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01.プロポーズは突然に
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アシャール王国には『フラワーズ』と呼ばれる1代きりの爵位が存在する。 王族、貴族のご婦人、令嬢方に、美容、健康、美食、装飾、ドレス等の各専門分野で一流と認められた職人に与えられるものだ。
幼い頃から、フラワーズと呼ばれる美の先駆者に憧れ研鑽を続けてきた私は、商人である父の金とコネを最大限に活用し、あらゆる研究を行い、旅商人から他国の素材を仕入れ、工夫を重ねドレス部門においてフラワーズの地位を獲得することとなった。
授与式。
才能に溺れる事無く、努力を続けてきた職人達の晴れの日。 その日ばかりは貴族婦人・令嬢に遠慮することなく、職人である私達も胸を張り堂々と舞踏会を楽しむ。
「愛らしくも可憐な花」
甘く囁くような声は色香漂い、耳をくすぐる。 ココで振り向いてしまえば自意識過剰な娘と馬鹿にされるだろう。 私は振りむくことなく、共にいる職人仲間と話を続けていれば、職人仲間は肘でつついてくる。
「シシリー、アンタの事じゃないの?」
言われて振り向けば、切なげな顔をした背の高い青年が立ちすくんでいた。
「気づいていただけないようなら、どうしようかと思っていました」
美しい男性だった。
騎士としての勲章を胸にしているが、白い騎士服に身を包んだ男には彼の美貌を邪魔するような余計な筋肉はない。 柔らかな銀糸のような髪は、後ろで緩く束ねられ黄金を編んで作られた紐飾りで結ばれている。 憂いのある淡い紫色の瞳は少年のようなあどけなさと、色香が同居していた。
これは……創作意欲の沸く要望をした方ですわ。
それが私の彼に対する第一印象。
「ディディエ・オラールと申します」
「御懇意にしてくださっているご婦人方から、お噂は拝聴させて頂いております」
ニッコリと微笑んで見せた。
「どのような噂なのか、気になるところですね」
ディディエ様は、穏やかな微笑みを浮かべればその匂いたつような色香に周囲が騒めいた。 私は心の中で告げる。
そう言うところです。
ご本人は私を王宮の花と例えてはいますが、世間の噂では彼こそがアシャール王国の麗しき花と呼ばれている。 反面、浮いた話1つ無いと言うのが、彼を狙う令嬢達にとって喜ぶべきか、悲しむべきかと判断が分かれるらしい。
「うふふ、ご婦人方の麗しき秘密に、踏み込むものではございませんわ。 ですが、あえていうなら……好意的なものが殆どでございますよ」
「それは……、良かった」
女性を一切気にしない方と言う話だが、世間体は気になると言うのだろうか?
「アナタの姿を初めて拝見したのは2年前、愛らしいその姿に心奪われ、この人こそ私の運命だと感じました。 だけれど私は伯爵、アナタはたかが商人の娘、恋焦がれるこの思いは叶わぬからこそ私を苦しめ続け、そして……あなたへの思いは積り積もって……」
苦し気な様子で彼の言葉は途切れた。
美しい声で奏でられた詩の中断。
楽団が静かな音楽へと曲を変える。
ディディエ様は苦し気に大きく溜息をついた。
「この恋心、神の仕打ちを恨まぬ日はございませんでした。 ですが、今日、神は……いえ、我が王は私の恋心に救いの手を差し伸べてくださいました。 どうか、私と結婚してください」
音楽も人の騒めきも一瞬にして止まり、そして次の瞬間には歓声が上がった。
自分のデザイナーとしての才能が、ドレス作りの技術が認められたこの時、職人として人の妻となるなど考えられなかった。 私はまだまだドレスを作りたいのだ!! だが、周囲はこの婚姻願いを断るような雰囲気ではない。
そして両親が何処からともなく現れ、
「娘をよろしくお願いします」
こんな風に私の婚姻は決まった。
仕事の邪魔をされるのは、嫌なんですけどね……。
結婚式となれば、人生最大の主役の場。
どんな女性も、浮かれた心で準備を楽しむ。
もし、私が心浮かれたとしてもドレス作りに心血そそぎたいと考えるだけ、貴族の所作こそ商売上覚えはしたけれど、伯爵夫人としての社交儀礼まで知る訳もなく、相応しい結婚式などわかるわけもなく、どれほどの時間がかかるのかと思えば大きなストレスだった。
ですが、ディディエ様は他の殿方とは違い積極的に結婚式の準備を行ってくださる方で、打ち合わせの際に見せてもらった花園が美しかったからと花束のプレゼントを手に来訪し、式で提供予定の菓子が美味しかったからと、菓子を手に来訪する。
「顔が見たくて寄っただけですから」
控えめに微笑まれ、額に口づけするような方。
流石に、気に入りの楽団員の音楽を聞かせたいからと、仕事場の外に楽団が招かれたときは少しばかりやりすぎでは? とは思いましたが、周囲に愛されているのねと言われれば、悪い気もしないと言うものです。
恋人は仕事。 子供が欲しくなったら、都合の良い男性から子種を絞りとって等と、少々下品なことを職人仲間と話していましたが、こんな私でも恋をするのだと……恋心を自覚しはじめたのです。
「今日の晩は、バラデュール伯爵家が管理する温室に数年に1度花開く特別な花があるそうです。 その花の美しさを共に見て、その香しい香りを嗅ぎ、揺れる花びらの音を聞けば、とても幸せな恋人同士になれると言う話です。 私はどうしても、その花をアナタと共に見たいのです!!」
それはとてもロマンチックで、仕事にも有益です……よね? そんな言い訳を心に囁き、
「はい、ご一緒させてくださいませ」
「あぁ、良かった!! ずっと不安だったのです。 婚姻の許可はシシリーの御両親から頂きましたが、結婚式の準備は進めてもアナタからの愛の言葉は未だ頂けず、私の恋心ばかりを押し付けているのではないと……」
伏せられた瞳がとても悲しそうで、いくら私が仕事人間といっても心が痛むというものです。
「ディディエ様(のことを私も愛しております)」
名を呼べば、美しくも精悍な顔立ちが、悪戯好きの少年のように微笑み、啄むように口づける。
「ぁ……」
驚く私に、照れたように笑ったディディエ様はこう言った。
「バラデュール伯爵に許可を頂いておいてくださいね」
と……。
幼い頃から、フラワーズと呼ばれる美の先駆者に憧れ研鑽を続けてきた私は、商人である父の金とコネを最大限に活用し、あらゆる研究を行い、旅商人から他国の素材を仕入れ、工夫を重ねドレス部門においてフラワーズの地位を獲得することとなった。
授与式。
才能に溺れる事無く、努力を続けてきた職人達の晴れの日。 その日ばかりは貴族婦人・令嬢に遠慮することなく、職人である私達も胸を張り堂々と舞踏会を楽しむ。
「愛らしくも可憐な花」
甘く囁くような声は色香漂い、耳をくすぐる。 ココで振り向いてしまえば自意識過剰な娘と馬鹿にされるだろう。 私は振りむくことなく、共にいる職人仲間と話を続けていれば、職人仲間は肘でつついてくる。
「シシリー、アンタの事じゃないの?」
言われて振り向けば、切なげな顔をした背の高い青年が立ちすくんでいた。
「気づいていただけないようなら、どうしようかと思っていました」
美しい男性だった。
騎士としての勲章を胸にしているが、白い騎士服に身を包んだ男には彼の美貌を邪魔するような余計な筋肉はない。 柔らかな銀糸のような髪は、後ろで緩く束ねられ黄金を編んで作られた紐飾りで結ばれている。 憂いのある淡い紫色の瞳は少年のようなあどけなさと、色香が同居していた。
これは……創作意欲の沸く要望をした方ですわ。
それが私の彼に対する第一印象。
「ディディエ・オラールと申します」
「御懇意にしてくださっているご婦人方から、お噂は拝聴させて頂いております」
ニッコリと微笑んで見せた。
「どのような噂なのか、気になるところですね」
ディディエ様は、穏やかな微笑みを浮かべればその匂いたつような色香に周囲が騒めいた。 私は心の中で告げる。
そう言うところです。
ご本人は私を王宮の花と例えてはいますが、世間の噂では彼こそがアシャール王国の麗しき花と呼ばれている。 反面、浮いた話1つ無いと言うのが、彼を狙う令嬢達にとって喜ぶべきか、悲しむべきかと判断が分かれるらしい。
「うふふ、ご婦人方の麗しき秘密に、踏み込むものではございませんわ。 ですが、あえていうなら……好意的なものが殆どでございますよ」
「それは……、良かった」
女性を一切気にしない方と言う話だが、世間体は気になると言うのだろうか?
「アナタの姿を初めて拝見したのは2年前、愛らしいその姿に心奪われ、この人こそ私の運命だと感じました。 だけれど私は伯爵、アナタはたかが商人の娘、恋焦がれるこの思いは叶わぬからこそ私を苦しめ続け、そして……あなたへの思いは積り積もって……」
苦し気な様子で彼の言葉は途切れた。
美しい声で奏でられた詩の中断。
楽団が静かな音楽へと曲を変える。
ディディエ様は苦し気に大きく溜息をついた。
「この恋心、神の仕打ちを恨まぬ日はございませんでした。 ですが、今日、神は……いえ、我が王は私の恋心に救いの手を差し伸べてくださいました。 どうか、私と結婚してください」
音楽も人の騒めきも一瞬にして止まり、そして次の瞬間には歓声が上がった。
自分のデザイナーとしての才能が、ドレス作りの技術が認められたこの時、職人として人の妻となるなど考えられなかった。 私はまだまだドレスを作りたいのだ!! だが、周囲はこの婚姻願いを断るような雰囲気ではない。
そして両親が何処からともなく現れ、
「娘をよろしくお願いします」
こんな風に私の婚姻は決まった。
仕事の邪魔をされるのは、嫌なんですけどね……。
結婚式となれば、人生最大の主役の場。
どんな女性も、浮かれた心で準備を楽しむ。
もし、私が心浮かれたとしてもドレス作りに心血そそぎたいと考えるだけ、貴族の所作こそ商売上覚えはしたけれど、伯爵夫人としての社交儀礼まで知る訳もなく、相応しい結婚式などわかるわけもなく、どれほどの時間がかかるのかと思えば大きなストレスだった。
ですが、ディディエ様は他の殿方とは違い積極的に結婚式の準備を行ってくださる方で、打ち合わせの際に見せてもらった花園が美しかったからと花束のプレゼントを手に来訪し、式で提供予定の菓子が美味しかったからと、菓子を手に来訪する。
「顔が見たくて寄っただけですから」
控えめに微笑まれ、額に口づけするような方。
流石に、気に入りの楽団員の音楽を聞かせたいからと、仕事場の外に楽団が招かれたときは少しばかりやりすぎでは? とは思いましたが、周囲に愛されているのねと言われれば、悪い気もしないと言うものです。
恋人は仕事。 子供が欲しくなったら、都合の良い男性から子種を絞りとって等と、少々下品なことを職人仲間と話していましたが、こんな私でも恋をするのだと……恋心を自覚しはじめたのです。
「今日の晩は、バラデュール伯爵家が管理する温室に数年に1度花開く特別な花があるそうです。 その花の美しさを共に見て、その香しい香りを嗅ぎ、揺れる花びらの音を聞けば、とても幸せな恋人同士になれると言う話です。 私はどうしても、その花をアナタと共に見たいのです!!」
それはとてもロマンチックで、仕事にも有益です……よね? そんな言い訳を心に囁き、
「はい、ご一緒させてくださいませ」
「あぁ、良かった!! ずっと不安だったのです。 婚姻の許可はシシリーの御両親から頂きましたが、結婚式の準備は進めてもアナタからの愛の言葉は未だ頂けず、私の恋心ばかりを押し付けているのではないと……」
伏せられた瞳がとても悲しそうで、いくら私が仕事人間といっても心が痛むというものです。
「ディディエ様(のことを私も愛しております)」
名を呼べば、美しくも精悍な顔立ちが、悪戯好きの少年のように微笑み、啄むように口づける。
「ぁ……」
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