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スライムダンジョン⑰
「今回ですね。こんなスライムがでまして」
斯々然々と説明すると。職員さんはちょっと、分からないって顔をしている。私が詳しく説明する。ドロップ品の魔鉄の塊や銀色に輝くスライムコアを出すと、やっと理解が追いついた感じ。
「こ、これが?」
「はい。そうです。ただ、うちの従魔、しかもイシスかアレスがボス部屋を開けないと出現しませんでした。これが総数です。下手したら混乱を招くかと思います。どうか、慎重に対応していただきたいのです」
晃太が新たに出したリストを見て、固まる職員さん。だが、再起動は早かった。
「そうですね。確かに、下手な発表は混乱を招きます。発表するにしても、上層部で会議に掛けてからとなります。そしてミズサワ様、こちらコアと魔鉄の買取はしばらくお待ち頂けますでしょうか?」
「はい、大丈夫です」
「確認ですが、魔鉄スライムはボス部屋のみに出現した、で間違いございませんか?」
「はい。従魔であるイシスかアレスが開けなければ出現しませんでした。ここにいるビアンカやルージュが開けても一度も出ませんでした。二週間、スライムダンジョンにいましたが、ボス部屋以外は見かけませんでした」
「左様ですか」
何やら考え込む職員さん。イシスとアレスのレベルがどれくらいなんだろうって思っているかも。
「申し訳ございません。今現時点で私の独断での返答はできません。会議後にご報告いたします。ですが、ドロップ品である魔鉄の買取は行われるとは思いますが」
「はい、分かりました。よろしくお願いします」
それから次のスライムダンジョンについて、だ。その際に出るドロップ品や薬草類はシーラに持っていくつもりであることを伝える。すると、最低限は買い取らせて欲しいと言われた。これは仕方ないね。
これで本日のギルドは終了する。次は五日後だ。
私達はご挨拶してからギルドを出る。ふうっ、日差しが暑か。
『暑いのです、ユイ、かき氷食べたいのです』
『アイス付けてちょうだい』
「はいはい、暑いけん、少しくらいよかろう」
『やったのです』
『やったわ』
ルンルンと私にピッタリ張り付くビアンカとルージュ。
私はアイテムボックスから日傘を取り出した。
それから数日間は比較的穏やかに過ぎた。
やはり暑いからと、バトルジャンキー達が大人しいからだ。日中だけね。ダンジョンは相応に暑いしね。
異世界の湯に行ったり、母の手伝いに孤児院の炊き出しを手伝ったり、もへじ生活で子供達の服をたくさんゲットしたり、次のスライムダンジョンアタックの為に食事作りくらいだ。
ただいま、五徳の上にはカレーとシチューの鍋が並び、オーブンからはローストボアが焼き上がる。私は肉じゃがのチェック。よし、ちょっと煮崩れたけど、いいかな。チュアンさんに鍋が重いのでダイニングキッチンに常備してある、ストック用のマジックバッグに肉じゃがの鍋を入れてもらう、横のメモに記載する。よし次はニラの卵とじを作ろう、ニラは予め切ってあるし。フライパンを取り出していると、のそっ、とビアンカとルージュが従魔の部屋から出てきた。この時期、エアコンの一番効く所を陣取っているのに。
『ユイ、誰か来るのです』
『敵意はないわ、焦っている感じね』
誰やろ?
もしかしたら、立ち話で済まないときがあるからね。慌てて、ルームを出るように伝える。一応、ルームの扉は、パーティハウスの奥のキッチンで開けているけどね。
バタバタと移動。
金の虎の皆さんは、コテージにいるのでテオ君が走って行ってくれた。
「ごめんね、移動して」
お昼寝していたシルフィ達を申し訳ないけど起こして移動してもらう。金の虎の皆さん、走って来てくれた。
最後にノワールやイシスなど体躯のデカいメンバーが、倉庫に移動。熱いので、アレスが魔法で一気に温度を下げている。
ルームの扉を閉めると同時に、来客が。
ホークさんが対応してくれる。
「ユイさん、ギルドの方です。お願いしたいことがあるようですが、いかがされます?」
お願いしたい事? なんなろ?
ビアンカとルージュが外の様子を確認している。
『焦っているの、だけなのですね』
『そうね』
うーん、私にお願いしたいこと、明後日ギルドに行くのに、わざわざ、パーティハウスにまで来てお願いしたい事。
なんか、緊急事態かな?
「分かりました。お話を伺います」
「承知しました」
「マデリーンさん、お茶の準備お願いします」
「はい」
「ビアンカ、ルージュ、大丈夫やろうけど、近くにおってね」
『当然なのです』
『もちろんよ』
広いといえ居間に従魔全員入らない。奥の寝室から仔達がだるま落としのような感じに、覗き込んでくるのがかわいか。
ホークさんと来たのは、中年男性だ。ギルド職員の制服に身を包んでいる。額に浮かんだ汗をハンカチで拭い、私にペコリ。
「突然の訪問、申し訳ございません。冒険者ギルド、事務局長のマルバスと申します」
「どうぞお入りください」
「ありがとうございます」
マルバスさんは示されたソファに。私は対面、晃太は隣、ホークさんとチュアンさんは私達の後ろに控えている。直ぐにマデリーンさんがアイスティーを出してくれる。
「あの、お願いしたい事とは?」
「はい。ミズサワ様が数日後以内にスライムダンジョンに挑まれるとお聞きして、それのお願いでございます。実は、先程、スライムダンジョンに異変が起きまして」
? ? ?
まさかっ。
「どうやらダンジョン改修期間に入ったようで。いつ、終わるか予測出来ないのが痛いのですが。改修が終わった後に、是非にミズサワ様にその調査をお願いしたいのです。すでに冷蔵庫ダンジョンやルーティのダンジョンでの調査実績は、こちらでも把握しております。どうか受けていただけないでしょうか?」
斯々然々と説明すると。職員さんはちょっと、分からないって顔をしている。私が詳しく説明する。ドロップ品の魔鉄の塊や銀色に輝くスライムコアを出すと、やっと理解が追いついた感じ。
「こ、これが?」
「はい。そうです。ただ、うちの従魔、しかもイシスかアレスがボス部屋を開けないと出現しませんでした。これが総数です。下手したら混乱を招くかと思います。どうか、慎重に対応していただきたいのです」
晃太が新たに出したリストを見て、固まる職員さん。だが、再起動は早かった。
「そうですね。確かに、下手な発表は混乱を招きます。発表するにしても、上層部で会議に掛けてからとなります。そしてミズサワ様、こちらコアと魔鉄の買取はしばらくお待ち頂けますでしょうか?」
「はい、大丈夫です」
「確認ですが、魔鉄スライムはボス部屋のみに出現した、で間違いございませんか?」
「はい。従魔であるイシスかアレスが開けなければ出現しませんでした。ここにいるビアンカやルージュが開けても一度も出ませんでした。二週間、スライムダンジョンにいましたが、ボス部屋以外は見かけませんでした」
「左様ですか」
何やら考え込む職員さん。イシスとアレスのレベルがどれくらいなんだろうって思っているかも。
「申し訳ございません。今現時点で私の独断での返答はできません。会議後にご報告いたします。ですが、ドロップ品である魔鉄の買取は行われるとは思いますが」
「はい、分かりました。よろしくお願いします」
それから次のスライムダンジョンについて、だ。その際に出るドロップ品や薬草類はシーラに持っていくつもりであることを伝える。すると、最低限は買い取らせて欲しいと言われた。これは仕方ないね。
これで本日のギルドは終了する。次は五日後だ。
私達はご挨拶してからギルドを出る。ふうっ、日差しが暑か。
『暑いのです、ユイ、かき氷食べたいのです』
『アイス付けてちょうだい』
「はいはい、暑いけん、少しくらいよかろう」
『やったのです』
『やったわ』
ルンルンと私にピッタリ張り付くビアンカとルージュ。
私はアイテムボックスから日傘を取り出した。
それから数日間は比較的穏やかに過ぎた。
やはり暑いからと、バトルジャンキー達が大人しいからだ。日中だけね。ダンジョンは相応に暑いしね。
異世界の湯に行ったり、母の手伝いに孤児院の炊き出しを手伝ったり、もへじ生活で子供達の服をたくさんゲットしたり、次のスライムダンジョンアタックの為に食事作りくらいだ。
ただいま、五徳の上にはカレーとシチューの鍋が並び、オーブンからはローストボアが焼き上がる。私は肉じゃがのチェック。よし、ちょっと煮崩れたけど、いいかな。チュアンさんに鍋が重いのでダイニングキッチンに常備してある、ストック用のマジックバッグに肉じゃがの鍋を入れてもらう、横のメモに記載する。よし次はニラの卵とじを作ろう、ニラは予め切ってあるし。フライパンを取り出していると、のそっ、とビアンカとルージュが従魔の部屋から出てきた。この時期、エアコンの一番効く所を陣取っているのに。
『ユイ、誰か来るのです』
『敵意はないわ、焦っている感じね』
誰やろ?
もしかしたら、立ち話で済まないときがあるからね。慌てて、ルームを出るように伝える。一応、ルームの扉は、パーティハウスの奥のキッチンで開けているけどね。
バタバタと移動。
金の虎の皆さんは、コテージにいるのでテオ君が走って行ってくれた。
「ごめんね、移動して」
お昼寝していたシルフィ達を申し訳ないけど起こして移動してもらう。金の虎の皆さん、走って来てくれた。
最後にノワールやイシスなど体躯のデカいメンバーが、倉庫に移動。熱いので、アレスが魔法で一気に温度を下げている。
ルームの扉を閉めると同時に、来客が。
ホークさんが対応してくれる。
「ユイさん、ギルドの方です。お願いしたいことがあるようですが、いかがされます?」
お願いしたい事? なんなろ?
ビアンカとルージュが外の様子を確認している。
『焦っているの、だけなのですね』
『そうね』
うーん、私にお願いしたいこと、明後日ギルドに行くのに、わざわざ、パーティハウスにまで来てお願いしたい事。
なんか、緊急事態かな?
「分かりました。お話を伺います」
「承知しました」
「マデリーンさん、お茶の準備お願いします」
「はい」
「ビアンカ、ルージュ、大丈夫やろうけど、近くにおってね」
『当然なのです』
『もちろんよ』
広いといえ居間に従魔全員入らない。奥の寝室から仔達がだるま落としのような感じに、覗き込んでくるのがかわいか。
ホークさんと来たのは、中年男性だ。ギルド職員の制服に身を包んでいる。額に浮かんだ汗をハンカチで拭い、私にペコリ。
「突然の訪問、申し訳ございません。冒険者ギルド、事務局長のマルバスと申します」
「どうぞお入りください」
「ありがとうございます」
マルバスさんは示されたソファに。私は対面、晃太は隣、ホークさんとチュアンさんは私達の後ろに控えている。直ぐにマデリーンさんがアイスティーを出してくれる。
「あの、お願いしたい事とは?」
「はい。ミズサワ様が数日後以内にスライムダンジョンに挑まれるとお聞きして、それのお願いでございます。実は、先程、スライムダンジョンに異変が起きまして」
? ? ?
まさかっ。
「どうやらダンジョン改修期間に入ったようで。いつ、終わるか予測出来ないのが痛いのですが。改修が終わった後に、是非にミズサワ様にその調査をお願いしたいのです。すでに冷蔵庫ダンジョンやルーティのダンジョンでの調査実績は、こちらでも把握しております。どうか受けていただけないでしょうか?」
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