5 / 36
戦いはいつも非情なもの(前編)
しおりを挟む
クラス対抗戦の日になりました。
グラウンドには立派な闘技場が出現し、各クラスの応援席は満席です。
舞台が整ったらまずは説明がされました。
………………………………………………………………
ルール
一、トーナメントは学年別の勝ち上がり。
ブロックはクジ引きで決められる。
二、クラスに応じてハンデを設ける。
Sクラス:単属性の魔法のみ使用。使用する魔法は三種まで
Aクラス:単属性の魔法のみ使用。
Bクラス:属性制限無し。使用する魔法は五種まで
Cクラス:制限無し。
Dクラス:制限無し。
三、勝負は相手が場外になるか戦闘不能になった時点で終了
賞品
優勝:守護の指輪(はめる全ての攻撃から守ってくれる)
準優勝:蒼天の羽靴(履くと空を自由自在に飛べる)
三位:英智の眼鏡(かけると望む物を鑑定してくれる)
……………………………………………………………………
賞品が良過ぎじゃないでしょうか。
各学年分よく用意できたなと思います。
私の初戦はCクラスを一位通過した伯爵令嬢でした。
彼女は風属性の使い手で、場外を狙ってつむじ風を撃ってきたので避けて足払いし場外へ投げ飛ばして試合終了。
初戦から手の内はみせられないですから。
二戦目はAクラスを二位で通過した侯爵子息でした。
彼は初戦で大地の属性を使っていたみたいです。
開始の合図がされると早々に地震を起こされ続いて壁を造りそれを私目掛けてスライドさせてきました。
良い手ではありましたけどね。
私は津波を起こして彼を壁ごと場外へ押し出しました。
一番下の段にいた観客も少し被害にあったのは申し訳なかったと思います。
三戦目はSクラスを三位で通過したボーンヘイ侯爵子息でした。
彼は火と風の属性の使い手で今回は風の属性で勝ち進んでいるようなので少し厄介そうです。
開始の合図がされると私は津波を起こしましたが、彼は難なく上空に逃げました。
次に彼がハリケーンを撃ってきたので、私は特大のアイスアローでハリケーンを破り更にもう一つ特大のアイスアローをつくって彼に発射しました。
きちんと当たって彼が落ちてきたのを審判が受け止めて試合終了。
やはりSクラスだけあって強かったです。
四戦目はAクラスを一位で通過した公爵令嬢で、これに勝てば優勝です。
この方なんとシリウス様に勝ってきたんです。
あれは酷い戦いでした……
開始直後、彼女は生身で突進。
「私が抱きつけば既成事実ができますわ~!!」と凄い顔でシリウス様に迫ったので、シリウス様が身の危険を感じ自ら場外へ離脱。
私も離脱したい気持ちでいっぱいです。
だってこの方、凄く私を睨んでくるんですもの。
「貴女!殿下にちょっと気に入られてるからって調子にのってるわね。」
「いいえ、そんな事ありません。」
「嘘をおっしゃい!私は貴女を倒して殿下に認めてもらうわ!!」
心では勝手にしてほしいと思いながら、口にしたらいけないと思いました。
そして試合開始の合図がされました。
グラウンドには立派な闘技場が出現し、各クラスの応援席は満席です。
舞台が整ったらまずは説明がされました。
………………………………………………………………
ルール
一、トーナメントは学年別の勝ち上がり。
ブロックはクジ引きで決められる。
二、クラスに応じてハンデを設ける。
Sクラス:単属性の魔法のみ使用。使用する魔法は三種まで
Aクラス:単属性の魔法のみ使用。
Bクラス:属性制限無し。使用する魔法は五種まで
Cクラス:制限無し。
Dクラス:制限無し。
三、勝負は相手が場外になるか戦闘不能になった時点で終了
賞品
優勝:守護の指輪(はめる全ての攻撃から守ってくれる)
準優勝:蒼天の羽靴(履くと空を自由自在に飛べる)
三位:英智の眼鏡(かけると望む物を鑑定してくれる)
……………………………………………………………………
賞品が良過ぎじゃないでしょうか。
各学年分よく用意できたなと思います。
私の初戦はCクラスを一位通過した伯爵令嬢でした。
彼女は風属性の使い手で、場外を狙ってつむじ風を撃ってきたので避けて足払いし場外へ投げ飛ばして試合終了。
初戦から手の内はみせられないですから。
二戦目はAクラスを二位で通過した侯爵子息でした。
彼は初戦で大地の属性を使っていたみたいです。
開始の合図がされると早々に地震を起こされ続いて壁を造りそれを私目掛けてスライドさせてきました。
良い手ではありましたけどね。
私は津波を起こして彼を壁ごと場外へ押し出しました。
一番下の段にいた観客も少し被害にあったのは申し訳なかったと思います。
三戦目はSクラスを三位で通過したボーンヘイ侯爵子息でした。
彼は火と風の属性の使い手で今回は風の属性で勝ち進んでいるようなので少し厄介そうです。
開始の合図がされると私は津波を起こしましたが、彼は難なく上空に逃げました。
次に彼がハリケーンを撃ってきたので、私は特大のアイスアローでハリケーンを破り更にもう一つ特大のアイスアローをつくって彼に発射しました。
きちんと当たって彼が落ちてきたのを審判が受け止めて試合終了。
やはりSクラスだけあって強かったです。
四戦目はAクラスを一位で通過した公爵令嬢で、これに勝てば優勝です。
この方なんとシリウス様に勝ってきたんです。
あれは酷い戦いでした……
開始直後、彼女は生身で突進。
「私が抱きつけば既成事実ができますわ~!!」と凄い顔でシリウス様に迫ったので、シリウス様が身の危険を感じ自ら場外へ離脱。
私も離脱したい気持ちでいっぱいです。
だってこの方、凄く私を睨んでくるんですもの。
「貴女!殿下にちょっと気に入られてるからって調子にのってるわね。」
「いいえ、そんな事ありません。」
「嘘をおっしゃい!私は貴女を倒して殿下に認めてもらうわ!!」
心では勝手にしてほしいと思いながら、口にしたらいけないと思いました。
そして試合開始の合図がされました。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
42
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる