16 / 34
葉 リョク
しおりを挟む
次の日、高校がテスト休みでリョクと僕は昼を一緒にファミレスで食べた、
「父ちゃんと2人って久しぶり、なんか新鮮だ」
「そうか、、どうだ勉強は、」
「まあまあだよ、英のオッサンもナナさんも凄いよ、わからないところサラサラって教えてくれる、、あっ父ちゃんにも感謝している、馬鹿だった小6の時しつこく勉強勧めてくれて、あの時勉強しないままだと、どうなってたんだろう、、、おれさぁ、父ちゃんの2世でタレントでもいいと思っていたんだ、すんげ甘い考えだった、父ちゃん見てると楽そうだよな」
「えっ、楽そうに見えるの、、、心外だな、
ちなみにどんなとこ」
「おれさぁ、小2の時父ちゃんの講演会付いて行ったろ、あの時の父ちゃんの話おれでもわかりやすく覚えてた。で、小6の時も付いて行ったろ、同じ話だった、違いは小6の時の会場臭ってた、あれなんで」
「、、同じのだった、そうか。ああ臭い効果を狙ってアロマだったんじゃないかな、会場設定の人と打ち合わせで言っていた気がする」
「あの時は知識がないから不思議なだけだったけど、やばいよ、あの臭いで具合悪いとか眩暈とか訴える人いるかもしれないよ、昔宗教団体で幻覚作用の臭いで、信者をコントロールして問題にもなったって教科書にあった、よく消防法とかにも引っかからなかったな、」
「何も考えなかった、そうなんだ、、、そうだよな、僕の足引っ張ろうとして、変な効果のアロマ充満させられたら怖いな、僕の責任になる、、ありがとう勉強になった、、、、使い回しの原稿だった20通りはあるけど、たまたま同じだったんだ」
「父ちゃん、、、たったの20しか作ってないの、それを約30年回して使ってんだ、」
「ああ、父ちゃんのようになって欲しくないから勉強を勧めた、、、リョクは父ちゃんを見ていてわかったと思う、父ちゃん苦労していないから薄っぺらい人間なんだ、これからどうしようかなと少し考えているんだ」
「なんか、、親にそんな事言われると、色々考えるな、
これからどうしようかなって、仕事辞めるって事なの」
「うん、それもわからないんだ、でもこのままだとダメなのだけはわかるんだ」
「そう考える原因は、有さんの手紙、父ちゃんの年齢、ナナさんのアプローチ、どのあたりなのかなあ、英さんは離脱だね、
何も気付かなきゃ良かったのに、、知らない幸せってあると思うよ、、、
まあ、恋愛でもしてみれば、今までした事なかったでしょう、もうおれも手がかからないし、ばあちゃんには、お手伝いさんとかヘルパーさんとかいるし、ナナさんあんだけ毎晩よく作ってくるよな、全部父ちゃんの好きな物ばっかりだよ
あんなオッサンになっても、凄い尽くしています感、、、、父ちゃん次第だろ、頑固にウザい事言わず、素直になれば楽に生きれると思う、」
「頑固にウザイって、何」
「前に言っていたよ、息子だとか話が出来ないとか、どうでもいいじゃん、くだらないよ」
「そうか、知らない幸せって、凄い事知ってるね」
「母さんが良く言っていた、若い時の2年間しか父ちゃんの事知らないから、母ちゃんの中では、いつまでもカッコいいままなんだって、年をとっておじさんの父ちゃんは知りたくないって」
「ふうん、、、あっ今度の日曜日、ナナくんと遊園地行ってくるよ」
「好きにすれば、」
「リョクは好きな子とかいないの」
「おれは今凄くモテてるけど、知らない子から言われても、ムリだ、おれも父ちゃんに似て面倒な面があるからなあ、今は勉強と売れないバンドマンのオッサンと彼女さんの3人でご飯食べる時が、めちゃくちゃ面白いよ」
「へぇ、今度家に連れてきてよ」
「うん、2人がうんって言ったらね、たぶん無理だと思うけど」
「えっ、何でそう思うの」
「絶対に、あのオッサンは(はぁ何でわざわざ行くの)って、彼女さんは(私に用事なのかしら)って、なんか噛み合わないんだ、おれはそれが気に入っているけど」
「よくわからないけど、誘って見て」
「ああ、一応言って見るよ」
「父ちゃんと2人って久しぶり、なんか新鮮だ」
「そうか、、どうだ勉強は、」
「まあまあだよ、英のオッサンもナナさんも凄いよ、わからないところサラサラって教えてくれる、、あっ父ちゃんにも感謝している、馬鹿だった小6の時しつこく勉強勧めてくれて、あの時勉強しないままだと、どうなってたんだろう、、、おれさぁ、父ちゃんの2世でタレントでもいいと思っていたんだ、すんげ甘い考えだった、父ちゃん見てると楽そうだよな」
「えっ、楽そうに見えるの、、、心外だな、
ちなみにどんなとこ」
「おれさぁ、小2の時父ちゃんの講演会付いて行ったろ、あの時の父ちゃんの話おれでもわかりやすく覚えてた。で、小6の時も付いて行ったろ、同じ話だった、違いは小6の時の会場臭ってた、あれなんで」
「、、同じのだった、そうか。ああ臭い効果を狙ってアロマだったんじゃないかな、会場設定の人と打ち合わせで言っていた気がする」
「あの時は知識がないから不思議なだけだったけど、やばいよ、あの臭いで具合悪いとか眩暈とか訴える人いるかもしれないよ、昔宗教団体で幻覚作用の臭いで、信者をコントロールして問題にもなったって教科書にあった、よく消防法とかにも引っかからなかったな、」
「何も考えなかった、そうなんだ、、、そうだよな、僕の足引っ張ろうとして、変な効果のアロマ充満させられたら怖いな、僕の責任になる、、ありがとう勉強になった、、、、使い回しの原稿だった20通りはあるけど、たまたま同じだったんだ」
「父ちゃん、、、たったの20しか作ってないの、それを約30年回して使ってんだ、」
「ああ、父ちゃんのようになって欲しくないから勉強を勧めた、、、リョクは父ちゃんを見ていてわかったと思う、父ちゃん苦労していないから薄っぺらい人間なんだ、これからどうしようかなと少し考えているんだ」
「なんか、、親にそんな事言われると、色々考えるな、
これからどうしようかなって、仕事辞めるって事なの」
「うん、それもわからないんだ、でもこのままだとダメなのだけはわかるんだ」
「そう考える原因は、有さんの手紙、父ちゃんの年齢、ナナさんのアプローチ、どのあたりなのかなあ、英さんは離脱だね、
何も気付かなきゃ良かったのに、、知らない幸せってあると思うよ、、、
まあ、恋愛でもしてみれば、今までした事なかったでしょう、もうおれも手がかからないし、ばあちゃんには、お手伝いさんとかヘルパーさんとかいるし、ナナさんあんだけ毎晩よく作ってくるよな、全部父ちゃんの好きな物ばっかりだよ
あんなオッサンになっても、凄い尽くしています感、、、、父ちゃん次第だろ、頑固にウザい事言わず、素直になれば楽に生きれると思う、」
「頑固にウザイって、何」
「前に言っていたよ、息子だとか話が出来ないとか、どうでもいいじゃん、くだらないよ」
「そうか、知らない幸せって、凄い事知ってるね」
「母さんが良く言っていた、若い時の2年間しか父ちゃんの事知らないから、母ちゃんの中では、いつまでもカッコいいままなんだって、年をとっておじさんの父ちゃんは知りたくないって」
「ふうん、、、あっ今度の日曜日、ナナくんと遊園地行ってくるよ」
「好きにすれば、」
「リョクは好きな子とかいないの」
「おれは今凄くモテてるけど、知らない子から言われても、ムリだ、おれも父ちゃんに似て面倒な面があるからなあ、今は勉強と売れないバンドマンのオッサンと彼女さんの3人でご飯食べる時が、めちゃくちゃ面白いよ」
「へぇ、今度家に連れてきてよ」
「うん、2人がうんって言ったらね、たぶん無理だと思うけど」
「えっ、何でそう思うの」
「絶対に、あのオッサンは(はぁ何でわざわざ行くの)って、彼女さんは(私に用事なのかしら)って、なんか噛み合わないんだ、おれはそれが気に入っているけど」
「よくわからないけど、誘って見て」
「ああ、一応言って見るよ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です
ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」
「では、契約結婚といたしましょう」
そうして今の夫と結婚したシドローネ。
夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。
彼には愛するひとがいる。
それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
さようなら、お別れしましょう
椿蛍
恋愛
「紹介しよう。新しい妻だ」――夫が『新しい妻』を連れてきた。
妻に新しいも古いもありますか?
愛人を通り越して、突然、夫が連れてきたのは『妻』!?
私に興味のない夫は、邪魔な私を遠ざけた。
――つまり、別居。
夫と父に命を握られた【契約】で縛られた政略結婚。
――あなたにお礼を言いますわ。
【契約】を無効にする方法を探し出し、夫と父から自由になってみせる!
※他サイトにも掲載しております。
※表紙はお借りしたものです。
俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛
ラヴ KAZU
恋愛
村藤潤一郎
潤一郎は村藤コーポレーションの社長を就任したばかりの二十五歳。
大学卒業後、海外に留学した。
過去の恋愛にトラウマを抱えていた。
そんな時、気になる女性社員と巡り会う。
八神あやか
村藤コーポレーション社員の四十歳。
過去の恋愛にトラウマを抱えて、男性の言葉を信じられない。
恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。
そんな時、バッグを取られ、怪我をして潤一郎のマンションでお世話になる羽目に......
八神あやかは元恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。そんな矢先あやかの勤める村藤コーポレーション社長村藤潤一郎と巡り会う。ある日あやかはバッグを取られ、怪我をする。あやかを放っておけない潤一郎は自分のマンションへ誘った。あやかは優しい潤一郎に惹かれて行くが、会社が倒産の危機にあり、合併先のお嬢さんと婚約すると知る。潤一郎はあやかへの愛を貫こうとするが、あやかは潤一郎の前から姿を消すのであった。
15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
深冬 芽以
恋愛
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる