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48.不快な来客達
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ヒューゴの親戚として皇妃に伝わってしまった手前、離宮に戻る訳にもいかないだろうと、カイルはシバラクの間少女シーラと言う存在として、私兵団本部の雑用を行う事とした。
カイルに与えられた通常業務に関しては、ドロドロに腐りかけていた頃の数倍の速度で処理しておいたため問題はない。
問題があるとするなら、少女を皇帝陛下と知らず声をかけてくる団員の方だろう。
「うざい、寄るな」
野菜の皮むきに勤しんでいる邪魔をされ、ナイフを向け、冷ややかな視線を向ければ……喜ばれた。
このドエムどもが……。 いや、違うか?
この姿が子供過ぎるからか?
「あ~こわいこわい。 お嬢ちゃん怖いなぁ、流石ヒューゴの親戚だ。 こりゃぁ、おじちゃんたちも直ぐに、追い抜かされてしまうなぁ~」
なんて、ニヤニヤ嬉しそうにされる。
正体を知らないとは言え、マジ、一度〆るか?
最近のカイルは情緒が不安定だ。 その原因は、連日訪れる皇妃と、偽皇帝からの勧誘。
一昨日から、とうとう本人達が来訪するようになり、偽皇帝を偽物と知らないまだ年若い騎士達を中心に大騒ぎとなっている。 まぁ、正体を知る者は知る者で、大騒ぎでヒューゴに詰め寄ってはいるが。
「毎度、毎度、懲りもせずご足労いただいておりますが、先日も言った通り尊き方にお使いする等、私にはできるはずもありません。 あと、連日来られてはノルマが達成できない言い訳にもなりませんから」
仕事があるからと、食堂から動こうとしなければ、2人は侍女3名と騎士3名を連れ古びた食堂にやってきた。
「随分と汚く、臭い食堂ね」
花の香りで隠してはいるが、ぷんぷんと血の匂いをさせている者に言われたくないだろう。 つくづく生物としての性質を歪めるのが好きならしい。
「帰れば?」
「不敬だぞ!! そのジャガイモの皮を剥く手を止めないか!!」
護衛の騎士が怒鳴りつけるが、あぁ?と、睨み返す少女。 そしてまぁまぁと騎士を穏やかに宥める偽皇帝&皇妃。
「いいのよ。 それより問題にすべきは、アナタのようなカワイイ子にずいぶんと汚らしい雑務を押し付けていることよ。 私のモノになれば、アナタは可愛く微笑んでくれればいいと言うのに」
「ソレが無理だって言ってんですよ。 そういうのは、生まれも育ちもカワイイ子に行ってください。 皮がカワイイからって、可愛く笑えるもんじゃありませんから」
お前等の顔を見ているだけで吐き気がすると言うのに……、どう笑えと言うのだ……なんて思いながらも笑ってみれば、随分と皮肉気な笑いとなっていたらしく、侍女と騎士がひくついていた。
全く暇人が、こっちの仕事の邪魔をしてくんな!! 関わってくんな!! 荒れまくりのカイルは心の中で口汚く罵っていた。
「うちに来れば、生まれ変われるわ」
「私が天使のように笑うなんて、逆に恐ろしいですよ。 そんなのは私じゃぁありませんからね。 正直、皇都にきてから意味もなく、ヘラヘラと笑っている人達を見る事に疲れているくらいです。 もういい加減、諦めてくれませんか?」
冷ややかに見据え言えば、ミラ皇妃は表情を変える事無く、
「あら、愛想笑いに疲れると言うのは私にも分かるわ。 えぇ、腹が立つものよね。 嘘臭くて、腹の底が見えるようで……薄汚い汚物が、幾ら笑おうと汚物なんだって。 だからこそ、私は私を癒すための楽園を作りたいの。 今、アナタは辛い環境にあるかもしれませんが、私の楽園で幸福に暮らしていれば、本当の笑顔を取り戻せる日も来ると思うのよ」
鼻で笑いそうになるのを我慢していたつもりだが、我慢しきれただろうか?
「ふふっふふふ、随分と嫌われてますね」
偽皇帝が笑う。
「大抵の庶民は、権力者を鬱陶しいと感じていますよ。 恐ろしいから、声にしないだけで」
「貴方は恐ろしくはないの?」
「そりゃぁ、恐ろしいですよ……こうやって手が震えるほどに。 だからって恐怖であろうと、下心であろうと、良く考えず流されれば不幸確定」
肩を竦めて、話を続ける。
「下手をすれば数日後には川に浮いているかもしれません」
「そんな野蛮な事はありませんよ。 貴方が望むなら、常に私の側において守りましょう」
「胃が焼けます。 勘弁してください」
本気でキリキリと胃が痛む。
正面から見る2人を皮ではなく、そのエネルギーに照準を当ててしまえば、2人の中身は地獄の沼のようにしか見えなかった。 幾重にも怨嗟と苦痛に凝り固まった魂が、2人の中でウネリ、渦を巻き、消えては現れる。
カイルが戦場で奪っていたのは、魂が肉体を離れる瞬間に消失する生命エネルギーであり、魂そのものではない。 エネルギーではなく魂を食らっていては、本質が歪むと言うものだ。
※ 生食鬼へと変質するため、膨大なエネルギーを魂がため込んでいるところを食らうため、エネルギーだけでなく魂も食らっている。
魂と、生きるためのエネルギー、その区別もついていないと言うならば、ただ過剰なまでに力を集めているソレだけの存在だと安堵する。
だが、生理的には無理!!
気持ち悪い……
吐き気がする……
本能が2人はオゾマシイ存在なのだと拒絶する。
中庸の民とも、大地の民とも違い、その生命エネルギーを本体とする翼ある者であるにもかかわらず、顔色が悪くなると言う事は、生命エネルギーに異常をきたしていると言う事だ。
「すみません……そろそろストレスに耐えきれません。 お帰り頂けますか?」
マジで言えば、
「仕方がありませんね」
「また、くるわ~」
「あぁ、手土産を渡すのを忘れてました」
そうして袋に入った甘い菓子が置いていかれた。 生命力を生み出す燃料でしかない菓子から、怪しい色合いのエネルギーがうねり、囁くような呻き声が、怨嗟を語っていた。
「見送りはいいわ。 その代わり、今度是非うちに見学に来てね」
「機会があれば……」
見送る気も無い彼等が離れていく様子を、皮膚に感じ取り眉間を寄せて呟いた。
「そろそろ……潮時ですかねぇ……」
はぁ……大きな溜息をつけば、入口付近で騒ぎが起こっていた。 大声で叫ぶ声と、物がぶつかり破壊される音。
「俺の婚約者を返せ!!」
それは暴れる事で自己を主張しようとするように、喧噪が響く。 誰かが、2人は大地の民だと叫べば、魔法を使える者が対策に及ぶ。
「お願いだ!! 俺の婚約者を返してくれ……」
大地の民は、奴隷種とされている。 その魔力耐性の無さゆえに、どれほど力が強くとも惨めに這いつくばり、情けを請わずに生きていけないから。
慈悲を知れ……。
マルスとその双子の妹マイルが牢へと連れていかれるのを、冷めた気持ちで眺めていれば、視線があった。
「ぁ……」
視線が戸惑う。
今の姿は、師匠であるエリスの母を若く……いや幼くしたうえで、決して消すことが出来ない私と言う要素が残っている状態だから。
「え、りす? 頼む、お願いだ!! 帰って来てくれ。 俺が悪かった!!」
抱きしめようとするから、つい、蹴り飛ばした。
カイルに与えられた通常業務に関しては、ドロドロに腐りかけていた頃の数倍の速度で処理しておいたため問題はない。
問題があるとするなら、少女を皇帝陛下と知らず声をかけてくる団員の方だろう。
「うざい、寄るな」
野菜の皮むきに勤しんでいる邪魔をされ、ナイフを向け、冷ややかな視線を向ければ……喜ばれた。
このドエムどもが……。 いや、違うか?
この姿が子供過ぎるからか?
「あ~こわいこわい。 お嬢ちゃん怖いなぁ、流石ヒューゴの親戚だ。 こりゃぁ、おじちゃんたちも直ぐに、追い抜かされてしまうなぁ~」
なんて、ニヤニヤ嬉しそうにされる。
正体を知らないとは言え、マジ、一度〆るか?
最近のカイルは情緒が不安定だ。 その原因は、連日訪れる皇妃と、偽皇帝からの勧誘。
一昨日から、とうとう本人達が来訪するようになり、偽皇帝を偽物と知らないまだ年若い騎士達を中心に大騒ぎとなっている。 まぁ、正体を知る者は知る者で、大騒ぎでヒューゴに詰め寄ってはいるが。
「毎度、毎度、懲りもせずご足労いただいておりますが、先日も言った通り尊き方にお使いする等、私にはできるはずもありません。 あと、連日来られてはノルマが達成できない言い訳にもなりませんから」
仕事があるからと、食堂から動こうとしなければ、2人は侍女3名と騎士3名を連れ古びた食堂にやってきた。
「随分と汚く、臭い食堂ね」
花の香りで隠してはいるが、ぷんぷんと血の匂いをさせている者に言われたくないだろう。 つくづく生物としての性質を歪めるのが好きならしい。
「帰れば?」
「不敬だぞ!! そのジャガイモの皮を剥く手を止めないか!!」
護衛の騎士が怒鳴りつけるが、あぁ?と、睨み返す少女。 そしてまぁまぁと騎士を穏やかに宥める偽皇帝&皇妃。
「いいのよ。 それより問題にすべきは、アナタのようなカワイイ子にずいぶんと汚らしい雑務を押し付けていることよ。 私のモノになれば、アナタは可愛く微笑んでくれればいいと言うのに」
「ソレが無理だって言ってんですよ。 そういうのは、生まれも育ちもカワイイ子に行ってください。 皮がカワイイからって、可愛く笑えるもんじゃありませんから」
お前等の顔を見ているだけで吐き気がすると言うのに……、どう笑えと言うのだ……なんて思いながらも笑ってみれば、随分と皮肉気な笑いとなっていたらしく、侍女と騎士がひくついていた。
全く暇人が、こっちの仕事の邪魔をしてくんな!! 関わってくんな!! 荒れまくりのカイルは心の中で口汚く罵っていた。
「うちに来れば、生まれ変われるわ」
「私が天使のように笑うなんて、逆に恐ろしいですよ。 そんなのは私じゃぁありませんからね。 正直、皇都にきてから意味もなく、ヘラヘラと笑っている人達を見る事に疲れているくらいです。 もういい加減、諦めてくれませんか?」
冷ややかに見据え言えば、ミラ皇妃は表情を変える事無く、
「あら、愛想笑いに疲れると言うのは私にも分かるわ。 えぇ、腹が立つものよね。 嘘臭くて、腹の底が見えるようで……薄汚い汚物が、幾ら笑おうと汚物なんだって。 だからこそ、私は私を癒すための楽園を作りたいの。 今、アナタは辛い環境にあるかもしれませんが、私の楽園で幸福に暮らしていれば、本当の笑顔を取り戻せる日も来ると思うのよ」
鼻で笑いそうになるのを我慢していたつもりだが、我慢しきれただろうか?
「ふふっふふふ、随分と嫌われてますね」
偽皇帝が笑う。
「大抵の庶民は、権力者を鬱陶しいと感じていますよ。 恐ろしいから、声にしないだけで」
「貴方は恐ろしくはないの?」
「そりゃぁ、恐ろしいですよ……こうやって手が震えるほどに。 だからって恐怖であろうと、下心であろうと、良く考えず流されれば不幸確定」
肩を竦めて、話を続ける。
「下手をすれば数日後には川に浮いているかもしれません」
「そんな野蛮な事はありませんよ。 貴方が望むなら、常に私の側において守りましょう」
「胃が焼けます。 勘弁してください」
本気でキリキリと胃が痛む。
正面から見る2人を皮ではなく、そのエネルギーに照準を当ててしまえば、2人の中身は地獄の沼のようにしか見えなかった。 幾重にも怨嗟と苦痛に凝り固まった魂が、2人の中でウネリ、渦を巻き、消えては現れる。
カイルが戦場で奪っていたのは、魂が肉体を離れる瞬間に消失する生命エネルギーであり、魂そのものではない。 エネルギーではなく魂を食らっていては、本質が歪むと言うものだ。
※ 生食鬼へと変質するため、膨大なエネルギーを魂がため込んでいるところを食らうため、エネルギーだけでなく魂も食らっている。
魂と、生きるためのエネルギー、その区別もついていないと言うならば、ただ過剰なまでに力を集めているソレだけの存在だと安堵する。
だが、生理的には無理!!
気持ち悪い……
吐き気がする……
本能が2人はオゾマシイ存在なのだと拒絶する。
中庸の民とも、大地の民とも違い、その生命エネルギーを本体とする翼ある者であるにもかかわらず、顔色が悪くなると言う事は、生命エネルギーに異常をきたしていると言う事だ。
「すみません……そろそろストレスに耐えきれません。 お帰り頂けますか?」
マジで言えば、
「仕方がありませんね」
「また、くるわ~」
「あぁ、手土産を渡すのを忘れてました」
そうして袋に入った甘い菓子が置いていかれた。 生命力を生み出す燃料でしかない菓子から、怪しい色合いのエネルギーがうねり、囁くような呻き声が、怨嗟を語っていた。
「見送りはいいわ。 その代わり、今度是非うちに見学に来てね」
「機会があれば……」
見送る気も無い彼等が離れていく様子を、皮膚に感じ取り眉間を寄せて呟いた。
「そろそろ……潮時ですかねぇ……」
はぁ……大きな溜息をつけば、入口付近で騒ぎが起こっていた。 大声で叫ぶ声と、物がぶつかり破壊される音。
「俺の婚約者を返せ!!」
それは暴れる事で自己を主張しようとするように、喧噪が響く。 誰かが、2人は大地の民だと叫べば、魔法を使える者が対策に及ぶ。
「お願いだ!! 俺の婚約者を返してくれ……」
大地の民は、奴隷種とされている。 その魔力耐性の無さゆえに、どれほど力が強くとも惨めに這いつくばり、情けを請わずに生きていけないから。
慈悲を知れ……。
マルスとその双子の妹マイルが牢へと連れていかれるのを、冷めた気持ちで眺めていれば、視線があった。
「ぁ……」
視線が戸惑う。
今の姿は、師匠であるエリスの母を若く……いや幼くしたうえで、決して消すことが出来ない私と言う要素が残っている状態だから。
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