14 / 40
第一章「仁平薫」
第四話【連鎖する悲劇(5)】
しおりを挟む
それからすぐ、柚乃が千葉県出身である可能性をそえて、情報提供を呼びかける投稿を再びSNSで行った。しかし、目ぼしい情報が入ってくることはなかった。
警察でも、千葉県から届け出のあった捜索願の中に、柚乃らしき人物がいないかどうか調べてもらったのだが、こちらも空振りに終わった。
なぜだ? あれは柚乃の制服じゃないのか? 彼女に家族はいないのか?
進展があったのは一点。浅野の店の顧客リストの中から、気になる名前が見つかったのだ。それは、とある人物と柚乃とのつながりを匂わせる名前だった。このふたつがつながれば、柚乃の正体に一歩近づけるかもしれない。だが同時に、ひとつの疑念が生まれた。
なぜ柚乃は、あの日俺の前に現れたのか、と。
部屋の日めくりカレンダーが、十枚めくれた。日めくりカレンダーが好きだったのは陽子だった。
今日の分の仕事を終えて一息ついた。十六時四十分。オフィスでのことだ。
上司である松橋涼子が、俺に話しかけてきた。
「仁平君。ちょっといいかしら?」
「はい。なんでしょう?」
松橋さんは俺よりも少し年上の女性だ。眼鏡の奥で光る瞳は理知的で、常に先を読んでいるような鋭さがある。ただ、どこかとらえどころのない面もあり、なんとなく底の知れない印象を周囲に抱かせる人物だった。
普段、向こうから話しかけてくることはあまりない。どうしたのだろう。
「最近、熊谷さんと連絡を取り合ってる?」
「いえ、まったく取ってないですね。というか、どうして俺に聞くんです?」
俺と沙耶が比較的仲が良いのは確かだが、親友というほどではない。もちろん恋仲でもない。用が何もなければ、基本的に連絡は取り合わない。
「ほら。君たち、出身大学が同じだったでしょ?」
「そりゃそうですが。だからといって、マメに連絡を取るわけじゃないですよ。……何かあったんですか?」
「それがわかっていたら、訊いたりしないわよ」
謎かけみたいな上司の話に、俺はゆっくりと首をかしげた。
沙耶と喫茶店で会ったあの日から数日がすぎた頃、彼女は風邪で会社を休んだ。「三十八度の熱がある」と会社に電話があって、それから今日までずっと休んでいる。
沙耶が会社を休んでから、丁度一週間か。こんなに長期間休むのは珍しい。一度くらいは見舞いに行ってやるべきだっただろうか。親友というほどではないが、知らない仲でもないのだし。
「これはちょっとまずいかな」
松橋さんの真剣な物言いに、巡らしていた思考を止めた。
隣の空席に松橋さんが座った。濡れ羽色の短い頭髪をかきむしって、パンツスーツの足を組んだ。落ち着いた雰囲気があるので、年齢以上の威厳を感じる。
「あの子。火曜日からずっと無断欠勤をしているのよ」
「え?」
思わず間抜けな声が出た。松橋さんの顔は窓の外に向いていて目が合わない。
「沙耶は、あれでも礼儀正しい奴です。どうして?」
「でしょう? だからおかしいと言っているのよ」
瞳を眇めて松橋さんが数秒思案する。
「……ちょっと、彼女の家まで案内してくれる?」
チェスターコートを羽織って松橋さんが歩き出すのと、終業のチャイムが鳴るのは同時だった。
これは言っても聞かないやつだ。諦めて松橋さんのあとを追う。「あと任せたわよ」と近くの社員に声をかけ、彼女はオフィスを出ていった。
外はすでに宵闇だ。会社を飛び出すと、靖国通りでタクシーを捕まえて乗った。
「お客さん。行き先は?」
「行き先?」と松橋さんが俺の顔を見た。
「飯田橋までお願いします」
「了解」
「ごめんね」と小さく松橋さんの声がした。
「いいえ」
沙耶の家の住所も聞かずに、松橋さんは会社を飛び出した。冷静沈着な彼女にしてはらしくないその行動に、狼狽ぶりが現れていた。
車内は重苦しい空気に包まれている。車窓のネオンだけが、ただ静かに流れていく。大丈夫だ。ただの風邪に違いない、と自分に言い聞かせるが、心中は、静かに確実に波立っていった。
「この通りを右に曲がってください」
路地に車が入る。洋風レストランや雑居ビルが並んでいる通りを、俺たちを乗せたタクシーが走っていく。
「……あれ? 次どこを曲がるんだったかな?」
細い通りに入ったら、とたんに記憶が怪しくなった。沙耶の家に行ったのは思えば一度きりだ。
酒好きなわりに酒に大して強くない沙耶が、昨年の忘年会の席で酔いつぶれた。そこで同期の俺が、彼女を自宅マンションまで送っていく羽目になったのだ。記憶を頼りに運転手に指示を出していく。
「そこです。そこの角を左に曲がってください」
車が角を曲がった瞬間に、赤い光が見えた。回転する赤色灯の光が、辺りを照らしていた。
「ここです。車を停めてください」
救急車が止まっていたのは、沙耶の自宅があるマンションの前だった。嫌な予感が頭をよぎり、松橋さんと顔を見合わせる。
タクシーを降りて、マンションの外壁を見上げた。傍から見た感じでは、中で何かが起きているとは思えないほど静かだ。
「何階?」
「三階です」
マンションに入ってエレベーターの前まで行く。上階に留まったままなのを見て、俺たちは迷わず階段を選んだ。
コツコツと、ヒールと革靴の足音が肌寒い空間の中響く。三階に上がったとたんに、つんとした刺激臭がした。なんだろうこれは、と再び松橋さんと顔を見合わせる。廊下に人だかりができていて、そのまた奥に救急隊員が三人いた。隊員らの中央にストレッチャーが置いてあって、そこに沙耶が乗せられていた。
「沙耶!」
上下スウェットという彼女らしくない飾り気のない服装で、眠っているみたいに目は閉じられている。
俺が叫ぶと救急隊員の一人が、無線通話を中断してこちらに目を向けた。
「お知り合いの方ですか?」
「そうです。会社の同僚です」
俺が答えると、隊員の顔が見る間に安堵したそれになる。
「良かった。いやね、マンションのオーナーから連絡を受けてきてみたはいいものの、住人の緊急連絡先が全然わからなくて困っていたのですよ。彼女の人となりとか、多少はご存じで?」
緊急連絡先か、と口ごもると、松橋さんが助け舟を出してくれた。
「ええ。実家の電話番号でいいのなら、私が知っています」
「そうですか。今、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
そうこうしている間に、沙耶を乗せたストレッチャーが運ばれていく。隊員の問いかけが、『一緒にきてほしい』という意味だと察した松橋さんが頷き、次に彼女は俺を見た。
「ありがとう仁平君。ここからは、私一人で大丈夫だから」
俺は首を横に振った。沙耶は友人だし、乗りかかった舟だ。ここで帰る気にはなれなかった。
「いえ、いいです。俺も一緒に行きますよ」
「そう……わかったわ」
ごめんね、という小さな謝罪が、踵を返した松橋さんの背中越しに聞こえた。
沙耶の部屋の扉が開いていた。立ち去る間際にちらりと見えた部屋の中は、足の踏み場のない散らかりようだった。
*
警察でも、千葉県から届け出のあった捜索願の中に、柚乃らしき人物がいないかどうか調べてもらったのだが、こちらも空振りに終わった。
なぜだ? あれは柚乃の制服じゃないのか? 彼女に家族はいないのか?
進展があったのは一点。浅野の店の顧客リストの中から、気になる名前が見つかったのだ。それは、とある人物と柚乃とのつながりを匂わせる名前だった。このふたつがつながれば、柚乃の正体に一歩近づけるかもしれない。だが同時に、ひとつの疑念が生まれた。
なぜ柚乃は、あの日俺の前に現れたのか、と。
部屋の日めくりカレンダーが、十枚めくれた。日めくりカレンダーが好きだったのは陽子だった。
今日の分の仕事を終えて一息ついた。十六時四十分。オフィスでのことだ。
上司である松橋涼子が、俺に話しかけてきた。
「仁平君。ちょっといいかしら?」
「はい。なんでしょう?」
松橋さんは俺よりも少し年上の女性だ。眼鏡の奥で光る瞳は理知的で、常に先を読んでいるような鋭さがある。ただ、どこかとらえどころのない面もあり、なんとなく底の知れない印象を周囲に抱かせる人物だった。
普段、向こうから話しかけてくることはあまりない。どうしたのだろう。
「最近、熊谷さんと連絡を取り合ってる?」
「いえ、まったく取ってないですね。というか、どうして俺に聞くんです?」
俺と沙耶が比較的仲が良いのは確かだが、親友というほどではない。もちろん恋仲でもない。用が何もなければ、基本的に連絡は取り合わない。
「ほら。君たち、出身大学が同じだったでしょ?」
「そりゃそうですが。だからといって、マメに連絡を取るわけじゃないですよ。……何かあったんですか?」
「それがわかっていたら、訊いたりしないわよ」
謎かけみたいな上司の話に、俺はゆっくりと首をかしげた。
沙耶と喫茶店で会ったあの日から数日がすぎた頃、彼女は風邪で会社を休んだ。「三十八度の熱がある」と会社に電話があって、それから今日までずっと休んでいる。
沙耶が会社を休んでから、丁度一週間か。こんなに長期間休むのは珍しい。一度くらいは見舞いに行ってやるべきだっただろうか。親友というほどではないが、知らない仲でもないのだし。
「これはちょっとまずいかな」
松橋さんの真剣な物言いに、巡らしていた思考を止めた。
隣の空席に松橋さんが座った。濡れ羽色の短い頭髪をかきむしって、パンツスーツの足を組んだ。落ち着いた雰囲気があるので、年齢以上の威厳を感じる。
「あの子。火曜日からずっと無断欠勤をしているのよ」
「え?」
思わず間抜けな声が出た。松橋さんの顔は窓の外に向いていて目が合わない。
「沙耶は、あれでも礼儀正しい奴です。どうして?」
「でしょう? だからおかしいと言っているのよ」
瞳を眇めて松橋さんが数秒思案する。
「……ちょっと、彼女の家まで案内してくれる?」
チェスターコートを羽織って松橋さんが歩き出すのと、終業のチャイムが鳴るのは同時だった。
これは言っても聞かないやつだ。諦めて松橋さんのあとを追う。「あと任せたわよ」と近くの社員に声をかけ、彼女はオフィスを出ていった。
外はすでに宵闇だ。会社を飛び出すと、靖国通りでタクシーを捕まえて乗った。
「お客さん。行き先は?」
「行き先?」と松橋さんが俺の顔を見た。
「飯田橋までお願いします」
「了解」
「ごめんね」と小さく松橋さんの声がした。
「いいえ」
沙耶の家の住所も聞かずに、松橋さんは会社を飛び出した。冷静沈着な彼女にしてはらしくないその行動に、狼狽ぶりが現れていた。
車内は重苦しい空気に包まれている。車窓のネオンだけが、ただ静かに流れていく。大丈夫だ。ただの風邪に違いない、と自分に言い聞かせるが、心中は、静かに確実に波立っていった。
「この通りを右に曲がってください」
路地に車が入る。洋風レストランや雑居ビルが並んでいる通りを、俺たちを乗せたタクシーが走っていく。
「……あれ? 次どこを曲がるんだったかな?」
細い通りに入ったら、とたんに記憶が怪しくなった。沙耶の家に行ったのは思えば一度きりだ。
酒好きなわりに酒に大して強くない沙耶が、昨年の忘年会の席で酔いつぶれた。そこで同期の俺が、彼女を自宅マンションまで送っていく羽目になったのだ。記憶を頼りに運転手に指示を出していく。
「そこです。そこの角を左に曲がってください」
車が角を曲がった瞬間に、赤い光が見えた。回転する赤色灯の光が、辺りを照らしていた。
「ここです。車を停めてください」
救急車が止まっていたのは、沙耶の自宅があるマンションの前だった。嫌な予感が頭をよぎり、松橋さんと顔を見合わせる。
タクシーを降りて、マンションの外壁を見上げた。傍から見た感じでは、中で何かが起きているとは思えないほど静かだ。
「何階?」
「三階です」
マンションに入ってエレベーターの前まで行く。上階に留まったままなのを見て、俺たちは迷わず階段を選んだ。
コツコツと、ヒールと革靴の足音が肌寒い空間の中響く。三階に上がったとたんに、つんとした刺激臭がした。なんだろうこれは、と再び松橋さんと顔を見合わせる。廊下に人だかりができていて、そのまた奥に救急隊員が三人いた。隊員らの中央にストレッチャーが置いてあって、そこに沙耶が乗せられていた。
「沙耶!」
上下スウェットという彼女らしくない飾り気のない服装で、眠っているみたいに目は閉じられている。
俺が叫ぶと救急隊員の一人が、無線通話を中断してこちらに目を向けた。
「お知り合いの方ですか?」
「そうです。会社の同僚です」
俺が答えると、隊員の顔が見る間に安堵したそれになる。
「良かった。いやね、マンションのオーナーから連絡を受けてきてみたはいいものの、住人の緊急連絡先が全然わからなくて困っていたのですよ。彼女の人となりとか、多少はご存じで?」
緊急連絡先か、と口ごもると、松橋さんが助け舟を出してくれた。
「ええ。実家の電話番号でいいのなら、私が知っています」
「そうですか。今、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
そうこうしている間に、沙耶を乗せたストレッチャーが運ばれていく。隊員の問いかけが、『一緒にきてほしい』という意味だと察した松橋さんが頷き、次に彼女は俺を見た。
「ありがとう仁平君。ここからは、私一人で大丈夫だから」
俺は首を横に振った。沙耶は友人だし、乗りかかった舟だ。ここで帰る気にはなれなかった。
「いえ、いいです。俺も一緒に行きますよ」
「そう……わかったわ」
ごめんね、という小さな謝罪が、踵を返した松橋さんの背中越しに聞こえた。
沙耶の部屋の扉が開いていた。立ち去る間際にちらりと見えた部屋の中は、足の踏み場のない散らかりようだった。
*
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
皇帝陛下!私はただの専属給仕です!
mock
恋愛
食に関してうるさいリーネ国皇帝陛下のカーブス陛下。
戦いには全く興味なく、美味しい食べ物を食べる事が唯一の幸せ。
ただ、気に入らないとすぐ解雇されるシェフ等の世界に投げ込まれた私、マール。
胃袋を掴む中で…陛下と過ごす毎日が楽しく徐々に恋心が…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる