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全裸トリップ★五里霧中
4:洞窟で邂逅
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オアシスを拠点として栄えた砂漠の小さな町から、少し離れた所に密やかに存在する洞窟。
朝と夜とで気温の差が激しい外とは裏腹に、その中はひやりとした空気に満ちていた。
寒くも冷たくもないそんな秋の気候のような空気を割るように、彼は持っていた腕輪をかしゃんと投げ捨てた。紛い物のガラスで出来たそれは儚く砕け、きらきらとした塵へと変わる。
洞窟の一番奥、ふかふかのクッションを幾重にも重ねた寝床に横たわりながら、彼は苛々とした表情を隠そうともせずに舌打ちをする。
頭に巻いていたターバンを無造作に解くと、近くに置いていた葡萄酒を一気に呷った。くらりとした心地良い酔いが脳を麻痺させるが、酒の力を借りても、ある人物の姿をかき消すことなど出来なかった。
激情に任せて割ってしまった紛い物の腕輪ですら美しく魅せてしまう、艶めかしく、優美で儚くて綺麗な、踊り子の姿。
「…………くそっ」
こんなはずでは、なかったのだ。
ちょっとした戯れで、手を出して。それで終わりのはずだったのに。
「盗賊から盗んでんじゃねぇよ、クソ野郎がぁ……」
思い出すのは麗しい彼……ルゥリカワの透き通るような肌や、感じ入って紅潮した頬、うっすらと水の膜が張った宝石のような紫紺の瞳、静かな姿とは真逆の熱く絡みついてくる肉壺。……しかし、気紛れに訪れては何度も身体を重ねているが、未だに心は通じ合っていない。
ファーストコンタクトで強姦紛いなことをした記憶は嫌でも残っているため、通じ合うことなど夢のまた夢なのだが。
どこの世界に強姦魔な盗賊を好きになる奴がいるだろうか。もしいるとするならば、そいつは確実に大馬鹿者である。
「はぁ……」
盗賊ながら義賊でもある彼……ナルーミは、思考することを放棄して葡萄酒の瓶を傍らに置いた。今日は既にもう日が暮れている。ルゥリカワの所へ出向きたかったが、仕事を立て続けに行ったせいで体力が限界に近い。アルコールの力もあって眠気が襲ってくるものの、精神の方はまだギラギラと獲物を求めている。
瞼の裏に焼き付いているルゥリカワの痴態をオカズに一発抜いておくかとサルエルパンツをずらしたナルーミは、くたりと萎えたままの陰茎を取り出し、機械的に扱き出した。
ふにふにと柔らかいそれは、アルコールが影響しているからかなかなか芯を持たない。それでも、ルゥリカワの羞恥に赤らむ痴態を思い浮かべるだけで、気分だけはすぐにでも射精しそうな勢いであった。
ほぼ日常と化しつつある、そんな空間を、引き裂くように。
「うわあああああぁ!!?」
「っ、何だぁ!?」
『それ』は突然現れた。
ナルーミの頭上に、何故か素っ裸で。
重力に従って落ちてきたそれは、寸分違わずナルーミの上にダイブした。ぐえっ、と蛙が潰れたような声が出てしまったが、普段から奇襲に慣れているはずの自分が反応出来なかった方が問題だ。そしてその理由は考えなくても分かる。文字通り降って湧いたその人物が、ナルーミが恋い慕う彼本人だったからである。
「いっ……てぇな!? てめぇ、いつの間にンなびっくり技覚えたんだぁ!?」
「いたた……、え、…………なるみ……?」
「しかも襲ってくださいとばかりに裸だしぃ? 何、煽ってんの?」
「ひっ……!? わああ!? なっ、ななな何で僕裸なんだ……っ!? というか、成海……なのか? どこか雰囲気が……というかその格好は何だ、コスプレか……?」
「あぁ? 訳分かんねぇこと言ってんじゃ…………」
すんっ、と。
小さく鼻を鳴らしたナルーミは、自分に覆い被さるルゥリカワの匂いがまるで違うことに気がついた。ルゥリカワはどことなく退廃的な色気と凛とした清廉さを感じさせる桃のような匂いがするのだが、この『ルゥリカワ』からは初で純粋そうな若葉の匂いがする。
それに、容姿こそ瓜二つだが、こっちの『ルゥリカワ』はルゥリカワよりも幼い印象だ。よくよく見れば髪の色は漆黒で、瞳の色も黒い。煌めくアメジストのようなルゥリカワの瞳を思い出しながら、その澄んだ目をじっと見つめていると、『ルゥリカワ』は恥ずかしそうに視線を逸らした。
「よ……、よく、分からないのだが、ここは一体……っひゃ!?」
どこなんだ、と続けようとした瑠璃川だったが不意に下肢を襲った刺激に甘い悲鳴が零れた。
瑠璃川が逃げられないよう背中に腕を回し、膝でぐりぐりと剥き出しの股間を弄るナルーミは、獲物を前にした獣のごとくうっそりと笑った。
「折角だし、イイコトしよーぜ、『ルゥリカワ』?」
「やっ……、やだ、成海……っ! っ、違う、お、お前は僕の好きな成海じゃない……から、ぁ!」
「うっせぇなぁ。てめぇが俺のオナニー中に落ちてきやがったのが悪ぃんだよ」
「んぁっ!!」
「はっ……、おら、嫌とか言いながらぐっちょぐちょじゃねぇか」
「い、や……っ、ちが、うぅ……!」
「違う? じゃあオレの膝を濡らしてる、このいやらしい液は何なんだろーなぁ?」
「ひうっ……!」
性感帯を刺激されれば、嫌でも生理現象で反応してしまう。
いきなりこんな性的な触れ合いを仕掛けられて、気持ち悪くて堪らない……はずなのに。
相手が成海にそっくりだからだろうか。瑠璃川は本気で抵抗することが出来ず、ただただ与えられる快楽に流されないよう、必死に耐えることしか出来なかった。
「っは、我慢汁どんだけ出してんだよ。あんまオナってないとかぁ?」
「うっ……、く……、や、め……っ!」
「……へぇ、結構我慢すんだな。んじゃ少し趣向変えっかぁ」
「ん、あ……?」
身を起こしながら位置をずらしたナルーミは、瑠璃川の背中に回していた手を後頭部へと添えてぐっと力を込めた。逆らうことも出来ずにそのまま押された瑠璃川は、ナルーミの股間に顔を埋める体勢になってしまった。生え揃った茂みが鼻に辺り、ふにゃりとした陰茎と唇が合わさってしまう。
かぁっ、と全身が熱くなって身を起こそうとするも、ナルーミの手がそれを許さない。
「咥えてイかせろよ。んで自分のは勝手にオナっとけ。そうしたら解放してやんよ」
「……っあ、悪趣味、だぞ……!」
「盗賊だからなぁ?」
「意味が分からな……んんっ!」
「喋ってねぇで奉仕しろっての」
不可抗力で咥えてしまったナルーミの性器は、まだ小さい上に固くもないのでそこまで苦ではない。……だが、成海以外の人のブツを舐めているという現実が瑠璃川の目頭を熱くさせた。
「うっ……、ぐ、ひっく…………」
ついには陰茎を咥えたままポロポロと泣き出してしまった瑠璃川を見て、流石のナルーミも動揺した。
ルゥリカワが行為中に泣いたことなど一度もない。だからこそ余計に、ルゥリカワにそっくりな彼が泣く姿を見て狼狽したのだ。
泣きながらも、ナルーミの指示通りにぺろぺろと舌を這わし、自らの陰茎もそっと扱き出した瑠璃川に、本能よりも理性が勝った。
「あー……、やめだやめ」
「……っえ……?」
「てめぇがガキみてぇに泣くから萎えたんだよ。おら、とっとと離れろ」
「なっ……、何なんだお前は……! やれと言ったりやめると言ったり……!! 僕はお前の玩具ではないんだぞ!?」
「うっせぇ! 無理矢理ヤられたくねぇなら黙ってろ!」
べりっと力任せに瑠璃川を引き離したナルーミは、ずらしていたパンツを穿き直すとクッションの上にごろりと横になった。
中途半端に昂められてだらだらと先走りを零す全裸の瑠璃川を放置して、そのまま寝る体勢に入ってしまう。
「はぁっ……!? お、お前、散々好き勝手やって放置する気か!?」
「っせぇなぁ……、イきたきゃ一人でイけよ。オレに掘られたいんなら続きヤってもいいけどぉ?」
「そ、れは…………。……っ、せ、せめて服! 服を借りるぐらいいいだろう!?」
「あぁ? ……そこにあるやつテキトーに使っとけよ」
おざなりに手で示された先には、衣装箱らしき大きな箱があった。取り敢えず真っ裸の状況からは抜け出せそうだと安心しながら、もう一つの問題へと視線を落とす。
ふるりと勃起した自身が視界に入り、瑠璃川はやるせない溜息を吐いた。いくら違うとはいえど、いくら無理矢理とはいえど、『成海』に触れられて反応してしまったこの身体が恨めしい。
そうして。ナルーミの寝息が聞こえてきたのを見計らった瑠璃川は、悶々とした想いを抱えながら、自らの熱を放出するべく滾った楔へと手を伸ばした。
朝と夜とで気温の差が激しい外とは裏腹に、その中はひやりとした空気に満ちていた。
寒くも冷たくもないそんな秋の気候のような空気を割るように、彼は持っていた腕輪をかしゃんと投げ捨てた。紛い物のガラスで出来たそれは儚く砕け、きらきらとした塵へと変わる。
洞窟の一番奥、ふかふかのクッションを幾重にも重ねた寝床に横たわりながら、彼は苛々とした表情を隠そうともせずに舌打ちをする。
頭に巻いていたターバンを無造作に解くと、近くに置いていた葡萄酒を一気に呷った。くらりとした心地良い酔いが脳を麻痺させるが、酒の力を借りても、ある人物の姿をかき消すことなど出来なかった。
激情に任せて割ってしまった紛い物の腕輪ですら美しく魅せてしまう、艶めかしく、優美で儚くて綺麗な、踊り子の姿。
「…………くそっ」
こんなはずでは、なかったのだ。
ちょっとした戯れで、手を出して。それで終わりのはずだったのに。
「盗賊から盗んでんじゃねぇよ、クソ野郎がぁ……」
思い出すのは麗しい彼……ルゥリカワの透き通るような肌や、感じ入って紅潮した頬、うっすらと水の膜が張った宝石のような紫紺の瞳、静かな姿とは真逆の熱く絡みついてくる肉壺。……しかし、気紛れに訪れては何度も身体を重ねているが、未だに心は通じ合っていない。
ファーストコンタクトで強姦紛いなことをした記憶は嫌でも残っているため、通じ合うことなど夢のまた夢なのだが。
どこの世界に強姦魔な盗賊を好きになる奴がいるだろうか。もしいるとするならば、そいつは確実に大馬鹿者である。
「はぁ……」
盗賊ながら義賊でもある彼……ナルーミは、思考することを放棄して葡萄酒の瓶を傍らに置いた。今日は既にもう日が暮れている。ルゥリカワの所へ出向きたかったが、仕事を立て続けに行ったせいで体力が限界に近い。アルコールの力もあって眠気が襲ってくるものの、精神の方はまだギラギラと獲物を求めている。
瞼の裏に焼き付いているルゥリカワの痴態をオカズに一発抜いておくかとサルエルパンツをずらしたナルーミは、くたりと萎えたままの陰茎を取り出し、機械的に扱き出した。
ふにふにと柔らかいそれは、アルコールが影響しているからかなかなか芯を持たない。それでも、ルゥリカワの羞恥に赤らむ痴態を思い浮かべるだけで、気分だけはすぐにでも射精しそうな勢いであった。
ほぼ日常と化しつつある、そんな空間を、引き裂くように。
「うわあああああぁ!!?」
「っ、何だぁ!?」
『それ』は突然現れた。
ナルーミの頭上に、何故か素っ裸で。
重力に従って落ちてきたそれは、寸分違わずナルーミの上にダイブした。ぐえっ、と蛙が潰れたような声が出てしまったが、普段から奇襲に慣れているはずの自分が反応出来なかった方が問題だ。そしてその理由は考えなくても分かる。文字通り降って湧いたその人物が、ナルーミが恋い慕う彼本人だったからである。
「いっ……てぇな!? てめぇ、いつの間にンなびっくり技覚えたんだぁ!?」
「いたた……、え、…………なるみ……?」
「しかも襲ってくださいとばかりに裸だしぃ? 何、煽ってんの?」
「ひっ……!? わああ!? なっ、ななな何で僕裸なんだ……っ!? というか、成海……なのか? どこか雰囲気が……というかその格好は何だ、コスプレか……?」
「あぁ? 訳分かんねぇこと言ってんじゃ…………」
すんっ、と。
小さく鼻を鳴らしたナルーミは、自分に覆い被さるルゥリカワの匂いがまるで違うことに気がついた。ルゥリカワはどことなく退廃的な色気と凛とした清廉さを感じさせる桃のような匂いがするのだが、この『ルゥリカワ』からは初で純粋そうな若葉の匂いがする。
それに、容姿こそ瓜二つだが、こっちの『ルゥリカワ』はルゥリカワよりも幼い印象だ。よくよく見れば髪の色は漆黒で、瞳の色も黒い。煌めくアメジストのようなルゥリカワの瞳を思い出しながら、その澄んだ目をじっと見つめていると、『ルゥリカワ』は恥ずかしそうに視線を逸らした。
「よ……、よく、分からないのだが、ここは一体……っひゃ!?」
どこなんだ、と続けようとした瑠璃川だったが不意に下肢を襲った刺激に甘い悲鳴が零れた。
瑠璃川が逃げられないよう背中に腕を回し、膝でぐりぐりと剥き出しの股間を弄るナルーミは、獲物を前にした獣のごとくうっそりと笑った。
「折角だし、イイコトしよーぜ、『ルゥリカワ』?」
「やっ……、やだ、成海……っ! っ、違う、お、お前は僕の好きな成海じゃない……から、ぁ!」
「うっせぇなぁ。てめぇが俺のオナニー中に落ちてきやがったのが悪ぃんだよ」
「んぁっ!!」
「はっ……、おら、嫌とか言いながらぐっちょぐちょじゃねぇか」
「い、や……っ、ちが、うぅ……!」
「違う? じゃあオレの膝を濡らしてる、このいやらしい液は何なんだろーなぁ?」
「ひうっ……!」
性感帯を刺激されれば、嫌でも生理現象で反応してしまう。
いきなりこんな性的な触れ合いを仕掛けられて、気持ち悪くて堪らない……はずなのに。
相手が成海にそっくりだからだろうか。瑠璃川は本気で抵抗することが出来ず、ただただ与えられる快楽に流されないよう、必死に耐えることしか出来なかった。
「っは、我慢汁どんだけ出してんだよ。あんまオナってないとかぁ?」
「うっ……、く……、や、め……っ!」
「……へぇ、結構我慢すんだな。んじゃ少し趣向変えっかぁ」
「ん、あ……?」
身を起こしながら位置をずらしたナルーミは、瑠璃川の背中に回していた手を後頭部へと添えてぐっと力を込めた。逆らうことも出来ずにそのまま押された瑠璃川は、ナルーミの股間に顔を埋める体勢になってしまった。生え揃った茂みが鼻に辺り、ふにゃりとした陰茎と唇が合わさってしまう。
かぁっ、と全身が熱くなって身を起こそうとするも、ナルーミの手がそれを許さない。
「咥えてイかせろよ。んで自分のは勝手にオナっとけ。そうしたら解放してやんよ」
「……っあ、悪趣味、だぞ……!」
「盗賊だからなぁ?」
「意味が分からな……んんっ!」
「喋ってねぇで奉仕しろっての」
不可抗力で咥えてしまったナルーミの性器は、まだ小さい上に固くもないのでそこまで苦ではない。……だが、成海以外の人のブツを舐めているという現実が瑠璃川の目頭を熱くさせた。
「うっ……、ぐ、ひっく…………」
ついには陰茎を咥えたままポロポロと泣き出してしまった瑠璃川を見て、流石のナルーミも動揺した。
ルゥリカワが行為中に泣いたことなど一度もない。だからこそ余計に、ルゥリカワにそっくりな彼が泣く姿を見て狼狽したのだ。
泣きながらも、ナルーミの指示通りにぺろぺろと舌を這わし、自らの陰茎もそっと扱き出した瑠璃川に、本能よりも理性が勝った。
「あー……、やめだやめ」
「……っえ……?」
「てめぇがガキみてぇに泣くから萎えたんだよ。おら、とっとと離れろ」
「なっ……、何なんだお前は……! やれと言ったりやめると言ったり……!! 僕はお前の玩具ではないんだぞ!?」
「うっせぇ! 無理矢理ヤられたくねぇなら黙ってろ!」
べりっと力任せに瑠璃川を引き離したナルーミは、ずらしていたパンツを穿き直すとクッションの上にごろりと横になった。
中途半端に昂められてだらだらと先走りを零す全裸の瑠璃川を放置して、そのまま寝る体勢に入ってしまう。
「はぁっ……!? お、お前、散々好き勝手やって放置する気か!?」
「っせぇなぁ……、イきたきゃ一人でイけよ。オレに掘られたいんなら続きヤってもいいけどぉ?」
「そ、れは…………。……っ、せ、せめて服! 服を借りるぐらいいいだろう!?」
「あぁ? ……そこにあるやつテキトーに使っとけよ」
おざなりに手で示された先には、衣装箱らしき大きな箱があった。取り敢えず真っ裸の状況からは抜け出せそうだと安心しながら、もう一つの問題へと視線を落とす。
ふるりと勃起した自身が視界に入り、瑠璃川はやるせない溜息を吐いた。いくら違うとはいえど、いくら無理矢理とはいえど、『成海』に触れられて反応してしまったこの身体が恨めしい。
そうして。ナルーミの寝息が聞こえてきたのを見計らった瑠璃川は、悶々とした想いを抱えながら、自らの熱を放出するべく滾った楔へと手を伸ばした。
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