腹ペコ鬼と生真面目優等生

物心ついた時から、桃太郎の子孫と母に言われ続けた僕、「大和 柚斗やまと ゆずと」
桃じゃなくてなんでゆず??

幼稚園のお遊戯会で「桃太郎」をやることになって、「自分が桃太郎です!」と名乗って笑われたときに初めておかしなことだったんだと認識した。

母親の妄想だったのか、父は仕事が忙しくほぼ家にいないことを鬼退治と言っていた。
寂しさからくる妄想と決めつけ、優しい僕は母に話を合わせていた。

母に喜ばれようと勉強も運動も打ち込む。そんな高校2年生の夏、自分の前に鬼だと名乗る超絶美形の男が現れる。
母の妄想じゃなかったのか??鬼って何?退治できんの??
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