【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

文字の大きさ
70 / 209
第12章 ねむり続ける主人公

068 姉妹関係の儀式 第4、第5段階

しおりを挟む
白沢絵美様の性魔力が回復した。

絵美
性魔力 現在値 32/最大値  90



絵美
「性魔力の最大値を 60、 90 と上げるために越えなければならない儀式だけれど、わたしは90が限界でした。」

真々美
「絵美でも、90が限界なのか?」

絵美
「でも、女王様は、150まで到達されました。
 言い換えると、 第7段階を超えられたのです。」

冬香
「どのような内容なのですか?」

 絵美は、顔を真っ赤にした。
 オルアは話を聞いてはいるが、アリムの看病に集中しているため、会話に入って来なかった。

絵美
「姉妹関係の儀式 第3段階は恥ずかしく無かった
と思えるくらいの内容でした。
 第5段階についてですが、わたしは泣いて拒否しました。」

真々美
「でも、絵美の性魔力最大値は、90だよな。
 ということは、第5段階をクリアできたのだろう?」

絵美
「女王様が無理やりちからずくで超えさせてくれたのです。
 本当なら失格です。」

冬香
「えっ、強制できないはずでは無かったのですか?」

絵美
「すれすれの方法でした。
 絶対に成功する雨乞いの儀式のような方法でした。」

オルア
「もしかして、雨が降るまで踊り続けるですか?」

絵美
「オルアさん、正解です。
 わたしが拒否しようとする前に中断して、儀式を足踏みして止めたのです。
 寸止めというか当て止めというか、わたしが受けるまで儀式を継続させてくれたのです。」

冬香
「そういう裏技があるなら、教えて欲しかったです。」

絵美
「裏技というか禁じ手というか。
 その代わりとして、女王様とわたしの姉妹関係の儀式は、第5段階で終わりました。
 第6、7段階を実施することはできません。」

真々美
「絵美、疑問に思うのだが、
 姉妹関係の儀式は、羞恥しゅうちプレイというか、恥ずかしい内容が多すぎないか?

 なんのために行うのだ?
 信頼関係を構築するためとは言え、度が過ぎていないか?」

冬香
「そうよね。
 第3段階までで十分だと思うわ。

 交配届前検査も恥ずかしすぎるものよね。」

絵美
「女王様によると、女神様=融通の利かない小娘の代わりをつとめるために必要だそうです。
 つまり、現在の女神さまが受けている「」と密接みっせつに関係しているそうです。」

真々美
「まさか、女神様が恥ずかしい目にわされ続けているとかか?
 たしかに、女神さまが正気を保てている間に、代わりに立てる者を探し出すことが求められているが?」

絵美
「その通りです。
 交配届前検査の内容も女神様の代わりを探すことに関係があるそうです。
 まあ、実行できる男性と女性が現れる可能性は極めて低いでしょうね。」

冬香
「交配届前検査は企画倒れということですか?」

絵美
「そうね。
 交配届前検査を乗り越える最初のカップルがいたら会いたいわね。」

 オルアも会話に参加してきた。

オルア
「絵美様はどうして、そう思われるのですか?」

絵美
「だって、そうじゃない。
 男性が、でんぐり返しの体勢で拘束こうそくされて、あんな恥ずかしいことをされるのよ。
 受けてくれる男性なんて、いないと思うわ。」

冬香
「イメージビデオに出演されたカップルが存在しますよね。」

絵美
「あれは、AI生成だから、ノーカウントね!

 真々美、冬香さん、オルアさん。
 あなた達が、もし、そんな男性に出会ったときは、
 というか、
 アリムさんが受けてくれたら、一生いっしょうどころか、三生さんしょうくらい大事にしないとね。

真々美、冬香、オルア
「・・・」

絵美
「どうしたの?
 まさか?
 そんなことあり得ないよね。」

真々美
「受けてくれた。」

冬香
「受けてくれたわ。」

オルア
「受けたわ。」

絵美
「3人で私をだまそうなんて!
 本当に?」

 絵美は、アリムの性魔力を確認した

アリムの性魔力
現在値 90 / 最大値 90

絵美
「すごい。
 本当なのね。
 お見逸みそれしました。」

オルア
「えっへん。
 アリムは私が良いと思えた初めての男性だからね。」

絵美
「欲しくて欲しくて、たまらない金庫のかぎが金庫の中にある気分よ。」

 真々美たちも、アリムの性魔力を確認した。

アリムの性魔力
現在値 90 / 最大値 90

オルア
「アリムの魔力を使う方法はないのですか?」

絵美
「金庫を壊すと中身も消えるわ。
 金庫というよりは、
  金の卵を生むガチョウの腹を
というべきだったかな?」

冬香
「じゃあ、アリムの性魔力は使用できないですね。
 でも、性魔力が満ちていても目覚めないというのは納得できないですね。」

絵美
「真々美?
 アリムさんに、トゥートを掛けてくれる?」

真々美
「ああ、やってみよう。
 トゥート - Tooto 」

アリムに変化は無かった。

絵美
「ゼロにいくら掛けても、ゼロだからね。」

冬香
「うつ病になったら回復するまで何年も掛かるようなものですよね。
 1年働いて身も心もボロボロになって、3年引き籠もっていたら、割に合わないわね。」

オルア
「姉妹関係の儀式 第4、第5段階を超えることができたら、
 アリムが目覚めるまで、1週間=7日間も待たなくて良くなるのですね。
 絵美様!」

絵美
「そうです。
 でも、・・・」

 絵美は冬香の顔を見ていた。

冬香
「絵美様?」

絵美
「冬香さんが知りたがっていた
  行ってきます! の
 あいさつと関係しています。」

冬香
「それなら、今すぐにでも知りたいです。
 わたしは、スリーカーはぜひ覚えたいです。」

イラスト再掲




いよいよ、冬香がスリーカーを使用できるようになるのか?


【読者様へ】

 あなたの10秒で、この作品にパワーをください。
「お気に入りに追加」 【 ↓ 】 お願いします。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ
恋愛
 高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。  4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。  総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。  いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。  デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!  ※特別編6が完結しました!(2025.11.25)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

処理中です...