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24.隠された古城
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「では、急ぎましょう」
サイラスさんが急ぎ部屋を後にした。
騎士として身体能力の高い彼等なだけに自ら走れば馬よりも早い。
だが、
ハーノイス伯爵に招かれた獣人と魔導師の一部が逃亡している。 彼等はミフェール国最初の魔導師が作り上げ、ハーノイス家が代々管理していた要塞とも言える古城を欲しつつも、たどり着けず、彷徨いまわっている事は想像できた。 だから、戦闘への余力を残すため馬での移動が良いだろうと彼等は話し合ったのだ。
視線でサイラスさんを見送り、カイル様と部屋にいた残りの3人は席を立つ。 マイルズさんは彼の仕事へと戻り……キャロルさんと言えば……内ポケットに隠れたままの私を見続けていた。
そして少年(に見える)魔導師セネルは、つつつっとカイル様の横に立ち、手の平を上にカイル様へと手を差し出して見せる。
「なんだ、コレは?」
訝し気で、そして不快の混ざったカイル様の声。
私は気になってチラリと顔を出せば、素早い動作でセネルさんは私を掴もうとカイル様の内ポケットに手を伸ばそうとし、カイル様はペシャリとかなり強い力でセネルさんの手を打つ。 ……そして私はキャロルさんと視線がまたあってしまい引っ込んだ。
可愛い!! もふもふしたい!! そう言う思い感情を抑えきれないなら……いいのになぁ……と言う希望は……まだ持っていたりしなくもない。 可愛く変身していますし?
そんな戦々恐々な私をよそに、セネルさんとカイル様はじゃれていた。
「っ、痛いなぁ」
「で、なんだ? その手は」
不愉快。 そんなカイル様の感情を露わにした声。
「彼女、僕が預かるよ」
悪戯な猫のような瞳がチラリとカイル様を見上げ、口元がからかうように笑みを作る。 その瞬間……セネルさんの額に向けられるカイル様の指先……脅威のデコピン。
嫌な音が響く。
「うぐっつっぅううううう」
頭を抱えながらのたうち回るだけで済んでいるのは、あくまでも彼は魔術に興味があり魔力を持った強固な獣人であると言う事なのか、防御魔術か、ただの石頭か……。
「おっとなげないなぁ。 前衛がそんな小さく弱々しい子を守るより、後方援護的な安全圏の僕が預かった方がいいでしょう?! 本当、図体ばかりでかいガキの癖に、大人なふりを必死にしようと誤魔化しているところなんか超笑えるんだけっ、ちょ、ちょとまっ、まったまった、冗談で、そんな目がまじなんだけど!!」
逃げ出すセネルさん。
どうやら懲りない人らしい。
「うるさい、黙れ。 訓練をしたいなら、後で思い切りつきあってやる」
「へぇ、僕に付き合うって事は、そこのかわい子ちゃんを放置するって事だけど、本当に僕に付き合ってくれるのかなぁ?」
ニヤニヤと言えば、素早いカイル様の踏み込みと、再度のデコピンが繰り出されそうになり、セネルさんは飛び退いた。 破滅的攻撃に思えるけれど何処か楽しそうに聞こえるのは……きっとソレが獣のじゃれ合いのようなものだから……と思う事にしました。
楽しそう……。
混ざりたくはないけど。
ポケットの中からチラリと表情を伺おうとすれば、覆い隠すようにされた手のひらで撫でられた。 わしゃわしゃと崩れる毛並、それでもその指先は優しく心地よく……ふと交わし合った視線は……ネズミを嬲る数秒前の猫! それで私は頭を引っ込めた。
「カイル様、おふざけも程々になさってください。 余計なものが国内に蔓延したせいで、貴族だけでなく王族までもが大変な目にあっているんですよ。 その敵の一味とも言える者を保護するだけでなく、信頼し、頼りにし、好意を誤解させるような態度を取る。 それらすべてがカイル様に対する信頼への揺らぎになる事をご理解ください」
伯父と私は関係ない!!
そう声を上げるのには、彼女の……ドナヒュー伯爵家令嬢の視線は、最初から私を許容する気など皆無だったわけで、私は鈍感な振りでポケットの中に身を沈め……そしてサイラスさんが馬の準備が出来たと告げに来る。
古城がある迷いの森への方向へと馬が走る。
馬車で2時間。
戦場を駆ける立派な馬ならもっと時間はかからないだろう。
荒野には奇妙な魔力が風で巡っている。
やがて、荒野に砂嵐が吹き流れた。
奇妙な魔力は、美しい図式のように整いそして古城のある森を露わにして見せる。
セネルさんが感嘆の声を上げ、馬をカイル様の馬の側に寄せた。
「今の奴の仕組み、ヒントで良いから後で教えて欲しいなぁ~」
好奇心旺盛な子供のような声色と、愛嬌のある瞳……でも、それは魔術で偽った少年の姿と考えれば、少しばかり怖い人のように思えてしまう。 そう……あの素直に私を嫌悪するキャロルさんよりも……。
森の中に古城の一部が見える。
と同時に、3人が一斉に宙を仰ぐかのように警戒心を高めていた。
私には分からないけれど、伯父様が呼び寄せた獣人や魔導師が古城周辺を張っていたのでしょう。
高い位置にあった太陽が、気づけば夕暮れ時の色を落としていた。 それは実際の時間を表す位置ではなく、砂嵐を介した錯覚のようなもの。
そして森は人を惑わす事を楽しむように、木々は風に揺れ笑い出し、深く暗い影を落としていた。
私にとっては自分を守るための森で、怖いと思った事は無い。
森の説明は、馬に乗る前にしてある。
複雑そうな表情と、苦笑いを浮かべるサイラスさんはボソリ呟いた。
「これは……敵にはしたくないですね……」
私達が目にする古城は、時間の早い夕暮れ時の赤で魔力を染め、炎のように血のように、不安をかきたてる色を見せつける。
正式な客人である私達は古城へと、アッサリたどり着いた。
「私は、後を追って来た輩の警戒を行いましょう」
最初から打ち合わせしていた通り、サイラスさんは古城の中で最も高い塔を目指した。 人がいる地点を、火の玉のような光が知らせてくれる訳で、サイラスさんの背には弓が背負われている。
「僕は、ミフェール国最古の魔術師達の技術を暴きに行ってきます!!」
『ちょ、ダメ!! 魔術式壊しちゃダメだから!!』
私は躊躇う事無く念話で叫べば、同じように返された。
『いやだなぁ~。 分かっているから安心して。 ちょっと見るだけ、うん、見るだけだから!! 今後の参考にね、ちょっと、見るだけだから!!』
笑うような声に私は不安を感じて、道を通したことを後悔した。
そんな私を心配するように優しい指先が私に触れる。
ぴょこっと顔を出せば、乗りやすいように手のひらが差し出され、私はその手に飛び乗った。
ぴよっ。
「現ハーノイス家当主の事が書かれた手記は何処だ?」
問われて私は、手のひらの上で祖父の隠し部屋へと翼を指し示す。
私達が向かう古城の奥は、外の光が差し込まない場所。 私は、壁際にあるランプを手に取るようにぴよぴよと手のひらの上で騒ぎ立てた。
城の中は、人の存在を周囲に知らせるかのように靴音がやけに響き渡り、古城の奥、暗闇に向かうほどにランプが明るく光り出し、周囲を照らす。 それは月と星の欠片を集めたように美しい私のお気に入り。
とんでもない状況で戻って来たにも関わらず、強制的にロマンティックな雰囲気へと引きずり込んでくるなんて思うのは……私がそう言うのを望んでいるから……かもしれない。
そう言う時ではないのに……と反省。
獣の性が強い彼には、暗闇は意味を成さないかもしれない事実にふと思い至り、何度目かの反省を心の中でする。
「綺麗だな」
甘く穏やかな声は、どこか子供のようにはしゃぐのを抑えているかのような?
ぴっ。
嬉しそうな声を聞けば、私も嬉しくなる。 私が作ったランプではないけれど、喜んでくれる人がいるのが魔導師として最も嬉しい瞬間だと私は思う。
コツコツと足音が響く。
何処か彼もトントンと言う軽い足音、歩調の広い音、人の足音が城の内部に響き渡り、人を惑わしながらも、警戒すべき敵が辿り着いていない事を伝えていた。
「こういう状況でもなければ、もっとユックリと案内をしてもらいたいものだ」
ぴっ!
私は片翼を敬礼のように上げる。
何時でも案内しますよ! と、伝えるために。
敵にとっては脅威となる城だが、味方にとってはロマンティックな顔も見せる城な訳で……是非、ご一緒したいです。 一族の歴史を、美しい古城の様を見て欲しい、知って欲しいと心から願いつつも……私は今、小鳥の姿で良かったと心の底から思った。
ジェフリーを早々に吹っ切って、恋する乙女ごっこをする私を隠せて良かった……と。
私の下心等まったく介入する余地等なく、難なくカイル様は、祖父が隠しておいた手記を手に入れた。
そして帰り道。
私達は待ち伏せされ、カイル様は敵と戦う事無く回避と逃亡を選んでいた……。 私がお荷物だから? ネガティブな思考を振り払うように私は首を横にブンブンとふり、大人しくポケットの中で身を小さくし……、彼等の無事と……そして早く、家に帰る事が出来ますようにと願い祈るのだった。
サイラスさんが急ぎ部屋を後にした。
騎士として身体能力の高い彼等なだけに自ら走れば馬よりも早い。
だが、
ハーノイス伯爵に招かれた獣人と魔導師の一部が逃亡している。 彼等はミフェール国最初の魔導師が作り上げ、ハーノイス家が代々管理していた要塞とも言える古城を欲しつつも、たどり着けず、彷徨いまわっている事は想像できた。 だから、戦闘への余力を残すため馬での移動が良いだろうと彼等は話し合ったのだ。
視線でサイラスさんを見送り、カイル様と部屋にいた残りの3人は席を立つ。 マイルズさんは彼の仕事へと戻り……キャロルさんと言えば……内ポケットに隠れたままの私を見続けていた。
そして少年(に見える)魔導師セネルは、つつつっとカイル様の横に立ち、手の平を上にカイル様へと手を差し出して見せる。
「なんだ、コレは?」
訝し気で、そして不快の混ざったカイル様の声。
私は気になってチラリと顔を出せば、素早い動作でセネルさんは私を掴もうとカイル様の内ポケットに手を伸ばそうとし、カイル様はペシャリとかなり強い力でセネルさんの手を打つ。 ……そして私はキャロルさんと視線がまたあってしまい引っ込んだ。
可愛い!! もふもふしたい!! そう言う思い感情を抑えきれないなら……いいのになぁ……と言う希望は……まだ持っていたりしなくもない。 可愛く変身していますし?
そんな戦々恐々な私をよそに、セネルさんとカイル様はじゃれていた。
「っ、痛いなぁ」
「で、なんだ? その手は」
不愉快。 そんなカイル様の感情を露わにした声。
「彼女、僕が預かるよ」
悪戯な猫のような瞳がチラリとカイル様を見上げ、口元がからかうように笑みを作る。 その瞬間……セネルさんの額に向けられるカイル様の指先……脅威のデコピン。
嫌な音が響く。
「うぐっつっぅううううう」
頭を抱えながらのたうち回るだけで済んでいるのは、あくまでも彼は魔術に興味があり魔力を持った強固な獣人であると言う事なのか、防御魔術か、ただの石頭か……。
「おっとなげないなぁ。 前衛がそんな小さく弱々しい子を守るより、後方援護的な安全圏の僕が預かった方がいいでしょう?! 本当、図体ばかりでかいガキの癖に、大人なふりを必死にしようと誤魔化しているところなんか超笑えるんだけっ、ちょ、ちょとまっ、まったまった、冗談で、そんな目がまじなんだけど!!」
逃げ出すセネルさん。
どうやら懲りない人らしい。
「うるさい、黙れ。 訓練をしたいなら、後で思い切りつきあってやる」
「へぇ、僕に付き合うって事は、そこのかわい子ちゃんを放置するって事だけど、本当に僕に付き合ってくれるのかなぁ?」
ニヤニヤと言えば、素早いカイル様の踏み込みと、再度のデコピンが繰り出されそうになり、セネルさんは飛び退いた。 破滅的攻撃に思えるけれど何処か楽しそうに聞こえるのは……きっとソレが獣のじゃれ合いのようなものだから……と思う事にしました。
楽しそう……。
混ざりたくはないけど。
ポケットの中からチラリと表情を伺おうとすれば、覆い隠すようにされた手のひらで撫でられた。 わしゃわしゃと崩れる毛並、それでもその指先は優しく心地よく……ふと交わし合った視線は……ネズミを嬲る数秒前の猫! それで私は頭を引っ込めた。
「カイル様、おふざけも程々になさってください。 余計なものが国内に蔓延したせいで、貴族だけでなく王族までもが大変な目にあっているんですよ。 その敵の一味とも言える者を保護するだけでなく、信頼し、頼りにし、好意を誤解させるような態度を取る。 それらすべてがカイル様に対する信頼への揺らぎになる事をご理解ください」
伯父と私は関係ない!!
そう声を上げるのには、彼女の……ドナヒュー伯爵家令嬢の視線は、最初から私を許容する気など皆無だったわけで、私は鈍感な振りでポケットの中に身を沈め……そしてサイラスさんが馬の準備が出来たと告げに来る。
古城がある迷いの森への方向へと馬が走る。
馬車で2時間。
戦場を駆ける立派な馬ならもっと時間はかからないだろう。
荒野には奇妙な魔力が風で巡っている。
やがて、荒野に砂嵐が吹き流れた。
奇妙な魔力は、美しい図式のように整いそして古城のある森を露わにして見せる。
セネルさんが感嘆の声を上げ、馬をカイル様の馬の側に寄せた。
「今の奴の仕組み、ヒントで良いから後で教えて欲しいなぁ~」
好奇心旺盛な子供のような声色と、愛嬌のある瞳……でも、それは魔術で偽った少年の姿と考えれば、少しばかり怖い人のように思えてしまう。 そう……あの素直に私を嫌悪するキャロルさんよりも……。
森の中に古城の一部が見える。
と同時に、3人が一斉に宙を仰ぐかのように警戒心を高めていた。
私には分からないけれど、伯父様が呼び寄せた獣人や魔導師が古城周辺を張っていたのでしょう。
高い位置にあった太陽が、気づけば夕暮れ時の色を落としていた。 それは実際の時間を表す位置ではなく、砂嵐を介した錯覚のようなもの。
そして森は人を惑わす事を楽しむように、木々は風に揺れ笑い出し、深く暗い影を落としていた。
私にとっては自分を守るための森で、怖いと思った事は無い。
森の説明は、馬に乗る前にしてある。
複雑そうな表情と、苦笑いを浮かべるサイラスさんはボソリ呟いた。
「これは……敵にはしたくないですね……」
私達が目にする古城は、時間の早い夕暮れ時の赤で魔力を染め、炎のように血のように、不安をかきたてる色を見せつける。
正式な客人である私達は古城へと、アッサリたどり着いた。
「私は、後を追って来た輩の警戒を行いましょう」
最初から打ち合わせしていた通り、サイラスさんは古城の中で最も高い塔を目指した。 人がいる地点を、火の玉のような光が知らせてくれる訳で、サイラスさんの背には弓が背負われている。
「僕は、ミフェール国最古の魔術師達の技術を暴きに行ってきます!!」
『ちょ、ダメ!! 魔術式壊しちゃダメだから!!』
私は躊躇う事無く念話で叫べば、同じように返された。
『いやだなぁ~。 分かっているから安心して。 ちょっと見るだけ、うん、見るだけだから!! 今後の参考にね、ちょっと、見るだけだから!!』
笑うような声に私は不安を感じて、道を通したことを後悔した。
そんな私を心配するように優しい指先が私に触れる。
ぴょこっと顔を出せば、乗りやすいように手のひらが差し出され、私はその手に飛び乗った。
ぴよっ。
「現ハーノイス家当主の事が書かれた手記は何処だ?」
問われて私は、手のひらの上で祖父の隠し部屋へと翼を指し示す。
私達が向かう古城の奥は、外の光が差し込まない場所。 私は、壁際にあるランプを手に取るようにぴよぴよと手のひらの上で騒ぎ立てた。
城の中は、人の存在を周囲に知らせるかのように靴音がやけに響き渡り、古城の奥、暗闇に向かうほどにランプが明るく光り出し、周囲を照らす。 それは月と星の欠片を集めたように美しい私のお気に入り。
とんでもない状況で戻って来たにも関わらず、強制的にロマンティックな雰囲気へと引きずり込んでくるなんて思うのは……私がそう言うのを望んでいるから……かもしれない。
そう言う時ではないのに……と反省。
獣の性が強い彼には、暗闇は意味を成さないかもしれない事実にふと思い至り、何度目かの反省を心の中でする。
「綺麗だな」
甘く穏やかな声は、どこか子供のようにはしゃぐのを抑えているかのような?
ぴっ。
嬉しそうな声を聞けば、私も嬉しくなる。 私が作ったランプではないけれど、喜んでくれる人がいるのが魔導師として最も嬉しい瞬間だと私は思う。
コツコツと足音が響く。
何処か彼もトントンと言う軽い足音、歩調の広い音、人の足音が城の内部に響き渡り、人を惑わしながらも、警戒すべき敵が辿り着いていない事を伝えていた。
「こういう状況でもなければ、もっとユックリと案内をしてもらいたいものだ」
ぴっ!
私は片翼を敬礼のように上げる。
何時でも案内しますよ! と、伝えるために。
敵にとっては脅威となる城だが、味方にとってはロマンティックな顔も見せる城な訳で……是非、ご一緒したいです。 一族の歴史を、美しい古城の様を見て欲しい、知って欲しいと心から願いつつも……私は今、小鳥の姿で良かったと心の底から思った。
ジェフリーを早々に吹っ切って、恋する乙女ごっこをする私を隠せて良かった……と。
私の下心等まったく介入する余地等なく、難なくカイル様は、祖父が隠しておいた手記を手に入れた。
そして帰り道。
私達は待ち伏せされ、カイル様は敵と戦う事無く回避と逃亡を選んでいた……。 私がお荷物だから? ネガティブな思考を振り払うように私は首を横にブンブンとふり、大人しくポケットの中で身を小さくし……、彼等の無事と……そして早く、家に帰る事が出来ますようにと願い祈るのだった。
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