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41.代わり 02
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卵だったころの記憶があるか? と言われれば、明確なものはないのだけれど、私は温かな幸福の中で心地よくたゆたゆとたたずみ続ける物だと思っていた。
泣きたくなるほどに優しい記憶……とも言えない感覚的なもの。
そんな優しい場所に、もう1度戻ってきたかのような錯覚を、陛下は私に与えてくれた。
母様は厳しい人だった。
それでも、母様は彼女の最後に彼女の全てを私に与えてくれた。
それは痛みと苦しみと、喪失感、不安感、あらゆる恐怖を私に与え……婚約者となったマルスに依存する切っ掛けを作り出した。
エネルギーを巡らせると言う行為がイヤだったのは、母様が死の数日前からソレを無理やりに私に行った時の苦痛を記憶していたから、膨大な生命エネルギーを母様は循環させる事無く、私の小さな身体を巡らせ、馴染ませ、だけどソレはとても難しくて、私の皮膚を裂き、血を溢れさせた。
そして、私は苦痛に泣き叫び倒れる日々を繰り返し、母様を泣きながら罵った。 その行為が未来を生きる私に送る母様の最期の贈り物だったにも関わらず、私はソレを理解することなく罵り……それでも母様は、命を終えるその瞬間まで私に生命エネルギーを与え続けた。
最後の苦痛から目を覚ました時。
側にあったのは、母様と思われる白い鳥の屍。
ソレを手に取れば、空気に溶け……最後の欠片までもが、私に取り込まれた。 鳥の屍はただ私に母様の死を伝えるためだけに存在していたのだろう。
生命エネルギーの制御なんて嫌いだ……。
そう思っていたのに、陛下の与えてくれたものはとても心地よかった。
永遠に続く、卵の日々のように。
「おチビちゃん、そろそろ起きてご飯にしませんか?」
甘く優しい声が聞こえるが、心地よい眠りから目覚めるのが怖くて、ぐずっていればそっと引っ張り出され、外の空気にさらされる。 寝ぼけながらもじたばたもがけば、嘴の上に軽く温かく柔らかなものが触れた。
「おはよう、おチビちゃん」
向けられる微笑みにボンヤリと返す。
「母様……」
「ぇ?」
同時に相手が凍り付き、凍り付いた表情を見て慌てた。
「お、はよう、ございます!! へ、いか」
きょろきょろと周囲を見渡し、自分が何処にいるかを確認すれば、そこは執務室でテーブルには沢山の食事が並び、陛下のデスクの両サイドに2つずつデスクが並んでいる。 その席の1つに身を置くナルサスが背中を向けて肩を震わせていた。 その奥では対応に困り切っているヒューゴの顔が愛想笑いを浮かべ、そしてナルサスに声をかける。
「団長、そんなに笑っては陛下が気の毒ですよ」
「いえ、だって、こんなの我慢できるわけぶふっ……」
「ヒューゴ、背中を殴って差し上げなさい」
「ちょっと、普通ソコはさするでしょう!!」
「すみません。 間違えました。 せっかくですから、アナタたちも相伴に預かってはいかがですか? おチビちゃんは、前回ほど消耗は酷くありませんから」
「あら、そうなの?」
少し考え込んで私は肯定し、パタパタとテーブルへと向かう。
「一緒に食べよう」
「なら、ご一緒させていただきましょう」
「陛下は、食べないの?」
「母様ではないの? ふっふふふふはあっはっは」
「ナルサス、後で、小鬼の2人と遊んで差し上げなさい」
陛下はニッコリと笑ってナルサスに告げれば、ナルサスは顔を引きつらせ、笑うのを止めた。 嫌味とか、嫌がらせ? なのかな?
「陛下、私が寝ぼけていた事で、ナルサスを虐めるのは良くないよ」
「イジメではありませんよ。 生食鬼対策で、ナルサスの私兵団の底上げが必要かどうか? 必要ならどの程度の底上げが必要か? 可能か? 可能でないなら、何をもって補えばいいのか? 身をもって研究していただくのですよ」
優しく嫋やかな声だが……言っている事がキツイ事なのは、私にも分かるぞ?
「ナルサス大丈夫? 転じたばかりと言っても、中庸の民って器用で忍耐強いけど、強さはないよね?」
でも、母様は言っていた……。 彼等は、弱いからこそ、どんな手段を使っても勝利してくるのが怖いのだと。
「以前も言ったけど、私、中庸の民を超越しているから平気なのよ。 まぁ、任せておいて、良い所見せるから」
私は意味を理解できず首を傾げ、食事をしようとし……視線の先に見えたものにショックを受けた。
陛下が!! 男姿でお茶してる……。
いえ、もう母様が亡くなって随分立ちますし? 母親恋しがる年ではないのだけど……。 明らかなショックを顔に表して見せたが、陛下には気づかないふりをされてしまった。
でも、ご飯は食べる。
そして十数分後には、満幅のお腹をテーブルにぽてっと預け、私はもふっとマッタリモードに入る。 その間も、陛下は書類の決裁を行っていた。
「陛下は、ずっと仕事をしているの?」
「ずっと仕事をしていますよ」
そう告げる陛下のカップに新しい紅茶をヒューゴが注ぐ。
「戦場に出ていた時もしてたのよ。 この人」
ナルサスが呆れた様子で言いながら、ナルサスはヒューゴにカップを突き付ける横を素通りした私は陛下の元に降り立った。
そこには新たな貿易道、治水整備、港の増設などの嘆願書。 孤児院等の援助要請。 各領地の不満に対する改善要求。
「うん? これに返事するの?」
「返事をします。 おチビちゃんのお陰で、直接調査に行けそうなので助かります」
「ソレって……一人でする仕事なの?」
「本来は違うわよね。 でも、ほら、これもこれもこれも、本来なら、各領地で勝手にしてくれって案件でしょう? 馬鹿みたい、何にも出来ないばかばっか。 本当、放っておけばいいのにさ」
ナルサスの言葉に、陛下は静かに笑う。
「母様は、中庸の民は賢いって言っていたわ」
「確かに賢いかもしれませんね」
苦い顔をしたのはヒューゴだった。
彼等が語るのは、常に戦争状態であったアドラム皇国は、それは、それは、お金持ちだと言うお話。
戦争に勝つたびに、陛下が賠償交渉し、賠償金を陛下が!!受け取り、戦場で戦った者達の褒賞として一部を放出した以外は、今も陛下が管理しているそうだ。
それが皇妃様と、メイザース宰相閣下にはご不満で、こっそりと敵国に和平協議を求めたらしい。 陛下の力を削ぐためにだろうってナルサスは言っていた。 戦争がなければ、陛下は生命エネルギーを得る事ができず弱るばかりだから。
「そんな事をして意味があるの?」
「どうでしょう? 皇妃は幾度となく、助けてあげましょうか? と、手紙を送ってきましたが、お断りしました。 正直……彼女の助けどころか、顔も見たくなどありませんから……」
そう告げる陛下の瞳は、大きく見開き……狂気を映し出していた。
母様と思わせるぬくもりを与えてくれた人に、何があって、あんな表情をするのだろうか? 私はナルサスへと視線を向ければ、笑ってごまかされた。
そして、私は気づいた。
陛下に興味を抱き始めたと言う事実を。
泣きたくなるほどに優しい記憶……とも言えない感覚的なもの。
そんな優しい場所に、もう1度戻ってきたかのような錯覚を、陛下は私に与えてくれた。
母様は厳しい人だった。
それでも、母様は彼女の最後に彼女の全てを私に与えてくれた。
それは痛みと苦しみと、喪失感、不安感、あらゆる恐怖を私に与え……婚約者となったマルスに依存する切っ掛けを作り出した。
エネルギーを巡らせると言う行為がイヤだったのは、母様が死の数日前からソレを無理やりに私に行った時の苦痛を記憶していたから、膨大な生命エネルギーを母様は循環させる事無く、私の小さな身体を巡らせ、馴染ませ、だけどソレはとても難しくて、私の皮膚を裂き、血を溢れさせた。
そして、私は苦痛に泣き叫び倒れる日々を繰り返し、母様を泣きながら罵った。 その行為が未来を生きる私に送る母様の最期の贈り物だったにも関わらず、私はソレを理解することなく罵り……それでも母様は、命を終えるその瞬間まで私に生命エネルギーを与え続けた。
最後の苦痛から目を覚ました時。
側にあったのは、母様と思われる白い鳥の屍。
ソレを手に取れば、空気に溶け……最後の欠片までもが、私に取り込まれた。 鳥の屍はただ私に母様の死を伝えるためだけに存在していたのだろう。
生命エネルギーの制御なんて嫌いだ……。
そう思っていたのに、陛下の与えてくれたものはとても心地よかった。
永遠に続く、卵の日々のように。
「おチビちゃん、そろそろ起きてご飯にしませんか?」
甘く優しい声が聞こえるが、心地よい眠りから目覚めるのが怖くて、ぐずっていればそっと引っ張り出され、外の空気にさらされる。 寝ぼけながらもじたばたもがけば、嘴の上に軽く温かく柔らかなものが触れた。
「おはよう、おチビちゃん」
向けられる微笑みにボンヤリと返す。
「母様……」
「ぇ?」
同時に相手が凍り付き、凍り付いた表情を見て慌てた。
「お、はよう、ございます!! へ、いか」
きょろきょろと周囲を見渡し、自分が何処にいるかを確認すれば、そこは執務室でテーブルには沢山の食事が並び、陛下のデスクの両サイドに2つずつデスクが並んでいる。 その席の1つに身を置くナルサスが背中を向けて肩を震わせていた。 その奥では対応に困り切っているヒューゴの顔が愛想笑いを浮かべ、そしてナルサスに声をかける。
「団長、そんなに笑っては陛下が気の毒ですよ」
「いえ、だって、こんなの我慢できるわけぶふっ……」
「ヒューゴ、背中を殴って差し上げなさい」
「ちょっと、普通ソコはさするでしょう!!」
「すみません。 間違えました。 せっかくですから、アナタたちも相伴に預かってはいかがですか? おチビちゃんは、前回ほど消耗は酷くありませんから」
「あら、そうなの?」
少し考え込んで私は肯定し、パタパタとテーブルへと向かう。
「一緒に食べよう」
「なら、ご一緒させていただきましょう」
「陛下は、食べないの?」
「母様ではないの? ふっふふふふはあっはっは」
「ナルサス、後で、小鬼の2人と遊んで差し上げなさい」
陛下はニッコリと笑ってナルサスに告げれば、ナルサスは顔を引きつらせ、笑うのを止めた。 嫌味とか、嫌がらせ? なのかな?
「陛下、私が寝ぼけていた事で、ナルサスを虐めるのは良くないよ」
「イジメではありませんよ。 生食鬼対策で、ナルサスの私兵団の底上げが必要かどうか? 必要ならどの程度の底上げが必要か? 可能か? 可能でないなら、何をもって補えばいいのか? 身をもって研究していただくのですよ」
優しく嫋やかな声だが……言っている事がキツイ事なのは、私にも分かるぞ?
「ナルサス大丈夫? 転じたばかりと言っても、中庸の民って器用で忍耐強いけど、強さはないよね?」
でも、母様は言っていた……。 彼等は、弱いからこそ、どんな手段を使っても勝利してくるのが怖いのだと。
「以前も言ったけど、私、中庸の民を超越しているから平気なのよ。 まぁ、任せておいて、良い所見せるから」
私は意味を理解できず首を傾げ、食事をしようとし……視線の先に見えたものにショックを受けた。
陛下が!! 男姿でお茶してる……。
いえ、もう母様が亡くなって随分立ちますし? 母親恋しがる年ではないのだけど……。 明らかなショックを顔に表して見せたが、陛下には気づかないふりをされてしまった。
でも、ご飯は食べる。
そして十数分後には、満幅のお腹をテーブルにぽてっと預け、私はもふっとマッタリモードに入る。 その間も、陛下は書類の決裁を行っていた。
「陛下は、ずっと仕事をしているの?」
「ずっと仕事をしていますよ」
そう告げる陛下のカップに新しい紅茶をヒューゴが注ぐ。
「戦場に出ていた時もしてたのよ。 この人」
ナルサスが呆れた様子で言いながら、ナルサスはヒューゴにカップを突き付ける横を素通りした私は陛下の元に降り立った。
そこには新たな貿易道、治水整備、港の増設などの嘆願書。 孤児院等の援助要請。 各領地の不満に対する改善要求。
「うん? これに返事するの?」
「返事をします。 おチビちゃんのお陰で、直接調査に行けそうなので助かります」
「ソレって……一人でする仕事なの?」
「本来は違うわよね。 でも、ほら、これもこれもこれも、本来なら、各領地で勝手にしてくれって案件でしょう? 馬鹿みたい、何にも出来ないばかばっか。 本当、放っておけばいいのにさ」
ナルサスの言葉に、陛下は静かに笑う。
「母様は、中庸の民は賢いって言っていたわ」
「確かに賢いかもしれませんね」
苦い顔をしたのはヒューゴだった。
彼等が語るのは、常に戦争状態であったアドラム皇国は、それは、それは、お金持ちだと言うお話。
戦争に勝つたびに、陛下が賠償交渉し、賠償金を陛下が!!受け取り、戦場で戦った者達の褒賞として一部を放出した以外は、今も陛下が管理しているそうだ。
それが皇妃様と、メイザース宰相閣下にはご不満で、こっそりと敵国に和平協議を求めたらしい。 陛下の力を削ぐためにだろうってナルサスは言っていた。 戦争がなければ、陛下は生命エネルギーを得る事ができず弱るばかりだから。
「そんな事をして意味があるの?」
「どうでしょう? 皇妃は幾度となく、助けてあげましょうか? と、手紙を送ってきましたが、お断りしました。 正直……彼女の助けどころか、顔も見たくなどありませんから……」
そう告げる陛下の瞳は、大きく見開き……狂気を映し出していた。
母様と思わせるぬくもりを与えてくれた人に、何があって、あんな表情をするのだろうか? 私はナルサスへと視線を向ければ、笑ってごまかされた。
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