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一年目
06.バカンスの夏3
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その日の遅めの朝食はロゼッタが作った。
それを聞いてジークフリートはことのほか喜んだ。
「ロゼッタが作ったのか」
ロゼッタは口ごもりながら頷く。
「はい……」
メニューはそば粉入りのパンケーキにスクランブルエッグとソーセージ。サラダにトマトの冷製スープだ。
あまり褒められると困る。
作ったというが、パンケーキは料理人がこしらえたタネをフライパンで焼いただけ。サラダも用意された物を盛り付けただけだ。スクランブルエッグは辛うじて作ったと言えるだろうが、ソーセージもボイルまでの下ごしらえは済ませたものを焼いただけ。スープはそもそも作っていない。スープ皿によそっただけだと正直に話したが、ジークフリートは首を横に振る。
「いや、ロゼッタが作った。さあ、食べよう」
食事は晩餐室ではなく、夫人用の台所に置かれた大きなテーブルでとった。
こうして気楽に食事するのがギュンター家の夏の過ごし方らしい。
「子供の頃はよくこうしてここで家族で食事した」
ジークフリートはパンケーキを口に運びながら、しみじみと懐かしがった。
「私が母の料理を食べて育ったように、私の子もロゼッタの料理を食べるのだな」
こう言われてロゼッタは頬を紅潮させた。
食事を終え、ふと気付くと食器を片付けていたはずの侍女が、いなくなっていた。
キッチンにジークフリートと二人だけになっている。
ふいとジークフリートは立ち上がる。そのままロゼッタの側に近づき、見下ろしている。
「ジークフリート様……」
戸惑うロゼッタの上に夫の影が落ちる。ジークフリートはロゼッタの両肩に手を置き、口付けした。
「あ……」
朝に夕に人前でも交わす親愛のそれではなく、夜にしかしない艶めかしい欲情を煽るようなキスだった。
思わず身を引きかけたロゼッタをジークフリートは逃さなかった。
頭の後ろを手で押さえられ口付けは更に深くなる。
息も出来ないキスにクラクラと目眩がする。
「…………!」
ロゼッタはジークフリートのシャツをきゅっと握りしめた。
唇を離され、ロゼッタはほうと息をつく。
激しいキスは慣れてきたが、慣れると同時に今度は腰が熱くなる。
「ロゼッタ」
ジークフリートは骨を抜かれたような体を抱きとめ、
「……!」
抱き上げると、テーブルの上に乗せた。
「……ジークフリート様?」
「ロゼッタが食べたい」
ジークフリートはロゼッタのドレスを器用に脱がした。はだけた胸元にジークフリートはむしゃぶりついた。
大きく口を開け、乳肉を口に含んだが、歯でなく唇でロゼッタの肉の感触を味わった。
強いて言うと白パンやブッラータと呼ばれるフレッシュチーズに似ているが、もっとむっちりとしている。
「甘いな…ロゼは美味い」
「ジ、ジークフリート様……」
見れば見るほど白くまん丸く綺麗な胸だ。
「本当に美味そうだな」
ジークフリートは盛り上がった乳房を揉みながらペロペロと舐める。
「ふっ…、あっ…ぅん…」
胸は結婚してから丹念に愛撫され続けてきた。ロゼッタは触れられるだけで声を上げてしまう。
何をされても気持ち良い。ロゼッタは抵抗も出来ずにとろんとジークフリートの手が舌が与える刺激に酔いしれる。
先程まで食事に使ったテーブルに乗せられていると自分が本当に食べられている気がした。
「きゃっ!」
乳首を吸われるとロゼッタは大きく跳ねた。
「だ、めです、そこは…駄目ぇ……」
「駄目って言ってもうこんなにもうこんなになっている」
ジークフリートは舌先を尖らせ、立ち上がった乳首をつつく。
つつかれる度に、ロゼッタの体が勝手にビクビクと反応する。
「あっ、あっ…ッ…駄目…っ」
「気持ち良いだろう?」
「…はい、きもちいい…」
ジークフリートが散々ロゼッタの胸をいじくり終えて顔を上げた時、ロゼッタは息も絶え絶えに熱い吐息を吐いていた。
かなり感じているようで、下着に手を突っ込むとぐっしょり濡れていた。
いい気分だった。
いい女が自分の愛撫によがっている姿は、男の本能に直接訴えてくる何かがある。愉悦にジークフリートの口元がつり上がる。
「ロゼッタ、随分濡れてるぞ」
ジークフリートは上機嫌でロゼッタの陰部をなで上げた。
「はぁっ…はあ…あぁぁ……あっ……」
ロゼッタは恥じらう余裕もないようで、唯々可愛らしく喘いでいる。
むっとロゼッタの愛液が香る。匂いに釣られるようにしてジークフリートは下着を脱がしてロゼッタの陰部を舐めた。
溢れてくる愛液をすすり、柔らかくなった膣口に舌を入れる。
「……っ!!!」
ロゼッタはそれだけで達した。
「もうイッたのか」
ロゼッタは全身が赤い。
「あっ……」
ロゼッタの柔らかい太ももの内側が熱をもっている。
秘所の中はどんなに熱くぬめっているだろか。
「…ジークさま……」
ロゼッタは物欲しそうな目つきでジークフリートを見つめている。
赤い唇が切なげに自分を呼ぶ。
そうなればジークフリートも冷静ではいられない。
「ロゼ」
ロゼッタを抱きしめるとジークフリートは食べ頃に煮蕩けたロゼッタの膣に自分自身を突っ込んだ。
「はあっ…あっ……ああぁぁん……んっ……!」
ロゼッタもセックスに慣れたようで、腰をグラインドさせたり、奥まで突っ込んでギリギリまで引き、また突っ込むといった大きな動きでも嫌がらなくなった。
声を真っ赤になってこらえていたのも可愛かったが、やはり嬌声は良いものだ。
経験の少ない膣は元々狭かったが、快感を得るようになってきてから包み込むようにきゅうきゅうと締めつけてくる。
「……っ!!!」
奥まで突き上げるとロゼッタは声もなく大きく体を跳ねさせた。
「はあはあ……」
イったらしく苦しそうに涙ぐみながら肩をふるわせて息をしている。それでもロゼッタはジークフリートを離そうとはしなかった。
痛いほど締め付けられたジークフリートは呻いて、ロゼッタの中を更にむさぼる。
「ロゼ、美味いよ」
ロゼッタが熱で浮かれたような瞳でとろんとジークフリートを見上げる。
淫靡この上ない顔でロゼッタはねだった。
「ああ、もっとぉ、食べて……」
それを聞いてジークフリートはことのほか喜んだ。
「ロゼッタが作ったのか」
ロゼッタは口ごもりながら頷く。
「はい……」
メニューはそば粉入りのパンケーキにスクランブルエッグとソーセージ。サラダにトマトの冷製スープだ。
あまり褒められると困る。
作ったというが、パンケーキは料理人がこしらえたタネをフライパンで焼いただけ。サラダも用意された物を盛り付けただけだ。スクランブルエッグは辛うじて作ったと言えるだろうが、ソーセージもボイルまでの下ごしらえは済ませたものを焼いただけ。スープはそもそも作っていない。スープ皿によそっただけだと正直に話したが、ジークフリートは首を横に振る。
「いや、ロゼッタが作った。さあ、食べよう」
食事は晩餐室ではなく、夫人用の台所に置かれた大きなテーブルでとった。
こうして気楽に食事するのがギュンター家の夏の過ごし方らしい。
「子供の頃はよくこうしてここで家族で食事した」
ジークフリートはパンケーキを口に運びながら、しみじみと懐かしがった。
「私が母の料理を食べて育ったように、私の子もロゼッタの料理を食べるのだな」
こう言われてロゼッタは頬を紅潮させた。
食事を終え、ふと気付くと食器を片付けていたはずの侍女が、いなくなっていた。
キッチンにジークフリートと二人だけになっている。
ふいとジークフリートは立ち上がる。そのままロゼッタの側に近づき、見下ろしている。
「ジークフリート様……」
戸惑うロゼッタの上に夫の影が落ちる。ジークフリートはロゼッタの両肩に手を置き、口付けした。
「あ……」
朝に夕に人前でも交わす親愛のそれではなく、夜にしかしない艶めかしい欲情を煽るようなキスだった。
思わず身を引きかけたロゼッタをジークフリートは逃さなかった。
頭の後ろを手で押さえられ口付けは更に深くなる。
息も出来ないキスにクラクラと目眩がする。
「…………!」
ロゼッタはジークフリートのシャツをきゅっと握りしめた。
唇を離され、ロゼッタはほうと息をつく。
激しいキスは慣れてきたが、慣れると同時に今度は腰が熱くなる。
「ロゼッタ」
ジークフリートは骨を抜かれたような体を抱きとめ、
「……!」
抱き上げると、テーブルの上に乗せた。
「……ジークフリート様?」
「ロゼッタが食べたい」
ジークフリートはロゼッタのドレスを器用に脱がした。はだけた胸元にジークフリートはむしゃぶりついた。
大きく口を開け、乳肉を口に含んだが、歯でなく唇でロゼッタの肉の感触を味わった。
強いて言うと白パンやブッラータと呼ばれるフレッシュチーズに似ているが、もっとむっちりとしている。
「甘いな…ロゼは美味い」
「ジ、ジークフリート様……」
見れば見るほど白くまん丸く綺麗な胸だ。
「本当に美味そうだな」
ジークフリートは盛り上がった乳房を揉みながらペロペロと舐める。
「ふっ…、あっ…ぅん…」
胸は結婚してから丹念に愛撫され続けてきた。ロゼッタは触れられるだけで声を上げてしまう。
何をされても気持ち良い。ロゼッタは抵抗も出来ずにとろんとジークフリートの手が舌が与える刺激に酔いしれる。
先程まで食事に使ったテーブルに乗せられていると自分が本当に食べられている気がした。
「きゃっ!」
乳首を吸われるとロゼッタは大きく跳ねた。
「だ、めです、そこは…駄目ぇ……」
「駄目って言ってもうこんなにもうこんなになっている」
ジークフリートは舌先を尖らせ、立ち上がった乳首をつつく。
つつかれる度に、ロゼッタの体が勝手にビクビクと反応する。
「あっ、あっ…ッ…駄目…っ」
「気持ち良いだろう?」
「…はい、きもちいい…」
ジークフリートが散々ロゼッタの胸をいじくり終えて顔を上げた時、ロゼッタは息も絶え絶えに熱い吐息を吐いていた。
かなり感じているようで、下着に手を突っ込むとぐっしょり濡れていた。
いい気分だった。
いい女が自分の愛撫によがっている姿は、男の本能に直接訴えてくる何かがある。愉悦にジークフリートの口元がつり上がる。
「ロゼッタ、随分濡れてるぞ」
ジークフリートは上機嫌でロゼッタの陰部をなで上げた。
「はぁっ…はあ…あぁぁ……あっ……」
ロゼッタは恥じらう余裕もないようで、唯々可愛らしく喘いでいる。
むっとロゼッタの愛液が香る。匂いに釣られるようにしてジークフリートは下着を脱がしてロゼッタの陰部を舐めた。
溢れてくる愛液をすすり、柔らかくなった膣口に舌を入れる。
「……っ!!!」
ロゼッタはそれだけで達した。
「もうイッたのか」
ロゼッタは全身が赤い。
「あっ……」
ロゼッタの柔らかい太ももの内側が熱をもっている。
秘所の中はどんなに熱くぬめっているだろか。
「…ジークさま……」
ロゼッタは物欲しそうな目つきでジークフリートを見つめている。
赤い唇が切なげに自分を呼ぶ。
そうなればジークフリートも冷静ではいられない。
「ロゼ」
ロゼッタを抱きしめるとジークフリートは食べ頃に煮蕩けたロゼッタの膣に自分自身を突っ込んだ。
「はあっ…あっ……ああぁぁん……んっ……!」
ロゼッタもセックスに慣れたようで、腰をグラインドさせたり、奥まで突っ込んでギリギリまで引き、また突っ込むといった大きな動きでも嫌がらなくなった。
声を真っ赤になってこらえていたのも可愛かったが、やはり嬌声は良いものだ。
経験の少ない膣は元々狭かったが、快感を得るようになってきてから包み込むようにきゅうきゅうと締めつけてくる。
「……っ!!!」
奥まで突き上げるとロゼッタは声もなく大きく体を跳ねさせた。
「はあはあ……」
イったらしく苦しそうに涙ぐみながら肩をふるわせて息をしている。それでもロゼッタはジークフリートを離そうとはしなかった。
痛いほど締め付けられたジークフリートは呻いて、ロゼッタの中を更にむさぼる。
「ロゼ、美味いよ」
ロゼッタが熱で浮かれたような瞳でとろんとジークフリートを見上げる。
淫靡この上ない顔でロゼッタはねだった。
「ああ、もっとぉ、食べて……」
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