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六章 アイオン落日編
KABE
大軍を繰り出された場合、外壁まで迫られるのは避けられない。
とはパトリック=レンブラントの初温泉での発言だ。
温泉の主にしてその場に同席した真も聞いていた言葉だが、二人が想像するイメージには実は凄まじい乖離があった。
真がロッツガルドの小用を片付けようと温泉から戻ってツィーゲを発つ少し前。
レンブラント商会主導で集められた、主に冒険者からなる魔術師の集団とツィーゲと周辺都市から集められた大工の職人集団が平原にいた。
位置はツィーゲから二日ほど進んだ辺りだ。
街のある方を背後に左方向を見れば、左から右まで見渡す限り黄金街道がずっと伸びている。
「現地に来るとあの商人のイカレっぷりが際立つわー」
ぼそっと口を開いたのはまだツィーゲに来て日が浅い、傭兵団ピクニックローズガーデン(以下PRG)の工作部隊を統括する男、通称アニキである。
「一番おっかないクライアントを初っ端からイカレてるとかぶっ放すんじゃない」
同じく普段工作部隊に属する副隊長ヤマトが上司を窘める。
隣でうんうん頷いているのは拳の魔術師なる異名を持つ肉体派、分類上は一応魔術師になるシバフ。
三人とも戦闘能力、指揮能力ともにハイレベルに兼ね備えるPRGの幹部たちだ。
工作部隊といいながら、アニキもヤマトも最前線で戦う戦闘要員でもある。
「俺は商人としか言ってねーのに、一番おっかないクライアントとか特定してる時点でお前らも同罪でーす」
「……初っ端から言ってんじゃないの、と忠言したまでだ。イカレてるのは完全に同意だからな」
またもヤマトの横でうんうんと頷くシバフ。
「あの作戦で実際最初に動くのは俺らと大工さん、募集で集まった魔術師さんだからさー。ノマめー、面白そうとか乗っかって無茶苦茶な作戦を煮詰め始めおってぇ……」
アニキの愚痴は止まらない。
だが無理もない。
ツィーゲの商人ギルドはこう言ったのだ。
黄金街道の外壁から翼を伸ばすように左右に新たな『ツィーゲ』の外壁を作りたい、と。
何を言ってるんだという話を軍師から聞いたPRGの面々だったが、作戦の詳細と期間を聞いて皆が頭を抱えた。
数百人規模で職人と魔術師を揃え、一気呵成に短期間で壁を作るのだという。
真が聞けば一夜城かと突っ込んだだろう。
こちらの場合実際には一夜で出来るものではないが。
三交代で休み無し、体力回復ポーションはもちろん荒野で産出される魔力を蓄えた特殊な石、簡単に言えば術師の代わりに消費魔力を請け負ってくれる触媒となる石まで大盤振る舞いで支給し、見積もりは大規模な戦闘を幾つも経験しているPRGでさえ二度見する程の桁になっていた。
ツィーゲではさほど大きな額ではないらしく、追加予算も検討しているとの説明には説明会に参加した者から数多の意味を込めた溜息が漏れた。
そして選抜から漏れて欲しいと天に祈っていたPRGのアニキ、ヤマト、シバフは南方面の責任者に近い立場に任命されたのだった。
「しかもあの次元が違う工兵泣かせ、魔建築とかいうのを真似ろとか言いやがって。え、確かに衝撃的ですけどウチの工作部隊なら似たような事出来ますよね? 出来ますよねアニキ? とかこれみよがしに……!」
「長い付き合いだから、扱い方も熟知されてるよな」
「ああ言われたらやれねえとは言えないだろ!? 基本的な工程は理解できるし、実際使える術師と大工の実力見たら一線級だしよ!? 俺だけ降りるなんて駄目じゃん!? そういう流れ出来てたやん!?」
「ノマ、ノーマッドとそこで勝負しても無理だと何度言えば……」
うんうんと頷くシバフ。
大人しく場にいるように見えてシバフだって彼方に見える黄金街道まで戦争に耐える壁を作れと無茶を言われて泣きたい気分でいる。
「アニキ殿! 資材班、続々到着してきております! どうぞ、ご指示を!」
「殿はいらねえ、アニキでいい。ここらの魔物は大した事ねえらしいが、内を回ってるひよっこ共の方はあんたらに任すからな。俺らはこれから外壁にかかりっきりになる、わかってんな!?」
「助けても言えない馬鹿以外は守って見せますよ、ツィーゲの向こうと比べりゃこっちは天国ですから」
「だな、そりゃ俺らも思い知った。っし、じゃあ始めるか! ヤマト!」
「総員、傾聴!!」
職人と魔術師の混成集団ながらヤマトから放たれた言葉に全員が背筋を正し、アニキを見る。
即席だが顔合わせは済ませ、士気は高く、そしてやるべき事も手順も、皆に徹底周知してある。
部隊として機能するよう、すべき事は既に終わっていた。
「最初にはっきり言っとく! これは馬鹿か天才が考えた奇策だ! 経験上こういう類の作戦ってのは成功すればデカい!! だから難しい事は考えるな! やる事は一つ、あのイカれた映像を参考にしてドワーフどもに負けねえ頑強な壁を! 必ず! あそこまで! 作る!! やるぞおおーー!!」
『おおおおおおお!!!!』
あそこまで。
彼方に見える黄金街道まで。
班ごとに別れ作業開始地点へ赴き、そして数日使う野営地の設営、測量の最終確認と魔術師による壁の作成開始。
資材の運搬、強度のチェック、構造の確認。
特に隠蔽や情報漏れを気にした様子はない。
もうこの作業についてはその段階にないからだ。
戦闘能力を備えた者も少なからずいるが、ここにいる誰にも戦っている余力などない。
戦争に耐えるだけの頑強な外壁をこれからひたすらに作らなくてはならないからだ。
後で少し手直しすればそのまま使える様なのを頼む、と笑い話の様な注文までもらっている。
「ウェイツ孤児院、ありゃあとんでもねえ代物だった。流石にあの大樹を利用した強化プランまでは真似できねえとしてもだ。それ以外は俺らだってその気になればこれまでに実現できたかもしれねえ、俺らの怠慢を見せつけるみてえな建築方法だった……。後から見せてもらったクズノハ商会も見事なもんだった。負けてらんねえ。やれるだけの十分な資材も人員ももらったからには、PRG工作部隊の最高傑作見せたらあ!」
アニキが燃えていた。
戦闘員件工兵として、ツィーゲの商人ギルドで見せられた、いや見せつけられたウェイツ孤児院改築映像にはそれだけのパワーと熱があった。
建築知識を持った職人が魔術も使って何が悪い。
土属性、金属の扱いに長けた魔術師が建築知識も身につけて何が悪い。
長らくお互いの欠点を指摘し合っていた両者をどちらも根底から馬鹿にし消し飛ばすような嵐の如き映像だった。
資材の運搬や利用法、そしてジュエルウールを始めとする初見の建材の数々。
アニキのみならず、集められた職人や魔術師の常識とプライドに清々しい程の大穴を開けた。
レンブラント商会のボスであるパトリックとPRGの軍師ノーマッド、実際に施工したクズノハ商会の棟梁だけが挑むような眼で自分たちを見つめていたのを誰もが覚えているだろう。
あれは手本だ。
そして同時に挑発でもある。
少なくともアニキとPRG工作部隊はそう受け取った。
「血が、滾るね」
「シバフ?」
矢継ぎ早の指示と進捗管理を受け持つアニキの傍らでシバフが呟いた。
アニキには聞こえていないが、ヤマトにはしっかり聞こえていたその言葉。
「これは、四大国崩しの、一手。主役はツィーゲでも、端っこにでも、僕らの名が残る、かもしれない」
「……言われてみれば、そだな。アイオン崩しか。こんなバカげた策が決まって快勝したら歴史に残るな……確かに」
「思惑通りに快勝できる、戦争なんて、殆ど無い、けどね」
「女神の使徒があちらさんにゃあいるらしいからな。ま、こんだけの事をするんだ。俺らは壁作ったら後は寝てよーぜ」
「賛、成」
うんうんと頷くシバフ。
彼の出番は夜になってから。
昼夜ぶっ通しの完徹作業だ。
筋骨隆々たる大柄な体をのそりと動かし、シバフは彼の今の仕事、睡眠に向かった。
「……血が滾る、か。俺もだよ。黄金街道に次ぐ巨大建築を国じゃなく街と傭兵団がやろうってんだ。イカレたクライアントは財布の紐もどうかしてるからな。北と南、先に完成した方は報酬倍と来たもんだ。人の動かし方、欲の使い方ってのをよーっくわかってやがる」
ツィーゲはここからは見えない。
だが、そこから次々とこちらに向かってくる荷馬車や冒険者はちらほらと見える。
これと同量が黄金街道の向こうにも送られている。
とんでもない物量だ。とんでもない財力だ。
傭兵として生きてきたヤマトでさえ見た事が無いほど金使いの荒い、ある意味で豪華な戦争だ。
もしかしたら生涯最高規模の戦いは今回かもしれないとさえ彼は思う。
であればこそ。
最初の奇策で自分たちが味噌をつけるわけにはいかない。
「ヤマトー! 測量のペースを少し上げたい! 行ってくれるか!」
「任せろ! アイオンにも北の連中にも負けられねえからな! すぐ行く!」
上司というか相棒というか。
アニキの言葉にヤマトは即応する。
パトリック=レンブラントが口にした、大軍を受け止める壁がツィーゲから遥か離れた所で作られつつあった。
とはパトリック=レンブラントの初温泉での発言だ。
温泉の主にしてその場に同席した真も聞いていた言葉だが、二人が想像するイメージには実は凄まじい乖離があった。
真がロッツガルドの小用を片付けようと温泉から戻ってツィーゲを発つ少し前。
レンブラント商会主導で集められた、主に冒険者からなる魔術師の集団とツィーゲと周辺都市から集められた大工の職人集団が平原にいた。
位置はツィーゲから二日ほど進んだ辺りだ。
街のある方を背後に左方向を見れば、左から右まで見渡す限り黄金街道がずっと伸びている。
「現地に来るとあの商人のイカレっぷりが際立つわー」
ぼそっと口を開いたのはまだツィーゲに来て日が浅い、傭兵団ピクニックローズガーデン(以下PRG)の工作部隊を統括する男、通称アニキである。
「一番おっかないクライアントを初っ端からイカレてるとかぶっ放すんじゃない」
同じく普段工作部隊に属する副隊長ヤマトが上司を窘める。
隣でうんうん頷いているのは拳の魔術師なる異名を持つ肉体派、分類上は一応魔術師になるシバフ。
三人とも戦闘能力、指揮能力ともにハイレベルに兼ね備えるPRGの幹部たちだ。
工作部隊といいながら、アニキもヤマトも最前線で戦う戦闘要員でもある。
「俺は商人としか言ってねーのに、一番おっかないクライアントとか特定してる時点でお前らも同罪でーす」
「……初っ端から言ってんじゃないの、と忠言したまでだ。イカレてるのは完全に同意だからな」
またもヤマトの横でうんうんと頷くシバフ。
「あの作戦で実際最初に動くのは俺らと大工さん、募集で集まった魔術師さんだからさー。ノマめー、面白そうとか乗っかって無茶苦茶な作戦を煮詰め始めおってぇ……」
アニキの愚痴は止まらない。
だが無理もない。
ツィーゲの商人ギルドはこう言ったのだ。
黄金街道の外壁から翼を伸ばすように左右に新たな『ツィーゲ』の外壁を作りたい、と。
何を言ってるんだという話を軍師から聞いたPRGの面々だったが、作戦の詳細と期間を聞いて皆が頭を抱えた。
数百人規模で職人と魔術師を揃え、一気呵成に短期間で壁を作るのだという。
真が聞けば一夜城かと突っ込んだだろう。
こちらの場合実際には一夜で出来るものではないが。
三交代で休み無し、体力回復ポーションはもちろん荒野で産出される魔力を蓄えた特殊な石、簡単に言えば術師の代わりに消費魔力を請け負ってくれる触媒となる石まで大盤振る舞いで支給し、見積もりは大規模な戦闘を幾つも経験しているPRGでさえ二度見する程の桁になっていた。
ツィーゲではさほど大きな額ではないらしく、追加予算も検討しているとの説明には説明会に参加した者から数多の意味を込めた溜息が漏れた。
そして選抜から漏れて欲しいと天に祈っていたPRGのアニキ、ヤマト、シバフは南方面の責任者に近い立場に任命されたのだった。
「しかもあの次元が違う工兵泣かせ、魔建築とかいうのを真似ろとか言いやがって。え、確かに衝撃的ですけどウチの工作部隊なら似たような事出来ますよね? 出来ますよねアニキ? とかこれみよがしに……!」
「長い付き合いだから、扱い方も熟知されてるよな」
「ああ言われたらやれねえとは言えないだろ!? 基本的な工程は理解できるし、実際使える術師と大工の実力見たら一線級だしよ!? 俺だけ降りるなんて駄目じゃん!? そういう流れ出来てたやん!?」
「ノマ、ノーマッドとそこで勝負しても無理だと何度言えば……」
うんうんと頷くシバフ。
大人しく場にいるように見えてシバフだって彼方に見える黄金街道まで戦争に耐える壁を作れと無茶を言われて泣きたい気分でいる。
「アニキ殿! 資材班、続々到着してきております! どうぞ、ご指示を!」
「殿はいらねえ、アニキでいい。ここらの魔物は大した事ねえらしいが、内を回ってるひよっこ共の方はあんたらに任すからな。俺らはこれから外壁にかかりっきりになる、わかってんな!?」
「助けても言えない馬鹿以外は守って見せますよ、ツィーゲの向こうと比べりゃこっちは天国ですから」
「だな、そりゃ俺らも思い知った。っし、じゃあ始めるか! ヤマト!」
「総員、傾聴!!」
職人と魔術師の混成集団ながらヤマトから放たれた言葉に全員が背筋を正し、アニキを見る。
即席だが顔合わせは済ませ、士気は高く、そしてやるべき事も手順も、皆に徹底周知してある。
部隊として機能するよう、すべき事は既に終わっていた。
「最初にはっきり言っとく! これは馬鹿か天才が考えた奇策だ! 経験上こういう類の作戦ってのは成功すればデカい!! だから難しい事は考えるな! やる事は一つ、あのイカれた映像を参考にしてドワーフどもに負けねえ頑強な壁を! 必ず! あそこまで! 作る!! やるぞおおーー!!」
『おおおおおおお!!!!』
あそこまで。
彼方に見える黄金街道まで。
班ごとに別れ作業開始地点へ赴き、そして数日使う野営地の設営、測量の最終確認と魔術師による壁の作成開始。
資材の運搬、強度のチェック、構造の確認。
特に隠蔽や情報漏れを気にした様子はない。
もうこの作業についてはその段階にないからだ。
戦闘能力を備えた者も少なからずいるが、ここにいる誰にも戦っている余力などない。
戦争に耐えるだけの頑強な外壁をこれからひたすらに作らなくてはならないからだ。
後で少し手直しすればそのまま使える様なのを頼む、と笑い話の様な注文までもらっている。
「ウェイツ孤児院、ありゃあとんでもねえ代物だった。流石にあの大樹を利用した強化プランまでは真似できねえとしてもだ。それ以外は俺らだってその気になればこれまでに実現できたかもしれねえ、俺らの怠慢を見せつけるみてえな建築方法だった……。後から見せてもらったクズノハ商会も見事なもんだった。負けてらんねえ。やれるだけの十分な資材も人員ももらったからには、PRG工作部隊の最高傑作見せたらあ!」
アニキが燃えていた。
戦闘員件工兵として、ツィーゲの商人ギルドで見せられた、いや見せつけられたウェイツ孤児院改築映像にはそれだけのパワーと熱があった。
建築知識を持った職人が魔術も使って何が悪い。
土属性、金属の扱いに長けた魔術師が建築知識も身につけて何が悪い。
長らくお互いの欠点を指摘し合っていた両者をどちらも根底から馬鹿にし消し飛ばすような嵐の如き映像だった。
資材の運搬や利用法、そしてジュエルウールを始めとする初見の建材の数々。
アニキのみならず、集められた職人や魔術師の常識とプライドに清々しい程の大穴を開けた。
レンブラント商会のボスであるパトリックとPRGの軍師ノーマッド、実際に施工したクズノハ商会の棟梁だけが挑むような眼で自分たちを見つめていたのを誰もが覚えているだろう。
あれは手本だ。
そして同時に挑発でもある。
少なくともアニキとPRG工作部隊はそう受け取った。
「血が、滾るね」
「シバフ?」
矢継ぎ早の指示と進捗管理を受け持つアニキの傍らでシバフが呟いた。
アニキには聞こえていないが、ヤマトにはしっかり聞こえていたその言葉。
「これは、四大国崩しの、一手。主役はツィーゲでも、端っこにでも、僕らの名が残る、かもしれない」
「……言われてみれば、そだな。アイオン崩しか。こんなバカげた策が決まって快勝したら歴史に残るな……確かに」
「思惑通りに快勝できる、戦争なんて、殆ど無い、けどね」
「女神の使徒があちらさんにゃあいるらしいからな。ま、こんだけの事をするんだ。俺らは壁作ったら後は寝てよーぜ」
「賛、成」
うんうんと頷くシバフ。
彼の出番は夜になってから。
昼夜ぶっ通しの完徹作業だ。
筋骨隆々たる大柄な体をのそりと動かし、シバフは彼の今の仕事、睡眠に向かった。
「……血が滾る、か。俺もだよ。黄金街道に次ぐ巨大建築を国じゃなく街と傭兵団がやろうってんだ。イカレたクライアントは財布の紐もどうかしてるからな。北と南、先に完成した方は報酬倍と来たもんだ。人の動かし方、欲の使い方ってのをよーっくわかってやがる」
ツィーゲはここからは見えない。
だが、そこから次々とこちらに向かってくる荷馬車や冒険者はちらほらと見える。
これと同量が黄金街道の向こうにも送られている。
とんでもない物量だ。とんでもない財力だ。
傭兵として生きてきたヤマトでさえ見た事が無いほど金使いの荒い、ある意味で豪華な戦争だ。
もしかしたら生涯最高規模の戦いは今回かもしれないとさえ彼は思う。
であればこそ。
最初の奇策で自分たちが味噌をつけるわけにはいかない。
「ヤマトー! 測量のペースを少し上げたい! 行ってくれるか!」
「任せろ! アイオンにも北の連中にも負けられねえからな! すぐ行く!」
上司というか相棒というか。
アニキの言葉にヤマトは即応する。
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