490 / 551
七章 蜃気楼都市小閑編
ごく一般的な趣味です
「ふぅ」
建物から出てきて満足げなため息を漏らす。
そんな彼を見ていてある意味大物だな、と思った。
ツキノワグリズリーを幸運にもテイムし結晶に封印した獣使い。
固定したパーティを組まず依頼や目的に応じて様々なパーティを渡り歩くタイプの冒険者だった。
……否、彼ら獣使い自体がさほど重要視されず余程特殊な状況じゃなければお声がかからない閑職であるという証左、かな。
個人的にはテイマー系のジョブって強そうな気はするんだけどな。
始まりの冒険者にいた騎士の姿がちらつく。
あの人が色々と規格外だったのはわかる。
それでも、この世界でもあんな可能性があるという事実の一つには違いない。
決して趣味ジョブとか荷物持ちしかできないポータージョブみたいな扱いを受けるようなジョブとは思えない。
「じゃあ次はティーカップか――なぁっっ!?」
「何優雅に休んでんだYO!」
「手間を……増やすな!」
男性とも女性ともとれる中性的で幼い顔立ち。
報告を受けた限りじゃ男らしい。
イケてるショタっ子、イケショタとは多分彼のような子を指す言葉なんだろうなと納得させられる。
まあ。
茶器でも見に行こうかと口にした次の瞬間、エリスの下からの杖アッパーとアクアの上からの拳骨コンビネーションで撃沈したんだけどさ。
「オイルエステからの趣味のカップ探しとは。大物だな、彼」
アクアとエリスに簀巻きにされて担がれた彼が出てきたのは人気のエステサロン店。
それでも全コースで金貨を要求してくるかなーりの高級店だ。
いかがわしい店ではなくとも、彼の年齢を考えれば一般的には不釣り合いなのは言うまでもない。
レンブラント商会にツキノワの封印石を高く売りつけたおかげで懐には余裕があるんだろう。
事実クマの活躍度合いを考えれば価格としては良心的、むしろ安いくらいとも言える。
「昼はウチに詰めてろって連絡はしてるんですが、どうも自由人な所がありまして」
とはアクア。
「バナナの味がわからない味音痴なのはありがた、いや愚かなとこ」
とはエリス。
この子の分のバナナはあったとしてもエリスの胃の中に消えている、と。
「じゃま捕獲完了って事だね。その子がツキノワグリズリーをテイムして連れだしたビーストクルーザー、バレッタ」
「うす!」
「間違いなく」
「ビルギットが待ってる。商会に急ごうか」
頷く二人を見て踵を返す。
出かけたって聞いて慌てて追いかけたらエステとショッピング。
先が思いやられるよ、ほんと。
「お待たせしました」
応接室を開けるとそこにはビルギットの全員が揃っていた。
全員からそれなりの緊張が見て取れる。
そういえばここに呼ぶのは初めてだったか。
巴の観察対象だけあってビルギットの話題は他の仕事をしている時や食卓、それに夜のベッドでも結構出てくる。
それだけに僕としては彼らにそれなりに親近感のようなものを抱いているんだ。
ただそれはあくまで僕の一方的なもの。
彼らからすればクズノハ商会に呼び出されるというのは多少の緊張はする類のイベントなんだろう。
嬉しいような歯がゆいような。
「この度はお招き頂きまして真に感謝しております。私ビルギットのリーダ―を務めますビルと申します!」
「存じています。ビルギットの皆さまの活躍ぶりも聞いております。私の方こそお会いできて光栄です」
「本日お伺いいた、致しましたのはっ」
「はい。蜃気楼都市よりの依頼を受けて、ですね。件のビーストクルーザーとの初顔合わせだと」
緊張はともかく、ビルの様子は普段とあまり変わらない。
アコス、ギットもだが……死の淵から生還したラナイが少しばかり様子が違う。
彼女は神官の意匠を脱ぎ捨ててナース服、それも中々のミニスカが際立つブラックナース姿でそこに立っていた。
ラナイの現ジョブ、ブラックナースは黒いナース服を着用する事でスキル効果や魔術の効果が上がるという特異な条件を有していた。
何だこの頭悪い条件、と思ったし誰がそんな恰好をするのかとも思った。
けれどラナイは躊躇わなかった。
生地の指定はあるのかと聞かれたものだから、正直にそんなものはないとお答えしておいたところ、型紙が欲しいと頼まれたと思ったら……もう今では常時着用である。
流石冒険者だ。
服装一つで強くなれるならどんとこい、ってとこなんだろうかと妙に感心したのを覚えてる。
「アルパインとも話し合ったんだが、彼女らは基本的にバックアップ。支援を中心に協力し、バレッタやグリズリーと一緒に動くのは実力が近しい我々の方が良いだろうという事になっていて、だな」
「わかりました。蜃気楼都市にはきちんと報告しておきます」
「いち早くかの都市の協力者となった商会だとは聞いているが……なるほど、頼もしい」
「ははは、巴が気に掛ける剣豪ビルさんにそう言ってもらえると嬉しいですね。では改めまして、商会の代表を務めますライドウです。そしてこちらが今回の依頼にありますビーストクルーザー、バレッタさんです」
簀巻きから解放したバレッタを部屋に入れビルギットに紹介する。
「ビ、ビーストクルーザーのバレッタです。魔獣使いの道を究めるつもりでいます! 年は16、レベルは220、趣味は紅茶と自分磨き。以後よろしくお願いします!」
……自分磨きってのはこの世界では割とよく言われる趣味だったりする。
内面も一応含むようだけど勉強とか鍛錬というよりは美容的に自分を磨く事を指す。
バレッタの場合はもちろんエステという事になるだろう。
レベル220はビルギットからみてもちょっとお話にならないくらい低い数字だが、獣使いとしては実はかなり高い。
具体的にはツィーゲに存在する全ビーストテイマーの中で二番目に高レベルだったりする。
自己紹介されたビルギット側が微妙な空気になるのは色々な意味で無理もない事、な訳だ。
バレッタと熊を再会させてしばらくそばにいさせる段階まで進めた後でも、ビルギットと彼では単純に彼が浮くのは明白。
それはパーティ全体の力を押し下げ、更には全滅の危険度も上げてしまう。
要はアンバランスなんだ。
だからもう一人要る。
ビルギットの個々よりも強く、かつバレッタの護衛に徹する事も出来る器用な奴が。
その駒としてこれはとウチの皆が目を付けたのが、僕を狙ったフリーの暗殺者。
それなりの実力を持ち、プロフェッショナルだから交渉もある意味では容易。
もちろんこのまま二人ともビルギットに加わってもよし、後者は後から抜けても良しという手厚いフォロー体制が出来上がって初めてツィーゲに再び熊を放つ決意を、した。
「アルパインさんはもちろん、ビルギットさんともレベルが離れすぎていますので当面は我々から彼の護衛を出したいと思っております。バレッタさんの実力向上とビーストクルーザーとしての成長を当面の目標として荒野の浅めの場所から初心に戻ったつもりで、一つよろしくお願い致します」
頭を下げる。
る……じゃなかった、レターってフリーの殺し屋、じゃなく始末屋さんはっと。
気配を探るとビルギットの背後、ソファに座る彼らの死角にひっそりと佇んでいた。
性格悪いな。
部屋にいて尚ああやって気配を殺す。
「あの魔獣の力に慣れるというのなら妥当だと思う。確かに任された。アルパインも魔獣の捕獲や進路確保、ギルドでのあれこれでしばらく協力体制を組んでくれる事になっているから何とかやれると思う。……それで、もうお一方というのは?」
「そこにいますよ。始末屋のレターさんです」
僕が視線を向け、そして名前も晒してやると小さく舌打ちしつつ小柄な男が気配を露出させて姿を見せる。
『!』
「バレッタの護衛を主に行うが、戦闘を極力短く済ませる為の協力も厭わない。よろしく頼む」
見た目はこっちも大分若いんだけども。
口調も響きも完全にベテランのそれだ。
「レターって……始末屋のレターかよ。とんでもねえビッグネームじゃねえか」
「ツィーゲのレジェンドね。アイランパークの掲示板に秘密の暗号を書くと接触できるっていう不可侵という意味でのフリーの始末屋」
アコスとラナイはレターの存在を知っていたのかその名と存在にわかりやすく驚いていた。
「……パーティを組む者としてはルキ、と名乗る。レターとは呼ぶな」
名が売れている事を恥じているかのようなレター。
本名であるルキをあたかも偽名であるかのように名乗る事で今回は通すつもりみたいだ。
僕としてはどうでもいい。
彼とはしっかり話は通っているんだから。
これで彼らについてはひとまず経過観察ってとこかな。
「我々クズノハ商会も出来る限りの協力を致しますのでいつでもお気軽においでください。ラナイさん、どうですその衣装は。ブラックナースの真価を発揮する為の特殊な礼装だと聞かされているのですが実際のところはよくわからなくて」
気の張った話は御仕舞い、少し気を抜いて話を振ってみる。
情報が間違いなければスキル効果は五割増しになるらしい。
「……とんでもない希少情報をありがとう、と蜃気楼都市に戻ったらお礼を言って回らないといけないわ。回復系も支援系も攻撃系も軒並み消費は同様なので威力は五割近く上がってる。今のジョブにいる限りどんな希少素材を手に入れたとしても黒く染色してあの型紙通りに作れないなら装備は変更できないわね」
「それはそれは。偶然にもローレルで風変わりな衣装を大量に仕入れておりまして。お役に立てて良かったです」
「……ホント、頭が上がらないわ。これから情報をお金にする時にはクズノハ商会さんに一回話を通してからにするわ、都合が悪い事はお口チャック。約束する。本当に色々とお世話になりました」
「いえいえ。今後とも御贔屓にして頂ければ。皆さまのご健闘、心より期待しております」
ビルギットの皆さんにバレッタとルキを押し付けて後は見守るばかり。
さて獣使いの可能性、じっくり見せてもらうとしようか。
建物から出てきて満足げなため息を漏らす。
そんな彼を見ていてある意味大物だな、と思った。
ツキノワグリズリーを幸運にもテイムし結晶に封印した獣使い。
固定したパーティを組まず依頼や目的に応じて様々なパーティを渡り歩くタイプの冒険者だった。
……否、彼ら獣使い自体がさほど重要視されず余程特殊な状況じゃなければお声がかからない閑職であるという証左、かな。
個人的にはテイマー系のジョブって強そうな気はするんだけどな。
始まりの冒険者にいた騎士の姿がちらつく。
あの人が色々と規格外だったのはわかる。
それでも、この世界でもあんな可能性があるという事実の一つには違いない。
決して趣味ジョブとか荷物持ちしかできないポータージョブみたいな扱いを受けるようなジョブとは思えない。
「じゃあ次はティーカップか――なぁっっ!?」
「何優雅に休んでんだYO!」
「手間を……増やすな!」
男性とも女性ともとれる中性的で幼い顔立ち。
報告を受けた限りじゃ男らしい。
イケてるショタっ子、イケショタとは多分彼のような子を指す言葉なんだろうなと納得させられる。
まあ。
茶器でも見に行こうかと口にした次の瞬間、エリスの下からの杖アッパーとアクアの上からの拳骨コンビネーションで撃沈したんだけどさ。
「オイルエステからの趣味のカップ探しとは。大物だな、彼」
アクアとエリスに簀巻きにされて担がれた彼が出てきたのは人気のエステサロン店。
それでも全コースで金貨を要求してくるかなーりの高級店だ。
いかがわしい店ではなくとも、彼の年齢を考えれば一般的には不釣り合いなのは言うまでもない。
レンブラント商会にツキノワの封印石を高く売りつけたおかげで懐には余裕があるんだろう。
事実クマの活躍度合いを考えれば価格としては良心的、むしろ安いくらいとも言える。
「昼はウチに詰めてろって連絡はしてるんですが、どうも自由人な所がありまして」
とはアクア。
「バナナの味がわからない味音痴なのはありがた、いや愚かなとこ」
とはエリス。
この子の分のバナナはあったとしてもエリスの胃の中に消えている、と。
「じゃま捕獲完了って事だね。その子がツキノワグリズリーをテイムして連れだしたビーストクルーザー、バレッタ」
「うす!」
「間違いなく」
「ビルギットが待ってる。商会に急ごうか」
頷く二人を見て踵を返す。
出かけたって聞いて慌てて追いかけたらエステとショッピング。
先が思いやられるよ、ほんと。
「お待たせしました」
応接室を開けるとそこにはビルギットの全員が揃っていた。
全員からそれなりの緊張が見て取れる。
そういえばここに呼ぶのは初めてだったか。
巴の観察対象だけあってビルギットの話題は他の仕事をしている時や食卓、それに夜のベッドでも結構出てくる。
それだけに僕としては彼らにそれなりに親近感のようなものを抱いているんだ。
ただそれはあくまで僕の一方的なもの。
彼らからすればクズノハ商会に呼び出されるというのは多少の緊張はする類のイベントなんだろう。
嬉しいような歯がゆいような。
「この度はお招き頂きまして真に感謝しております。私ビルギットのリーダ―を務めますビルと申します!」
「存じています。ビルギットの皆さまの活躍ぶりも聞いております。私の方こそお会いできて光栄です」
「本日お伺いいた、致しましたのはっ」
「はい。蜃気楼都市よりの依頼を受けて、ですね。件のビーストクルーザーとの初顔合わせだと」
緊張はともかく、ビルの様子は普段とあまり変わらない。
アコス、ギットもだが……死の淵から生還したラナイが少しばかり様子が違う。
彼女は神官の意匠を脱ぎ捨ててナース服、それも中々のミニスカが際立つブラックナース姿でそこに立っていた。
ラナイの現ジョブ、ブラックナースは黒いナース服を着用する事でスキル効果や魔術の効果が上がるという特異な条件を有していた。
何だこの頭悪い条件、と思ったし誰がそんな恰好をするのかとも思った。
けれどラナイは躊躇わなかった。
生地の指定はあるのかと聞かれたものだから、正直にそんなものはないとお答えしておいたところ、型紙が欲しいと頼まれたと思ったら……もう今では常時着用である。
流石冒険者だ。
服装一つで強くなれるならどんとこい、ってとこなんだろうかと妙に感心したのを覚えてる。
「アルパインとも話し合ったんだが、彼女らは基本的にバックアップ。支援を中心に協力し、バレッタやグリズリーと一緒に動くのは実力が近しい我々の方が良いだろうという事になっていて、だな」
「わかりました。蜃気楼都市にはきちんと報告しておきます」
「いち早くかの都市の協力者となった商会だとは聞いているが……なるほど、頼もしい」
「ははは、巴が気に掛ける剣豪ビルさんにそう言ってもらえると嬉しいですね。では改めまして、商会の代表を務めますライドウです。そしてこちらが今回の依頼にありますビーストクルーザー、バレッタさんです」
簀巻きから解放したバレッタを部屋に入れビルギットに紹介する。
「ビ、ビーストクルーザーのバレッタです。魔獣使いの道を究めるつもりでいます! 年は16、レベルは220、趣味は紅茶と自分磨き。以後よろしくお願いします!」
……自分磨きってのはこの世界では割とよく言われる趣味だったりする。
内面も一応含むようだけど勉強とか鍛錬というよりは美容的に自分を磨く事を指す。
バレッタの場合はもちろんエステという事になるだろう。
レベル220はビルギットからみてもちょっとお話にならないくらい低い数字だが、獣使いとしては実はかなり高い。
具体的にはツィーゲに存在する全ビーストテイマーの中で二番目に高レベルだったりする。
自己紹介されたビルギット側が微妙な空気になるのは色々な意味で無理もない事、な訳だ。
バレッタと熊を再会させてしばらくそばにいさせる段階まで進めた後でも、ビルギットと彼では単純に彼が浮くのは明白。
それはパーティ全体の力を押し下げ、更には全滅の危険度も上げてしまう。
要はアンバランスなんだ。
だからもう一人要る。
ビルギットの個々よりも強く、かつバレッタの護衛に徹する事も出来る器用な奴が。
その駒としてこれはとウチの皆が目を付けたのが、僕を狙ったフリーの暗殺者。
それなりの実力を持ち、プロフェッショナルだから交渉もある意味では容易。
もちろんこのまま二人ともビルギットに加わってもよし、後者は後から抜けても良しという手厚いフォロー体制が出来上がって初めてツィーゲに再び熊を放つ決意を、した。
「アルパインさんはもちろん、ビルギットさんともレベルが離れすぎていますので当面は我々から彼の護衛を出したいと思っております。バレッタさんの実力向上とビーストクルーザーとしての成長を当面の目標として荒野の浅めの場所から初心に戻ったつもりで、一つよろしくお願い致します」
頭を下げる。
る……じゃなかった、レターってフリーの殺し屋、じゃなく始末屋さんはっと。
気配を探るとビルギットの背後、ソファに座る彼らの死角にひっそりと佇んでいた。
性格悪いな。
部屋にいて尚ああやって気配を殺す。
「あの魔獣の力に慣れるというのなら妥当だと思う。確かに任された。アルパインも魔獣の捕獲や進路確保、ギルドでのあれこれでしばらく協力体制を組んでくれる事になっているから何とかやれると思う。……それで、もうお一方というのは?」
「そこにいますよ。始末屋のレターさんです」
僕が視線を向け、そして名前も晒してやると小さく舌打ちしつつ小柄な男が気配を露出させて姿を見せる。
『!』
「バレッタの護衛を主に行うが、戦闘を極力短く済ませる為の協力も厭わない。よろしく頼む」
見た目はこっちも大分若いんだけども。
口調も響きも完全にベテランのそれだ。
「レターって……始末屋のレターかよ。とんでもねえビッグネームじゃねえか」
「ツィーゲのレジェンドね。アイランパークの掲示板に秘密の暗号を書くと接触できるっていう不可侵という意味でのフリーの始末屋」
アコスとラナイはレターの存在を知っていたのかその名と存在にわかりやすく驚いていた。
「……パーティを組む者としてはルキ、と名乗る。レターとは呼ぶな」
名が売れている事を恥じているかのようなレター。
本名であるルキをあたかも偽名であるかのように名乗る事で今回は通すつもりみたいだ。
僕としてはどうでもいい。
彼とはしっかり話は通っているんだから。
これで彼らについてはひとまず経過観察ってとこかな。
「我々クズノハ商会も出来る限りの協力を致しますのでいつでもお気軽においでください。ラナイさん、どうですその衣装は。ブラックナースの真価を発揮する為の特殊な礼装だと聞かされているのですが実際のところはよくわからなくて」
気の張った話は御仕舞い、少し気を抜いて話を振ってみる。
情報が間違いなければスキル効果は五割増しになるらしい。
「……とんでもない希少情報をありがとう、と蜃気楼都市に戻ったらお礼を言って回らないといけないわ。回復系も支援系も攻撃系も軒並み消費は同様なので威力は五割近く上がってる。今のジョブにいる限りどんな希少素材を手に入れたとしても黒く染色してあの型紙通りに作れないなら装備は変更できないわね」
「それはそれは。偶然にもローレルで風変わりな衣装を大量に仕入れておりまして。お役に立てて良かったです」
「……ホント、頭が上がらないわ。これから情報をお金にする時にはクズノハ商会さんに一回話を通してからにするわ、都合が悪い事はお口チャック。約束する。本当に色々とお世話になりました」
「いえいえ。今後とも御贔屓にして頂ければ。皆さまのご健闘、心より期待しております」
ビルギットの皆さんにバレッタとルキを押し付けて後は見守るばかり。
さて獣使いの可能性、じっくり見せてもらうとしようか。
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です