同じ様に教会に入り、参列者待ちの列に並び、お祈り。本日は神様の声は聞かないけど、本来はそうなんだよね。
さ、次は昨日できなかった寄付を。
ここでエドワルドさんが離れる。お墓参りね。教会内なので、エドワルドさんは黙礼して外に向かう。
見送って、私達は寄付の窓口に向かう。
小さな窓口の若い女性はにこやかに対応してくれる。
「寄付でございますね、ありがとうございます」
「あの、お金だけではないのですが」
「では別室をご準備いたしますので、少々お待ち下さい」
若い女性は自身の後ろに声を掛けると、手際よくご案内してくれる。ぞろぞろと移動すると、全員が入るにはやや手狭な応接室。私と晃太はソファに腰掛ける。硬いなあ。ギルドのソファは柔らかいけど。比べたら仕方ないね。
コンコン。
私達が入って来たとは別の扉がノックされる。はい、どうぞ。
「お待たしまし、た」
入って来た若い牧師さんは、オスヴァルドさん見て、一瞬止まる。
「あ、テイマー様でしたかっ、申し訳ありませんっ」
若い牧師さんはペコリッ、と頭を下げる。あの小さな窓口では、私しか見えなかったろうし、後ろにいたオスヴァルドさん分からなかったよね。
「いえ、今日は寄付だけですので、直ぐに失礼します」
できれば、シスター・ガルニャとお話したいけど。
「あ、ありがとうございます」
若い牧師さんは恐縮しながら、対面のソファに座る。
「私、担当のモドルと申します」
よろしくお願いします。
「では、早速ですが。孤児院と修道院への寄付です」
私は切り出し皮袋を差し出す。皮袋にびっしり入っているのは、大金貨が500枚。白金貨はあいにくないので。
「それから、薪とか砂糖とかですが、リストにしています」
晃太がサッとリストを出す。
モドルさんは、皮袋の中身とリストを見て、ビシイッ、と固まっていた。
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