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闇堕ち編
15 アリサさん…?
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本編の前に…
更新頻度が落ちると言うお知らせをします。
理由は、私が今年受験生だからです。これから、勉強と執筆を両立させるのは厳しいと思いますが…時間がある時にまとめて執筆して予約公開したいと思います。今の所は二日に一話か二話出せたらいいなぁと思っています。
今日は後一話公開します。
ーーーーーーーーーーーーー
私はレミの方を見て絶望していた。
身内に暗殺者いると言う事実が受け止められない。レミは縛っていた髪を解きながら言った。
「シズク様は、本当に私がメイドだと思っていたのですか?」
私は聞かれてすぐには答えられなかった。まだ動揺していた。そんな私をレミは私に近づいて言った。
「まぁ、メイド業は続けますがルナ様を殺したら私はメイドを辞めます…だって本当はこんなことしたくないもん」
あざとく言うレミの顔が少し苛立ちを覚えた。
そんなレミを見ながら私は言った。
「どうして…ルナを殺さんなければならないの?」
「…それは…」
レミは言いづらそうだった。私は追い討ちをかけるように言った。
「レミは、師匠と知り合いなんでしょ?居酒屋であったんでしょ?」
レミは部屋にあった椅子を静かに引いて座った。
「確かに、私はあなたの師匠と知り合いよ。なぜなら、お母さんの代からの友達だから」
「それは、前に聞いたわ」
「そうだったわね…師匠と話しているうちに魔法を教わったのよ小さい頃にね?居酒屋で働きながら私は魔法を教わった」
レミは椅子から立ち上がり一息置いて言った。
「やっているうちに商売の仕事は私に合わないと思ったの」
「それで…裏の業界に手を出したと…」
私が深刻そうに言うとレミは頷いた。
初めて会った時からの印象は全く別なものになっていた。
レミは歩き出し、ラウンジの手すりの上に立ち言った。
「まぁこのことは隠密に…」
そう言い落ちていった。私は思わずラウンジに駆け込み落ちた場所を見たがレミの姿はなかった。
私は独り言のように言った。
「レミ…いつか決着をつけましょう」
私の心の中では闘争心が芽生えていた。
師匠の弟子としてどっちが優秀かの勝負を…
だが、そんなことを考えていると片隅にこんな疑問が浮かび上がった。
『ルナは何者なのか』
暗殺者がいると言うことは依頼者がいると師匠から聞いたことがあった。
私は考えたが全く見当がつかない。ルナは誰かに人体実験をされたのか…それが失敗作だったから…処分を命じられた?
そんなことを考えていると、部屋のドアが開いた。
私は反射的にドアの方を向いた。そこにはメイドがいた。
メイドが言った。
「お風呂行きますか?」
「行こうかしら…」
私は俯きながら言った。
メイドは一言言ってからドアを閉めた。
私はお風呂の準備をするのだった。
お湯に浸かり私は1日の疲れをとっていた。
すると、ドアが開き誰かが入ってくる。私はルナだろうと思いドアの方を見るが入ってきたのは知らない女性だった。
私は見てしまった!と思い瞬時に視界から外す。
女性はどこを見ているがわからない。私はお湯を見続けた。
すると、私の隣にさっきの女性が座った。
私は見ないようにと視線を下にする。すると、女性が言った。
「ここのお湯気持ちいわよね~」
女性は独り言を言ったのかはたまた私に問いかけているのか…
私はわからずいると女性の手が私の手を握った。
これは終わった…と思った瞬間…
「小さい手…可愛い」
そう言われて、私は照れる。
私は意を決して女性の方を見る。
女性は淡い黄色髪をしていた綺麗な女性だった。
体もむっちりとしていてまさしく女性の理想の体をしていた。
私は女性の体に見惚れていると…
「あなたシズクちゃんよね?」
突然私の名前を呼ばれて動揺する。
「は、はい」
「夫から話は聞いているわ」
夫?私は思わず心の中で思ってしまった。私は勇気を出して聞く。
「あなたの名前はなんですか?」
「アリサよよろしくね」
私は名前を聞いた瞬間思い出した。
この名前は…父が言っていた妻の名前。
今は亡き人。なぜそんな人が私の隣に?
私は不思議な感覚に陥った。
私はそんなアリサさんに言った。
「なぜあなたが…ここに?」と。
更新頻度が落ちると言うお知らせをします。
理由は、私が今年受験生だからです。これから、勉強と執筆を両立させるのは厳しいと思いますが…時間がある時にまとめて執筆して予約公開したいと思います。今の所は二日に一話か二話出せたらいいなぁと思っています。
今日は後一話公開します。
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私はレミの方を見て絶望していた。
身内に暗殺者いると言う事実が受け止められない。レミは縛っていた髪を解きながら言った。
「シズク様は、本当に私がメイドだと思っていたのですか?」
私は聞かれてすぐには答えられなかった。まだ動揺していた。そんな私をレミは私に近づいて言った。
「まぁ、メイド業は続けますがルナ様を殺したら私はメイドを辞めます…だって本当はこんなことしたくないもん」
あざとく言うレミの顔が少し苛立ちを覚えた。
そんなレミを見ながら私は言った。
「どうして…ルナを殺さんなければならないの?」
「…それは…」
レミは言いづらそうだった。私は追い討ちをかけるように言った。
「レミは、師匠と知り合いなんでしょ?居酒屋であったんでしょ?」
レミは部屋にあった椅子を静かに引いて座った。
「確かに、私はあなたの師匠と知り合いよ。なぜなら、お母さんの代からの友達だから」
「それは、前に聞いたわ」
「そうだったわね…師匠と話しているうちに魔法を教わったのよ小さい頃にね?居酒屋で働きながら私は魔法を教わった」
レミは椅子から立ち上がり一息置いて言った。
「やっているうちに商売の仕事は私に合わないと思ったの」
「それで…裏の業界に手を出したと…」
私が深刻そうに言うとレミは頷いた。
初めて会った時からの印象は全く別なものになっていた。
レミは歩き出し、ラウンジの手すりの上に立ち言った。
「まぁこのことは隠密に…」
そう言い落ちていった。私は思わずラウンジに駆け込み落ちた場所を見たがレミの姿はなかった。
私は独り言のように言った。
「レミ…いつか決着をつけましょう」
私の心の中では闘争心が芽生えていた。
師匠の弟子としてどっちが優秀かの勝負を…
だが、そんなことを考えていると片隅にこんな疑問が浮かび上がった。
『ルナは何者なのか』
暗殺者がいると言うことは依頼者がいると師匠から聞いたことがあった。
私は考えたが全く見当がつかない。ルナは誰かに人体実験をされたのか…それが失敗作だったから…処分を命じられた?
そんなことを考えていると、部屋のドアが開いた。
私は反射的にドアの方を向いた。そこにはメイドがいた。
メイドが言った。
「お風呂行きますか?」
「行こうかしら…」
私は俯きながら言った。
メイドは一言言ってからドアを閉めた。
私はお風呂の準備をするのだった。
お湯に浸かり私は1日の疲れをとっていた。
すると、ドアが開き誰かが入ってくる。私はルナだろうと思いドアの方を見るが入ってきたのは知らない女性だった。
私は見てしまった!と思い瞬時に視界から外す。
女性はどこを見ているがわからない。私はお湯を見続けた。
すると、私の隣にさっきの女性が座った。
私は見ないようにと視線を下にする。すると、女性が言った。
「ここのお湯気持ちいわよね~」
女性は独り言を言ったのかはたまた私に問いかけているのか…
私はわからずいると女性の手が私の手を握った。
これは終わった…と思った瞬間…
「小さい手…可愛い」
そう言われて、私は照れる。
私は意を決して女性の方を見る。
女性は淡い黄色髪をしていた綺麗な女性だった。
体もむっちりとしていてまさしく女性の理想の体をしていた。
私は女性の体に見惚れていると…
「あなたシズクちゃんよね?」
突然私の名前を呼ばれて動揺する。
「は、はい」
「夫から話は聞いているわ」
夫?私は思わず心の中で思ってしまった。私は勇気を出して聞く。
「あなたの名前はなんですか?」
「アリサよよろしくね」
私は名前を聞いた瞬間思い出した。
この名前は…父が言っていた妻の名前。
今は亡き人。なぜそんな人が私の隣に?
私は不思議な感覚に陥った。
私はそんなアリサさんに言った。
「なぜあなたが…ここに?」と。
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