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ヴァンパイア編。
103.いい剣はないかっ!?
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揺らぐ靄のような空気を纏ったモノが凄い速さで急下降し、こちらへと突っ込んで来た。
「到着っと」
ぶわっと降りて来た冷気と共に、アルトの声。歪んだ空気の層がゆっくりと薄れ、パタパタと蝙蝠のような羽根が上下してホバリングするアルの姿が現れる。
「ええっ!? 速っ!」
驚きの声を上げるジン。
アルが雪路を連れて飛んで行って、まだ五分も経ってない。というか…
「雪路はどうした?」
「降ろせって言うから、猫ボム投下して来た」
トン、と軽やかに甲板に着地するアル。
「あの野郎、最初っからそのつもりだったな…」
一番乗りとは、羨ましい。
「それで、どうする? 行くなら運ぶけど」
「え? え~と、俺達を運ぶの? アルちゃんが?」
「うん」
「…雪路なら兎も角、俺らは重いぞ?」
雪路が五十キロ前後程度だとして、俺らはそれよりも二十キロくらいは重いだろう。
「全然平気。レオとか養父さんも運べるから。百キロちょいくらいなら余裕だし」
「あのデカい狼を運ぶのかっ?」
あの狼はニメートル近くある。体重もそれなりだろうから、俺やジンよりも確実に重い。
「偶にねー」
「どうやって? さすがに、ミクリヤみたいに足を掴むってことじゃないよね?」
ジンの質問に、
「両手出して」
アルが俺を見上げる。
「? おう」
「手の平を上にして」
両手の手の平を上に向けると、その上に白い手が重ねられ、俺の手首をぐっと握った。少し低めの体温。思ったよりも小さくて、武器を扱うにしては柔らかい感触。華奢に感じる手だ。
「ほら、ヒューもオレの手首握って」
「あ、ああ」
袖口の上から、その手首を握り返す。と、これまた思っていたよりも手首が細かった。
これに以前、ヒビを入れたのか・・・よくもまあ、折れなかったものだ。と思い、罪悪感が鎌首をもたげる。
「で、せーのでジャンプ」
「は?」
「思いっ切りジャンプして、飛ぶんだよ」
「え?」
「重いヒトは、そうやって運ぶんだ。その方が労力が少なくて済む。ほら、せーの、ジャンプ!」
「ぉ、おう!」
ダンっ! と、甲板を蹴ると同時に、蝙蝠のような羽根がバサリと強く羽撃いた。そして、グンと身体が持ち上がって上昇して行く。
「アルちゃん! ヒューが重かったら遠慮無く海に落としていいからねーっ! 無理しないでっ!」
ジンの声が遠退いて行く。なかなかな言い種だが、俺が重いのは事実だ。
「落とすなら、海に頼む」
アルの腕は掴んでいるが、力を籠めて握ると折れそうなので、軽くしか掴んでいない。
アルの方が俺を確り掴んでいるので、アルが手を放せば俺は落ちて行くだろう。
海になら、落とされても死なない筈だ。
「大丈夫だって。ヒューよりレオのが重いし。その重いレオを運べるんだからさ」
「そ、そうか…と、ところでアル」
「なに?」
「寒いんだが?」
上昇して行くにつれ、気温がどんどん下がっているような気がする。半袖では少し厳しいぞ。
「ま、明るいうちに飛ぶときは蜃気楼がオプションだからね。我慢して」
そういえば、冷気を纏っていたな?
そして、上昇したと思ったら、今度は斜めに下降。冷気と風圧とが、容赦なく体温を奪い・・・
「ほい、着いた」
数分間ガタガタと震えていたら、いつの間にか推定海賊船の真上に来ていた。
飛行が緩やかにホバリングへと変わる。
風が叩き衝けて来ないだけで、体感温度があんなに変わるとは思わなかったぜ・・・
飛ぶのは案外体力が要るんだな。
「雪君が見張り寝かしてたからね。見張り台に降ろすよ。いい? ヒュー」
「おう」
マストの上付近で、パタパタと蝙蝠の羽根が緩く羽撃いて、段々と高度が下がって行く。そして、
「もう降りられる?」
「ああ」
「ンじゃ、手ぇ放して降りて」
「わかった」
見張り台から二メートル程上の高さでパッとアルの手を放し、着地する。
「じゃ、オレはジン運んで来るから」
「おう。気ぃ付けろ」
と、アルの気配が去って行った。
上空は寒かった。そして、船上は暖かい。
さて、暴れるとするか。
見張り台から飛び降り、ドン!と音を起てて甲板の真ん中に着地する。
「な、なんだ手前ぇ! どっから現れたっ!?」
無論、そんな問いに答えてやる義理は無い。腰に提げた愛用の剣。ASブランド、重心カスタム型カトラス27を抜いて、ニヤリと笑う。
「かかって来いよ?」
この一言で、俺は海賊共に敵認定される。
「かかれっ!?」
という号令で上がる鬨の声。「うおぉっ!?」「殺れぇっ!!!」「死ねぇっ!!」口々に声を上げ、一斉に俺へと向かって来る海賊共。
カッと目を見開いて、海賊共が抜いた剣をじっくりと眺める。いい剣はないかっ!?
そして、キンっ! と剣戟の幕開け。
剣を合わせながら、無銘のいい剣を物色する。いい剣は、合わせた音からして違うからなっ!
残念ながら、今のところは雑魚剣しか無い。
青銅製の長剣や短剣は要らん。歴史的な価値があるなら兎も角、折れ易い量産品は欲しくない。
俺が欲しいのは、頑丈で重厚、折れ難くて機能美に優れた素晴らしい剣だ。
無論、切れ味に優れているなら、少しくらい折れ易くても構わないが・・・
切れ味、頑丈さ、機能美。そのどれもが総合的に優れたASブランドやダイヤ商会の武器とは言わなくても、なにかしらが優れた剣や、珍しい剣があってもいい筈だっ!?
ヌルい剣戟を往なし、軟く脆い剣の腹を拳で殴って砕き、ついでに雑魚な海賊共を一人一人確実に戦闘不能にして減らして行く。
段々と人が減って来ると、逃げる奴も出て来る。しかし、剣を持っている奴は絶対逃がさんっ!
こうして帯剣している奴を追い回していると、パンっ! と渇いた音がした。
「おっと、危ねぇ」
銃を撃って来やがった。しかし、銃は銃口が向いている方向と引き金に掛かっている指の動きが見えていれば、避けるのは簡単だ。全く怖くない。
俺に当てる気があるなら、もっと遠くの死角から慎重に狙撃するべきだ。こんな数メートルの距離では脅威にもならん。それに、大経口の大型銃なら兎も角、二十経口以下の小さい短銃の十発程度なら当たっても多分死なないだろうからな。
まあ、痛いのは嫌だから当然避けるが。
※※※※※※※※※※※※※※※
アルちゃんに運ばれて、海賊船へ。
上空はちょっとだけ寒かったかな?
甲板に降り立つと、ヒューが無双していた。
相変わらず、刀剣を持っている連中に目の色変えて…物理的にも、飴色から緑みを帯びて爛々とした瞳で…嬉々として追い回している。しかも、犬歯を剥き出しにして低い笑い声を上げながら。
あの貌、なかなか怖いんだよねー。なんかこう、軽くイっちゃってるしさ?
「あんま残ってねー…」
残念そうに呟くアルちゃん。
「まあ、ヒューとミクリヤが先に暴れてるからね。けどまあ、ヒューは剣に夢中で周り見えてないから、とりあえずは飛道具持ってる連中を潰そうか? あと、気絶した連中の拘束とか」
「そうですね…」
低いテンションで同意したアルちゃんが、落ちているロープを拾い、手馴れた様子で転がっている連中を拘束して行く。
この子は本当に、可愛い顔して、とんでもなく荒事に慣れているというか・・・まあ、あのスティングさんとクレアさんという伝説級の武闘派狼夫妻に育てられたんだから当然なんだけどさ?
甲板を見渡し、隠れている奴や銃や弓、クロスボウを持っている奴らへそこらに落ちている木材や樽、桶を投げ付けて戦闘不能にし、これまたそこらに落ちているロープで片っ端から拘束して行く。
甲板がある程度片付いたので、船内へ向かう。
船内の様子は・・・
死屍累々。
「おう、ジン。遅かったな?」
ニヤリと笑うミクリヤ。
既に制圧が完了していたようだ。
起きている連中が、見事に一人もいない。
「アルも、転がすの手伝えよ」
そして、気絶した男を拘束しているミクリヤ。
「雪君のアホー。残しとけって言ったのに」
じとっと不満げに睨む翡翠を、
「早いもん勝ちだって言ったろ?」
愉しげな猫の瞳が見返して言った。
「到着っと」
ぶわっと降りて来た冷気と共に、アルトの声。歪んだ空気の層がゆっくりと薄れ、パタパタと蝙蝠のような羽根が上下してホバリングするアルの姿が現れる。
「ええっ!? 速っ!」
驚きの声を上げるジン。
アルが雪路を連れて飛んで行って、まだ五分も経ってない。というか…
「雪路はどうした?」
「降ろせって言うから、猫ボム投下して来た」
トン、と軽やかに甲板に着地するアル。
「あの野郎、最初っからそのつもりだったな…」
一番乗りとは、羨ましい。
「それで、どうする? 行くなら運ぶけど」
「え? え~と、俺達を運ぶの? アルちゃんが?」
「うん」
「…雪路なら兎も角、俺らは重いぞ?」
雪路が五十キロ前後程度だとして、俺らはそれよりも二十キロくらいは重いだろう。
「全然平気。レオとか養父さんも運べるから。百キロちょいくらいなら余裕だし」
「あのデカい狼を運ぶのかっ?」
あの狼はニメートル近くある。体重もそれなりだろうから、俺やジンよりも確実に重い。
「偶にねー」
「どうやって? さすがに、ミクリヤみたいに足を掴むってことじゃないよね?」
ジンの質問に、
「両手出して」
アルが俺を見上げる。
「? おう」
「手の平を上にして」
両手の手の平を上に向けると、その上に白い手が重ねられ、俺の手首をぐっと握った。少し低めの体温。思ったよりも小さくて、武器を扱うにしては柔らかい感触。華奢に感じる手だ。
「ほら、ヒューもオレの手首握って」
「あ、ああ」
袖口の上から、その手首を握り返す。と、これまた思っていたよりも手首が細かった。
これに以前、ヒビを入れたのか・・・よくもまあ、折れなかったものだ。と思い、罪悪感が鎌首をもたげる。
「で、せーのでジャンプ」
「は?」
「思いっ切りジャンプして、飛ぶんだよ」
「え?」
「重いヒトは、そうやって運ぶんだ。その方が労力が少なくて済む。ほら、せーの、ジャンプ!」
「ぉ、おう!」
ダンっ! と、甲板を蹴ると同時に、蝙蝠のような羽根がバサリと強く羽撃いた。そして、グンと身体が持ち上がって上昇して行く。
「アルちゃん! ヒューが重かったら遠慮無く海に落としていいからねーっ! 無理しないでっ!」
ジンの声が遠退いて行く。なかなかな言い種だが、俺が重いのは事実だ。
「落とすなら、海に頼む」
アルの腕は掴んでいるが、力を籠めて握ると折れそうなので、軽くしか掴んでいない。
アルの方が俺を確り掴んでいるので、アルが手を放せば俺は落ちて行くだろう。
海になら、落とされても死なない筈だ。
「大丈夫だって。ヒューよりレオのが重いし。その重いレオを運べるんだからさ」
「そ、そうか…と、ところでアル」
「なに?」
「寒いんだが?」
上昇して行くにつれ、気温がどんどん下がっているような気がする。半袖では少し厳しいぞ。
「ま、明るいうちに飛ぶときは蜃気楼がオプションだからね。我慢して」
そういえば、冷気を纏っていたな?
そして、上昇したと思ったら、今度は斜めに下降。冷気と風圧とが、容赦なく体温を奪い・・・
「ほい、着いた」
数分間ガタガタと震えていたら、いつの間にか推定海賊船の真上に来ていた。
飛行が緩やかにホバリングへと変わる。
風が叩き衝けて来ないだけで、体感温度があんなに変わるとは思わなかったぜ・・・
飛ぶのは案外体力が要るんだな。
「雪君が見張り寝かしてたからね。見張り台に降ろすよ。いい? ヒュー」
「おう」
マストの上付近で、パタパタと蝙蝠の羽根が緩く羽撃いて、段々と高度が下がって行く。そして、
「もう降りられる?」
「ああ」
「ンじゃ、手ぇ放して降りて」
「わかった」
見張り台から二メートル程上の高さでパッとアルの手を放し、着地する。
「じゃ、オレはジン運んで来るから」
「おう。気ぃ付けろ」
と、アルの気配が去って行った。
上空は寒かった。そして、船上は暖かい。
さて、暴れるとするか。
見張り台から飛び降り、ドン!と音を起てて甲板の真ん中に着地する。
「な、なんだ手前ぇ! どっから現れたっ!?」
無論、そんな問いに答えてやる義理は無い。腰に提げた愛用の剣。ASブランド、重心カスタム型カトラス27を抜いて、ニヤリと笑う。
「かかって来いよ?」
この一言で、俺は海賊共に敵認定される。
「かかれっ!?」
という号令で上がる鬨の声。「うおぉっ!?」「殺れぇっ!!!」「死ねぇっ!!」口々に声を上げ、一斉に俺へと向かって来る海賊共。
カッと目を見開いて、海賊共が抜いた剣をじっくりと眺める。いい剣はないかっ!?
そして、キンっ! と剣戟の幕開け。
剣を合わせながら、無銘のいい剣を物色する。いい剣は、合わせた音からして違うからなっ!
残念ながら、今のところは雑魚剣しか無い。
青銅製の長剣や短剣は要らん。歴史的な価値があるなら兎も角、折れ易い量産品は欲しくない。
俺が欲しいのは、頑丈で重厚、折れ難くて機能美に優れた素晴らしい剣だ。
無論、切れ味に優れているなら、少しくらい折れ易くても構わないが・・・
切れ味、頑丈さ、機能美。そのどれもが総合的に優れたASブランドやダイヤ商会の武器とは言わなくても、なにかしらが優れた剣や、珍しい剣があってもいい筈だっ!?
ヌルい剣戟を往なし、軟く脆い剣の腹を拳で殴って砕き、ついでに雑魚な海賊共を一人一人確実に戦闘不能にして減らして行く。
段々と人が減って来ると、逃げる奴も出て来る。しかし、剣を持っている奴は絶対逃がさんっ!
こうして帯剣している奴を追い回していると、パンっ! と渇いた音がした。
「おっと、危ねぇ」
銃を撃って来やがった。しかし、銃は銃口が向いている方向と引き金に掛かっている指の動きが見えていれば、避けるのは簡単だ。全く怖くない。
俺に当てる気があるなら、もっと遠くの死角から慎重に狙撃するべきだ。こんな数メートルの距離では脅威にもならん。それに、大経口の大型銃なら兎も角、二十経口以下の小さい短銃の十発程度なら当たっても多分死なないだろうからな。
まあ、痛いのは嫌だから当然避けるが。
※※※※※※※※※※※※※※※
アルちゃんに運ばれて、海賊船へ。
上空はちょっとだけ寒かったかな?
甲板に降り立つと、ヒューが無双していた。
相変わらず、刀剣を持っている連中に目の色変えて…物理的にも、飴色から緑みを帯びて爛々とした瞳で…嬉々として追い回している。しかも、犬歯を剥き出しにして低い笑い声を上げながら。
あの貌、なかなか怖いんだよねー。なんかこう、軽くイっちゃってるしさ?
「あんま残ってねー…」
残念そうに呟くアルちゃん。
「まあ、ヒューとミクリヤが先に暴れてるからね。けどまあ、ヒューは剣に夢中で周り見えてないから、とりあえずは飛道具持ってる連中を潰そうか? あと、気絶した連中の拘束とか」
「そうですね…」
低いテンションで同意したアルちゃんが、落ちているロープを拾い、手馴れた様子で転がっている連中を拘束して行く。
この子は本当に、可愛い顔して、とんでもなく荒事に慣れているというか・・・まあ、あのスティングさんとクレアさんという伝説級の武闘派狼夫妻に育てられたんだから当然なんだけどさ?
甲板を見渡し、隠れている奴や銃や弓、クロスボウを持っている奴らへそこらに落ちている木材や樽、桶を投げ付けて戦闘不能にし、これまたそこらに落ちているロープで片っ端から拘束して行く。
甲板がある程度片付いたので、船内へ向かう。
船内の様子は・・・
死屍累々。
「おう、ジン。遅かったな?」
ニヤリと笑うミクリヤ。
既に制圧が完了していたようだ。
起きている連中が、見事に一人もいない。
「アルも、転がすの手伝えよ」
そして、気絶した男を拘束しているミクリヤ。
「雪君のアホー。残しとけって言ったのに」
じとっと不満げに睨む翡翠を、
「早いもん勝ちだって言ったろ?」
愉しげな猫の瞳が見返して言った。
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*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
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