ふたりたび

緑の大陸に、大きな権力を持つ国があった。その国は、聖力を正義とし、魔力を悪とする教えが広がっていて、代々王家の血筋の者は皆、聖なる力をその身に宿していた。
そんな中、現国王とその正妃との間に、小さな命が芽生えた。

───────しかし、その命に宿っていたのは、聖なる力ではなく魔力であった。


一方、親の顔も知らぬ小さな子供がスラム街の端に小さく蹲っている。
親も家も金も何も持たない子供はただ必死にあがき、次第に武器を手に取り、独学で戦闘を学び、今日を生き延びようとしていた。




双方が成人を迎えたとき、冒険は始まる。
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