わがままを封印した規格外少年の、時空を巡る送り人伝 —Departures—
西暦2758年。
IQ180の天才だった俺は、たった一つの「わがまま」で、両親を失った。
「あの日をやり直したい」
そう願って過去へ戻った俺は、過去に干渉した罪で『転生刑』となり、見知らぬ森に赤ん坊の姿で放り出された。
そんな俺を拾ってくれたのは、辺境伯の一族だった。家族として迎えられた俺は、前世の知識を使って魔道具を作り、周囲の人たちの役に立とうとした。ーー俺の居場所を作るために。
そんな俺に、やがて不思議な力が目覚める。
それは、傷つき、後悔し、「もう一度人生をやり直したい」と願う者を、別の世界へと導く力だった。
わがままひとつ言えなかった少年は、家族や仲間との絆を通して少しずつ変わっていく。
そしていつしか俺は、人生に絶望した者たちを「やり直しの世界」へ送り届ける――
「最後の旅の案内人」となる。
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