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葉 B子
しおりを挟む次の誘いあったが、返答に僕は迷っていたr
有の息子だ、親子の年齢差で、ホイホイ行っていいのだろうか、ナナくんが困っている状況なら相談にのるが、そうでもない、有とそっくりだ、まずいやっぱりまずい、会うのは辞めようと考えた、今さら息子にでもなり得る青年に惹かれるのは、色々問題がある、
(こちらこそ今日は楽しかった、ありがとう、
ちょっと忙しいので、次の約束は出来ない、せっかく誘ってくれたのに申し訳ない、
落ちついたら連絡入れます。
おやすみ 葉)
これで、良し、一応社交辞令で連絡入れるとしたが、お断りの文だとわかるだろう。
リョクが高3最後の夏休みになった、バイトも春で辞めて受験生らしく、勉強していた。
僕の家には、なんと、ここ毎日お惣菜の1品を持って夕飯にナナくんが来ている、
最初に会って、もう会うのは辞めようと断りの返信をしたつもりだった。
僕の断りの返信の次の日に、バイトをしていたリョクに、ナナくんは直ぐ会いに行ったらしい。
「お父さん忙しそうだから、君の家に夕飯作って持って行ってもいいだろうか」
リョクは、僕がナナくんを気に入っていると思っていたので、
「えっ、父、忙しいんですか、夕飯は毎日お手伝いさんが、作って置いてくれるんすよ、なので大丈夫っす」
「あっ、そうなんだ、じゃ私が食べる分を多めに持っていくね、毎日行っていいかな」
「えっ、毎日、、、家に来るって、父に聞かないと、」
「あっ、そうだね、聞いてみて」
「ちょと待ってください」と、おれは言い、父ちゃんに電話をかけた、
「ナナさん、夕飯持って毎日家に来るって、」
「えっ、急に何言っているの、近くにナナくんいるの」
「いるよ」
「代わって」
リョクが、ナナさん父です、と言って電話を渡した、
「もしもし、ヨウさん、ヨウさんの家の夕飯をリョクくんと毎日食べてもいいかなぁ、私は自分の分持って行くので迷惑かけないよ」
「えっ、何でそうなるのかな、、」
「ヨウさん、忙しいんですよね、近くにヨウさんの空気を感じたいと思って」
「、、言っている意味わからない、、リョクに代わってくれないか」
「はい」
ナナはリョクに電話を返した、
「どうするの」
「リョクが嫌じゃなかったら、僕は良いよ」僕は、全然良い訳じゃないけど、思考停止した頭では、断り方を考えられなかった、
「わかった、良いって事で、じゃ」と、言ってリョクは電話を切った。
やっぱり、ナナくんはゆとり世代なんだろうか、と思った、考えられない展開になってしまった。
僕の家の夕飯には、真剣に付き合いたいとずっと言っていた。
英も週一回は来ている、僕の煮え切らない態度と、僕のこれからを勝手に悩んでいる僕の姿を見て、見守る体制だった所にナナくんがき始めて、ややっこしくなった。
この前も電話で
「有の息子って、何なんだ、有って誰だ、何で毎日いるんだ」って英は、僕に聞いた。
「ナナくんが、有の息子って何で知っているの、毎日来ているって何で知っているの」と逆に質問したら、
「ヨウがまだ帰って来てない時に、リョクから聞いた、週一回くらいで俺行っているけど、毎回ナナっていう奴いるだろう、、ヨウは何も教えてくれないしなあ」
「そうか、気になったんだ、別に深い理由ないよ、大昔の知り合いの息子で、一人だから寂しいらし」
「知り合いの息子って言うのは、まぁわかった。
、、寂しいって変だろう、ヨウをだいぶ気に入っているだろう」
「そんな事ないと思うよ、僕他ににも考えなければならない事あるし」
「まあ、何を悩んでるのかわかるけど、答え見つけれるのか、答えの前に精神病まないか、
自分自身の問題って考え方変えるとか、、あっそうだ、、6年くらい前俺のラジオ番組(人生に暇)かって言うのに、ヨウと一緒に出たB子覚えているか、あの俳優今占い師やっているって噂だ、、気分を変えて、そう言うのもヒントになるかもよ」
「ええっ、、、占い、考えた事ないよ、
僕なんか行っら変でしょ」
「それが、占いって言っても、何か違うらしく1時間の相談で10万円だって」
「えっ、。、、、興味出た、行きたい、細かく教えて」僕は、明るい光が見えた。
僕の大先生の言葉が頭に響いた。
(お客様を選ぶには金額しかない)って、
B子の事は顔しか知らないが、是非会いたくなった。
1週間後、英のおかげでB子と会える事になった。
「今日は、よろしくお願いします」と、僕言うと、
「こんにちは、最初に言っておきたい事があります、あなたの相談内容に私がお答え致します。
あなたに、それを受け入れる覚悟がありますか、多数の方は半信半疑だと思います、
覚悟がないのと同じです、おすすめ致しません。私の答えた言葉が一生消えず、捉われます、覚悟がおありでしたら、腹を括って全て受け入れるのでしょう、どうしますか」
「そうですね、軽い気持ちでした、ヒントになればくらいでした、全てを受け入れる覚悟ありません、決して冷やかしのつもりとかでもありません、言葉の重みを軽く考えていました、申し訳ございません」
「わかりました、それでは、お帰りください、
余談ですが、あなたの悩みは、今現在は、生きる死ぬのお話ではありません、悩みと能力の不一致です、3人の方に聞いてもらい、意見を聞いてください、道が見えます、それではお気をつけてお帰りください」
「ありがとうございます」と、僕は言って封筒を置いて帰ろうとすると、
「今日の代金は必要ありません」
「 B子さんとお会い出来た事、覚悟の意味もわかりました、一生言葉に縛られずにすみました、3人の意見を聞いてみて自分で答えを見つける事、教えてもらいました、受け取ってください、 B子さんならわかると思います。タダより高いものわないです、ありがとうございました」と、僕は後にした、
これは昔、大先生が言っていた、お金で済む事が幸いだ、目に見えない代償にならないように、タダのものは、怖いと、、、、。
帰りながら、僕の悩みは贅沢なんだろうかと頭をよぎった。
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すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
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よろしくお願いします。
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