【R18】逆襲〜片想いの相手に奇襲かけたら、反撃されたのち囚われました〜

ことりちゃん

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10.『束縛』* 〜カイル視点〜

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「・・・おねがぃ・・」

リナの言葉に、俺はとうとう我慢の限界を迎えた。


もう十分に濡らしたはずのソコは、俺を迎え入れるとやっぱり少しキツくて・・・


「はぁんっ」


リナが漏らす切ない声がまた俺の理性をぶち壊しにかかる。
落ち着け、せめてゆっくり・・・


「カイルッ、どうし・・よぅ」
「どした? ゴメンな、痛いよな」


なるべくゆっくり自身を沈めていくと、


「あぁんっ・・・カイルっ」


リナが最高にいやらしい顔で俺を見つめながら、両手を伸ばしてくる。

それに大人しく捕まって、されるがまま引き寄せられると耳元で、


「・・・キモチいいのっ」


とか言われたもんだから、もう完全に箍が吹っ飛んでしまった。


「ぁぁあああああっ!!!」


一気に奥までぶっ挿して、それから遠慮なんかせずにガンガン突きまくる。

俺の動きに合わせて前後するリナのおっぱい。その可愛い乳首を口に含むと、

「やっぁああ」

一層高い声が上がって、アソコがキュッとしまる。
やっべぇ、あまりやると俺が持ってかれる・・・


それでも腰を動かしながら、片手で柔らかな胸をつかみ寄せるとその先端を舌先で弄ぶ。


「・・・カイ・る・・・あん、ぁああっ、ああんっ・・・」


パンパン打ち付ける音と、リナのいやらしい声だけが部屋に響く。


好きな女を抱けるってこと、舐めてたわ。
ヤバい、俺今、涙出そうなくらい感動してる。

視覚から、聴覚からリナに魅せられてもう俺もいっぱいいっぱいで・・・


「・・・ごめん!もう無理・・・出るっ」


胸にむしゃぶりつきながら、まずは1回目を愛しいリナの最奥へ向けて放った。


「やっ・・・なんかっ、変になるからぁ」


ドクンドクンと精が放たれる。
それに合わせてリナの中がキュッキュッと波打つように動く。


「っく!」


ちょっと待て、なんだこれ気持ち良すぎだろ・・・



その後、俺はリナの意識が飛ぶまで抱き潰してしまった。

 





朝陽が眩しい。
カーテンの隙間から差し込む光に目を覚ますと、横にはあられも無い姿の愛しいリナが居た。


もうこいつ無しの生活なんて考えられないし、うちから出すつもりもない。


リナの白い胸の谷間に我がプレスティッジ侯爵家の紋章が朱く刻まれているのを見て、俺はほっと息を吐いた。



◇◆



朝のダイニングルーム。

テーブルについているのは、いつも通り母上を除いたメンバーで・・・


「おはようございます、父上」

「ああ、おはよう」

「お前たちもおはよう」

「「兄様、おはようございます!」」


すぐ下の弟は学園1年のスチュアート。
それから10歳の双子、ショーンとアレックスが嬉しそうに挨拶を返してくれる。

母上はたいてい朝はいらっしゃらない。
理由は・・・まぁ要するに今朝のリナリーと同じだ。



「カイル、卒業おめでとう」


食事をとりながら、父上が声をかけてくださった。


「はい、ありがとうございます。これから益々精進いたしますので、入団後も御指導御鞭撻の程よろしくお願いします」

「ああ、それはもちろんだ。だが、めでたいのは・・・ほら、まだあるな?」


父上も弟たちもいつになくニヤニヤして俺を見ている。


「今朝一番でクロッカ男爵家へ遣いを出した」

「ありがとうございます!」


俺は父上に深々と頭を下げた。


「メアリー達がお前の『唯一』が美しすぎる!と興奮しきりだったぞ?」


メアリー達とはうちでは中堅の侍女たちだ。あの3人は仕事ぶりは完璧だが、おしゃべりが過ぎるのが残念なところだな。


「父上、俺はもうあいつ・・リナリーをうちから出せそうにありません」

「・・・だろうな」

コーヒーを飲みながら、普段は絶対見せない柔らかい笑みを見せる父上。


「いいか、お前たちもよく聞きなさい」


父上は弟たちに向いて声をかけ、それから俺に向き直って言った。


「俺たちプレスティッジの男はこの血脈に特殊スキル『束縛』を持っているな」


俺を始め弟たち3人も黙って頷く。


「その発動条件は自分にとっての『唯一』に出逢うこと。そして、相手からも唯一だと思われること、つまり両想いになることだ」


父上の言葉に、みな食事の手を止めて聞き入る。


「カイルにとって、クロッカ男爵家のリナリー嬢が『唯一』だった。彼女の胸にはもう?」

父上が俺の方を向いて確認するので、

「はい。間違いなく」

と自信を持って答えた。
先程起き抜けに見たリナの白い肌を思い出して、慌てて首を横に振る。


「自分と『唯一』との想いが通じたとき、相手の胸には我がプレスティッジの家紋が刻まれるのだ。お前たちは母上のを見たことがあるな?」


「「はい」」


弟たちにはまだ早いような気もするが、いい機会なのだろう。


「『唯一」とは文字通り代わりのない、愛しい存在だ。スキル『束縛』はともすれば危険なイメージもあるが、忘れるな、この特殊スキルは両想いであればこそ発動することを。そして発動したら最後、死ぬまで俺たちプレスティッジの男は『唯一』に心奪われ続けるということを覚悟しなさい」


ゴクリ、と唾を飲む弟たち。


「なに、そう難しく考えるな。カイルも今ならわかるな?」


そう前置いて父上は続ける。


「愛しい女を一生そばに置いておける最高のスキルなんだ。願ったり叶ったりだろ?」


「はい!」


俺は満面の笑みでもって父上に応えた。
弟たちは真剣な顔で、俺と父上の方を見ている。


「さぁ、食事を進めよう。カイル、そうだな、夕食時にはぜひお前の『唯一』を私たちに紹介してくれ」


「はい、もちろんです」


俺はその後、学園でのリナとのあれこれを父上や弟達に聞かれる羽目となった。







ーーーーーーーーーーーー
読んでくださってありがとうございます!
あと、数話で完結します。
最後までお付き合い頂けたら嬉しいなぁと思ってますm(._.)m


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