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7.形勢逆転 ~カイル視点~
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(カイル視点)
「一旦落ち着こうな?」
俺の上に跨ったまま膝立ちで大泣きしてるリナリーの腰に手をかける。そっと持ち上げて、先っぽだけ挿さってた俺自身を引き抜いた。
「うぅ・・」
リナリーは引き抜かれた痛みからか、また涙をポロっとこぼした。
相当痛かったんだと思う。
正直俺もびっくりした。折れるかと思ったわ、ンなわけあるか。
それにしてもこいつ何なの?
キスは上手いし、なんの躊躇いもなく俺のを咥えた時にはどんだけ経験積んでんの?って愕然としたけど、いきなりの騎乗位かと思いきやこの展開・・・
はっきり言って俺の頭の中は今『?』でいっぱいだ。
処女、なのか・・・???
もしそうなら、なんでこいつこんな無茶すんの???
あと、なんでこんなにキスが上手いの??
誰に教えてもらったんだよ?
まさか、マークたちは知ってんのか??
それ考えるとめちゃくちゃ苛立ってくる・・・
それにしてもだ!!!
なんで何の抵抗もなく男のものを咥えられんの??
お前、俺の知らないところで一体どんな生活送ってたの???
あー! もうわかんねーっっ!!!
「ううっ、ヒック・・・」
「大丈夫か・・?」
今日、こいつの涙ばっかり見てる気がする。
これまで、どんなに訓練でふっ飛ばされても泣いたことなんてなかったのにな…
俺がそっと抱きしめて背中をトントンしてやると、
「ふ、ふぇええん」
また、ひどく泣きだした。
「よしよし、痛かったな・・・」
目の前にはいい香りのするピンクブロンドの髪、形の良い耳、それから薄桃に染まった頬に熟れた果実のような唇。
そっか・・・
リナリーは女なんだ。
知ってたつもりでいたけど、俺、こいつのこと全然分かってなかった。
リナリーってめちゃくちゃ可愛くて、すっごい美人じゃん!(語彙力残念か!)
よくこれまで普通にやってこれたな・・・
俺は今、リナリーに齧り付きたいほどの衝動と戦いながら、なんとか呼吸を整えている。
よし、もう腹くくった。
こいつを抱くことは決定事項だ。
リナリーから奇襲かけてきだんだし、俺としては徹底的に応戦してやるつもり。
ってか、もう逃がすつもりもない。
ただ、こいつ変なこと言ってたんだよな・・・
俺の記憶に残りたいとかなんとか?
あれ、引っかかるからちゃんと話聞かねーとな。
よし、そうと決まればまずは帰ろう。
こんなとこで抱き潰すわけにはいかないもんな。
朝までかかっても食い足らねー自信あるわ。
俺はクローゼットを開け、バスローブを羽織った。
「か、カイル?!」
リナリーが不安げに俺を見る。
慌てて立ち上がろうとするが、身体に力が入らなかったのかふらついてる。
「行っちゃヤダ!」
立ち上がれず、手だけ伸ばして追いすがる必死な顔が、なんかこう胸を鷲掴みされたようでこっちまで苦しい。
「大丈夫だって。ちょっと場所変えるだけ。お前も一緒だから」
俺はリナリーの頭をなで、ベッドからシーツを剥ぎ取るとそのまま身体を包んでやる。ちょっと目の毒なんだよ。
不思議そうに見上げる若葉色の瞳と、涙の粒をくっつけた長いまつ毛がなんとも愛しくて、俺はリナリーの瞼にそっと口づけた。
そして、シーツごとリナリーを抱き上げる。
「カイル?」
「すぐ着くからな、大人しくしとけ」
こんな、寮の部屋でなんて集中出来るわけねー。
しばらくしたらみんな帰ってくんだろ?
マークもクリストファーもトビアスも、他の連中だって。
こいつのこんな可愛い姿も泣き顔も、これから啼かせる声も、全部俺だけのもんだからさ。
誰にも見せたくねんだよ。
「一旦落ち着こうな?」
俺の上に跨ったまま膝立ちで大泣きしてるリナリーの腰に手をかける。そっと持ち上げて、先っぽだけ挿さってた俺自身を引き抜いた。
「うぅ・・」
リナリーは引き抜かれた痛みからか、また涙をポロっとこぼした。
相当痛かったんだと思う。
正直俺もびっくりした。折れるかと思ったわ、ンなわけあるか。
それにしてもこいつ何なの?
キスは上手いし、なんの躊躇いもなく俺のを咥えた時にはどんだけ経験積んでんの?って愕然としたけど、いきなりの騎乗位かと思いきやこの展開・・・
はっきり言って俺の頭の中は今『?』でいっぱいだ。
処女、なのか・・・???
もしそうなら、なんでこいつこんな無茶すんの???
あと、なんでこんなにキスが上手いの??
誰に教えてもらったんだよ?
まさか、マークたちは知ってんのか??
それ考えるとめちゃくちゃ苛立ってくる・・・
それにしてもだ!!!
なんで何の抵抗もなく男のものを咥えられんの??
お前、俺の知らないところで一体どんな生活送ってたの???
あー! もうわかんねーっっ!!!
「ううっ、ヒック・・・」
「大丈夫か・・?」
今日、こいつの涙ばっかり見てる気がする。
これまで、どんなに訓練でふっ飛ばされても泣いたことなんてなかったのにな…
俺がそっと抱きしめて背中をトントンしてやると、
「ふ、ふぇええん」
また、ひどく泣きだした。
「よしよし、痛かったな・・・」
目の前にはいい香りのするピンクブロンドの髪、形の良い耳、それから薄桃に染まった頬に熟れた果実のような唇。
そっか・・・
リナリーは女なんだ。
知ってたつもりでいたけど、俺、こいつのこと全然分かってなかった。
リナリーってめちゃくちゃ可愛くて、すっごい美人じゃん!(語彙力残念か!)
よくこれまで普通にやってこれたな・・・
俺は今、リナリーに齧り付きたいほどの衝動と戦いながら、なんとか呼吸を整えている。
よし、もう腹くくった。
こいつを抱くことは決定事項だ。
リナリーから奇襲かけてきだんだし、俺としては徹底的に応戦してやるつもり。
ってか、もう逃がすつもりもない。
ただ、こいつ変なこと言ってたんだよな・・・
俺の記憶に残りたいとかなんとか?
あれ、引っかかるからちゃんと話聞かねーとな。
よし、そうと決まればまずは帰ろう。
こんなとこで抱き潰すわけにはいかないもんな。
朝までかかっても食い足らねー自信あるわ。
俺はクローゼットを開け、バスローブを羽織った。
「か、カイル?!」
リナリーが不安げに俺を見る。
慌てて立ち上がろうとするが、身体に力が入らなかったのかふらついてる。
「行っちゃヤダ!」
立ち上がれず、手だけ伸ばして追いすがる必死な顔が、なんかこう胸を鷲掴みされたようでこっちまで苦しい。
「大丈夫だって。ちょっと場所変えるだけ。お前も一緒だから」
俺はリナリーの頭をなで、ベッドからシーツを剥ぎ取るとそのまま身体を包んでやる。ちょっと目の毒なんだよ。
不思議そうに見上げる若葉色の瞳と、涙の粒をくっつけた長いまつ毛がなんとも愛しくて、俺はリナリーの瞼にそっと口づけた。
そして、シーツごとリナリーを抱き上げる。
「カイル?」
「すぐ着くからな、大人しくしとけ」
こんな、寮の部屋でなんて集中出来るわけねー。
しばらくしたらみんな帰ってくんだろ?
マークもクリストファーもトビアスも、他の連中だって。
こいつのこんな可愛い姿も泣き顔も、これから啼かせる声も、全部俺だけのもんだからさ。
誰にも見せたくねんだよ。
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