17 / 22
17.鉄は熱いうちに打て、敵意は早い段階で叩き潰せ
しおりを挟む
2人が未だ移動の途中。
エーリクの屋敷が大勢の人に囲まれだす。
人・人・人。
門の外に集まる人々の数は多い。
王都の民は、職を持っている者達はそれなりに裕福と言える生活を送っている。 不満は少ないはずである。 だが、門の外に集まる人々の数は異常だった。
なんてことは無い。
「今こそ革命のときがきたり!!」
王都の酒場を中心に革命組織『明けの明星』が叫べば、何時もであれば人々は白い目で彼等を見て、目をつけられては御免だとそっと離れていくが、今日は違った。
「ぉう!! 流石王都の未来を考える若者だ! いっぱい奢らせてくれ」
「王族、貴族に流されるのではなく、自ら強い意思を持っている姿が素敵です」
なんて、乗せられ、乗せた人間が共にエーリクの屋敷を目指してきたのだ。
ちなみに、乗せた側は騎士や役人、調査官たちの集まりで一般人は1人もいない。 大儀を掲げていても、世の中と言えばそういうものだろう。
使用人を偽った騎士は、四方の門全ての鍵を外れやすく細工しており、打ち合わせ通り彼等は屋敷へと突入すれば、その瞬間に捕獲され、役人たちが革命組織のふりをしてかなり乱暴な状態で屋敷内の調査を始める。 主であるエーリクとその腹心である者達は、やってきた騎士達に『救助』と偽り確保された。
ブラーム家の方は、公爵印をもって許可された王都警備隊の者達が一斉捜査に入った。
こうしてベンニング家の長き夜は終える事となるのだが……。
ケインは、エーリクとブラームの捕縛、資料の回収を終えたところで、残りは騎士団と警備隊、そして自身の部下に残りの処理を任せて、その場を後にした。
王都片隅にある小さな村。
その村の者達は、王都に住まいながらも嫉妬心から閉鎖的な生活をしていた。 例えるなら、外部の者はイジメ、支配的になる的な。 逆にその人を寄せ付けない様子が、滅多にソコに訪れないファースには都合がよく。 折り合いは金銭で頬を殴りつけると言う方法で強引につけられた。
正直言って、ご飯は美味しく無い。
スープを飲む手が、否応なくとまる。
炭化した肉を見て、途方に暮れる。
スープには油がぷかぷかと浮いているし、張り切って入れただろう大きな鶏肉はパサパサしている。 野菜の半分が煮崩れたスープの見た目は、食欲を減退させる。 まぁ……いつ来るか分からない相手のためにする料理仕方がない。
肉の質に贅沢を言うつもりはないけれど、高温で一気に焼くのは良いが、加減が分かっていない。 まぁ、火加減が分からないのは経験が全てですし、仕方がない……のでしょうか?
飢えに死にそうだった幼い頃と比べ、私も贅沢になったものです。
頑張って食べようとしていたところに、嫌味な声がかけられた。
「はっ!! どこのお嬢さんか知らないが、下々のものは肉も滅多に食べられないと言うのに」
私は沈黙したまま、にっこりと愛らしい微笑作り出し、文句を言う男性を手招きして呼び寄せた。
「あ~~~ん」
男の目の前に炭となった肉を差し出せば、赤面しながらヘラヘラしていた男性の表情が歪む。
ついでにファース様がしかめっ面になっていた。 まぁ、それはともかく、ちょっとあんたとかどうとか言われながらも、男性は口をあけたので、炭を男の口の中に突っ込んでやった。
「金を払って、非食べ物を出すと言うのは如何なものでしょうか?」
私は可愛く作った様子で尋ねれば、男性はしかめ面で、じょりじょりと音をたてながら、我慢して食べている。
「いやぁ、流石いい肉だぁ、上手いなぁ~~~」
そうかいそうかい、誤魔化すかい。
「ティア、こっちはまだ食える。 俺のを食べるといい」
確かに炭ではないけれど。
私は懐から1枚の金貨を出す。 城下であれば、住まいを持っている3人家族が半月ほど生活できる金額でしょうか?
「同じ肉。 あとそうね……アナタの家にある食材、調味料を一通り持ってきていただけるかしら?」
「ティア? 彼等は日頃肉を食べないと言っていたぞ?」
「ですが、こんな薄い肉を2枚だけ、わざわざ手に入れると言うのは逆に難しいことですわ。 大抵はこう塊で購入するものですもの。 旦那様が金銭をケチっていらっしゃるのなら、まぁ話は別ですけど」
「そんな懐の狭いことはしない」
「ですよねぇ~」
男女が持ってきた肉を見れば、想像していたより良いもので、所有している調味料も珍しいものがある。
「旦那様、お部屋のお酒少し頂いていいかしら?」
「何が欲しい、もってこよう」
そんな感じで、肉の下処理をして、ソースの段取りをすれば、私の手元に巨大な影をつくる大きな人は、何故かソワソワしている。
「刃物などをもって大丈夫なのか?」
「私をなんだと思っているんですか、仕える相手が存在する以上はと、一通りのことは教えられておりますのよ」
にんまりと得意げに笑って見せれば、
「なら、何か手伝うことはあるか? これでも、俺もなかなか器用な方でね」
そんなこんなで、付け合わせようの野菜の処理をしてもらった。 とは言っても玉ねぎをザクザク切るぐらいなんですけどね。 何しろキノコと玉ねぎを付け合わせに、そしてそれらから出てきた汁で、アッサリ醤油ベースのソースを作る予定ですから。
そして私は家を預かる夫婦にも、程よく油を拭い、程よい焼き加減で、上品な味わいのソースがかかったステーキをご馳走した。
「別にここまでは求めることはしませんが、食事は美味しくいただくと幸福だと言うことぐらいは、知っておいた方が人生豊かになりますわよ」
そんなこんなで、態度の悪かった夫婦は、出された肉を食べ終わる頃にはしおしおと大人しくなり、後片付けをお任せして私はファース様とお部屋に戻る。 ヤレヤレです。
「ティアはすごいな」
「なんですか急に? ほめても何も出ませんよ」
「あの、煩い夫婦を黙らせるなんて」
そんなことをいいながら、ファース様はグラスに酒を注ぎ差し出してくる。 一応、成人ではあるのですが……酒の苦味は美味しいと認識できないんですよね。 とはいえ、目上の者から与えられたものを拒否しないよう教え込まれている訳で、私はそのグラスを手にして口をつける。
「苦っ……」
「口にあわなかったか?」
ファース様が笑いそして口づけてきた。 今日何度も繰り返された行為に私は大人しく瞳を閉ざすが、唇をこじ開けたファース様の舌先が歯を撫で、歯茎を撫でてくるから驚いて、身を引き逃げてしまう。
「ぁ……」
広いとは言えない部屋で、ソファの角にぶつかり転びそうになれば、ファース様が私の腰を大きな掌で支えソファに座らせてくれる。
穏やかに笑みを見れば、恥ずかしく、それでも微笑み返さなければと思っていた。 だけど、
ありがとうございます。
音にする間もなく、もう一度唇が塞がれ、今度は逃げ場のない、ソファの上で追い詰められていた。
エーリクの屋敷が大勢の人に囲まれだす。
人・人・人。
門の外に集まる人々の数は多い。
王都の民は、職を持っている者達はそれなりに裕福と言える生活を送っている。 不満は少ないはずである。 だが、門の外に集まる人々の数は異常だった。
なんてことは無い。
「今こそ革命のときがきたり!!」
王都の酒場を中心に革命組織『明けの明星』が叫べば、何時もであれば人々は白い目で彼等を見て、目をつけられては御免だとそっと離れていくが、今日は違った。
「ぉう!! 流石王都の未来を考える若者だ! いっぱい奢らせてくれ」
「王族、貴族に流されるのではなく、自ら強い意思を持っている姿が素敵です」
なんて、乗せられ、乗せた人間が共にエーリクの屋敷を目指してきたのだ。
ちなみに、乗せた側は騎士や役人、調査官たちの集まりで一般人は1人もいない。 大儀を掲げていても、世の中と言えばそういうものだろう。
使用人を偽った騎士は、四方の門全ての鍵を外れやすく細工しており、打ち合わせ通り彼等は屋敷へと突入すれば、その瞬間に捕獲され、役人たちが革命組織のふりをしてかなり乱暴な状態で屋敷内の調査を始める。 主であるエーリクとその腹心である者達は、やってきた騎士達に『救助』と偽り確保された。
ブラーム家の方は、公爵印をもって許可された王都警備隊の者達が一斉捜査に入った。
こうしてベンニング家の長き夜は終える事となるのだが……。
ケインは、エーリクとブラームの捕縛、資料の回収を終えたところで、残りは騎士団と警備隊、そして自身の部下に残りの処理を任せて、その場を後にした。
王都片隅にある小さな村。
その村の者達は、王都に住まいながらも嫉妬心から閉鎖的な生活をしていた。 例えるなら、外部の者はイジメ、支配的になる的な。 逆にその人を寄せ付けない様子が、滅多にソコに訪れないファースには都合がよく。 折り合いは金銭で頬を殴りつけると言う方法で強引につけられた。
正直言って、ご飯は美味しく無い。
スープを飲む手が、否応なくとまる。
炭化した肉を見て、途方に暮れる。
スープには油がぷかぷかと浮いているし、張り切って入れただろう大きな鶏肉はパサパサしている。 野菜の半分が煮崩れたスープの見た目は、食欲を減退させる。 まぁ……いつ来るか分からない相手のためにする料理仕方がない。
肉の質に贅沢を言うつもりはないけれど、高温で一気に焼くのは良いが、加減が分かっていない。 まぁ、火加減が分からないのは経験が全てですし、仕方がない……のでしょうか?
飢えに死にそうだった幼い頃と比べ、私も贅沢になったものです。
頑張って食べようとしていたところに、嫌味な声がかけられた。
「はっ!! どこのお嬢さんか知らないが、下々のものは肉も滅多に食べられないと言うのに」
私は沈黙したまま、にっこりと愛らしい微笑作り出し、文句を言う男性を手招きして呼び寄せた。
「あ~~~ん」
男の目の前に炭となった肉を差し出せば、赤面しながらヘラヘラしていた男性の表情が歪む。
ついでにファース様がしかめっ面になっていた。 まぁ、それはともかく、ちょっとあんたとかどうとか言われながらも、男性は口をあけたので、炭を男の口の中に突っ込んでやった。
「金を払って、非食べ物を出すと言うのは如何なものでしょうか?」
私は可愛く作った様子で尋ねれば、男性はしかめ面で、じょりじょりと音をたてながら、我慢して食べている。
「いやぁ、流石いい肉だぁ、上手いなぁ~~~」
そうかいそうかい、誤魔化すかい。
「ティア、こっちはまだ食える。 俺のを食べるといい」
確かに炭ではないけれど。
私は懐から1枚の金貨を出す。 城下であれば、住まいを持っている3人家族が半月ほど生活できる金額でしょうか?
「同じ肉。 あとそうね……アナタの家にある食材、調味料を一通り持ってきていただけるかしら?」
「ティア? 彼等は日頃肉を食べないと言っていたぞ?」
「ですが、こんな薄い肉を2枚だけ、わざわざ手に入れると言うのは逆に難しいことですわ。 大抵はこう塊で購入するものですもの。 旦那様が金銭をケチっていらっしゃるのなら、まぁ話は別ですけど」
「そんな懐の狭いことはしない」
「ですよねぇ~」
男女が持ってきた肉を見れば、想像していたより良いもので、所有している調味料も珍しいものがある。
「旦那様、お部屋のお酒少し頂いていいかしら?」
「何が欲しい、もってこよう」
そんな感じで、肉の下処理をして、ソースの段取りをすれば、私の手元に巨大な影をつくる大きな人は、何故かソワソワしている。
「刃物などをもって大丈夫なのか?」
「私をなんだと思っているんですか、仕える相手が存在する以上はと、一通りのことは教えられておりますのよ」
にんまりと得意げに笑って見せれば、
「なら、何か手伝うことはあるか? これでも、俺もなかなか器用な方でね」
そんなこんなで、付け合わせようの野菜の処理をしてもらった。 とは言っても玉ねぎをザクザク切るぐらいなんですけどね。 何しろキノコと玉ねぎを付け合わせに、そしてそれらから出てきた汁で、アッサリ醤油ベースのソースを作る予定ですから。
そして私は家を預かる夫婦にも、程よく油を拭い、程よい焼き加減で、上品な味わいのソースがかかったステーキをご馳走した。
「別にここまでは求めることはしませんが、食事は美味しくいただくと幸福だと言うことぐらいは、知っておいた方が人生豊かになりますわよ」
そんなこんなで、態度の悪かった夫婦は、出された肉を食べ終わる頃にはしおしおと大人しくなり、後片付けをお任せして私はファース様とお部屋に戻る。 ヤレヤレです。
「ティアはすごいな」
「なんですか急に? ほめても何も出ませんよ」
「あの、煩い夫婦を黙らせるなんて」
そんなことをいいながら、ファース様はグラスに酒を注ぎ差し出してくる。 一応、成人ではあるのですが……酒の苦味は美味しいと認識できないんですよね。 とはいえ、目上の者から与えられたものを拒否しないよう教え込まれている訳で、私はそのグラスを手にして口をつける。
「苦っ……」
「口にあわなかったか?」
ファース様が笑いそして口づけてきた。 今日何度も繰り返された行為に私は大人しく瞳を閉ざすが、唇をこじ開けたファース様の舌先が歯を撫で、歯茎を撫でてくるから驚いて、身を引き逃げてしまう。
「ぁ……」
広いとは言えない部屋で、ソファの角にぶつかり転びそうになれば、ファース様が私の腰を大きな掌で支えソファに座らせてくれる。
穏やかに笑みを見れば、恥ずかしく、それでも微笑み返さなければと思っていた。 だけど、
ありがとうございます。
音にする間もなく、もう一度唇が塞がれ、今度は逃げ場のない、ソファの上で追い詰められていた。
23
あなたにおすすめの小説
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
公爵夫人は愛されている事に気が付かない
山葵
恋愛
「あら?侯爵夫人ご覧になって…」
「あれはクライマス公爵…いつ見ても惚れ惚れしてしまいますわねぇ~♡」
「本当に女性が見ても羨ましいくらいの美形ですわねぇ~♡…それなのに…」
「本当にクライマス公爵が可哀想でならないわ…いくら王命だからと言ってもねぇ…」
社交パーティーに参加すれば、いつも聞こえてくる私への陰口…。
貴女達が言わなくても、私が1番、分かっている。
夫の隣に私は相応しくないのだと…。
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
悪役令嬢と誤解され冷遇されていたのに、目覚めたら夫が豹変して求愛してくるのですが?
いりん
恋愛
初恋の人と結婚できたーー
これから幸せに2人で暮らしていける…そう思ったのに。
「私は夫としての務めを果たすつもりはない。」
「君を好きになることはない。必要以上に話し掛けないでくれ」
冷たく拒絶され、離婚届けを取り寄せた。
あと2週間で届くーーそうしたら、解放してあげよう。
ショックで熱をだし寝込むこと1週間。
目覚めると夫がなぜか豹変していて…!?
「君から話し掛けてくれないのか?」
「もう君が隣にいないのは考えられない」
無口不器用夫×優しい鈍感妻
すれ違いから始まる両片思いストーリー
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる