【R18】狂存トライアングル

皐月うしこ

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第一章 異世界のような現実

第三話 脱がされた白シャツ

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「ぁ……ぁ……」


息の仕方はどうだっただろうか。
ゆっくりと時間をかけて押し入ってくる圧迫感に、呼吸は記憶を失ったようだった。見開いた目には無人の会議室。デスクをつかむ指先が、薄暗闇に白く映り、パクパクと声にならない悲鳴を口が訴えている。


「手伝う?」


これはスヲンがランディにかけた声。
「ああ」と短い返答に応じるように、スヲンはアヤの指をデスクから降ろしていく。


「やぁあぁあっ………ッァ」


支えを失った身体は二つ折りにランディの方へ体重をかけ、よろめいたアヤの膣は支えを求めるようにランディのそれを音をたてて埋め込んでいった。


「アヤ、お口あけてみよう」


言いながら、伸びてきたスヲンの指がアヤの唇をこじあける。唾液が床に落ちていくのに合わせて、アヤの声も床にこぼれていく。


「服も邪魔だから脱がせるね」


丁寧でいて拒否権は与えない。束ねた髪だけが、まだ仕事中だと理性を残しているようで頭がくらくらしてくる。
シャツから腕を抜かれ、ブラジャーを剥ぎ取られて、不安定に行き場を求める腕はスヲンにしがみついたまま離れない。


「あとでちゃんと弁償するから安心して」


にこりと笑うスヲンの顔に、一番最初、ロイから紹介された言葉を思い出す。胡散臭い笑顔。脱がされたシャツを丸めて口に押し込まれると同時に、アヤはランディの突き上げに盛大な叫びを染み込ませていった。


「全部入った?」

「………入った」

「アヤ……は、ちょっと無理そうかな。入れられた瞬間イッたみたいだし、少しとんでる」

「噛みきられても知らねぇぞ」

「大丈夫だよ。ほら、アヤ。口をあけられるよね?」


突っ込まれたシャツを引き抜かれた口に、スヲンのそれがペチペチと当たる。半ば反射的にうなずいた息は、命令に応じるようにスヲンへ舌をのばしていく。


「舐めて……そう、上手」


耳朶を指先でもまれる手とは逆の手が、もっと口を広げるようにスヲンの雄の横から割り込んでくる。舐めてと言いながら舌を抑える指と、口内の上顎を亀頭で擦り付ける動作で、主導権は確実にスヲンが握っていた。


「喉の奥まで使っていいか?」

「なんでボクに聞くの?」

「あとで文句言いそうだから」

「串刺しになってるアヤってだけで文句言いそうなんだけど?」

「なら、もう一緒だな」


その瞬間、星が目の前をちらついた。
後頭部を掴んだスヲンが喉深くまでそれを突き上げたせいで、見開いた瞳から涙がこぼれ落ちていた。


「………っかは…ぅ……ぁ」


一気に突っ込まれたものが一気に抜ける。
口を閉じるのも忘れて唾液を溢していたアヤは、何度か同じ動作を繰り返されるうちに、強制的な呼吸を吐くことしかできないまま体力を消耗していく。


「…いゃあぁ…ァッ…ひあっ」


ここにきてランディに好きなように動かれては、どうしようもない。抵抗する力はもちろん、快楽から逃げる方法も思い浮かばない。
本能はスヲンに虐げられて、快感に従順になることを命じられている。


「……ッふ、ンッく…ぁ…ッン……」


ぷるぷると下を向いて揺れる乳房の動きが激しさを伝えてくる。輸送される動きに唾液はアゴを伝い、愛液は太ももを伝って足首まで到達している。
何も考えられない。
思考回路は機能しないまま、二人の男の間でアヤを犯し続けるだけ。


「スヲン、もういい」

「そう?」


スヲンに捕まっていた手が、手首ごとランディに持っていかれる。連動した上半身が持ち上がり、アヤは後ろから突かれて喘ぐ恥体をロイとスヲンに見せつけるようにして身体をしならせた。


「うーわ。アヤ、やらしぃ」


しまりきらない唇の隙間から唾液をこぼし、うつろな顔で母音だけを繰り返すどこに、彼の欲情を刺激するポイントがあるのだろう。


「…ッふ…ぅー…ァッ奥、深…イッ…ぁ」

「ここか?」

「ダメ…ヤッ待っぁ、ダメ…~~~ンッ」


グッと差し込まれ、押し上げられた内臓が水飛沫を撒き散らせていく。


「ランディので潮吹かされて、たまんないって顔してるよ?」


立ち上がって近付いてきたロイが親指の腹で唇を揉んでくる。


「おいおい、ロイなんかに悦ぶなよ」


ウエストを抱き締めるように上体を重ねてきたランディの声が耳元に響く。
その低音が今まで触れなかった身体の中心を撫でるようで、アヤはその視界に別の男を写しながらランディに感じていた。


「………ら…んで…ぃ」

「……ッ…アヤ」


抱き締めていた腕に顔を持ち上げられて、後方のランディとキスを交わす。歯が当たるほど乱暴なキスなのに、ぐちゃぐちゃと混ざりあう体液の音に触発されて、心地よさだけがアヤを揺り動かしていた。


「………ッア」


強い摩擦の終演にアヤの肢体はランディの腕のなかで大きく跳ねる。びくびくと注がれるその血潮は、避妊用の薄い粘膜越しにも伝わるほど熱く溢れていた。


「おっと、大丈夫?」


最後に一番深いキスをして自身を抜いたランディの腕の中からスヲンに身体が渡ったときには、力が残っているはずもなく、アヤは引き付けを起こす腰をどうすることも出来ないといった様子で息をしていた。


「アヤ、自分で入れられるよね」

「……ッ…ぁ」

「大丈夫、ランディの入れたあとだから簡単だと思うよ」


イスのひとつに座ったスヲンの呼び掛けに、アヤはまたがる形で自分の内部へ迎えていく。
たしかにランディのあとなら簡単かもしれない。それでも立派なそれは、アヤにとって十分すぎるほど巨大にみえた。


「俺の目をみて」


優しい声で命令するのをやめてほしい。
薄暗い室内で、夜の王ともいえそうな黒い瞳には逆らえない。


「………ッア、ぁ」


自分で体重をかけながら、スヲンをうめたアヤは熱をこめた顔でその目を見つめていた。


「ボク以外と恋人みたいな雰囲気出すのやめてくれない?」

「アヤ。ロイの恋人なの?」

「……ッ…ん、ぁ」

「どっち?」


イエスかノーを促す手がお腹から背中を回り、腰に降りて、手の平で撫で付けられる。無意識に動いていた腰を止められたようで、アヤは不満そうな吐息をこぼした。


「俺の質問に答えたら、好きに動いていいよ」

「アヤ、いいんだよ。ボクの恋人って言っても」


近付いてきたロイに強制的に顔が向く。そのまま降り落ちてきた甘いキスに、アヤもこたえる。


「そういう展開?」

「……んッ……っむ」

「だったら俺にしとけ」


ロイのキスとは逆サイドからランディの声が耳に響く。
その低い声で甘く囁いてくるのは本当に心臓に悪い。身体ごとうなずきそうになる。


「ヒャァッ」


これは両方の乳首を指で強く引っ張ってきたスヲンのせい。イエスもノーも答えていない腰が勝手に動き始める。
ロイとランディに交互に唇を奪われ、乳首をスヲンに潰されて、アヤは振り乱れていく。


「イクッ…ぁ…いっちゃ…ぁイクッイクアッぁあアぁ」


自分でも驚くほど腰を動かして三人の中心で盛大に果てる。真っ白になった思考は、息も絶え絶えに突き刺さったままのスヲンにすり寄り。甘えるように泣いていた。


「ふふ。可愛い」


ちゅっと瞼に唇を押しあてたスヲンが背中を撫でて落ち着かせてくれる。ただ、その好青年な対応とは裏腹に、内部に埋まるモノは暴虐を続行したいと訴えているのだから気が抜けない。


「ロイ、身体貸して」

「いいよ。アヤ、おいで」


スヲンが座る椅子から、床にあぐらをかいたロイの腕まで、ランディの手によって運ばれる。
ロイの足に頭を乗せられたアヤは、すぐに埋まってきたスヲンの雄に息を吐き出した。


「これだと髪くくってるの邪魔だよね」


ロイの親切が束ねていたゴムをといて、アヤの髪を散らばせる。頭を気兼ねなく預けられるようにはなったが、肌のあちこちに髪が触れて、改めて全裸なのだということを伝えらているみたいで落ち着かない。
自分だけが快楽の渦に溺れていくよう。
ロイもランディも最初に握手を交わしたときと変わらない。服を整えて、優しい顔でそこにいる。
ふたりとも髪を撫でたり、手を握ったりしてくれているが、この会議室で明らかに場違いなのは自分だけではないかとすら思えてくる。


「……っ…スヲ……ン」


アヤは唯一の共犯者になり得そうな男の名前を呼んだ。
もう感じすぎてとめどなく溢れた蜜は、吸い込ませる布もないまま床を濡らしている。ぐっちゃぐっちゃと、相変わらず卑猥な摩擦音だけが室内を満たし、アヤは埋まるスヲンにその足を絡み付かせていた。


「いいよ、アヤ。一緒にいこう」


そう承諾の言葉を落とされたら、すぐにでも果てそうな身体を叱咤激励してとどまらせなければいけなくなる。
まだ、いけない。
まだ、まだ、いけない。
自分で求めた共犯の道。アヤはスヲンがその欲を吐き出していくのを受け止めると同時に、事切れたように意識を手放していた。


「あ、起きた?」


いつの間に服を着ていたのか。
すっかり暗くなり、外の街並みにはオレンジ色が点在している。会議室はロイが宣言したとおりに彼らが片付けてくれたらしく、天井の電気が明るく照らす室内は整然としていた。


「まだボーっとしてるね」


よしよしと頭を撫でてくれるロイの手が心地いい。このままもう一度眠ってしまえそうだと、額にあたる唇の熱を感じながらアヤは目を閉じる。


「寝ぼけてるのか?」

「どうやら、そうみたいだな」


ロイとは違う声。たしか、ランディとスヲン。
そういえば、初対面で。会議室の後片付けをしているときに、ロイと一緒に入ってきて、それから。


「ッ!?」


走馬灯のようによぎった映像がアヤを覚醒させる。


「アヤ、どうしたの。いきなり飛んで行ったりして、ほら。ボクの腕の中に戻っておいで」

「…ぁ…あの…な、なな…」


会議室の椅子に座るランディとスヲン。その中央のデスクに腰かけたロイ。
三人が並ぶと実に存在感のある空間が演出されるが、今まで自分がその中心で眠り姫のようにロイの腕に抱かれていたのかと思うと急速に言葉が見つからない。
恥ずかしい、よりも心臓が飛び出そうなほど驚いた。
驚いたついでに窓ガラスに背中をぶつける勢いでロイから飛びのき、アヤは警戒心むき出しで三人を凝視する。


「ああ、そうだ。はい、これ」


スヲンが紙袋のようなものを差し出してくるが、なんだろう。
スヲンと紙袋を何回か交互で見比べたのち、アヤは視線をスヲンに固定させたまま、その紙袋を受け取った。


「弁償するって言っただろ?」


「なにを」その疑問符はすぐに解決される。


「……ッ、ぁ」


どうして気付かなかったのだろう。折りたたまれた白いシャツは今朝、自分が家から会社まで着てきたもの。今着ているシャツの色は白でも形が少し違う。
サイズはぴったりだが、そこは深く考えてはいけないような気がした。


「い…ぁ…ゥ…」


いりませんと口にしそうになって、戸惑う。いらないと答えた場合に、返せるものがない。彼らの手で着替えさせられた服をもう一度、彼らの目の前で脱ぐ度胸を持ち合わせてない以上、何も答えられずに紙袋を両手で抱きしめることしか出来ない。


「わ…私、帰らない、と」


まともに顔を見ることも出来ずにアヤは、顔を真っ赤にしてうつむいていた。


「家まで送るよ。アヤの家は確か……」

「け、結構です!!」

「……え?」


人生でこれだけ俊敏に動いた記憶は、後にも先にもないと言い切れるくらい体が機敏に反応した。
窓から扉まで距離はあったのに、会議室の扉を破壊する勢いで飛び出し、ロッカールームに置いたままのカバンを掴んで何も考えずに会社を後にして、運よく現れたタクシーを止めて自宅まで一目散に帰った。
あのままタクシーが来なかったら、彼らの誰かが自分よりも早く反応していたら。タクシーが走り出したあと、後ろの窓を振り返った先にいた三人の姿を思い出すと、なぜか胸がギュッと苦しくなる。


「……はぁ」


幸い、今日は金曜日。
あまり深く考えないようにして過ごせばきっと、月曜日には普通の顔で出勤できるはず。
きっと、そう。
これは一夜限りの甘い幻。
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