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最終章 はじめての日
🩷101話 はじめて見えた乳首
ブラの上から触れてくるケイの指先は、まるで“そこ”に触れることそのものが目的じゃないみたいに、ゆっくりと、やさしく、あやの胸をなぞっていた。
「……ここ、すごく反応してる……」
「っ……ケイくん……っ、だって……そこ……」
ブラの上から押し当てられるたびに、まるで直に触れられてるみたいに感じてしまう。
乳首の輪郭をなぞるような指の動きに、Tシャツの下の薄いレースが、いやらしく擦れて──
くすぐったさと、快感が混ざり合って、身体の芯が熱を帯びていく。
「……んっ、あっ……だめ、それ……っ」
恥ずかしくて声を抑えたいのに、ケイの手が触れるたび、どうしても漏れてしまう。
ケイの顔が近づいてきて、あやの耳のすぐ近くで、くすっと息を吐いた。
「……可愛い……あや、めちゃくちゃ敏感」
その言葉だけで、もう息が詰まりそうになる。
(……あ……また、“あや”って……)
名前を呼ばれるたびに、胸の奥が甘く震えて、身体まで反応してしまう。
触れられてるだけなのに、胸の奥がじんじん痺れて、太ももの内側まで、きゅう……っと疼いてしまう。
(……わたし、どうなっちゃってるの……?)
ケイの手が、Tシャツの裾にゆっくりと指をかける。
そして──
するり、とその手が裾を持ち上げた。
やさしく、でも確かな動きで、Tシャツが胸元までめくられて──
「……わ……あや、これ……」
ケイの声が、低くて、少し掠れていた。
「……すごい、かわいい……」
その一言に、あやの胸が、ぎゅうってしぼまる。
(……よかった……新しいの、買って……)
普段のわたしだったら、こんなレースつきの下着なんて、恥ずかしくて選ばなかったかもしれない。
でも──
今日のためにって、ドキドキしながら選んだもの。
ちゃんと“見てもらえた”ことが、嬉しくて、でも、それ以上に、胸がいっぱいで。
顔が熱くなって、思わずケイの胸に顔をうずめた。
「……恥ずかしい……」
ケイの指先が、ブラの上からあやの胸の輪郭をゆっくり、確かめるように滑っていく。
「やだ、……ケイくん……だめ、もう……っ」
さっきまでの撫でる動きとは違って、今度はもっと、繊細に──意識的に、“そこ”をなぞっていた。
「っ、ぁっ……!」
カップの上から押しあてられた指が、乳首の真上を、そっと、触れた。
「……ここ……」
ケイの指が、軽く、円を描くように動いた。
布ごしの刺激が、やわらかくて、でも鋭くて──
胸の奥がきゅうって縮まる。
「……や、……んっ……そこ、……っ」
力が抜けて、肩が震える。
身体の奥から、熱いものがじわじわと湧き上がってくる。
ケイは何も言わず、ただ指先をそっと揺らす。
カップ越しに、乳首をつつくように、焦らすように。
「……ケイくん……そんな、やさしくされたら……っ」
吐息が、震えた声と混ざって、Tシャツの中で、あやの胸が上下に揺れた。
ケイの手がゆっくりと、ブラのカップの縁に沿って動く。
その指先が、レースのすき間をすこしだけ広げて──
布の影に隠れていた乳首が、ケイの視界に触れた。
「あやの……やっと、見えた……」
小さな声で、心からこぼれたような、ケイの言葉。
「……かわいい……」
たったそれだけなのに、あやの心臓が、破裂しそうになった。
(……ほんとに……見られちゃった……)
まだ全部じゃない。
カップのすき間から、ほんの少し、覗いた乳首。
でもケイの目には、まるで、宝物みたいに映っているようだった。
(……恥ずかしいのに……でも……)
(なんだろう……うれしい……)
ちゃんと見てもらえた。
ちゃんと、そう思ってもらえた。
どこか遠くで、安心と幸福がじんわり溶けていく。
そのせいで、顔が熱くなって、目をそらしてしまった。
「……そんなふうに言わないで……っ」
「恥ずかしいから……」
唇が震えながら、あやは小さくそうつぶやいた。
でもケイの手は離れなかった。
あたたかくて、やさしくて、あやの胸に触れたまま。
まるで、「これが君なんだよ」って教えるように──
その指先は、また、すこしだけ深く、カップの内側へと入り込んでいった。
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