文字の大きさ
大
中
小
516 / 551
七章 蜃気楼都市小閑編
必中にして必殺
クズノハ通りと呼ばれる真新しい道がある。
今や参考には出来ないが、元からの住人には馴染みあるツィーゲの旧区画割りでいえば商店と住宅街の狭間を貫く広い路だ。
そしてここには通りの名と同じ名を持つ店がある。
順番からすると通りの方が後で、店の名がオリジナルなんだけど……まあ、正直こっぱずかしいので詳細な話はあまりしたくない話題だ。
今日はロッツガルド学園からの修学旅行生がツィーゲを訪れる日で僕はクズノハ商会の前で彼らを待つ予定になってる。
だがまだ来ない。
理由は明白で、珍しく僕が予見した通りのトラブルで到着が遅れてる。
もう朝一の識から入った余裕たっぷりの彼の声色が見る見るうちに消沈し、焦り、そして項垂れていく様子は気の毒で気の毒で……心の底から僕が引率してなくて良かったと胸を撫でおろした。
ごめんな、識。
初めてのクラスメイト、それも気の置けない友人ばかりでパーティなんて組んじゃってる学生が学園の目を気にせずともよい遥か遠方の地に来てしばらく過ごす。
これで羽目を外さないヤツなんているだろうか。
いやいない。
あいつらはエリートで優秀な連中ではあるけれど、制服を着ているから学園を背負ってるとかそういう意識とは無縁なタイプだ。
僕ははしゃぐ方にベットして、識は彼らが良識と秩序を重んじる優秀な学生である方にベットした。
いきなり冒険者ギルドに寄り道したと思ったら冒険者に絡み、ルト達に絡まれ。
ま、そこには今ツィーゲに来ているグロントさんと、何故か温泉で彼女と仲良くなってたレンブラントさんとこのリサ夫人の思惑もあったようだ。
さっき識より先にリサさんから連絡が来てた。
初日はレンブラント商会に行く予定を組んでいたんだけどね。
どうもレンブラントさんが興奮しすぎていてジン達をまともに歓待できるコンディションじゃないとかなんとか。
それで初日の訪問予定をクズノハ商会だけにしてもらいますね、ごめんなさいって。
僕から見て共通語は見ていてあまり美しさは感じない文字なんだけど、それでも上手な人が書くと何故か品が出るんだよなあ。
文字ってのは不思議だ。
「っと。あの馬車か」
僕が店の前に出て数分、馬車の姿が見えてきた。
やー念話ってのは便利だ。
嬉しい事にお店の前にはお客さんがごった返してるから、邪魔にならないよう馬車を誘導して止めさせる。
御者さんにチップを弾んで、そして色々とやらかした教え子を迎えた。
「先生、しばらくお世話になります!」
「ああ、よく来た。ツィーゲにようこそ」
まずはジンからか。
続いてアベリアが出てくる。
二人はクズノハ商会本店の繁盛っぷりに驚いたのか、それともまだこの街の人口密度に慣れていないのか絶句した感じで僕の正面に立つ。
「ライドウ先生、すみません初日から私たちのわがままで……」
「大人しく実家に連行されるべきでした……」
やや消沈したレンブラント姉妹が続く。
「どうやら奥様が狙った通りの展開らしい。あまり気にするなシフ、ユーノ」
『ええっ!?』
驚きながらも動きは止める事なく下車。
そして残るは……。
「まだ落ち着いてもいないのに、初日から、地獄を見た。ダエナの、所為で」
「やらかしたのは認めるよ。けどよ、お前は多分最初からあの人の標的、じゃなくてご指導を受ける感じだったぞ」
「じゃあ俺は言って良いよね、クソダエナ」
「……悪ぃって」
「悪いで済むか。晩御飯奢って……うおお!? これ何階建て!? クズノハ商会、凄おぉぉ!!」
本日の逆MVPとその被害者一行だ。
ダエナとミスラ、それにイズモ。
全員見た目には傷一つないのに酷い疲労感を顔に滲ませてる。
多分グロントさんの釘バットオラオラとサンドペーパーストリームでもお見舞いされたんだろう。
ミスラはお付き合いしてる相手が相手だからツィーゲに来ればどのみち何か大変な目に遭うだろうから厳密には被害者というよりも必然の結果だな。
イズモはまさに被害者だ。
一瞬で興味が建築物に移る辺り、本気で恨んでるというよりもいつもの事、ってノリだけど。
「若様、初日から申し訳ありません。予定の消化も進まず……」
「ご苦労様、識。だから言ったじゃん、修学旅行って名前には悪魔めいた魅力があるんだって」
「まずレンブラント商会の品揃えを見せてかの商会の立ち位置をきちんと紹介するつもりだったのですがままならず」
「ま、そこはね。実用重視のウチから見せても別に大丈夫でしょ。しかし暴発はダエナか、ジンかダエナ、大穴でイズモ、ミスラって読みでほぼ正解だったね」
「……レベル差、やはりそこが引き金になると?」
「ローレルの経験は相当な自信になってただろうからね。ここの皆のレベルを知っていけば、浮かれてやらかすかなーって」
「正直ギルドで解説してもらうまで私には全く思い至りませんでした。戒めにこそなれ、過度な自信にしていようとは。それも、学園内ではなく外の世界でも」
「皆が皆識くらい経験豊富で賢かったらそうはならないんだけど、見ての通り僕らの教え子は皆若いからねえ」
「しかし、何故男子ばかりを暴発の候補に?」
識はまだ引っかかっているみたいだ。
僕らと縁がある学生が天下のロッツガルド学園を出てツィーゲに勉強をしに来るって事で、実のところジン達は注目度が高い。
良くも、悪くも。
彼らをダシに僕らに近づこうとする輩もいれば、エリートの坊ちゃん嬢ちゃんがなんぼのもんじゃいなんて輩もいる。
致命的に性質が良くない黄昏街みたいのはもう排除してあるから悪い方はそこまで心配はいらないとはいえ、ツィーゲで過ごす時間は学生全員にとって、もしかしたらローレルでの命懸けの戦いよりも濃い経験になるかもしれないんだ。
心して過ごして欲しいよね。
多分一番傍にいる事になる識には心労をかけるけども。
「え、だってアベリアは識に惚れてるんだから引率助手みたいな事率先してやるでしょ」
「……」
「それにシフとユーノにとっては帰省でもあるけど、レンブラント商会の令嬢としても振舞わなくちゃいけないんだから学園の制服着てる分いつもより窮屈なくらいだと思うよ」
言い終えて姉妹を見ると深々と頷いている。
特に妹のユーノの方なんて彼氏連れで街に戻ってきてる。
確実に両親とも対面する。
そりゃすぐに結婚にならなくても多少の緊張はあるだろうし、街で暴れてる余裕はないよね。
「なる、ほど」
「うん。そゆこと。早速街の事と宿泊場所について……」
学生らを見る。
ほぼ全員、商会の中に興味津々の模様。
うーん、初日から財布に大ダメージを受けるのは良い手ではないと思う……んだけど……。
多分お前らにとってツィーゲの商品はお財布に必中だろうし……。
はぁ……。
「説明するから、ま、それぞれ店を見て回りながら最上階の事務所においで。まだ初日って事、忘れるなよ?」
『! はいっ!!』
駄目そうな元気溢れる返事だー。
識は力なく首を横に振るばかりだ。
「じゃあ、識。先に上で打合せしよ。ウェイツ孤児院での過ごさ」
「ウェイツ孤児院!! 先生、俺たち聖地に行けるんですか!?」
「……イズモ。ああ、宿泊施設として使わせてもらえるよう交渉済みだよ。高級ホテルでも構わなかったんだが、どうせならここでしか出来ない体験を一つでも多くさせてやりたいと思ったからな」
「っしゃあ!! 学園都市の職人たちより先に聖地巡礼だ!!」
ガッツポーズしたまま商会に突っ込んでいくイズモ。
うん、喜んでもらえて何よりだ。
高級ホテルと前置きされても即答するとこは凄いぞ、ホント。
「じゃ、行こうか」
「はい若様……階段をお使いになるんですか?」
「うん、昇降機は出る時ジン達へのサプライズにしようかと。驚きすぎて今更か」
「いいえ。どうやら私もかなり認識を改める必要がありそうです。上に来る頃の様子次第では財布の中身とおやつの金額までチェックする必要があるかもしれません……はぁ……」
はは。
多分なるね。
そんな馬鹿話をしながら識と一緒に事務所へ。
流石にアベリアも識より珍しく貴重な品に目が移っているのか、張り付くような気配はない。
お客さんをすり抜けながらの階段も悪くない。
僕らだけでの打ち合わせとなるとスケジュールの調整、複数用意してあるプランの継ぎ接ぎで事足りるからさして時間はかからない。
もちろん事前の準備あっての事、十分に時間をかけた甲斐があったというべきかな。
『……』
待つことしばし。
ぽつりぽつりと学生諸君が事務所にやってきた。
顔色は、想像していた中で最悪といったところ。
最後はホクホク顔のレンブラント姉妹。
財力の多寡が見せる残酷な現実だなあ。
そして報告として明かされる買い物具合。
「……必中どころか必殺、即死級のダメージを負うかね」
「今夜にでも外出時の財布の上限額を決めさせます」
足りない、足りない。
帰る、お金取りに一回帰る。
そんな悲しい、商人にとってはカモたちの鳴き声が事務所に満ちていった。
今や参考には出来ないが、元からの住人には馴染みあるツィーゲの旧区画割りでいえば商店と住宅街の狭間を貫く広い路だ。
そしてここには通りの名と同じ名を持つ店がある。
順番からすると通りの方が後で、店の名がオリジナルなんだけど……まあ、正直こっぱずかしいので詳細な話はあまりしたくない話題だ。
今日はロッツガルド学園からの修学旅行生がツィーゲを訪れる日で僕はクズノハ商会の前で彼らを待つ予定になってる。
だがまだ来ない。
理由は明白で、珍しく僕が予見した通りのトラブルで到着が遅れてる。
もう朝一の識から入った余裕たっぷりの彼の声色が見る見るうちに消沈し、焦り、そして項垂れていく様子は気の毒で気の毒で……心の底から僕が引率してなくて良かったと胸を撫でおろした。
ごめんな、識。
初めてのクラスメイト、それも気の置けない友人ばかりでパーティなんて組んじゃってる学生が学園の目を気にせずともよい遥か遠方の地に来てしばらく過ごす。
これで羽目を外さないヤツなんているだろうか。
いやいない。
あいつらはエリートで優秀な連中ではあるけれど、制服を着ているから学園を背負ってるとかそういう意識とは無縁なタイプだ。
僕ははしゃぐ方にベットして、識は彼らが良識と秩序を重んじる優秀な学生である方にベットした。
いきなり冒険者ギルドに寄り道したと思ったら冒険者に絡み、ルト達に絡まれ。
ま、そこには今ツィーゲに来ているグロントさんと、何故か温泉で彼女と仲良くなってたレンブラントさんとこのリサ夫人の思惑もあったようだ。
さっき識より先にリサさんから連絡が来てた。
初日はレンブラント商会に行く予定を組んでいたんだけどね。
どうもレンブラントさんが興奮しすぎていてジン達をまともに歓待できるコンディションじゃないとかなんとか。
それで初日の訪問予定をクズノハ商会だけにしてもらいますね、ごめんなさいって。
僕から見て共通語は見ていてあまり美しさは感じない文字なんだけど、それでも上手な人が書くと何故か品が出るんだよなあ。
文字ってのは不思議だ。
「っと。あの馬車か」
僕が店の前に出て数分、馬車の姿が見えてきた。
やー念話ってのは便利だ。
嬉しい事にお店の前にはお客さんがごった返してるから、邪魔にならないよう馬車を誘導して止めさせる。
御者さんにチップを弾んで、そして色々とやらかした教え子を迎えた。
「先生、しばらくお世話になります!」
「ああ、よく来た。ツィーゲにようこそ」
まずはジンからか。
続いてアベリアが出てくる。
二人はクズノハ商会本店の繁盛っぷりに驚いたのか、それともまだこの街の人口密度に慣れていないのか絶句した感じで僕の正面に立つ。
「ライドウ先生、すみません初日から私たちのわがままで……」
「大人しく実家に連行されるべきでした……」
やや消沈したレンブラント姉妹が続く。
「どうやら奥様が狙った通りの展開らしい。あまり気にするなシフ、ユーノ」
『ええっ!?』
驚きながらも動きは止める事なく下車。
そして残るは……。
「まだ落ち着いてもいないのに、初日から、地獄を見た。ダエナの、所為で」
「やらかしたのは認めるよ。けどよ、お前は多分最初からあの人の標的、じゃなくてご指導を受ける感じだったぞ」
「じゃあ俺は言って良いよね、クソダエナ」
「……悪ぃって」
「悪いで済むか。晩御飯奢って……うおお!? これ何階建て!? クズノハ商会、凄おぉぉ!!」
本日の逆MVPとその被害者一行だ。
ダエナとミスラ、それにイズモ。
全員見た目には傷一つないのに酷い疲労感を顔に滲ませてる。
多分グロントさんの釘バットオラオラとサンドペーパーストリームでもお見舞いされたんだろう。
ミスラはお付き合いしてる相手が相手だからツィーゲに来ればどのみち何か大変な目に遭うだろうから厳密には被害者というよりも必然の結果だな。
イズモはまさに被害者だ。
一瞬で興味が建築物に移る辺り、本気で恨んでるというよりもいつもの事、ってノリだけど。
「若様、初日から申し訳ありません。予定の消化も進まず……」
「ご苦労様、識。だから言ったじゃん、修学旅行って名前には悪魔めいた魅力があるんだって」
「まずレンブラント商会の品揃えを見せてかの商会の立ち位置をきちんと紹介するつもりだったのですがままならず」
「ま、そこはね。実用重視のウチから見せても別に大丈夫でしょ。しかし暴発はダエナか、ジンかダエナ、大穴でイズモ、ミスラって読みでほぼ正解だったね」
「……レベル差、やはりそこが引き金になると?」
「ローレルの経験は相当な自信になってただろうからね。ここの皆のレベルを知っていけば、浮かれてやらかすかなーって」
「正直ギルドで解説してもらうまで私には全く思い至りませんでした。戒めにこそなれ、過度な自信にしていようとは。それも、学園内ではなく外の世界でも」
「皆が皆識くらい経験豊富で賢かったらそうはならないんだけど、見ての通り僕らの教え子は皆若いからねえ」
「しかし、何故男子ばかりを暴発の候補に?」
識はまだ引っかかっているみたいだ。
僕らと縁がある学生が天下のロッツガルド学園を出てツィーゲに勉強をしに来るって事で、実のところジン達は注目度が高い。
良くも、悪くも。
彼らをダシに僕らに近づこうとする輩もいれば、エリートの坊ちゃん嬢ちゃんがなんぼのもんじゃいなんて輩もいる。
致命的に性質が良くない黄昏街みたいのはもう排除してあるから悪い方はそこまで心配はいらないとはいえ、ツィーゲで過ごす時間は学生全員にとって、もしかしたらローレルでの命懸けの戦いよりも濃い経験になるかもしれないんだ。
心して過ごして欲しいよね。
多分一番傍にいる事になる識には心労をかけるけども。
「え、だってアベリアは識に惚れてるんだから引率助手みたいな事率先してやるでしょ」
「……」
「それにシフとユーノにとっては帰省でもあるけど、レンブラント商会の令嬢としても振舞わなくちゃいけないんだから学園の制服着てる分いつもより窮屈なくらいだと思うよ」
言い終えて姉妹を見ると深々と頷いている。
特に妹のユーノの方なんて彼氏連れで街に戻ってきてる。
確実に両親とも対面する。
そりゃすぐに結婚にならなくても多少の緊張はあるだろうし、街で暴れてる余裕はないよね。
「なる、ほど」
「うん。そゆこと。早速街の事と宿泊場所について……」
学生らを見る。
ほぼ全員、商会の中に興味津々の模様。
うーん、初日から財布に大ダメージを受けるのは良い手ではないと思う……んだけど……。
多分お前らにとってツィーゲの商品はお財布に必中だろうし……。
はぁ……。
「説明するから、ま、それぞれ店を見て回りながら最上階の事務所においで。まだ初日って事、忘れるなよ?」
『! はいっ!!』
駄目そうな元気溢れる返事だー。
識は力なく首を横に振るばかりだ。
「じゃあ、識。先に上で打合せしよ。ウェイツ孤児院での過ごさ」
「ウェイツ孤児院!! 先生、俺たち聖地に行けるんですか!?」
「……イズモ。ああ、宿泊施設として使わせてもらえるよう交渉済みだよ。高級ホテルでも構わなかったんだが、どうせならここでしか出来ない体験を一つでも多くさせてやりたいと思ったからな」
「っしゃあ!! 学園都市の職人たちより先に聖地巡礼だ!!」
ガッツポーズしたまま商会に突っ込んでいくイズモ。
うん、喜んでもらえて何よりだ。
高級ホテルと前置きされても即答するとこは凄いぞ、ホント。
「じゃ、行こうか」
「はい若様……階段をお使いになるんですか?」
「うん、昇降機は出る時ジン達へのサプライズにしようかと。驚きすぎて今更か」
「いいえ。どうやら私もかなり認識を改める必要がありそうです。上に来る頃の様子次第では財布の中身とおやつの金額までチェックする必要があるかもしれません……はぁ……」
はは。
多分なるね。
そんな馬鹿話をしながら識と一緒に事務所へ。
流石にアベリアも識より珍しく貴重な品に目が移っているのか、張り付くような気配はない。
お客さんをすり抜けながらの階段も悪くない。
僕らだけでの打ち合わせとなるとスケジュールの調整、複数用意してあるプランの継ぎ接ぎで事足りるからさして時間はかからない。
もちろん事前の準備あっての事、十分に時間をかけた甲斐があったというべきかな。
『……』
待つことしばし。
ぽつりぽつりと学生諸君が事務所にやってきた。
顔色は、想像していた中で最悪といったところ。
最後はホクホク顔のレンブラント姉妹。
財力の多寡が見せる残酷な現実だなあ。
そして報告として明かされる買い物具合。
「……必中どころか必殺、即死級のダメージを負うかね」
「今夜にでも外出時の財布の上限額を決めさせます」
足りない、足りない。
帰る、お金取りに一回帰る。
そんな悲しい、商人にとってはカモたちの鳴き声が事務所に満ちていった。
感想 3,667
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
由香皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
「お姉様の刺繍は素人ね」と笑った義妹の婚礼衣装——裏地を見た女官十二人が、一斉に針を置いた
歩人(あゆと)「お姉様の刺繍は、素人の手習いに見えますわね」――王太子妃となる異母妹アデリーナは、王宮女官たちの前で姉ローゼを笑った。翌週の婚礼の朝。式典装の最終確認のため、十二人の女官が衣装の裏地を検めた瞬間――一人、また一人と、針を置いた。裏地に縫い込まれていたのは、女官たちが十二年間ずっと探していた一筆の銀糸。即位式の絹外套、二人の王女の婚礼ドレス、亡き王太后の弔意の喪服。王家儀礼衣装のすべての裏地に、同じ手で、同じ糸で、同じ銀の花が縫い込まれていた。「アデリーナ様、これは――あなた様の手では、ございません」縫い手は、ずっと一人だった。それを十二年間、誰の名でも呼べなかっただけのこと。
薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~
黄色いひよこ@Index ©薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
─── からの~数年後 ────
俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。
ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。
「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」
そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か?
まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。
この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。
多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。
普通は……。
異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話。ここに開幕!
● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。
● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさんパーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃコミカライズ企画進行中です!!
3巻発売です!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&3巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(3巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
夏にはいよいよコミカライズ連載開始予定です!乞うご期待!!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)