もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ

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スライムダンジョン①

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 モノコは首都から東南に伸びた街道の先にある、ユリアレーナ第五都市だ。規模的にマーファの半分くらいかな。でも、シーラとの交易要所の為に大変な賑わいだ。
 ぶひひん特急ノワールは、わずか一週間で到着する。本来なら三週間は要するんだけどね。他の皆さんは安全策を取り、結界石を素通りしないが、私達は無視しても問題ないので、すっ飛ばして移動したので、かなりショートカット出来ている。ノワールの馬力も凄かしね。
 トラブルなく到着して、まずは門番の方に冒険者ギルドカードを提示する。両親と、鷹の目、金の虎もだ。首都から連絡が来ていたのか、スムーズに済んだ。
「ようこそテイマー様、皆さん。町での従魔のトラブルは、主人の責任となります。どうか気をつけてください」
「はい」
 対応してくれた警備の方から、何度も聞いた注意事項。
「警備の者がギルドまでご同行いたします。混乱を避けるためです、どうかご了承を」
 お断りする理由はない。
「お願いします」
 門を抜けると、真っ直ぐの石畳の道が伸びる。警備の方が魔法馬に騎乗して、前後を挟んで進むがゆっくりなので、ノワールが合わせる。私は御者台にホークさんと並んで座る。やはり初めての町で、注目を集めてしまう。やはり、ギョッとした顔だ。だけど、前後を警備の方が固めているので、大騒ぎにならない。心配なアレスはしっかりアリスが張り付いてくれている。アレスは、デレデレと笑顔だ。最注目を集めているのはやはりノワールと引けを取らない体躯のイシスだ。しかもイシスには、王者の風格のようなものがある。恐怖と言うより、迫力に圧倒されている感じになり、思わず口をポカンとしている人が多い。
 真っ直ぐ進むと、広場のように開けた場所に入る。馬車道を東側の道に入る。大きな道のようで、屋台ではなくしっかりした店舗が並ぶ道だ。進むと、いつもの慣れた感じを受ける建物が。ギルドだ。入り口から出てきた若い冒険者が、私達を見て、わぁっ、と悲鳴を上げている。まあ、仕方ないよね。警備の方がいてくれたから、大騒ぎにはならなかった。
 ホークさんの介助で御者台から降りる。モノコのギルドは、スライムダンジョンがあるため、町の規模にしては大き目。それでもマーファ程ではないので、数を絞ってギルドに入る。警備の方は、到着報告まで付き添ってくれるそうだ。本日は到着報告と、スライムダンジョンについて情報を得ることだ。ギルドに入るのは私と晃太、ホークさん、チュアンさん、ミゲル君、ファングさん。ビアンカとルリとクリスだ。入ってすぐに、付いてきたビアンカにビクリ、とした視線が集まるが、ビアンカは歯牙にもかけない、堂々としている。逆にそれで、騒ぎにならず、ざわつう空気が落ち着いていく。晃太は搬送物があるために、チュアンさんとミゲル君に付き添われて別室に向かう。
 私はホークさんとファングさんで到着報告を済ませる。
「はい、確認致しました。テイマーミズサワ様、戦闘奴隷鷹の目、Bランクパーティ金の虎、ようこそモノコに」
 と、受付の女性が冒険者カードを返却してくれる。戦闘奴隷かあ、相変わらず好きな響きやないなあ。
 あ、いかん、聞かんといかんのがある。
「すみません、スライムダンジョンに付いてきたお伺いしたいのですが」
「はい。承ります」
「入るのに制限とかはありますか?」
 スライムダンジョンは、マーファの冷蔵庫ダンジョンより小型で、難易度も低め。だけど、生活に役立つスライムコアがかなりゲットできる。出てくるのがスライムだけなので、新人や引退したばかりの人がお小遣い稼ぎに騎士や冒険者が挑んだりするので、結構な賑わい。このスライムダンジョンに挑んだことがあるのは、鷹の目が最後はミゲル君が新人の頃。それからガリストさんがまだフリーだった時に、短期間だけ挑んだそうだ。スライムダンジョンはなかなか人気のあるので、その時点で制限がかけられていたそうだ。
「挑まれる階数によって入場制限がございます」
 と、丁寧に説明してくれる。
 すっ、と簡単なスライムダンジョンの階層マップをテーブルに出してくれた。
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