5 / 19
人間嫌いの勇者
女神の依頼
しおりを挟む
『そこで、勇者であるあなたに』
「断る!!」
俺は彼女が言い切る前に拒絶。
目を閉じ、寝の体勢に入った。
『相変わらずね…………』
仕方ないな、と言わんばかりに、彼女がため息をついたような気配がしたが…………。
無視だ!!
大体、どれだけ人が死のうが、国が滅びようが俺の知った事ではない。
滅びるんだったら、とっとと滅んでくれた方が寧ろ清々する。
『あなたの気持ちも分かるけど、とりあえず、話は最後まで聞いて……? ねっ…………』
「……………………」
アホらしいから、話を聞かずに俺は意識を手放した。
------------------------------------------
『ところがどっこい!! 私、参上!!』
「うっぜぇぇぇぇ~…………!!!」
俺が眠りに着くと同時に、この自称女神が俺の夢の中に現れた。
そんでもって、話を続けて来る。
『それでね。今から数時間後、クラウス王国に魔王軍の軍勢が攻め込んで来るの。だから、勇者であるあなたに、これを撃退して欲しいんだけど…………』
「他の連中に頼め…………」
『そう言わずにぃ~♪』
「鬱陶しい!!」
俺は拒み続けるが、執拗に、粘着質にお願いし続けるウザ女神は一向に諦める気はないらしい。
それどころか、段々とその目に涙が溜まって行き…………。
『お願い!! あなたがいないとどうにも出来ないの!!?』
等々、子供みたいに泣き出しやがった。
「知るか…………!!」
『湊くんのけちー!!!』
ほんと、子供か!?
こんなが女神で大丈夫なのか!!?
色んな意味で…………!!
『ぐすんっ…………。おねがいだよぉ~…………』
「知らんもんは知らん…………」
完全無視。
相手にするのが、アホらしい。
夢が覚めるまで、寝転んでよぉ~…………っと…………。
『ぶうっ…………。お願い聞いてくれないんだったら、私にも考えがあるんだから…………』
無視だ無視…………。
『これでも食らえっ!!』
「ぶっ!!」
突然、今まであった浮遊感が消え、湖へと落下する俺。
「何しやがる!!」
『ふふんっ、だ!!!』
何故、そこで誇らしげ!?
というか、あれ……?
何か、いつもと声が違うような…………。
それも、胸の辺りが急に重くなったような…………。
嫌な予感。
まさかと思い、恐る恐る、視線を下に向けると水面に目つきの悪い、顔立ちの整った美少女の顔が映る。
「え……?」
確認のため、両手で胸部に触れる。
うん、柔らかい。
間違いなく、それは本物で…………。
どっと、嫌な汗が流れた。
『元に戻して欲しかったら、今すぐ、クラウス王国に行って、魔王軍を撃退して来なさい!!』
そう言い残して、クソ女神が姿を消して、俺は夢から覚めた。
思わず、現実逃避をしたくなるような、悪夢を引き連れて…………。
「断る!!」
俺は彼女が言い切る前に拒絶。
目を閉じ、寝の体勢に入った。
『相変わらずね…………』
仕方ないな、と言わんばかりに、彼女がため息をついたような気配がしたが…………。
無視だ!!
大体、どれだけ人が死のうが、国が滅びようが俺の知った事ではない。
滅びるんだったら、とっとと滅んでくれた方が寧ろ清々する。
『あなたの気持ちも分かるけど、とりあえず、話は最後まで聞いて……? ねっ…………』
「……………………」
アホらしいから、話を聞かずに俺は意識を手放した。
------------------------------------------
『ところがどっこい!! 私、参上!!』
「うっぜぇぇぇぇ~…………!!!」
俺が眠りに着くと同時に、この自称女神が俺の夢の中に現れた。
そんでもって、話を続けて来る。
『それでね。今から数時間後、クラウス王国に魔王軍の軍勢が攻め込んで来るの。だから、勇者であるあなたに、これを撃退して欲しいんだけど…………』
「他の連中に頼め…………」
『そう言わずにぃ~♪』
「鬱陶しい!!」
俺は拒み続けるが、執拗に、粘着質にお願いし続けるウザ女神は一向に諦める気はないらしい。
それどころか、段々とその目に涙が溜まって行き…………。
『お願い!! あなたがいないとどうにも出来ないの!!?』
等々、子供みたいに泣き出しやがった。
「知るか…………!!」
『湊くんのけちー!!!』
ほんと、子供か!?
こんなが女神で大丈夫なのか!!?
色んな意味で…………!!
『ぐすんっ…………。おねがいだよぉ~…………』
「知らんもんは知らん…………」
完全無視。
相手にするのが、アホらしい。
夢が覚めるまで、寝転んでよぉ~…………っと…………。
『ぶうっ…………。お願い聞いてくれないんだったら、私にも考えがあるんだから…………』
無視だ無視…………。
『これでも食らえっ!!』
「ぶっ!!」
突然、今まであった浮遊感が消え、湖へと落下する俺。
「何しやがる!!」
『ふふんっ、だ!!!』
何故、そこで誇らしげ!?
というか、あれ……?
何か、いつもと声が違うような…………。
それも、胸の辺りが急に重くなったような…………。
嫌な予感。
まさかと思い、恐る恐る、視線を下に向けると水面に目つきの悪い、顔立ちの整った美少女の顔が映る。
「え……?」
確認のため、両手で胸部に触れる。
うん、柔らかい。
間違いなく、それは本物で…………。
どっと、嫌な汗が流れた。
『元に戻して欲しかったら、今すぐ、クラウス王国に行って、魔王軍を撃退して来なさい!!』
そう言い残して、クソ女神が姿を消して、俺は夢から覚めた。
思わず、現実逃避をしたくなるような、悪夢を引き連れて…………。
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
どうやら俺は、魔王を倒した英雄の両親より強いらしい。~オリハルコンを斬ってくっつけたら試験無しで王立学園に入学、いろいろやらかすハメに
試運転中
ファンタジー
山を割るほどに剣を極めたおとん「ケン」と、ケガなど何でも治してしまうおかん「セイ」。
そんな二人に山で育てられた息子「ケイ」は、15歳の大人の仲間入りを機に、王都の学園へと入学する。
両親の素性すらも知らず、その血を受け継いだ自分が、どれほど常軌を逸しているかもわからず。
気心の知れた仲間と、困ったり楽しんだりする学園生活のはずが……
主人公最強だけど、何かがおかしい!? ちょっぴり異色な異世界学園ファンタジー。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる