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青空鰹

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17.勝平と翔也それぞれの戦い

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 正面ルートを選んだ勝平とは別のルートを進む翔也達は、それぞれのエアガンを構えながら進んでいた。

 「…………ッ⁉︎ 正面敵っ‼︎ 隠れてっ‼︎‼︎」

 即座に隠れる翔也と祐二に対して、彩は牽制の為なのか撃ちながらバリケードに隠れた。

 「彩、何処にいた?」

 「正面二つ先のバリケード。その右側土嚢に隠れてたわっ‼︎」

 「了解! もしかしたら他にもいるかもしれないから、気を付けろよ!」

 「反対側もいた! こっちは俺が抑える!」

 祐二さんはそう言うと自身が持っているエアガンを構えて撃つ。

 「了解! 翔也くんは左側を見て! こっちは私が抑えるから!」

 「りょ、了解です!」

 彩さんにそう言うとネット側の方に行き、敵がいないか確認する為、少し顔覗かせる。

 …あれ? こっちの方には敵がいないなぁ?

 「翔也の方に1人行ったぞ!」

 え? 俺の方に?

 翔也がそう思っている間に敵が1人右側から走ってやって来て、ドラムカンが積まれた場所の裏へと隠れたのだ!

 「本当に来た!」

 そう言って慌てて持っているエアガンを構え、敵が隠れた場所にエアガンを向ける。

 ……な、なかなか出て来てくれない!

 それもその筈。走って来た敵は走っている間に、翔也のことを見つけていたのだから。すぐに顔をだしてくれる筈がない。
 ところ変わって正面ルートを選んだ勝平は……。

 「ネット側に敵!」

 「了解! ……ッ⁉︎ そっちの方に敵が1人行ったぁっ‼︎」

 「確認したっ‼︎」

 彼等はそう言いながら相手チームと撃ち合いをする中、離れた位置にいた味方が身体をビクッと動かした。

 「HIT⁉︎」

 その掛け声と共に手を上げて退場して行ってしまった。……そう彼は撃たれてしまったのだ。

 「ヤバイ! 仲間が減ったぁ‼︎」

 「向こうにも敵がいるっぽいなっ!」

 「俺が向こう行きます! ここ頼みました!」

 前線より後ろにいた味方が、先ほどやられた人がいた場所へと向かう。そんな中で勝平は、前線よりもちょっと後ろの土嚢で小さくうずくまっていた。

 こっちの方が撃たれづらいって聞いてたのにぃ……話が全然違うじゃんっ‼︎ 嘘吐きぃいいいいいいッッッ‼︎⁉︎

 ※隠れる箇所が多いと言うことは、相手チーム側からしてもそのルートの方が撃たれづらいとも言える! なので相手チームも同じルートを進む可能性が高いので激戦区になりやすい!
 しかしゲーム内容や運や参加人数によっては少なかったり、全くいない時もあるのでルート次第で生存出来るかどうか分れるぞ!
 ダメな場合は他の人達に任せて他のルートに向かうのもありだっ‼︎

 「こんなことなら、祐二さん達と一緒に行動するんだったぁああああああっ!⁉︎」

 そんなことを言ってても状況が変わらないと分かっているので、勝平は恐る恐るといった感じで土嚢から顔を出した瞬間、右側の耳元近くでブォンッ⁉︎ といった風を切る音が聴こえた!

 「ヒィッ!⁉︎」

 勝平は悲鳴を上げながら顔を引っ込めた!

 今…今俺撃たれたよねっ⁉︎ 耳元で風を切る音が聴こえたよっ!⁉︎

 「うわぁああああああああああああっっっ!⁉︎ 俺やられるぅううううううううううううっっっ‼︎⁉︎」

 1人で大混乱していたのであった。ところ変わって翔也は。

 う、撃たれてるっ⁉︎ メッチャ撃たれてるっ!⁉︎

 翔也を相手している敵チームの1人が顔を出させようとさせない為か、フルオートで翔也が隠れているバリケードに撃ち込んでいるのだ!

 このままじゃジリ貧だ! どうすれば……ん?

 翔也は雨のように撃たれていたのに、突然ピタリと止んたのに違和感を感じる。

 あれ? もしかして今チャンスなのか?

 ……と思いながらバリケードから少し顔を覗かせた瞬間、発射音が聴こえた! 翔也はその音が耳に届いた瞬間、反射的に顔をバリケードの裏に引っ込めた!

 やっぱ罠だった! でもこのままやられっぱなしって訳にはいかない! 無理してでも反撃してやる!

 そう思った翔也は自身が持っている東京マルイM4A1を握りしめ、チャンスを窺う。

 ……音が止まった! 今だっ‼︎

 翔也はそう思いながらバリケードから上半身を覗かせ、M4A1を構える。それと同時に相手チームの1人がコンテナの裏から姿を現せた!

 いたっ!

 翔也は焦りながら見えた敵チームに銃口を向け、トリガーを引いてフルオートでBB弾を発射させる!
 しかし1発目が明後日の方向と言ってもいいような弾道を描き当たらなかった。その後に続くBB弾が相手チーム目掛けて飛んで行き、そして……。

 「…うおっ⁉︎ HITぉ⁉︎ ナイスゥッ⁉︎」

 や、やったぁ! 敵を倒せたっ‼︎

 翔也は喜びながらバリケードの裏へと隠れた!

 「翔也ナイス!」

 「ナイス! でもまだ敵がいるから油断しないで‼︎」

 「は、はい!」

 そうだった! まだ敵がいたんだ!

 翔也はそう思いながらそ~っと顔を出すと、同じ場所に違う人が付いていた。

 「同じ場所から違う敵がいます!」

 「その人を抑えてちょうだい!」

 「分かりました!」

 そう言ってバリケードの裏から顔を覗かせた瞬間、左腕にBB弾が当たった!

 「あっ⁉︎ ヒットォっ⁉︎」

 翔也はそう言いながら手を上げて、自身のフラッグの方へと戻って行くのであった。
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