35 / 65
3章 オマジナイ
34.同類であっても相憐れむとは限らない
時は、ナイジェル・ウェイドが侯爵の任命を受ける直前に戻る。
屋敷を失ったナイジェルに、借り住まいを提供しようとするものは少なくはなかった。 彼自身に同情する者もいる。 だが、それ以上に彼の外見から華はあるがカヨワイ青年であると決めつけ、ナイジェルの後見となれれば美味しいと考える者も多かったのだ。 それもまた、彼を『可哀そう』と誤認したからこそのことである。
悲劇を背負い、ただ一人生き残った青年を可哀そうな被害者として見なかったのは、ライオネル、パーシヴァルの周囲。 そして、長くウェイド侯爵家と対立していた、レイランド侯爵家くらいではないだろう。 敵と言う者は盲目的な味方よりも余程理解が及ぶと言うものだろう。
彼を疑いの目で見ていた者達は、彼の挙動を見張るべく住まいの提供を申し出た。 だが、ソレを良しとしない多勢に阻まれた挙句、ナイジェルは彼を支持するものの屋敷を転々と渡り歩く事で、自らへの目を晦ませることとなった。
全てが後手に回っていた。
シヴィルの記憶にあった建物と、薔薇園(花は失われていた)、埋められた死体は確かに存在したし、魔力回路に干渉する様々な術式もあった。 美しいドレスが数多く並んでいたが、手に取ってみれば、ソレが女性には大きめなドレスと分かるだろう。 だが、それだけなのだ……。 例えるなら、パーシヴァルほどの大柄なドレスであれば、明らかにアヤシイと誰もが思うだろう。 だが、そこにあったドレスは、大きくはあるが居ない訳ではない身体つき。
持ち帰らせたドレスの1着を無理やりにナイジェルに着せ、ほらピッタリではないか!! と、言い切るには難しい形である。 例えるなら胸や尻の作り具合でどのようにでも変わるためだ。 そして服にしみついた魔力気配もまた、薬の魔力が強く染みついており、持ち主を判断することは不可能だった。
ようするにアヤシイと思える人間がいるのに、手が出せない状態なのだ。
それでも、パーシヴァルは『ヘルムート伯爵』として、ナイジェルを預かる南方将軍の元に訪れ、話を勧めようとした。
応接室に通されれば、南方将軍の家族や一族のものが、ナイジェルを取り囲んでいた。
「此度の申し出ありがとうございます。 お忙しい中、わざわざ私のためにお時間をとっていただいたこの機会、戦場の鬼神と呼ばれた方と2人でお話をさせていただけないでしょうか?」
人払いをしたのはナイジェルの方であった。
2人きりになった彼は、これ見よがしに紅茶に液体加工した魔力薬を数的落とす。 自分と言う本質がばれている状態で、隠す気などはないらしい
「閣下もいかがですか?」
「遠慮しておこう」
「それで……、わざわざ閣下がお出ましになるとは、何か発見できました? それでしたら、単身乗り込んでくる事はありませんね」
クスっと馬鹿にするかような目線で言うのは、自身の行動を認める発言。 だがこの世界で重要なのは、事実ではなく周囲がどう思うか。 それが全てである。
「国の中枢に入り込み、何をしようと考えている」
「そんなことを正直に語ると思っておいでですか? それに正直に語って、信用するとでもおっしゃるのですか?」
クスクスと少女のように笑っていたかと思えば、小さくなる瞳孔、開かれた瞳、ヘラリと笑う口元がナイジェルと言う存在を歪に見せる。
「自分の立場を確保しているというなら、語ってみてはどうだ?」
ふっふふふふふふふふ、
不気味に続く笑い。
彼の表情には薬のせいか? 怪しげな高揚が見られた。
「そうですね……」
少しばかり考え込む。 自分の立場をではなく、自分の望みをどう言葉にするか悩んでいた。
「私が本来受けるはずだった栄光と、日常、私が求めるのはそんな細やかなものですよ」
表情と言動が一致していない。
魔力に酔っているのは一目瞭然であった。 パーシヴァルにも身に覚えのある衝動だ。 ただ、彼はソレではいけないと厳しくしつけられていた。 心や常識で理解できるなら、身体で覚えろと、向けられる暴力は日常的だった。
自らの万能感、高揚感、分からない訳でもない。 それでもパーシヴァルは彼の知る常識を基準として会話を進める。
「そのために大勢を殺したと言うのか?」
「殺した数で言えば、閣下の方が余程多いでしょう」
「戦場に立てば、殺すか殺されるかだ。 覚悟を持って立っている。 菓子でつられた子供と一緒にするな」
「本当に覚悟があると? 家族や恋人がいるもの、子供が待つものもいたでしょう」
ゆったりとした動作、柔らかな口調でネットリまとわりつくように語る。
「戦争を始めたのは向こうだ。 飢えから逃れるためと言っても、こちらも守るべきものがある。 反撃は当然のこと。 勝てない相手に喧嘩を売った向こうの責任等知るか!!」
「ソレを言うなら、私の行為は生きるための食事と同様ですよ。 それ以上でもそれ以下でもない」
「はっ! 楽しんでいたくせに」
別に見ていた訳ではない。
「では、食べ物のために泣けば良いのですか? そうすれば、納得いくとおっしゃるのですか?」
「詭弁だな」
「詭弁ですとも、ただ私は生きているだけ……、そして今の私は人の命を奪わずとも、生きていくことができる。 私に与えられた享受を邪魔しなければ、お互い共存できるはずですよ?」
「なら、なぜ騎士達を死に追いやった」
「アレは、私が本来受けるべき恩恵を余すところなく得るために、必要な手順だっただけです」
「シヴィルを狙ったのもか?」
「ふっふふふふ、それだけは別です。 閣下、私が13年の間どんな思いでこの計画を立て、どんな思いで生きてきたかご存じですか? 自分ではどうしようもないことで、生きるための行為も許されない。 当たり前の生活が許されない、閣下にならご理解いただけるのでは?」
「それとシヴィルがどう関係している」
「なぜ生きてこれたのか? 希望と恨みですよ。 いつかマノヴァのクソを薬漬けにして、生かしたまま八つ裂きにして、***を***につっこんで、その死体を広場に転がしてやるつもりでいたのに、英雄ぶって悲劇ぶって死にやがって!!」
「……ほぉ……」
恩人に対する発言に、パーシヴァルは呼吸を整える気分が良いわけなどない。 腸が煮えそうになるのを堪えてほほえむ。 ここに来る前、暴力を放つときではないと散々言いくるめられてきたのだ。
「失礼。 それでも彼には感謝もしているんですよ。 彼の行動と、彼への評価、それは私が人心を学ぶのに多くの機会を与えてくれましたから。 だが他人の一言で、自分が一生、死ぬまで幽閉されていたか思えば!! 腹だたしいやら、情けなないやら……」
歪む表情を必死に整え、荒ぶる声を抑えながらナイジェルは語る。
「あぁ、すみません。 えっと、彼の娘でしたね……、そりゃぁ薬で再起不能にし、スラムに放り込んで、生き人形として一生送ってもらおうかと考えております。 親の因果が子に報うと言うではありませんか。 当然のことです。 私の13年と言う月日を無駄にさせ、手間を取らせた代償なのですから」
「そうか……そうか……」
それだけをパーシヴァルは呟いた。
パーシヴァルは、狂気を隠そうとするが隠し切れなかった。 だが、それ以上にナイジェルは自分に酔いしれていた。 ずっと隠してきた、これからも隠し続けるだろう狂気を表に現し、歓喜していた。
ナイジェルの本能が、パーシヴァルを同類と認識したからこその油断。 パーシヴァルと言う存在にだけ見せてもよい彼自身。
だが、パーシヴァルにとっては殺す理由はソレで十分。 この場で処理してしまいたい衝動にかられたが、シヴィルを手に入れると言う将来を考えれば、無茶をするわけにはいかない、権力はなくとも、追手がつくような生活は回避しなければと考えて居た。
今ここにいるのは2人だけで、この家の者達はソレを理解しており、仕事はしておらずとも、地位と信頼は王族の血を持つ将軍の方がよほど上なのだから、衝動的になるのは厳禁なのだ。
この日をきっかけに、パーシヴァルは常にナイジェルに見張りをつけ、暇があれば、隙があればナイジェル殺害へと赴いていた。
パーシヴァルは、シヴィルを側におく機会が増えた状態であっても、頻繁に執務室を留守にしていた。 シヴィルの拗ねた様子を目にしてルーカスは、やれやれと肩を竦めていた。
「暇なんですか? 先生が側にいるのにソレでは本末転倒ですよ」
「いつシヴィが狙われるのかと、気を張るよりもこっちの都合で動けるのが楽だ」
「分からなくもありませんが……」
今もまた、拗ねた様子をあからさまにシヴィルは新しく作った温室へと出向いていった。 ルーカスが呆れていれば、ライオネルはパーシヴァルの行動を後押しする。
「良いではありませんか、近接戦では勝ち目がないとかんがえているのでしょう。 人の目を作るため、人を盾にするため、側に人をおいているようですが、結果として自らの動きも制限しているようですから、彼の行動で国が汚染されるということは回避できるはずです」
屋敷を失ったナイジェルに、借り住まいを提供しようとするものは少なくはなかった。 彼自身に同情する者もいる。 だが、それ以上に彼の外見から華はあるがカヨワイ青年であると決めつけ、ナイジェルの後見となれれば美味しいと考える者も多かったのだ。 それもまた、彼を『可哀そう』と誤認したからこそのことである。
悲劇を背負い、ただ一人生き残った青年を可哀そうな被害者として見なかったのは、ライオネル、パーシヴァルの周囲。 そして、長くウェイド侯爵家と対立していた、レイランド侯爵家くらいではないだろう。 敵と言う者は盲目的な味方よりも余程理解が及ぶと言うものだろう。
彼を疑いの目で見ていた者達は、彼の挙動を見張るべく住まいの提供を申し出た。 だが、ソレを良しとしない多勢に阻まれた挙句、ナイジェルは彼を支持するものの屋敷を転々と渡り歩く事で、自らへの目を晦ませることとなった。
全てが後手に回っていた。
シヴィルの記憶にあった建物と、薔薇園(花は失われていた)、埋められた死体は確かに存在したし、魔力回路に干渉する様々な術式もあった。 美しいドレスが数多く並んでいたが、手に取ってみれば、ソレが女性には大きめなドレスと分かるだろう。 だが、それだけなのだ……。 例えるなら、パーシヴァルほどの大柄なドレスであれば、明らかにアヤシイと誰もが思うだろう。 だが、そこにあったドレスは、大きくはあるが居ない訳ではない身体つき。
持ち帰らせたドレスの1着を無理やりにナイジェルに着せ、ほらピッタリではないか!! と、言い切るには難しい形である。 例えるなら胸や尻の作り具合でどのようにでも変わるためだ。 そして服にしみついた魔力気配もまた、薬の魔力が強く染みついており、持ち主を判断することは不可能だった。
ようするにアヤシイと思える人間がいるのに、手が出せない状態なのだ。
それでも、パーシヴァルは『ヘルムート伯爵』として、ナイジェルを預かる南方将軍の元に訪れ、話を勧めようとした。
応接室に通されれば、南方将軍の家族や一族のものが、ナイジェルを取り囲んでいた。
「此度の申し出ありがとうございます。 お忙しい中、わざわざ私のためにお時間をとっていただいたこの機会、戦場の鬼神と呼ばれた方と2人でお話をさせていただけないでしょうか?」
人払いをしたのはナイジェルの方であった。
2人きりになった彼は、これ見よがしに紅茶に液体加工した魔力薬を数的落とす。 自分と言う本質がばれている状態で、隠す気などはないらしい
「閣下もいかがですか?」
「遠慮しておこう」
「それで……、わざわざ閣下がお出ましになるとは、何か発見できました? それでしたら、単身乗り込んでくる事はありませんね」
クスっと馬鹿にするかような目線で言うのは、自身の行動を認める発言。 だがこの世界で重要なのは、事実ではなく周囲がどう思うか。 それが全てである。
「国の中枢に入り込み、何をしようと考えている」
「そんなことを正直に語ると思っておいでですか? それに正直に語って、信用するとでもおっしゃるのですか?」
クスクスと少女のように笑っていたかと思えば、小さくなる瞳孔、開かれた瞳、ヘラリと笑う口元がナイジェルと言う存在を歪に見せる。
「自分の立場を確保しているというなら、語ってみてはどうだ?」
ふっふふふふふふふふ、
不気味に続く笑い。
彼の表情には薬のせいか? 怪しげな高揚が見られた。
「そうですね……」
少しばかり考え込む。 自分の立場をではなく、自分の望みをどう言葉にするか悩んでいた。
「私が本来受けるはずだった栄光と、日常、私が求めるのはそんな細やかなものですよ」
表情と言動が一致していない。
魔力に酔っているのは一目瞭然であった。 パーシヴァルにも身に覚えのある衝動だ。 ただ、彼はソレではいけないと厳しくしつけられていた。 心や常識で理解できるなら、身体で覚えろと、向けられる暴力は日常的だった。
自らの万能感、高揚感、分からない訳でもない。 それでもパーシヴァルは彼の知る常識を基準として会話を進める。
「そのために大勢を殺したと言うのか?」
「殺した数で言えば、閣下の方が余程多いでしょう」
「戦場に立てば、殺すか殺されるかだ。 覚悟を持って立っている。 菓子でつられた子供と一緒にするな」
「本当に覚悟があると? 家族や恋人がいるもの、子供が待つものもいたでしょう」
ゆったりとした動作、柔らかな口調でネットリまとわりつくように語る。
「戦争を始めたのは向こうだ。 飢えから逃れるためと言っても、こちらも守るべきものがある。 反撃は当然のこと。 勝てない相手に喧嘩を売った向こうの責任等知るか!!」
「ソレを言うなら、私の行為は生きるための食事と同様ですよ。 それ以上でもそれ以下でもない」
「はっ! 楽しんでいたくせに」
別に見ていた訳ではない。
「では、食べ物のために泣けば良いのですか? そうすれば、納得いくとおっしゃるのですか?」
「詭弁だな」
「詭弁ですとも、ただ私は生きているだけ……、そして今の私は人の命を奪わずとも、生きていくことができる。 私に与えられた享受を邪魔しなければ、お互い共存できるはずですよ?」
「なら、なぜ騎士達を死に追いやった」
「アレは、私が本来受けるべき恩恵を余すところなく得るために、必要な手順だっただけです」
「シヴィルを狙ったのもか?」
「ふっふふふふ、それだけは別です。 閣下、私が13年の間どんな思いでこの計画を立て、どんな思いで生きてきたかご存じですか? 自分ではどうしようもないことで、生きるための行為も許されない。 当たり前の生活が許されない、閣下にならご理解いただけるのでは?」
「それとシヴィルがどう関係している」
「なぜ生きてこれたのか? 希望と恨みですよ。 いつかマノヴァのクソを薬漬けにして、生かしたまま八つ裂きにして、***を***につっこんで、その死体を広場に転がしてやるつもりでいたのに、英雄ぶって悲劇ぶって死にやがって!!」
「……ほぉ……」
恩人に対する発言に、パーシヴァルは呼吸を整える気分が良いわけなどない。 腸が煮えそうになるのを堪えてほほえむ。 ここに来る前、暴力を放つときではないと散々言いくるめられてきたのだ。
「失礼。 それでも彼には感謝もしているんですよ。 彼の行動と、彼への評価、それは私が人心を学ぶのに多くの機会を与えてくれましたから。 だが他人の一言で、自分が一生、死ぬまで幽閉されていたか思えば!! 腹だたしいやら、情けなないやら……」
歪む表情を必死に整え、荒ぶる声を抑えながらナイジェルは語る。
「あぁ、すみません。 えっと、彼の娘でしたね……、そりゃぁ薬で再起不能にし、スラムに放り込んで、生き人形として一生送ってもらおうかと考えております。 親の因果が子に報うと言うではありませんか。 当然のことです。 私の13年と言う月日を無駄にさせ、手間を取らせた代償なのですから」
「そうか……そうか……」
それだけをパーシヴァルは呟いた。
パーシヴァルは、狂気を隠そうとするが隠し切れなかった。 だが、それ以上にナイジェルは自分に酔いしれていた。 ずっと隠してきた、これからも隠し続けるだろう狂気を表に現し、歓喜していた。
ナイジェルの本能が、パーシヴァルを同類と認識したからこその油断。 パーシヴァルと言う存在にだけ見せてもよい彼自身。
だが、パーシヴァルにとっては殺す理由はソレで十分。 この場で処理してしまいたい衝動にかられたが、シヴィルを手に入れると言う将来を考えれば、無茶をするわけにはいかない、権力はなくとも、追手がつくような生活は回避しなければと考えて居た。
今ここにいるのは2人だけで、この家の者達はソレを理解しており、仕事はしておらずとも、地位と信頼は王族の血を持つ将軍の方がよほど上なのだから、衝動的になるのは厳禁なのだ。
この日をきっかけに、パーシヴァルは常にナイジェルに見張りをつけ、暇があれば、隙があればナイジェル殺害へと赴いていた。
パーシヴァルは、シヴィルを側におく機会が増えた状態であっても、頻繁に執務室を留守にしていた。 シヴィルの拗ねた様子を目にしてルーカスは、やれやれと肩を竦めていた。
「暇なんですか? 先生が側にいるのにソレでは本末転倒ですよ」
「いつシヴィが狙われるのかと、気を張るよりもこっちの都合で動けるのが楽だ」
「分からなくもありませんが……」
今もまた、拗ねた様子をあからさまにシヴィルは新しく作った温室へと出向いていった。 ルーカスが呆れていれば、ライオネルはパーシヴァルの行動を後押しする。
「良いではありませんか、近接戦では勝ち目がないとかんがえているのでしょう。 人の目を作るため、人を盾にするため、側に人をおいているようですが、結果として自らの動きも制限しているようですから、彼の行動で国が汚染されるということは回避できるはずです」
あなたにおすすめの小説
お姉様優先な我が家は、このままでは破産です
編端みどり
恋愛
我が家では、なんでも姉が優先。 経費を全て公開しないといけない国で良かったわ。なんとか体裁を保てる予算をわたくしにも回して貰える。
だけどお姉様、どうしてそんな地雷男を選ぶんですか?! 結婚前から愛人ですって?!
愛人の予算もうちが出すのよ?! わかってる?! このままでは更にわたくしの予算は減ってしまうわ。そもそも愛人5人いる男と同居なんて無理!
姉の結婚までにこの家から逃げたい!
相談した親友にセッティングされた辺境伯とのお見合いは、理想の殿方との出会いだった。
公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝🌹グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
そう名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
✴️設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
✴️稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
ある日、私は事故で死んだ───はずなのに、目が覚めたら事故の日の朝なんですけど!?
ねーさん
恋愛
アイリスは十六歳の誕生日の前の日に、姉ヴィクトリアと幼なじみジェイドと共に馬車で王宮に向かう途中、事故に遭い命を落とした───はずだったが、目覚めると何故か事故の日の朝に巻き戻っていた。
何度もその日を繰り返して、その度事故に遭って死んでしまうアイリス。
何度目の「今日」かもわからなくなった頃、目が覚めると、そこにはヴィクトリアの婚約者で第三王子ウォルターがいた。
「明日」が来たんだわ。私、十六歳になれたんだ…
笑い方を忘れた令嬢
Blue
恋愛
お母様が天国へと旅立ってから10年の月日が流れた。大好きなお父様と二人で過ごす日々に突然終止符が打たれる。突然やって来た新しい家族。病で倒れてしまったお父様。私を嫌な目つきで見てくる伯父様。どうしたらいいの?誰か、助けて。
もう一度あなたに逢いたくて〜こぼれ落ちた運命を再び拾うまで〜
雪野 結莉
恋愛
魔物を倒す英雄となる運命を背負って生まれた侯爵家嫡男ルーク。
しかし、赤ん坊の時に魔獣に襲われ、顔に酷い傷を持ってしまう。
英雄の婚約者には、必ず光の魔力を持つものが求められる。そして選ばれたのは子爵家次女ジーナだった。
顔に残る傷のため、酷く冷遇された幼少期を過ごすルークに差し込んだ一筋の光がジーナなのだ。
ジーナを誰よりも大切にしてきたルークだったが、ジーナとの婚約を邪魔するものの手によって、ジーナは殺されてしまう。
誰よりも強く誰よりも心に傷を持つルークのことが死してなお気になるジーナ。
ルークに会いたくて会いたくて。
その願いは。。。。。
とても長いお話ですが、1話1話は1500文字前後で軽く読める……はず!です。
他サイト様でも公開中ですが、アルファポリス様が一番早い更新です。
本編完結しました!
大変お待たせ致しました。番外編も完結いたしました!
悪女の針仕事〜そのほころび、見逃しません!〜
陰陽@4作品商業化(コミカライズ他)
ファンタジー
公爵令嬢として生まれながら、子ども時代からメイドや周囲の陰謀で、次々と濡れ衣を着せられ、「悪女」扱いされてきたミリアム。
第3王子との婚約を聖女に奪われ、聖女への嫌がらせの冤罪で国外追放された後、平民として生き延びる中で、何度も5年前へのロールバック(逆行)を繰り返すことに。
生計をたてる為に、追放後の平民生活で極めた針仕事が、ロールバックが繰り返されることで、針仕事の能力だけは引き継がれ、天才的な実力を手に入れる。
その時女神「アテナ」の加護を得て、2つの力を手にすることに。
「加護縫い」
(縫った布に強力な祝福を込められる)
「嘘のほころびを見抜く力」
(相手の嘘を布のほころびとして視覚的に捉え、引き抜く、または繕うことで、真実を暴いたり修正したりする)
を手にしたミリアムは、5歳の幼女時代まで遡り、2つの力で悪評をぬりかえ、仲違いしていた家族も、加護の力を与えることで協力な味方へと変貌。
さらに、女神から可愛いしもべ「アリアドネ」を授かり、元婚約者と聖女にザマァを狙う中、加護縫いの能力が最も高い人間を王太子妃に迎える決まりのある大国、ルーパート王国の王子が近付いて来て……?
【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?