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1章 遺産
05.初恋の相手は妻
初めてシヴィルを見たとき、同じ人間なのかと疑った。
可愛らしかった。
触れてみたかった。
話しかけてみたかった。
俺の知っている女の子と言うと、愛らしい自分を理解し甘え上手で、話好き。 三度のご飯と、オシャレが大好きで、喜怒哀楽が激しくすぐに泣きだす。弱い存在。
かとおもえば、貧乏になった俺をバカにし、自分という存在に安堵を抱き、そして甘えてきたかと思えば、従属することを求めてくる。 どうにも理解が難しい。
クルクルと変化する女性の表情が可愛いと言う者もいたが、俺にとっては理解ができず、ただ面倒なだけで、面倒に思っている事を知られれば、また不機嫌にさせていた。
女性は……年齢に関係なく得意ではない……。
妻となる少女は、自分が知っているどんな女性とも違っていた。
妻となると言う少女は、父親の陰に静かに隠れ、好奇心に新緑のような爽やかな瞳を輝かせ、歩くたびに白に近い銀色の髪を揺らし、そして無邪気な微笑みをたたえていた。 白い頬がピンク色に染まり、柔らかそうな唇が発する声は、小鳥のように愛らしい。
じっと見つめていれば、俺の視線に気づいたのか視線が交わる。 その瞬間、綺麗な緑色の瞳が大きく見開き、息を飲んだ事に気づいた
女性を前にすると、俺は仏頂面になるらしく、母が苦笑交じりにたしなめていたのを思い出し、不躾な視線を謝罪するため一歩踏み出したところで、後悔した……スラムの人間顔負けの自分の恰好に……。
女性を理解することも、武芸一筋の自分を理解してもらうことも難しいのは分かっている。 余計なことに思いを割くなら、武芸に励む方が余程有意義な時間を過ごせると言うもの。 気に入られても面倒なだけだと、捨てる予定だった服をわざわざ身に着けたのだ。
後悔した。
神様……10分でいいから時間を戻してくれ!! そう願ったが、そんな都合の良い神様など存在していなかった。
「あの……俺、さっきまで特訓していて……着替える時間をいただけませんか?」
「堅苦しく考えなくてよろしいのですよ」
いや、そうではなくて……と思ったが、義父となる男は女性のように整った顔立ちではあるが、その笑みは恐ろしい押しの強さを持っており、結局俺は「はい、ありがとうございます」そう呟くしかできなかった。
母上……助けてください。
俺は思わず天に祈る。
母は、俺にとって……シヴィルの存在を知るまで、唯一絶対の女性だった。
父よりも背が高く立ち姿も歩く姿も凛々しく美しい、伯爵夫人らしいドレスに身を飾る事は好まず、公用でもない限りは男装に身を包み過ごす。 だからと言って男に見えるかと言えば違い、独特の華やかさを持っていた。 凛々しい瞳が笑みを形作れば、侍女達が頬を染める。 母が亡くなったとき、崇拝していた侍女達の中に後追いする者がでた程だった。
母は、侍女達を喜ばせる時、どうしていた?
手を取り、口づけし、甘い言葉をささやいていた……。
母よ……。
良い見本にはなるが、女性としてはどうなるのだろうか? 思い出と共に苦笑を覚えるが、やはり真似るなら父よりも母の方が所作が美しいし、そして女性に人気があった。
母の所作を思い出し、廊下を歩くシヴィルをエスコートするために手を差し出そうとすれば……、身長差があり過ぎて妻となる少女は、俺の手のひらの下をくぐりぬけていく。
切ない……
だが、助かった!!
手を差し出すタイミングを間違えていたのだ。
もし、あと5センチ少女の背が高かったら、妻となる少女の額に手刀を入れて、昏倒させていただろう。
応接室につけば、彼女はソファを前に不安そうにしていた。 家具と言う家具は売り払い、急ぎ父の行きつけの酒場から急遽借りてきたソファだ。 余りも粗末なソファで座れば壊れるとでも思ったのだろうか?
先に座ってみせればいいのか?
あぁ、違う!! ここでエスコートだ!!
そう意気揚々と少女を見れば、義父に座るように命じられ席に座っており……俺もまた席についた、少しだけ、少しだけ……妻となる人に寄せて座れば花のような香りがした。 キョトンとした緑色の瞳が自分を見つめ、微笑みを向けてくる。
可愛い可愛い可愛い。
抱っこして、くるくる回してみたい。
いやいや、それだと子供扱いになってしまう。
女性として扱うなら、どうすればいい??
この年頃の子は、どうすれば喜ぶんだろう?
そんなことを考えながら、手元に差し出された書面に無意識のうちにサインを終えていた。 ソレが隣にずらされ少女もまたサインを入れる。
シヴィルと言うのか……。
俺の名前と、おそろいのようだと思えば嬉しかった。
「では、これでヘルムート伯爵家長男、パーシヴァル・フォン・ヘルムートと、シヴィル・マノヴァの婚姻成立とし、提出させていただきます」
そう告げられて、自分が少女と一言も言葉を交わさず、夫婦となった事実に愕然とした。 いいのかコレで?! 本当にいいのか?! 自分の知っている女性であれば、憤慨しサインしたばかりの書面を破りすててしまうぞ!!
そう思ったが、その状況を作り出したのは自分で……。
なさけないが「はい」と小さく呟くしかできなかった。
妻……の顔を覗き見れば、静かに微笑んでおり怒っていない事に安堵した。 安堵した先に次々と現実が語られる。 婚姻を交わしたが自分は直ぐに学園に入学し、寮住まいとなる。 騎士になるための厳しい特訓は、気安く屋敷に戻る事が出来ないと聞く。
テーブルに重い音がした。
「それは、パーシヴァル殿の行為に対して支払われる対価の一部であることを、お忘れなく……」
対価。
シヴィルが自分の妻となったのではなく、将来自分が受け継ぐ爵位に嫁いだ現実を思い出した。
嫌だ……。
それは、なんだか嫌だ。
とても、とても嫌だ。
幼いシヴィルがその事実に気づいてなければいいのだが……。
シヴィルに気を取られ、尊敬していた母の事を語ってくれている義父の言葉の大半を聞き流し、曖昧に礼ばかりを述べていた。
幼く愛らしいシヴィル。
ニコニコと静かに微笑んでいるシヴィル。
良かった、理解していないらしい……。
そう思った矢先のことだ。
「気の毒な方」
泣きたくなった。
可愛くて可愛くて……仲良くしたかった。
妻となるのが彼女で良かったと思った。
だけど……。
自分は気の毒な男に見えていたのか?!
「馬鹿にするな!!」
衝動的に乱暴をした。
泣かないでくれてよかった。
だけど……
ごめん。
そう告げる間もなく、父は怒鳴り、謝罪し、義父は許し、手打ちとなる。
もし母が生きていたなら、ぶん殴られて壁に埋められただろう。 許すのではなく責めてくれれば、謝るきっかけになったのに……。
情けない……。
初めて触れたのが、怒りに任せてなんて最低だ。
どうすればいい?
どうすれば、俺を見てくれる?
気の毒な人ではなく、対等に見てくれる?
グルグルする頭で考え込んでいれば、シヴィルは侍女と共に部屋を後にしようとしていた。 俺は慌てた、どういえばいい?
俺はお前に惚れた!!
一目で、好きになった。
出あいこそ、契約だが俺を好きになってほしい。
いや……ダメだ、こちらは金を用立ててもらう側だ。 媚びているとか、金のために必死になって可哀そうとか思われかねない。 まずは対等にならないと!!
「俺はこのままで終わらせる気などない! 与えられたチャンスをものにし、いつかヘルムート家を再興させ、この屈辱的な婚姻を終わらせる!!」
対等になった暁には、俺の事を1人の男として見て欲しい!!
そう続けるつもりだったが、シヴィルは最後まで言わせてはくれなかった。
「ご健闘をお祈り申し上げます」
そう告げるシヴィルの顔を見れば、絶対に勘違いしているのがわかった。 そりゃぁまぁ……胸ぐらをつかめば仕方ないだろうけど、せめて話は最後まで聞いてくれ! そう思っていれば、シヴィルは改めて口を開いた。
今度は微笑みながら。
「パーシヴァル様の大望、心から応援させていただきます」
男なら薄っぺらな言葉よりも、援助金を返すのが先か……。
今の俺は、幼い少女にまで相手にされていないのだから……。
可愛らしかった。
触れてみたかった。
話しかけてみたかった。
俺の知っている女の子と言うと、愛らしい自分を理解し甘え上手で、話好き。 三度のご飯と、オシャレが大好きで、喜怒哀楽が激しくすぐに泣きだす。弱い存在。
かとおもえば、貧乏になった俺をバカにし、自分という存在に安堵を抱き、そして甘えてきたかと思えば、従属することを求めてくる。 どうにも理解が難しい。
クルクルと変化する女性の表情が可愛いと言う者もいたが、俺にとっては理解ができず、ただ面倒なだけで、面倒に思っている事を知られれば、また不機嫌にさせていた。
女性は……年齢に関係なく得意ではない……。
妻となる少女は、自分が知っているどんな女性とも違っていた。
妻となると言う少女は、父親の陰に静かに隠れ、好奇心に新緑のような爽やかな瞳を輝かせ、歩くたびに白に近い銀色の髪を揺らし、そして無邪気な微笑みをたたえていた。 白い頬がピンク色に染まり、柔らかそうな唇が発する声は、小鳥のように愛らしい。
じっと見つめていれば、俺の視線に気づいたのか視線が交わる。 その瞬間、綺麗な緑色の瞳が大きく見開き、息を飲んだ事に気づいた
女性を前にすると、俺は仏頂面になるらしく、母が苦笑交じりにたしなめていたのを思い出し、不躾な視線を謝罪するため一歩踏み出したところで、後悔した……スラムの人間顔負けの自分の恰好に……。
女性を理解することも、武芸一筋の自分を理解してもらうことも難しいのは分かっている。 余計なことに思いを割くなら、武芸に励む方が余程有意義な時間を過ごせると言うもの。 気に入られても面倒なだけだと、捨てる予定だった服をわざわざ身に着けたのだ。
後悔した。
神様……10分でいいから時間を戻してくれ!! そう願ったが、そんな都合の良い神様など存在していなかった。
「あの……俺、さっきまで特訓していて……着替える時間をいただけませんか?」
「堅苦しく考えなくてよろしいのですよ」
いや、そうではなくて……と思ったが、義父となる男は女性のように整った顔立ちではあるが、その笑みは恐ろしい押しの強さを持っており、結局俺は「はい、ありがとうございます」そう呟くしかできなかった。
母上……助けてください。
俺は思わず天に祈る。
母は、俺にとって……シヴィルの存在を知るまで、唯一絶対の女性だった。
父よりも背が高く立ち姿も歩く姿も凛々しく美しい、伯爵夫人らしいドレスに身を飾る事は好まず、公用でもない限りは男装に身を包み過ごす。 だからと言って男に見えるかと言えば違い、独特の華やかさを持っていた。 凛々しい瞳が笑みを形作れば、侍女達が頬を染める。 母が亡くなったとき、崇拝していた侍女達の中に後追いする者がでた程だった。
母は、侍女達を喜ばせる時、どうしていた?
手を取り、口づけし、甘い言葉をささやいていた……。
母よ……。
良い見本にはなるが、女性としてはどうなるのだろうか? 思い出と共に苦笑を覚えるが、やはり真似るなら父よりも母の方が所作が美しいし、そして女性に人気があった。
母の所作を思い出し、廊下を歩くシヴィルをエスコートするために手を差し出そうとすれば……、身長差があり過ぎて妻となる少女は、俺の手のひらの下をくぐりぬけていく。
切ない……
だが、助かった!!
手を差し出すタイミングを間違えていたのだ。
もし、あと5センチ少女の背が高かったら、妻となる少女の額に手刀を入れて、昏倒させていただろう。
応接室につけば、彼女はソファを前に不安そうにしていた。 家具と言う家具は売り払い、急ぎ父の行きつけの酒場から急遽借りてきたソファだ。 余りも粗末なソファで座れば壊れるとでも思ったのだろうか?
先に座ってみせればいいのか?
あぁ、違う!! ここでエスコートだ!!
そう意気揚々と少女を見れば、義父に座るように命じられ席に座っており……俺もまた席についた、少しだけ、少しだけ……妻となる人に寄せて座れば花のような香りがした。 キョトンとした緑色の瞳が自分を見つめ、微笑みを向けてくる。
可愛い可愛い可愛い。
抱っこして、くるくる回してみたい。
いやいや、それだと子供扱いになってしまう。
女性として扱うなら、どうすればいい??
この年頃の子は、どうすれば喜ぶんだろう?
そんなことを考えながら、手元に差し出された書面に無意識のうちにサインを終えていた。 ソレが隣にずらされ少女もまたサインを入れる。
シヴィルと言うのか……。
俺の名前と、おそろいのようだと思えば嬉しかった。
「では、これでヘルムート伯爵家長男、パーシヴァル・フォン・ヘルムートと、シヴィル・マノヴァの婚姻成立とし、提出させていただきます」
そう告げられて、自分が少女と一言も言葉を交わさず、夫婦となった事実に愕然とした。 いいのかコレで?! 本当にいいのか?! 自分の知っている女性であれば、憤慨しサインしたばかりの書面を破りすててしまうぞ!!
そう思ったが、その状況を作り出したのは自分で……。
なさけないが「はい」と小さく呟くしかできなかった。
妻……の顔を覗き見れば、静かに微笑んでおり怒っていない事に安堵した。 安堵した先に次々と現実が語られる。 婚姻を交わしたが自分は直ぐに学園に入学し、寮住まいとなる。 騎士になるための厳しい特訓は、気安く屋敷に戻る事が出来ないと聞く。
テーブルに重い音がした。
「それは、パーシヴァル殿の行為に対して支払われる対価の一部であることを、お忘れなく……」
対価。
シヴィルが自分の妻となったのではなく、将来自分が受け継ぐ爵位に嫁いだ現実を思い出した。
嫌だ……。
それは、なんだか嫌だ。
とても、とても嫌だ。
幼いシヴィルがその事実に気づいてなければいいのだが……。
シヴィルに気を取られ、尊敬していた母の事を語ってくれている義父の言葉の大半を聞き流し、曖昧に礼ばかりを述べていた。
幼く愛らしいシヴィル。
ニコニコと静かに微笑んでいるシヴィル。
良かった、理解していないらしい……。
そう思った矢先のことだ。
「気の毒な方」
泣きたくなった。
可愛くて可愛くて……仲良くしたかった。
妻となるのが彼女で良かったと思った。
だけど……。
自分は気の毒な男に見えていたのか?!
「馬鹿にするな!!」
衝動的に乱暴をした。
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だけど……
ごめん。
そう告げる間もなく、父は怒鳴り、謝罪し、義父は許し、手打ちとなる。
もし母が生きていたなら、ぶん殴られて壁に埋められただろう。 許すのではなく責めてくれれば、謝るきっかけになったのに……。
情けない……。
初めて触れたのが、怒りに任せてなんて最低だ。
どうすればいい?
どうすれば、俺を見てくれる?
気の毒な人ではなく、対等に見てくれる?
グルグルする頭で考え込んでいれば、シヴィルは侍女と共に部屋を後にしようとしていた。 俺は慌てた、どういえばいい?
俺はお前に惚れた!!
一目で、好きになった。
出あいこそ、契約だが俺を好きになってほしい。
いや……ダメだ、こちらは金を用立ててもらう側だ。 媚びているとか、金のために必死になって可哀そうとか思われかねない。 まずは対等にならないと!!
「俺はこのままで終わらせる気などない! 与えられたチャンスをものにし、いつかヘルムート家を再興させ、この屈辱的な婚姻を終わらせる!!」
対等になった暁には、俺の事を1人の男として見て欲しい!!
そう続けるつもりだったが、シヴィルは最後まで言わせてはくれなかった。
「ご健闘をお祈り申し上げます」
そう告げるシヴィルの顔を見れば、絶対に勘違いしているのがわかった。 そりゃぁまぁ……胸ぐらをつかめば仕方ないだろうけど、せめて話は最後まで聞いてくれ! そう思っていれば、シヴィルは改めて口を開いた。
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