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七章 蜃気楼都市小閑編
悪戯心と洗礼と
識は悔やんでいた。
主である真が当初提案したのは学生らがロッツガルド学園生でありレンブラント商会とクズノハ商会両方が庇護する存在だとはっきりさせておき、街にも周知しておくやり方だ。
学生の安全をまず確保し、修学旅行とはいえ学生はあくまでお客さんなんだと街の皆にも理解してもらおうという訳だ。
対して識が真に提案したのは初日、少なくとも到着からレンブラント商会、クズノハ商会まで回る間は他のお上りさんや観光客同様に本当の街の雰囲気を楽しんでもらい、その後学生らは国が招いた客なのだとはっきりさせ街を見て勉強してもらうというもの。
修学旅行はロッツガルド学園とツィーゲの間で試験的に催される行事でもあり、学生らは守られなくてはならない存在に違いない。
真はこちら側に忠実な案を。
しかし最初からそれでは街の雰囲気を正しく理解できず、ロッツガルドでの学問を修める集大成としての行事にしては相応しくないのでは。
識は字面通りに修学旅行を捉えていた。
結局は識の引率を常時つけるという条件付きで識の案が採用された。
しかし初日いきなりから冒険者ギルドを前倒しで訪問するイレギュラーが発生した今、識は先行きに少しばかり不安を覚え始めていたのだ。
「凄い」
「……だな」
ミスラとジンが荒野専門の冒険者ギルドの片隅、幾つかあるテーブルの一つで小さくなっていた。
同席している識も彼らの考えに同調する。
ロッツガルドの学生からすれば、学園内での順位や序列がすべてになりがちだ。
だが彼らは肌で強者を感じるだけの実力をもう身に着けている。
ゆえに今ここにいる冒険者たちの殆どが自分たちよりも強く、経験も豊富だとわかるのだ。
来ている制服や学園での評価に驕らず、きちんと彼我の実力差を見つめ相応しい感想を述べられるのは優秀な証でもある。
故郷という事もあってリラックスしているシフやユーノにしても各々に近いスタイルの冒険者の装備に興味を示すなど好ましい反応を見せている。
杞憂か。
識は少し前に抱いた不安は己の考えすぎかもしれないと胸を撫でおろした。
中々どうして教え子たちは内面も育っているではないかと。
一番無茶をしそうなジンはこの通り、真剣に強者の動きを観察している。
「何とかこの街の生の雰囲気を味わってもら……っ、あぁ……」
「? 識さん?」
誰に何を言われるまでもなく識の助手ですといった顔をして助手気取りのアベリアが、識が突如顔をあらぬ方向に向けた事に反応して視線をそちらに向ける。
職員の対応を待つほんの数分の間だった。
少し依頼の内容を見てきます、と席を立ったダエナとイズモ。
彼らが女性二人に抱えられて職員と一緒にこちらにやってくるのがアベリアにも見える。
授業中に馬鹿をやって先生に怒られる生徒を白けた目で見る優等生、そのままの視線がアベリアからぐったりした二人に向けられた。
「あの、識さん、申し訳ありません! 少しこちらの対応で手違いがあったようでして……っ!」
冒険者ギルドの職員は表情は蒼白、ほんの少しのタイムラグで大変なミスが起こったと彼は認識しているのだろう。
だが、やや俯いた識は違う。
多少過保護でも確実な対応を取った方が良かったのだと猛省していた。
「……いえ、お気になさらず」
ギルド職員に短く応じると、ダエナとイズモを抱えている女性二人を見る識。
「キャロ、キーマ。その二人、何を?」
「識さんのお知り合いでしたか。これは、少し乱暴にしてしまってごめんなさい」
「見慣れない制服、確かロッツガルド学園ですよね。そっか、クズノハ商会はあっちにも手を広げてるって聞いた覚えがあるかも」
「よりによって貴女たちに手を出しますか。まったく、若様のアレまで勉強して身につけずとも良いのですがね。で?」
キャロとキーマ。
年の近い姉妹であり、キャロは細工師、キーマは給仕兼料理人としてそれぞれ業界の有名人である。
と同時にクズノハ商会縁でかつツィーゲで荒野相手に活動する冒険者でもある。
この街でトップと呼ばれる冒険者パーティはトア率いるアルパインだが、彼らを猛追するパーティの一つがこの二人だった。
個人での最強となると様々に名が上がり、最近では最強決定戦なるイベントも開催されるとかしないとか噂されているらしい。
アルパインはパーティとしての実績において間違いなくツィーゲのトップにいる。
個の強さとなるとまた尺度は色々ある。
もちろんアルパインのトアにラニーナも最強ではないかと票を集めるのだが、一方でここにいるキャロもまた最強ではないかと支持する者が一定数いる猛者であった。
「依頼を品定めしてたらこの子がちょぉっと悪さをね」
妹のキーマが空いていた左手で独特な動きを見せる。
脇には顎で示唆されたダエナが抱えられている。
小柄な彼女にこんな芸当が出来るのは荒野で鍛えられたレベルの賜物だ。
姉のキャロはイズモをお姫様抱っこしていた。
これは恥ずかしい。
イズモの様なローレル出身者で腕に覚えがある男子は大抵女性に恰好をつけようとする向きがある。
それだけに目を覚ましたイズモがこれを知ったらと思うと、その光景を見ていたジンは哀れみ半分面白さ半分の絶妙な笑みを浮かべる。
「こっちの子は明らかに仲間だったからついでに無力化しておきました。すみません、お知り合いだって知ってたら……」
識は首を横に振る。
実力者に手を出すのも、どういう心境かは知らないがちょっとスリを仕掛けようなどという馬鹿な考えについても擁護のしようがない。
キーマがして見せた所作の意味は盗み、それもスリを意味するものだった。
清々しいまでの若さと愚かさの暴走コンボ。
教え子というフィルターは、実に強力なのだなと識はつくづく思い知った。
そして積極的で危険な案を出しがちだった真を識がフォローするという構図も、最近では逆転している事も少なくないと彼は気付く。
「我ながら、情けない……」
「あの、識さん。お部屋の準備は出来ましたのでどうぞ、生徒さんもご一緒に。見学の方も万事整っております」
「ありがとうございます。私どもの生徒がみっともない真似をしました、申し訳ありません」
「いえいえいえ! 勘違いしたお子さんがちょっと力試しをしたくなるなんてこと、よくありますから。力の拮抗した者同士や悪意をもって事に及んだような輩ならともかく。ここは、ツィーゲですよ?」
『っ!』
君たちはここを訪れるだけの冒険者どころか、力ある者ですらない。
辛辣な職員の例えに学生らは身を硬くする。
「はは、そういって頂けると」
一方、識はまるで気にした風もなく再び職員に頭を下げる。
「では手が空いた者にこちらのお二人も――」
「いや、それは流石に甘えられません。ジン、ミスラ。この馬鹿二人を背負って下さい、移動しますよ」
「はい!」
「わかりました!!」
識の目が全く笑っていない。
丁寧なだけで圧力に満ちた怒りの指示。
ジンとミスラは即座に立ち上がり、姉妹からクラスメイトを引き取った。
『申し訳ありませんでした!!』
キーマとキャラに深々と頭を下げて謝罪するのも忘れない。
アベリアたちも立ち上がってその場で続くように一礼する。
この辺りは、良くも悪くも学校社会のエリートらしいところか。
「クズノハ商会の関係者ならあんま気にしないで。この街に来るの初めてなんでしょ? カレー食ってけ、で感想は忘れずに」
「しばらく滞在するなら私、お土産作ろうかしら。またね」
何事も無かったように二人は依頼掲示板に戻っていく。
「うちの男どもって、なんでこう馬鹿揃いなのかしらね」
「前にジンが似た様な事してるのにね」
「手癖って絶対ダエナパイセンでしょ? ミスラっち可哀そ、巻き添えでお姫様抱っこ。いろはちゃんにどう言い訳すっるのかな~」
女性陣は同情の欠片もない。
ジンは引き合いに出されて顔を強張らせ、ミスラは早速のトラブルにこの後行くと確定しているレンブラント商会に恐怖を覚えるのだった。
「ではこちらになります。中に担当者がおりますので」
「お手数をお掛けしました」
ほどなく二階のとある一室前に到着、職員は頭を下げて去っていった。
「……そうですね、中に入って席に座って、それから二人を叩き起こしましょうか」
「はい、識さん」
アベリアが即座に同意し、ノックをする。
すぐに入室の許可が伝えられ、識はその声にビクリと反応するも時既に遅し。
アベリアがドアを開けた。
「やあ待っていたよロッツガルド学園の学生諸君。僕はファルス、どこにでもいる今回の担当者だよ」
「冒険者ギルド所属、ソフィアです。よろしくお願いします」
「……ファルスの友人でグロ……リアと申します。よろしくね」
出迎えたのは三人。
殆どの学生にとっては初見となる人物ばかりだ。
ジンだけはソフィアを見てダエナを落としていたが。
そして識は天を仰ぐ。
「そうでした。冒険者ギルドにはコレがいた。しかも何やら面倒くさそうなのばかり揃い踏みで……何だこの奇襲は。若様、すみません」
ニコニコ顔のファルスとは対照的に苦渋に満ちた顔の識。
(何だろうな、朝はちゃんと食べたんだけど胃が痛くて酸っぱいのが喉を上がってくる。まだレンブラント商会もクズノハ商会も残ってるのに俺、大丈夫かな)
早くも先の苦労を見越したのかミスラの身体が敏感に反応する。
波乱万丈の修学旅行が幕を開けた。
主である真が当初提案したのは学生らがロッツガルド学園生でありレンブラント商会とクズノハ商会両方が庇護する存在だとはっきりさせておき、街にも周知しておくやり方だ。
学生の安全をまず確保し、修学旅行とはいえ学生はあくまでお客さんなんだと街の皆にも理解してもらおうという訳だ。
対して識が真に提案したのは初日、少なくとも到着からレンブラント商会、クズノハ商会まで回る間は他のお上りさんや観光客同様に本当の街の雰囲気を楽しんでもらい、その後学生らは国が招いた客なのだとはっきりさせ街を見て勉強してもらうというもの。
修学旅行はロッツガルド学園とツィーゲの間で試験的に催される行事でもあり、学生らは守られなくてはならない存在に違いない。
真はこちら側に忠実な案を。
しかし最初からそれでは街の雰囲気を正しく理解できず、ロッツガルドでの学問を修める集大成としての行事にしては相応しくないのでは。
識は字面通りに修学旅行を捉えていた。
結局は識の引率を常時つけるという条件付きで識の案が採用された。
しかし初日いきなりから冒険者ギルドを前倒しで訪問するイレギュラーが発生した今、識は先行きに少しばかり不安を覚え始めていたのだ。
「凄い」
「……だな」
ミスラとジンが荒野専門の冒険者ギルドの片隅、幾つかあるテーブルの一つで小さくなっていた。
同席している識も彼らの考えに同調する。
ロッツガルドの学生からすれば、学園内での順位や序列がすべてになりがちだ。
だが彼らは肌で強者を感じるだけの実力をもう身に着けている。
ゆえに今ここにいる冒険者たちの殆どが自分たちよりも強く、経験も豊富だとわかるのだ。
来ている制服や学園での評価に驕らず、きちんと彼我の実力差を見つめ相応しい感想を述べられるのは優秀な証でもある。
故郷という事もあってリラックスしているシフやユーノにしても各々に近いスタイルの冒険者の装備に興味を示すなど好ましい反応を見せている。
杞憂か。
識は少し前に抱いた不安は己の考えすぎかもしれないと胸を撫でおろした。
中々どうして教え子たちは内面も育っているではないかと。
一番無茶をしそうなジンはこの通り、真剣に強者の動きを観察している。
「何とかこの街の生の雰囲気を味わってもら……っ、あぁ……」
「? 識さん?」
誰に何を言われるまでもなく識の助手ですといった顔をして助手気取りのアベリアが、識が突如顔をあらぬ方向に向けた事に反応して視線をそちらに向ける。
職員の対応を待つほんの数分の間だった。
少し依頼の内容を見てきます、と席を立ったダエナとイズモ。
彼らが女性二人に抱えられて職員と一緒にこちらにやってくるのがアベリアにも見える。
授業中に馬鹿をやって先生に怒られる生徒を白けた目で見る優等生、そのままの視線がアベリアからぐったりした二人に向けられた。
「あの、識さん、申し訳ありません! 少しこちらの対応で手違いがあったようでして……っ!」
冒険者ギルドの職員は表情は蒼白、ほんの少しのタイムラグで大変なミスが起こったと彼は認識しているのだろう。
だが、やや俯いた識は違う。
多少過保護でも確実な対応を取った方が良かったのだと猛省していた。
「……いえ、お気になさらず」
ギルド職員に短く応じると、ダエナとイズモを抱えている女性二人を見る識。
「キャロ、キーマ。その二人、何を?」
「識さんのお知り合いでしたか。これは、少し乱暴にしてしまってごめんなさい」
「見慣れない制服、確かロッツガルド学園ですよね。そっか、クズノハ商会はあっちにも手を広げてるって聞いた覚えがあるかも」
「よりによって貴女たちに手を出しますか。まったく、若様のアレまで勉強して身につけずとも良いのですがね。で?」
キャロとキーマ。
年の近い姉妹であり、キャロは細工師、キーマは給仕兼料理人としてそれぞれ業界の有名人である。
と同時にクズノハ商会縁でかつツィーゲで荒野相手に活動する冒険者でもある。
この街でトップと呼ばれる冒険者パーティはトア率いるアルパインだが、彼らを猛追するパーティの一つがこの二人だった。
個人での最強となると様々に名が上がり、最近では最強決定戦なるイベントも開催されるとかしないとか噂されているらしい。
アルパインはパーティとしての実績において間違いなくツィーゲのトップにいる。
個の強さとなるとまた尺度は色々ある。
もちろんアルパインのトアにラニーナも最強ではないかと票を集めるのだが、一方でここにいるキャロもまた最強ではないかと支持する者が一定数いる猛者であった。
「依頼を品定めしてたらこの子がちょぉっと悪さをね」
妹のキーマが空いていた左手で独特な動きを見せる。
脇には顎で示唆されたダエナが抱えられている。
小柄な彼女にこんな芸当が出来るのは荒野で鍛えられたレベルの賜物だ。
姉のキャロはイズモをお姫様抱っこしていた。
これは恥ずかしい。
イズモの様なローレル出身者で腕に覚えがある男子は大抵女性に恰好をつけようとする向きがある。
それだけに目を覚ましたイズモがこれを知ったらと思うと、その光景を見ていたジンは哀れみ半分面白さ半分の絶妙な笑みを浮かべる。
「こっちの子は明らかに仲間だったからついでに無力化しておきました。すみません、お知り合いだって知ってたら……」
識は首を横に振る。
実力者に手を出すのも、どういう心境かは知らないがちょっとスリを仕掛けようなどという馬鹿な考えについても擁護のしようがない。
キーマがして見せた所作の意味は盗み、それもスリを意味するものだった。
清々しいまでの若さと愚かさの暴走コンボ。
教え子というフィルターは、実に強力なのだなと識はつくづく思い知った。
そして積極的で危険な案を出しがちだった真を識がフォローするという構図も、最近では逆転している事も少なくないと彼は気付く。
「我ながら、情けない……」
「あの、識さん。お部屋の準備は出来ましたのでどうぞ、生徒さんもご一緒に。見学の方も万事整っております」
「ありがとうございます。私どもの生徒がみっともない真似をしました、申し訳ありません」
「いえいえいえ! 勘違いしたお子さんがちょっと力試しをしたくなるなんてこと、よくありますから。力の拮抗した者同士や悪意をもって事に及んだような輩ならともかく。ここは、ツィーゲですよ?」
『っ!』
君たちはここを訪れるだけの冒険者どころか、力ある者ですらない。
辛辣な職員の例えに学生らは身を硬くする。
「はは、そういって頂けると」
一方、識はまるで気にした風もなく再び職員に頭を下げる。
「では手が空いた者にこちらのお二人も――」
「いや、それは流石に甘えられません。ジン、ミスラ。この馬鹿二人を背負って下さい、移動しますよ」
「はい!」
「わかりました!!」
識の目が全く笑っていない。
丁寧なだけで圧力に満ちた怒りの指示。
ジンとミスラは即座に立ち上がり、姉妹からクラスメイトを引き取った。
『申し訳ありませんでした!!』
キーマとキャラに深々と頭を下げて謝罪するのも忘れない。
アベリアたちも立ち上がってその場で続くように一礼する。
この辺りは、良くも悪くも学校社会のエリートらしいところか。
「クズノハ商会の関係者ならあんま気にしないで。この街に来るの初めてなんでしょ? カレー食ってけ、で感想は忘れずに」
「しばらく滞在するなら私、お土産作ろうかしら。またね」
何事も無かったように二人は依頼掲示板に戻っていく。
「うちの男どもって、なんでこう馬鹿揃いなのかしらね」
「前にジンが似た様な事してるのにね」
「手癖って絶対ダエナパイセンでしょ? ミスラっち可哀そ、巻き添えでお姫様抱っこ。いろはちゃんにどう言い訳すっるのかな~」
女性陣は同情の欠片もない。
ジンは引き合いに出されて顔を強張らせ、ミスラは早速のトラブルにこの後行くと確定しているレンブラント商会に恐怖を覚えるのだった。
「ではこちらになります。中に担当者がおりますので」
「お手数をお掛けしました」
ほどなく二階のとある一室前に到着、職員は頭を下げて去っていった。
「……そうですね、中に入って席に座って、それから二人を叩き起こしましょうか」
「はい、識さん」
アベリアが即座に同意し、ノックをする。
すぐに入室の許可が伝えられ、識はその声にビクリと反応するも時既に遅し。
アベリアがドアを開けた。
「やあ待っていたよロッツガルド学園の学生諸君。僕はファルス、どこにでもいる今回の担当者だよ」
「冒険者ギルド所属、ソフィアです。よろしくお願いします」
「……ファルスの友人でグロ……リアと申します。よろしくね」
出迎えたのは三人。
殆どの学生にとっては初見となる人物ばかりだ。
ジンだけはソフィアを見てダエナを落としていたが。
そして識は天を仰ぐ。
「そうでした。冒険者ギルドにはコレがいた。しかも何やら面倒くさそうなのばかり揃い踏みで……何だこの奇襲は。若様、すみません」
ニコニコ顔のファルスとは対照的に苦渋に満ちた顔の識。
(何だろうな、朝はちゃんと食べたんだけど胃が痛くて酸っぱいのが喉を上がってくる。まだレンブラント商会もクズノハ商会も残ってるのに俺、大丈夫かな)
早くも先の苦労を見越したのかミスラの身体が敏感に反応する。
波乱万丈の修学旅行が幕を開けた。
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著者: よっしぃ
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【作者より、感謝を込めて】
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