転生樋廻

転生樋廻

処女作「君の時間は六歳で、僕の夏は十六歳で。』 水(樋)に消えたあの子の時間を、巡り(廻)の中で再生(転生)させ、もう一度夏の中に咲かせる
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歴史・時代 連載中 長編
『Butler Memories』――それは、狂気の世界に刻まれた「正気」の記録。 敵対するA国とB国の境界線に立つ一本の給水塔。そこには、二人の兵士が密かに分かち合う「交換日記」が隠されていた。 リンゴの花の香りを懐かしむ通信兵エリックと、妹の似顔絵を描く哲学者ハンス。 月に一度、新月の夜に更新される日記は、いつしか互いを「敵」ではなく「唯一の理解者」へと変えていく。しかし、戦況の激化と共に、彼らは究極の選択を迫られる。相手を救うことは、祖国への反逆を意味していた。 飢え、凍土、そして名前の解禁。 13ヶ月にわたる魂の交流と、炎の中で交わされた「笑顔の敬礼」。戦後、一人の老兵が守り抜いたその記憶は、やがて国境を越え、平和の象徴としてリンゴの花を咲かせていく。
24h.ポイント 263pt
小説 5,754 位 / 221,658件 歴史・時代 25 位 / 2,928件
文字数 1,379 最終更新日 2026.04.26 登録日 2026.04.26
青春 連載中 長編
「さよならじゃないよ。しおは、みんなの『こころ』のなかに、かくれているからね」 十年前の夏、一人の少女が川の濁流に消えた。 彼女の名前は、栞(しおり)。 僕たちの物語は、あの日、パタンと閉じられたはずだった。 十六歳になった僕の前に現れたのは、あの日と同じ、六歳の姿のままの「しお」だった。 透き通る体、イタズラな笑顔。 彼女は、止まってしまった物語をもう一度開くために、天国から「かくれんぼ」をしにやってきたんだ。 「抱きしめた瞬間だけ、僕たちはあの日の六歳に戻れる」 期間限定の、二十六日間の再会。 かつての幼馴染たちと過ごす、やり直しの夏休み。 おばあちゃんの駄菓子屋、ひまわり畑の匂い、そしてひらがなで綴られた最後の手紙。 これは、僕が大人になるために、そして彼女がただの女の子に還るために必要な、世界で一番切なくて温かい「かくれんぼ」の記録。 閉じられた物語に栞を挟み、もう一度、あの夏のページから始めよう。
24h.ポイント 370pt
小説 4,107 位 / 221,658件 青春 46 位 / 7,781件
文字数 655 最終更新日 2026.04.26 登録日 2026.04.26
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