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生き返りました

安心

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────・・・・・・はぁ~。

















あぁ・・・。辛い。
膝元から来る期待の眼差し・・・。

「えぇ~とぉ~~・・・。」

なんかいい感じの名前!降りてこい!
んーんーんーんーんーんーーー・・・。
そだ。マンガによくあるのは特徴から名前をつけるのはどだろ?


連想ゲーム的な。


この子の特徴は~、“灰色”っぽい“銀”だよねー。銀と言ったら~化学記号は“Ag”だね~・・・。化学記号は辞めとこう。
灰色と言ったら~、カタカナにするとグレーだねー。
お、ちょっといいかも。保留だね。

あんまり凝ったのつけると後で私が困るからね。

あーとーはー。灰色かぁ~。

ふと空を見上げる。

──綺麗な青・・・。

雲が流れてる。雨が降るのかな?雨雲が流れてくる。

「・・・あっ。・・・“ナグモ”とかどうかな?」

『“ナグモ”?どんな意味だ?』

「この子の毛色、白い雲にも雨雲にも光加減で色合いが似てる気がして。あとは雲って一点にとどまらず自由に空を行き来するでしょ?この子にも自由にのびのびと育って欲しいなー。って事で“流れる雲”と書いて“流雲”ナグモ。」

うわぁ、色合い以外全部後付けだけどそれっぽい意味になった~。

『へぇ、さっきセンスないとか言ってたけどいいじゃん。心配して損した。』

「えへへ~(照)」

もっと褒めてくれてもいいよ。笑

「キミはこの名前どう思う?」

オオカミくんに訪ねてみる。
すると尻尾をブンブン振り回しながら大きな声で

「ワンッ!!」

と、お返事頂けました!!!
よかったぁぁぁあ。
余程気に入ったみたいでそこらじゅうを走り回ってる。・・・・・・可愛い。


────ポツッ、ポツッ。

頭に何か落ちてきた音がする。

「ん?」

『雨だ。不味いな、この辺に人間が入るサイズの雨宿りできそうな所はないぞ。』

「マジデスカ。」

「ワンッ!」

流雲ナグモが付いてこいとでも言うように吠える。

あれ?流雲ナグモの言いたいことが何となくわかる。
首を傾げて考え込む。

『おい馬鹿!早くしねーとずぶ濡れになるぞ!お前が入れる大きさの洞窟まで結構距離あるからな!!』
リス先生が流雲ナグモの背中に乗りながら私に叫ぶ。

「あ、うん!」



こうして、また疑問が増えたながらも私とリス先生と流雲ナグモは森の中を突っ走っていった。



このあと私は後悔する。
確かにリス先生は距離あるって言ってたよ・・・?うん。

・・・けどさ!!!私のこのラフなシャツ&スカート&パンプスで森の中約1時間半早歩きなんて誰が想像できんのよ!誰がぁぁぁぁあ!!!(泣)

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