文字の大きさ
大
中
小
16 / 70
第一章 ムーン・ブル編
第16話 誰?
「あれ?」
引き続き羞恥な俺は、思わず動きを停止して何処かに違和感が残ると疑問に呟いていた。周囲を見回す。違和感は発見できない。
「うん?」
不安な俺は、思わず首を傾けて何処だろうと疑問に声を漏らしていた。視線を姿見鏡に戻す。身なりを弄りながら全身を捻りつつ違和感を確認する。発見できない。
「う~ん?」
益々不安な俺は、姿勢を前屈みにしながら顔面を姿見鏡に接近させつつこれかと疑問に声を漏らした。接近させた顔面を詳細に確認する。瞳の色が普段よりも茶色に見える。
「う~~ん…」
不満な俺は、姿勢をゆっくり戻しながらし腕組しつつ何処かの何かが腑に落ちないと声を漏らした。
「う~~~ん~~~………」
困惑な俺は、目を閉じると同時に堅固に腕組して俯きながら眉間に皺を深く寄せつつ右手を皺に当てて唸るように声を漏らした。目を開き、姿見鏡に映る顔面を見つめる。
「誰?」
混乱な俺は、思わず首を傾けて疑問に呟いていた。視線を下げ、姿見鏡に映る身なりを確認する。
「これ~…、俺か。服が~…、今着替えたやつだしな」
複雑な俺は、腕組を解いて姿見鏡に映る身なりを入念に確認しながら呟いた。宝箱の前に移動する。宝箱内のスーツを確認して得心を得る。姿見鏡の前に戻り、先程と類似にして顔面を再び詳細に観察する。
「顔が随分変わったな~。この世界に合わせた美形…、いや男前…、いや、そもそもこの世界の男前ってどんなだ?」
曖昧な俺は、和風顔が残る顔面を右手で触りながら首の角度を数回変化させつつ人は見た目が変われば変わるものかと疑問に呟いた。
「う~ん…」
引き続き曖昧な俺は、姿勢を戻しながら憶測を巡らせつつ再び堅固に腕組して声を漏らした。
「まあ、これはいい。女神が変えたんだろうし、おかしなことにはならないはずだ」
楽観な俺は、姿見鏡に映る顔面と身なりを確認しながら一応は女神を信頼していると呟いた。
「それより…」
再び複雑な俺は、改めて姿勢を前屈みにしながら顔面を姿見鏡に接近させつつやはり気になると呟いた。顎を上げ、顎髭を首の角度を数回変化させながら確認する。顎髭は金色で産毛の様。
「髭は元々薄かったからな~。いっそのこと濃くなってみたかったが…」
コンプレックスな俺は、思わず無い物ねだりと理解しながらも不服とぼやいていた。首の角度を更に変化させながら視線を徐々に顎から額へと移動する。きらりと光り輝く部分を発見する。血の気が全身から失せて額が蒼白する。絶対零度の極寒の地に全身脱毛した全裸で立ち尽くすかのような震えを起こす。
『ガタン!』
「あっるれーーー???!!!」
姿見鏡は、急接近する俺に左右から鷲掴みにされて音を大きく立てた。絶対零度な俺は、思わずシバリングを力の限りに行いながら雄叫びを激しく疑問に凄まじく裏返して荒々しく上げていた。頭部を姿見鏡に恐る恐る突き出しながら視線を上目遣いにする。
「あっるれれーー?」
大狂乱な俺は、思わず首の角度を激しく複数回変化させながら絶世の頭皮を入念に確認しつつ声を疑問に裏返していた。
「あっるれれれー」
大混乱な俺は、思わず首の角度を弱々しく複数回変化させながら絶世の毛根を必死に確認しつつ声を裏返していた。
「あっるれれれれ……」
大混迷な俺は、思わず肩を落としながら視線と両手も姿見鏡から落として小声さえも裏返しつつ落としていた。
「…」
真っ白な俺は、思わず言葉までも真っ白にしていた。姿勢を戻そうと上半身を起こすが、おぼついて後方へと数歩よろける。
「髪が?!」
未だに真っ白な俺は、思わず体を左側に素早く向けると同時に前屈みになりながら両手を頭部付近でわなわなさせつつ人は見た目が変わっても本質は変わらないのかと声を疑問に強く上げていた。わななく両手を恐る恐る頭部に押し当てる。
「だっ、大丈夫だ。カツラじゃない。頭皮も確認したし毛根いてる。だからハゲではない。ハゲではないが………」
難解な俺は、思わず頭皮を優しく揉み解しながら震える声を漏らしていた。血の気が戻り始める表情を姿見鏡へと静かに向ける。焦点が回復し始める視線を頭部へと慎重に移す。ぐちゃぐちゃな感情の中で沸き立つ体を冷静に起こして姿見鏡に対して半身の姿勢を作る。
・・・
「金髪かよ!」
・・・
「そこは、真っ白じゃないのかよ!」
・・・
ぐちゃぐちゃに冷静な俺は、絶妙な間を置いたあとに右腕をツッコミを入れるようにしっかり伸ばすと同時に違和感はこれだったのかと声を強く上げた。再び絶妙な間を置いたあとに二度のツッコミは決まり事と同様にすると同時に女神のセンスは分らんと声を改めて活舌良く強く上げた。洞窟内に二つのツッコミが木霊する。木霊はやがて静まり、静寂が訪れる。
「はあ~。あの女神、何かが変わるとか言ってたが、この事だったのか?」
困惑な俺は、思わず脱力する同時に両手を膝に突いて和風顔に金髪は無いだろうと疑問に呟いていた。顔面を右手で抑え込み、放心する。
しばし経過する。
放心な俺は、指の隙間からの視線を姿見鏡に向けて全身を確認する。
「この髪、色は確かに金髪だが服装との違和感はなくて寧ろ似合ってるな…」
平静な俺は、髪の変化を前向きに捉えながら呟いた。姿勢を戻し、姿見鏡の前に移動して顔を確認する。
「金髪か~。目立ったりは~、しないよな~」
不安な俺は、髪を指で弄りながら首の角度を数回変化させつつ違和感しか残らないと呟いた。
「まあ、考えても仕方ないか。これは、新たな自分として受け入れよう!」
前向きな俺は、両手を腰の左右に当てて受け入れ難い現実を真正面から受け止めてやろうと声を強く上げた。姿勢を前屈みにして顔を姿見鏡に突き出す。柔らかくウエーブする金髪サラサラヘアーを確認し、最初の明るい笑顔も確認した。
感想 0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~
仮実谷 望ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。
ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。
ガチャ好きすぎて書いてしまった。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
現代ダンジョン奮闘記
だっち15年前に突如としてダンジョンが登場した現代の地球。
誰が何のために。
未だに解明されていないが、モンスターが落とす魔石はすべてのエネルギー源を代替できる物質だった。
しかも、ダンジョンでは痛みがあるが死なない。
金も稼げる危険な遊び場。それが一般市民が持っているダンジョンの認識だ。
そんな世界でバイトの代わりに何となくダンジョンに潜る一人の少年。
探索者人口4億人と言われているこの時代で、何を成していくのか。
少年の物語が始まる。