11 / 19
人間嫌いの勇者
粘着質な奴ら
しおりを挟む
「しつこい!!」
新たな隠れ家に避難し終えた俺は怒りのまま、壁を殴った。
少し凹んだが、まあいい…………。
それよりも、朝香の率いていた護衛騎士の奴らだ。
最初の隠れ家の仕掛けがバレてからと言うもの…………。
ここ数日--------
あの女性騎士と男性騎士のおかげで、この町周辺の隠れ家がバレまくって、おかげで隣の町まで逃げる羽目になった。
でどういう訳か…………。
『ここにもありますね…………』
何故か、朝香連中は隣町にいて、俺を捜索している。
まず、間違いない。
これは明らかに女神共があいつらに協力してやがる。
その証拠に--------
『なるほど、確かにこれは巧妙に隠されていますね…………』
朝香連中の近くに、かなりの有名人が同行していた。
その有名人である彼…………今現在、最前線で魔王軍の侵攻を食い止めている六人の勇者の一人。
『進藤正彦』がご自慢の聖剣を携えて、調査に協力していた。
確か、情報によると、彼は探知系統の勇者だった筈だ。
それこそ、女性騎士と男性騎士と同じ能力も持っている。
また、面倒な奴を…………。
状況を整理するとこうだ。
俺が逃げると、女神共が聖女を通して、俺の居場所を知らせ…………。
あの勇者と騎士達を使って隠れ家はしらみつぶしに見つけられ…………。
しつこいくらい粘着質に追い掛けて来る。
「これは最終手段に出るしかない、か…………」
思い立ったが吉日ってな…………。
俺の平穏を乱すのなら、その報いを受けて貰おうか…………。
俺は獰猛に微笑みながら、そっと壁に立て掛けてあったあるものに手を伸ばした。
さて、勇者様御一行には、誰に喧嘩を売ったか…………。
たっぷりと後悔しろ…………。
新たな隠れ家に避難し終えた俺は怒りのまま、壁を殴った。
少し凹んだが、まあいい…………。
それよりも、朝香の率いていた護衛騎士の奴らだ。
最初の隠れ家の仕掛けがバレてからと言うもの…………。
ここ数日--------
あの女性騎士と男性騎士のおかげで、この町周辺の隠れ家がバレまくって、おかげで隣の町まで逃げる羽目になった。
でどういう訳か…………。
『ここにもありますね…………』
何故か、朝香連中は隣町にいて、俺を捜索している。
まず、間違いない。
これは明らかに女神共があいつらに協力してやがる。
その証拠に--------
『なるほど、確かにこれは巧妙に隠されていますね…………』
朝香連中の近くに、かなりの有名人が同行していた。
その有名人である彼…………今現在、最前線で魔王軍の侵攻を食い止めている六人の勇者の一人。
『進藤正彦』がご自慢の聖剣を携えて、調査に協力していた。
確か、情報によると、彼は探知系統の勇者だった筈だ。
それこそ、女性騎士と男性騎士と同じ能力も持っている。
また、面倒な奴を…………。
状況を整理するとこうだ。
俺が逃げると、女神共が聖女を通して、俺の居場所を知らせ…………。
あの勇者と騎士達を使って隠れ家はしらみつぶしに見つけられ…………。
しつこいくらい粘着質に追い掛けて来る。
「これは最終手段に出るしかない、か…………」
思い立ったが吉日ってな…………。
俺の平穏を乱すのなら、その報いを受けて貰おうか…………。
俺は獰猛に微笑みながら、そっと壁に立て掛けてあったあるものに手を伸ばした。
さて、勇者様御一行には、誰に喧嘩を売ったか…………。
たっぷりと後悔しろ…………。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
19
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる