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騒ぎの後⑫
賑やかなアスィミイールの夕御飯の後に、アレスが満身創痍な若手達を連れて帰ってきた。若手達はぜーぜーいいながら水分補給したあと、従魔の部屋でぱたり、気絶した。
『母よ、いい匂いなのだ、腹が減ったのだー』
アレスが母に向かって、尻尾ぷりぷり。
「はいはい、アレスの分よー」
『がふがふがふっ、うまいのだーっ』
アスィミイールの丼をバクバク食べているアレス。
晃太は気絶した若手達の首からマジックバッグを取り外している。アレスのマジックバッグも取り外した。今日はルーティのダンジョンの方に行っていた。晃太はルームの中庭で、シートを敷き確認作業に入る。マデリーンさんとエマちゃんがお手伝いに入っている。宝箱もあるからと、ルージュもついてくれた。ダンジョン内をちゅどんドカンされても、ドロップ品が溜まる一方だ。食べられるものは消化はするが、それ以外にも、皮やら牙やら、植物やら鉱石やら色々ありあまりの種類と数に一気に提出したら疑われるレベルだ。
ちょっとずつ小分けして提出するしかないなあ。
後片付けと、明日のご飯の準備をする。気絶している若手達にも食べさせないとね。
『ばあば、ヒスイ、角煮食べたーい』
『ルリは煮卵ー』
『クリスも卵ー』
母が三姉妹のリクエストにニコニコと準備している。
肉は大量にあるからね。
もう少しでラスチャーニエはクラインに向かう予定もあるので、明日はその買い物予定だ。実はエドワルドさんに出身校である首都の学園から、講義の依頼があったが、時間がないからと断っていた。もともと、学園生活にはあまりいい思い出はないらしい。後発成長でガリガリで、嫌がらせを受けていたそうだし。ちらっ、としか聞いてないけど、トビアスさんが何度も助け舟を出してくれたみたい。
よし、角煮もいいかな。一緒にウサギの胸肉ハムの準備もしたし。
マジックバッグの中身の確認作業も済み、宝箱の罠解錠も終わった。中身は、キラキラの宝石と宝飾品だった。まあ、宝石のデカいこと。明日、リィマさんに見てもらおうね。
それから本日はノワールの馬具の整備をしていたホークさんと、予定の確認する。レッサードラゴンの馬具がピカピカになっている。明日は母のマルシェへの買い出しくらいだ。それから私がラスチャーニエの誰かと、異世界への扉での買い物くらいだ。
「では、ケイコさんにはチュアンとマデリーンを付けます」
「ありがとうございます」
よし、後は寝るだけ。
お嬢さん、夜分遅くにすまんなあ、ちょっとそっちに向かっていいかのう。
あ、始祖神様だっ。
「ユイさん、どうされました?」
「始祖神様がいらっしゃいます」
その一言で、従魔の部屋で既に横になっていた面々が飛び起きてきた。ホークさんもルーム内にいたメンバーに声をかけている。いかん、寝る前だから、パジャマだけど、着替える時間がない。
「優衣、どうしたん?」
母がエプロンを外して聞いてくる。
「始祖神様がいらっしゃるから」
「え、そうなん?」
母が慌てている。眉がないからね。慌てているが、お茶の準備に入る。リストを確認していた晃太、呑気にトイレから出てきた父も慌てている。花はふかふかクッションから、寝ぼけている顔で、頭を上げている。シルフィ達は完全に寝てしまっているが、仔達はもぞもぞと起きて伏せの体勢だ。あ、チュアンさん、白目剥いてる。
「はい、始祖神様」
私はお地蔵さんにお祈り。
「すまんな、こんな遅くに」
目を開けると、いらっしゃいました始祖神様。
「いいえ、始祖神様」
私はペコリ。
「先日はあの少女を救ってくれて、本当にありがとうなあ」
「いえ、あの子が救えて良かったです」
本当にそう思う。
「無事に、あの少女の母親も輪廻の輪に加わったしのう」
こちらの世界では、死ぬと魂となり、始祖神様の保護下になる。そして、いつの日にか、再び生を受けるために輪廻の輪に入る。ピアちゃんのお母さんは、その輪廻の輪に加わる前に、必死に訴えた。たまたま、私があの場所にいたから上手くいっただけだし、今後引き受けてくれると言ってくれたトビアスさん御一家がいてくれた。それに結局、ルージュがあの厄介な魔道具も解除してくれたからね。
そっか、ピアちゃんのお母さんは、安心できたかな。
「ふふ、お嬢さんは変わらんな。さて、お礼にお嬢さんの疑問に答えようかの」
実は色々疑問があったんよね。
特に革新派が、どうやってピアちゃんを見つけ出したのか。田舎の村に住んでて、いきなり大挙してやってきて、抵抗するピアちゃんを攫った。
「それはな、お嬢さん。革新派には、神子がおるのだよ。本物のな」
神子。こちらでは聖女とごっちゃにされているが、こちらは生まれながらの称号となる。その役割と言うか、特徴がよく分からない。
「神子はな、儂ら神との交信、予言が出来、そして予知夢を見ることが出来る。あの儂がお嬢さんに白夜の件で、あの集落で生まれた本物の神子が儂に願ったようにな」
ちなみにピアちゃんのお母さんは、魂となったから始祖神様にお願いできた。
あの集落の、あの神子の女性。私に白夜を救ってとお願いしてきた女性。いずれ集落が滅びると予知夢で分かっていたが、原因が分からないかった。ただ、残される白夜の為に、神様と交信したわけね。
「ここで、神子と聖女はごっちゃになって呼ばれおるが、そう人々から認識されるには、ある条件を得るとにある。分かるかの?」
えーっと。あの詐欺聖女が、聖女だと人々から言われても納得されるもの。
「再生魔法ですか?」
「そうじゃ」
『母よ、いい匂いなのだ、腹が減ったのだー』
アレスが母に向かって、尻尾ぷりぷり。
「はいはい、アレスの分よー」
『がふがふがふっ、うまいのだーっ』
アスィミイールの丼をバクバク食べているアレス。
晃太は気絶した若手達の首からマジックバッグを取り外している。アレスのマジックバッグも取り外した。今日はルーティのダンジョンの方に行っていた。晃太はルームの中庭で、シートを敷き確認作業に入る。マデリーンさんとエマちゃんがお手伝いに入っている。宝箱もあるからと、ルージュもついてくれた。ダンジョン内をちゅどんドカンされても、ドロップ品が溜まる一方だ。食べられるものは消化はするが、それ以外にも、皮やら牙やら、植物やら鉱石やら色々ありあまりの種類と数に一気に提出したら疑われるレベルだ。
ちょっとずつ小分けして提出するしかないなあ。
後片付けと、明日のご飯の準備をする。気絶している若手達にも食べさせないとね。
『ばあば、ヒスイ、角煮食べたーい』
『ルリは煮卵ー』
『クリスも卵ー』
母が三姉妹のリクエストにニコニコと準備している。
肉は大量にあるからね。
もう少しでラスチャーニエはクラインに向かう予定もあるので、明日はその買い物予定だ。実はエドワルドさんに出身校である首都の学園から、講義の依頼があったが、時間がないからと断っていた。もともと、学園生活にはあまりいい思い出はないらしい。後発成長でガリガリで、嫌がらせを受けていたそうだし。ちらっ、としか聞いてないけど、トビアスさんが何度も助け舟を出してくれたみたい。
よし、角煮もいいかな。一緒にウサギの胸肉ハムの準備もしたし。
マジックバッグの中身の確認作業も済み、宝箱の罠解錠も終わった。中身は、キラキラの宝石と宝飾品だった。まあ、宝石のデカいこと。明日、リィマさんに見てもらおうね。
それから本日はノワールの馬具の整備をしていたホークさんと、予定の確認する。レッサードラゴンの馬具がピカピカになっている。明日は母のマルシェへの買い出しくらいだ。それから私がラスチャーニエの誰かと、異世界への扉での買い物くらいだ。
「では、ケイコさんにはチュアンとマデリーンを付けます」
「ありがとうございます」
よし、後は寝るだけ。
お嬢さん、夜分遅くにすまんなあ、ちょっとそっちに向かっていいかのう。
あ、始祖神様だっ。
「ユイさん、どうされました?」
「始祖神様がいらっしゃいます」
その一言で、従魔の部屋で既に横になっていた面々が飛び起きてきた。ホークさんもルーム内にいたメンバーに声をかけている。いかん、寝る前だから、パジャマだけど、着替える時間がない。
「優衣、どうしたん?」
母がエプロンを外して聞いてくる。
「始祖神様がいらっしゃるから」
「え、そうなん?」
母が慌てている。眉がないからね。慌てているが、お茶の準備に入る。リストを確認していた晃太、呑気にトイレから出てきた父も慌てている。花はふかふかクッションから、寝ぼけている顔で、頭を上げている。シルフィ達は完全に寝てしまっているが、仔達はもぞもぞと起きて伏せの体勢だ。あ、チュアンさん、白目剥いてる。
「はい、始祖神様」
私はお地蔵さんにお祈り。
「すまんな、こんな遅くに」
目を開けると、いらっしゃいました始祖神様。
「いいえ、始祖神様」
私はペコリ。
「先日はあの少女を救ってくれて、本当にありがとうなあ」
「いえ、あの子が救えて良かったです」
本当にそう思う。
「無事に、あの少女の母親も輪廻の輪に加わったしのう」
こちらの世界では、死ぬと魂となり、始祖神様の保護下になる。そして、いつの日にか、再び生を受けるために輪廻の輪に入る。ピアちゃんのお母さんは、その輪廻の輪に加わる前に、必死に訴えた。たまたま、私があの場所にいたから上手くいっただけだし、今後引き受けてくれると言ってくれたトビアスさん御一家がいてくれた。それに結局、ルージュがあの厄介な魔道具も解除してくれたからね。
そっか、ピアちゃんのお母さんは、安心できたかな。
「ふふ、お嬢さんは変わらんな。さて、お礼にお嬢さんの疑問に答えようかの」
実は色々疑問があったんよね。
特に革新派が、どうやってピアちゃんを見つけ出したのか。田舎の村に住んでて、いきなり大挙してやってきて、抵抗するピアちゃんを攫った。
「それはな、お嬢さん。革新派には、神子がおるのだよ。本物のな」
神子。こちらでは聖女とごっちゃにされているが、こちらは生まれながらの称号となる。その役割と言うか、特徴がよく分からない。
「神子はな、儂ら神との交信、予言が出来、そして予知夢を見ることが出来る。あの儂がお嬢さんに白夜の件で、あの集落で生まれた本物の神子が儂に願ったようにな」
ちなみにピアちゃんのお母さんは、魂となったから始祖神様にお願いできた。
あの集落の、あの神子の女性。私に白夜を救ってとお願いしてきた女性。いずれ集落が滅びると予知夢で分かっていたが、原因が分からないかった。ただ、残される白夜の為に、神様と交信したわけね。
「ここで、神子と聖女はごっちゃになって呼ばれおるが、そう人々から認識されるには、ある条件を得るとにある。分かるかの?」
えーっと。あの詐欺聖女が、聖女だと人々から言われても納得されるもの。
「再生魔法ですか?」
「そうじゃ」
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