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29.コレで仲良くなれるのか? 01
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「かくかくしかじか、そんな訳でねぇ~。 小鳥ちゃんたら、陛下を怖がっているのよぉ。このままだと治療にも影響が出てくるでしょう? だから、小鳥ちゃんの警戒心が解けるように、頑張ってね。 そうそう乱暴は絶対にダメよ? もう小鳥ちゃんは使用人達のアイドルなんだから」
陛下の執務室に向かったナルサスが、扉を開けるなり捲し立てた。 いちいち大きな動作で説明するごとに、陛下の闇が増していたのは、きっと気のせいでは無いと思う。
怖いのに、少し同情しちゃったよ……。
未だ肉付きが悪い癖に、ガッチリした骨格と高い背丈が異常なまでに目立つ男……皇帝陛下の前に、ナルサスは躍り出た。 うん、本当に少し踊っていた。 それにふりまわされて、胸元の私は……酔った……。
汗臭くなかったのは救いだったが、胸元から取り出され陛下のデスクの上に置かれた時には、ぐるぐるフラフラで、落下しそうになるところを、慌てた陛下に受け止められた。
「ぴっぴちちちちち!! ……ぴょよ……」
拒絶で暴れれば、手のひらから落下しそうになりピヨッとなった。
「あら、女の子を抱っこするときは、もっとそっとしないと駄目よぉ? 優しくね?」
まぁ、確かにナルサスは、どんなに凄い勢いで私を捕獲しても、その障り方は優しくはあったな……。
「ぁあ、すまぬ。 平気か?」
顔面の前まで持ち上げられ。 私はツンッとソッポを向く。
「可愛い子には、カワイイケーキが1個増量よ……ぴよっ」
とりあえずカワイイポーズをしておいた。 言語使わなくって楽でいいと思ったのは秘密である。
「まぁ、確かに可愛いが……それ以上に美味しそうで目の毒だ……」
凄く切なそうに言われれば、私はパタパタと慌てて羽ばたき、筋肉質な胸元に帰って行った……。
妥協なんだからね!!
「私は、また、余計な事を言ってしまったのだろうか?」
陛下が言う。
「そうね……子供相手に、性的欲求を向けるのは変態だと思うわ」
真顔で対応するナルサスと、横で呆れるヒューゴ。
「いいえ、食欲ですよ」
「なお悪いですよ。 食べないで下さい。 この子は大切な子なのですから」
「分かっています。 分かっているから、必死に耐えているんです……。 せめて触らせてもらえないものでしょうか? 今の私は、理性を保っている限り、周囲の生命エネルギーを無意識に吸収する事もありませんから、害をなす事はありません」
「理性を失くす可能性がある事がもう、問題なのだと思うのですが?」
「だから、そうならないよう気合を入れます。 そのふわふわの柔らかく美しい羽毛に触れさせてくれるなら、皇都の人気菓子店の3日分の生産量を購入しましょう」
「……ぴっ、忘れていたっぴ。 私は陛下と友好を築くために来たと言うことを」
「ちょっと……あなた……」
言葉をなくしたナルサスと、ヒューゴが頭を抱えていた。
「誘拐されないように気を付けないといけませんね」
「そうねぇ、町に出す時は首輪でも付けておく必要があるかしら?」
なんて勝手に語っているといいわ!!
「私は、ペットじゃない!!」
蹴りの態勢でナルサスへと飛びつけば、両手を広げていたナルサスに上手く捕まえられた。
「ふっふふ、私の顔はね。 商売ものなのよ。 顔の良し悪しは七難隠すとかいうぐらいに重要なのを知っているかしら? 顔が良ければ町の人からの聞き取りが楽なのよ~」
「まぁ、実際には、遠目で発見された途端に、みんな逃げていくんですけどね」
ヒューゴがナルサスの言葉を補足した。
「確かに、ナルサスは隠したい難が多そうだからね。 あと、顔の良し悪しではなくて、色の白さはだから……。 そんな事より、ケーキ、ケーキ!!」
「では、私がお茶を入れましょう」
未だ、肉付きの戻らない身体だが、それでも動作に品があり、雰囲気イケメン的オーラを醸し出す陛下だが……、ヒューゴが止めた。
「お茶は私が……。 陛下の淹れるお茶は、その、余りにも独特で、一般的ではないと言うか……呪われそうな味と言うか……。 エリス様の好感度が既にマイナスへとふり切れているだろう今、危険以外の何ものでもありません」
「……そこまで、酷くは無いと思うが……」
「いえ……、泥水をすすれと言われる方がマシですから」
陛下の執務室に向かったナルサスが、扉を開けるなり捲し立てた。 いちいち大きな動作で説明するごとに、陛下の闇が増していたのは、きっと気のせいでは無いと思う。
怖いのに、少し同情しちゃったよ……。
未だ肉付きが悪い癖に、ガッチリした骨格と高い背丈が異常なまでに目立つ男……皇帝陛下の前に、ナルサスは躍り出た。 うん、本当に少し踊っていた。 それにふりまわされて、胸元の私は……酔った……。
汗臭くなかったのは救いだったが、胸元から取り出され陛下のデスクの上に置かれた時には、ぐるぐるフラフラで、落下しそうになるところを、慌てた陛下に受け止められた。
「ぴっぴちちちちち!! ……ぴょよ……」
拒絶で暴れれば、手のひらから落下しそうになりピヨッとなった。
「あら、女の子を抱っこするときは、もっとそっとしないと駄目よぉ? 優しくね?」
まぁ、確かにナルサスは、どんなに凄い勢いで私を捕獲しても、その障り方は優しくはあったな……。
「ぁあ、すまぬ。 平気か?」
顔面の前まで持ち上げられ。 私はツンッとソッポを向く。
「可愛い子には、カワイイケーキが1個増量よ……ぴよっ」
とりあえずカワイイポーズをしておいた。 言語使わなくって楽でいいと思ったのは秘密である。
「まぁ、確かに可愛いが……それ以上に美味しそうで目の毒だ……」
凄く切なそうに言われれば、私はパタパタと慌てて羽ばたき、筋肉質な胸元に帰って行った……。
妥協なんだからね!!
「私は、また、余計な事を言ってしまったのだろうか?」
陛下が言う。
「そうね……子供相手に、性的欲求を向けるのは変態だと思うわ」
真顔で対応するナルサスと、横で呆れるヒューゴ。
「いいえ、食欲ですよ」
「なお悪いですよ。 食べないで下さい。 この子は大切な子なのですから」
「分かっています。 分かっているから、必死に耐えているんです……。 せめて触らせてもらえないものでしょうか? 今の私は、理性を保っている限り、周囲の生命エネルギーを無意識に吸収する事もありませんから、害をなす事はありません」
「理性を失くす可能性がある事がもう、問題なのだと思うのですが?」
「だから、そうならないよう気合を入れます。 そのふわふわの柔らかく美しい羽毛に触れさせてくれるなら、皇都の人気菓子店の3日分の生産量を購入しましょう」
「……ぴっ、忘れていたっぴ。 私は陛下と友好を築くために来たと言うことを」
「ちょっと……あなた……」
言葉をなくしたナルサスと、ヒューゴが頭を抱えていた。
「誘拐されないように気を付けないといけませんね」
「そうねぇ、町に出す時は首輪でも付けておく必要があるかしら?」
なんて勝手に語っているといいわ!!
「私は、ペットじゃない!!」
蹴りの態勢でナルサスへと飛びつけば、両手を広げていたナルサスに上手く捕まえられた。
「ふっふふ、私の顔はね。 商売ものなのよ。 顔の良し悪しは七難隠すとかいうぐらいに重要なのを知っているかしら? 顔が良ければ町の人からの聞き取りが楽なのよ~」
「まぁ、実際には、遠目で発見された途端に、みんな逃げていくんですけどね」
ヒューゴがナルサスの言葉を補足した。
「確かに、ナルサスは隠したい難が多そうだからね。 あと、顔の良し悪しではなくて、色の白さはだから……。 そんな事より、ケーキ、ケーキ!!」
「では、私がお茶を入れましょう」
未だ、肉付きの戻らない身体だが、それでも動作に品があり、雰囲気イケメン的オーラを醸し出す陛下だが……、ヒューゴが止めた。
「お茶は私が……。 陛下の淹れるお茶は、その、余りにも独特で、一般的ではないと言うか……呪われそうな味と言うか……。 エリス様の好感度が既にマイナスへとふり切れているだろう今、危険以外の何ものでもありません」
「……そこまで、酷くは無いと思うが……」
「いえ……、泥水をすすれと言われる方がマシですから」
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