天邪鬼盗賊と傾国の踊り子〜パラレルワールドキューピッド〜

桜羽根ねね

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全裸トリップ★五里霧中

9:よんひきのけもの

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 ──……広々と敷かれた複数の大きなクッションの上でまぐわう、四人の人間。

 背面座位でナルーミの屹立を深く咥え込むルゥリカワと、そんなルゥリカワの胸を子猫のようにぴちゃぴちゃと舐めながらアルを成海の指で解されている瑠璃川からは、くぐもった喘ぎ声がひっきりなしに溢れていた。

 ナルーミとルゥリカワとは違い、何もかもが初めてな成海と瑠璃川は経験豊富な二人……主にナルーミからの助言に従ってひたすら口や手を動かしていた。

「あっ……、ん、シオン、私にする必要は……っ、ひゃ、ん!」
「おっぱい舐められんの大好きだもんなぁ、ルゥリカワは。噛まれんのはもっと好きだろ?」
「余計なことを……ひあっ!! か、噛むな、シオン……っ」
「ん……、ルゥリカワのおっぱい、おいしーぞ……? ……っあん!? や、理玖、そこはっ、だめ……ぇ……!!」
「……やーっと見つけた。紫苑ちゃんのイイところ」

 ぐちぐち、ちゅぱちゅぱと卑猥な水音が淫靡なメロディを奏で、行為は更に激しくなっていく。
 下から奥を穿たれながら敏感な胸を刺激されているルゥリカワは、触られてもいない陰茎から薄い精液を吐き出した。イっている途中だというのに、彼等の動きが止まることはない。全身を襲う絶え間ない快感に、思考が溶けていく。

「……ナルーミ…………、あ、も……、イって、る……からぁ……!!」
「はっ……、後ろと胸だけでイったのかよ。もうオレのちんこがねェとイけなくなったんじゃねーノ、ルゥリカワちゃぁん?」
「ひゃうっ!? やっ、だめ、だ……っ、いま、そんなの、されたら……ぁ!! や、あ、だめ、ら、め……、でちゃ、う……っ!!」

 ナルーミの手がペニスの先端を重点的に責めてきて、ルゥリカワは声を我慢することが出来ずに高く喘いだ。いつもの冷静な彼は消え失せ、ただただ与えられる強い刺激に翻弄されることしか出来なかった。

「や、だ、もれちゃ……っ、ひにゃああああぁっ!!!」

 一際甘く啼いた彼の陰茎から、無色透明な液体が鉄砲水のように噴出した。ぷしゃあっと勢いよく放出されたそれは、胸を舐めていた瑠璃川の顔をしとどに濡らす。一瞬おもらしかと思いびっくりした瑠璃川だったが、それにしては臭いも何もしない。顎からぽたぽた雫を滴らせながらきょとんと呆ける瑠璃川に、ナルーミが愉快そうに笑いかける。

「ルゥリカワが潮吹いたせいで、シオンの顔濡れちまったなぁ? おら、ルゥリカワ、自分で汚したんだから綺麗にしろよ?」
「あ……、っあ、す、まな……っ」

 びくびくと痙攣しながら顔を真っ赤に染め上げたルゥリカワが、そっと瑠璃川の頬に手を添えた。そのまま軽く身をかがめ、水滴を舌で丁寧に舐めとっていく。されるがまま顔を舐められる瑠璃川だったが、不意にアナルに埋められていた指が抜き取られ、上擦った喘ぎが零れる。ひくひくと後孔が呼吸するのが分かってしまい、羞恥と期待とで胸がドキドキと高鳴った。

「ん……、すまないな、シオン……」
「っ、あ……、ルゥリ、カ…………」

 唇をもぺろりと舐められ、一瞬視線を交わした後、引き寄せられるように唇を重ね合わせた。

 その、瞬間。

 ズチュンッ……! と、指とは比べ物にならない程の質量が瑠璃川のアナルへと埋め込まれた。
 嬌声は全て、ルゥリカワの咥内へと消えていく。くちゅ、と侵入してきた舌が瑠璃川の言葉を全て奪っていった。

「んんん~~~~っっ!!」
「紫苑ちゃん……っ、俺の前で浮気するなんて……、いい度胸だね……?」
「んっ、ふ、……ち、あ……っ!」
「きっつ…………、あぁ、でも、紫苑ちゃんのナカ、あったかくて気持ちいいよ……」
「あや、ひ……らぁ、ふ、んぅ……!」

 ちゅくちゅくと咥内を暴いてくるルゥリカワのキスは甘やかされているようで気持ちがよく、後ろから穿たれる成海の熱も、痛いけれどそれ以上に嬉しく、きゅんきゅんと感じてしまう。

「理玖っ、り、くぅ……っ、すき、だいすきぃ……っ!!」
「っ……! 俺も、好きだよ、紫苑ちゃん……!」
「はうぅ……っ!! あ、や、おちんち……、気持ちい……、っん!」

 唇が離されたのを機に、瑠璃川は自ら体勢を変えて成海へとしがみつく。ごりごりとナカを刺激されるが、媚薬のおかげかそこまで痛みは感じず、すぐに悦楽に浸ってしまう。ねだるように成海の唇へと吸い付けば、そうなるのが当たり前のように深い口付けへと変わっていった。

「…………好き、か……」

 抱きしめ合いながら口付けを交わしてまぐわう二人を見て、ルゥリカワはぽつりと呟く。
 ……今、この状況でなら。自分も素直に伝えられるかもしれない。もし失敗したとしても、彼等に感化されて流されたことにすれば、きっと。

「ナルーミ……、好きだぞ…………。私の心を盗んだ責任は、……取ってもらうからな」

 熱に浮かされた声音でルゥリカワがそう伝えた、直後。与えられたのは言葉ではなく。

 ナカでどくりと大きく脈打った陰茎から、勢いよく放出された、白濁だった。

「ふ、あ……っ!? や、多……っ、んんっ……!!」

 どくどくと注がれるそれは量が多く、ルゥリカワのナカをたぷたぷと満たしていく。
中出しをされることはこれまで何度かあったが、こんなに唐突に、しかもここまで量が多いのは初めてだ。

「は、ぁ……っ、ナルー、ミ……?」

 一言も発さないナルーミをそろりと振り返ったルゥリカワは、ただでさえ紅潮していた頬を更に赤く染め上げた。
 そこには、いつも余裕綽々で意地悪で愉快そうに笑むナルーミの姿はなく。

 信じられないとでも言いたげに翡翠の目をさ迷わせ、口元を手で覆って真っ赤になっているナルーミが、そこにいた。

「…………嘘、だろ。だって、オレはおめぇを無理矢理犯して……。嫌われるならまだしも、……すき、だ、なんて…………」
「……ナルーミ。…………信じられないなら、何度でも言うぞ。私は、お前のことが……好きだ」
「っ……!!」
「あっ、ん……、…………ふふ、お前の息子は、正直だな」
「うっせぇ!!! ……っだあぁ!! てめぇは大人しく一生オレに抱かれてろ!!」
「ははっ……、これはまた、熱烈なプロポーズだな。……私が淫らに踊るのは、お前の前だけだよ、ナルーミ」

 唇へのキスの代わりに、ナルーミの左手を取って薬指を甘噛みする。こんなことならもっと早く伝えればよかったなと思考していたルゥリカワだったが、ナカでむくむくと硬度を増していく熱によって脳内は一気に桃色へと染まった。

 …………ナルーミとルゥリカワの睦み合いを視界の端に捉えながら、異世界からやってきた二人はふと思う。
 もしかして自分達は、彼等をハッピーエンドに導くためにやって来たたのではないのか、と。

 そして、自分達も、また──……。
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