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辺境とは(18禁注意)
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(※)→18禁ラインです。
(●)→通常の話再開です。
――――――――――――――――――――
整備された道を軽やかに走る馬車、窓からみえるのは御祝いしてくれる街の皆の笑顔と統一された美しい街並み、止まった馬車をエスコートされて降りれば目の前には白亜の城。そう、城なのです。
「ここは何処の国の首都かしら……」
「もちろんジゼルと私の治める領地ですよ。」
「前に来た時より大変な進化をとげているわ……」
「ジゼルの為に頑張りました。」
城の門の前には使用人や兵士たちが大勢待機して私たちを出迎えてくれました。
公爵家の使用人も洗練されていましたが、この城の使用人の腕も一流のようで全てが完璧に整えられているので私には早くも暇を持て余す予感がありました。
(※)
着替えて夕食を終えると私は隅々まで磨かれました。
今日はジョシュアとの初めての夜、気は抜けません。
今までキスで我慢してくれていたジョシュアにやっと全てをあげられる。
嬉しくも恥ずかしいとても複雑な気持ちを私は必死に整えようとしました。
やがて準備が整い、機能しているのか分からない程大事な部分が透けてしまった下着の上から薄いガウンを羽織ると寝室へ案内されました。
ノックをして入った寝室は薄暗く、間接照明が天蓋付きの大きなベッドを優しく照らします。
まだジョシュアは来ていないようで、私は緊張しながらソファに座りテーブルに用意された紅茶とチョコレートを楽しんでいると、少し緊張もとけてリラックスできました。
そこノックの音が響きジョシュアが入ってくると私の心臓が跳ねました。
ジョシュアは私の隣に座ると優しく抱きしめて「力を抜いて下さい」と囁いて最初に耳に口づけそのまま口を塞がれ、口の中をジョシュアの舌の感覚が支配して呼吸を忘れそうな程集中してしまう中、ジョシュアの手がわたしの太腿にのび私を膝の上に乗せ向かい合わせにすると一気に距離が縮みジョシュアの顔が私の少し下にきていつもとは違う角度で少し可愛くみえました。
「ベッド行く前にもう少しだけ……」
ジョシュアは私の首筋に口づけをすると私のガウンをはだけさせ私の胸元が露になると恥ずかしがる私の手を掴んでその舌で私の胸の先を必要に弄びました。
「ぁ…ジョ、シュアそこやぁ」
私の言葉が届いてないかのようにそれは続けられて力が入らなくなった頃ようやくとまり、ベッドへ連れられて私はついに大人の仲間入りをしました。
(●)
次の日、ベッドから出るのを億劫に感じながらも隣をみるとジョシュアがわたしをみていた。
「おはようございます。ジゼル」
「おはよう。ジョシュア」
「これから毎日こんな日が続くなんて……ここは天国ですか……」
そんなジョシュアの嬉しそうな顔をみて私も嬉しくなりました。
しかし、私は気づいてしまいました。
「ジョシュア……貴方の瞳白い部分まで赤くみえるのだけれど……」
「ジゼルを隣にして寝るなんて勿体ないことできません。」
「寝室を分けましょう。」
「嫌です。」
まさか一日目からこんな事になるとは思いませんでした。
しかも、城を散策していると隠し部屋を発見。
中には私が今まで孤児院に寄付したものたちや明らかに隠し撮りな写真たち、映像記録機まであり私は無意識にそれらに向かい風刃を放っていました。
しかし結界が張られているようで無意味に終わり、私はジョシュアの元に駆け出しました。
「今すぐアレらを捨てなさい!」
「ジゼルは名探偵ですね。できない相談です。」
「貴方には必要ないでしょ?!」
「ジゼルの一部だったものや成長記録を捨てるなんて……神でも許しませんよ!」
その眼は真剣そのもので、私は説得が不可能な事を悟り自分に必死で言い聞かせました。
「溺愛がすぎるだけ。決してヤバい犯罪者予備軍ではない」っと。
きっと惚れた弱みなのでしょうジョシュアを見捨てて出て行こうと思わないのですから。
この先、こういうところさえ目を瞑ればきっと素晴らしい結婚生活になると私は信じます。
少し重めの愛ある旦那様の隣はきっと私は幸せです。
fin
(●)→通常の話再開です。
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整備された道を軽やかに走る馬車、窓からみえるのは御祝いしてくれる街の皆の笑顔と統一された美しい街並み、止まった馬車をエスコートされて降りれば目の前には白亜の城。そう、城なのです。
「ここは何処の国の首都かしら……」
「もちろんジゼルと私の治める領地ですよ。」
「前に来た時より大変な進化をとげているわ……」
「ジゼルの為に頑張りました。」
城の門の前には使用人や兵士たちが大勢待機して私たちを出迎えてくれました。
公爵家の使用人も洗練されていましたが、この城の使用人の腕も一流のようで全てが完璧に整えられているので私には早くも暇を持て余す予感がありました。
(※)
着替えて夕食を終えると私は隅々まで磨かれました。
今日はジョシュアとの初めての夜、気は抜けません。
今までキスで我慢してくれていたジョシュアにやっと全てをあげられる。
嬉しくも恥ずかしいとても複雑な気持ちを私は必死に整えようとしました。
やがて準備が整い、機能しているのか分からない程大事な部分が透けてしまった下着の上から薄いガウンを羽織ると寝室へ案内されました。
ノックをして入った寝室は薄暗く、間接照明が天蓋付きの大きなベッドを優しく照らします。
まだジョシュアは来ていないようで、私は緊張しながらソファに座りテーブルに用意された紅茶とチョコレートを楽しんでいると、少し緊張もとけてリラックスできました。
そこノックの音が響きジョシュアが入ってくると私の心臓が跳ねました。
ジョシュアは私の隣に座ると優しく抱きしめて「力を抜いて下さい」と囁いて最初に耳に口づけそのまま口を塞がれ、口の中をジョシュアの舌の感覚が支配して呼吸を忘れそうな程集中してしまう中、ジョシュアの手がわたしの太腿にのび私を膝の上に乗せ向かい合わせにすると一気に距離が縮みジョシュアの顔が私の少し下にきていつもとは違う角度で少し可愛くみえました。
「ベッド行く前にもう少しだけ……」
ジョシュアは私の首筋に口づけをすると私のガウンをはだけさせ私の胸元が露になると恥ずかしがる私の手を掴んでその舌で私の胸の先を必要に弄びました。
「ぁ…ジョ、シュアそこやぁ」
私の言葉が届いてないかのようにそれは続けられて力が入らなくなった頃ようやくとまり、ベッドへ連れられて私はついに大人の仲間入りをしました。
(●)
次の日、ベッドから出るのを億劫に感じながらも隣をみるとジョシュアがわたしをみていた。
「おはようございます。ジゼル」
「おはよう。ジョシュア」
「これから毎日こんな日が続くなんて……ここは天国ですか……」
そんなジョシュアの嬉しそうな顔をみて私も嬉しくなりました。
しかし、私は気づいてしまいました。
「ジョシュア……貴方の瞳白い部分まで赤くみえるのだけれど……」
「ジゼルを隣にして寝るなんて勿体ないことできません。」
「寝室を分けましょう。」
「嫌です。」
まさか一日目からこんな事になるとは思いませんでした。
しかも、城を散策していると隠し部屋を発見。
中には私が今まで孤児院に寄付したものたちや明らかに隠し撮りな写真たち、映像記録機まであり私は無意識にそれらに向かい風刃を放っていました。
しかし結界が張られているようで無意味に終わり、私はジョシュアの元に駆け出しました。
「今すぐアレらを捨てなさい!」
「ジゼルは名探偵ですね。できない相談です。」
「貴方には必要ないでしょ?!」
「ジゼルの一部だったものや成長記録を捨てるなんて……神でも許しませんよ!」
その眼は真剣そのもので、私は説得が不可能な事を悟り自分に必死で言い聞かせました。
「溺愛がすぎるだけ。決してヤバい犯罪者予備軍ではない」っと。
きっと惚れた弱みなのでしょうジョシュアを見捨てて出て行こうと思わないのですから。
この先、こういうところさえ目を瞑ればきっと素晴らしい結婚生活になると私は信じます。
少し重めの愛ある旦那様の隣はきっと私は幸せです。
fin
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