カラダだけが目当てなの！？

夏休み編

４．

「つァっ、んっ、んーっ」
「おー広がってきたな」
「ううう……イタイよぅ、キモチわるいよぉう……」
「待ってろ。すぐに気持ちよくなるから」

　――ほんとかなぁ……？

　首をかしげているうちに、キイちゃんの指が抜き差しへと変わった。

　ずぼずぼと出し入れされる指にも、異物感をだいぶ感じなくなってきたころ、ぼくに異変が起こった。

　な、なんか、気持ちよくなってきた……？
　中をこすられる感覚がむずがゆくて、ぼくは腰を大きく揺らす。

「んっ、はっ、キィちゃん、もっと右のほうこすってぇ……」
「ちっ。なんでおまえが命令するんだよ」

　キィちゃんが、すっかりスタンダップしているぼくのちんぽを、指でビシバシはじいた。

「ひやあんっ！」

　ぼくは声をあげて、腰をよじる。

「動くなよ」
「だ、だって……」

　ちんぽいじめられて、気持ちよかっただなんて言えない。

「気持ちよくなってきたか？」
「う……」

　否定ができなくて、思わず唸ってしまう。

　――ああ、そうか。
　キィちゃんはひとりで出来ることはぜんぶ試したって言ってたから、経験あるんだ。

　ってことは、キィちゃんも自分のケツマ●コに指突っ込んで、あんあん言ったのかな？
　うわあ、ちょっと見てみたいかも！！

　ぬぷんっといきなり指が抜かれた。

「ふぁ……？」

　うっかり物欲しげな声を出してしまったぼくを見て、キイちゃんが白い歯を見せた。

「今、べつのモノをやるから」

　首をかしげるぼくの太ももを、キイちゃんが腰に抱えた。

　いったいなにをするんだろう？　ぼくの尻孔に、なにやらかたいものがあてがわれる。

　――まさか……ね？

「お待たせ、オレのジュニア」

　キイちゃんが一気にぼくの中を穿ってきた。

「きゃひいいんっ！！？」

　ぼくはベッドの上で、えびぞりになった。

　なにかがぼくのお腹の中で、びくびくとうごめいている。
　これって、もしかしなくても――。

「ふあーやっべぇ～。カズのケツマン、超キモチィー」

　キイちゃんがぼくの上で、満ち足りたようなため息を吐いた。

「あ、あ、キイちゃんにちんぽ突っ込まれた……」

　――ぼく、セックスしちゃってる！？