暇つぶしに恋愛を〜 ありえない恋をするまで 君に会いたい

説得

「ナナ、、僕は20歳以上も年上だよ。後、もう少しで寿命がくる。
　人間だから仕方ないがない、こればっかりは、自分じゃどうしようも無いんだ。

　ナナが僕よりね、もしもの話だよ、先に病気で亡くなったら、さっきもいったけど僕は後悔する。
　
　治療を受けて長生きして欲しい、せめて僕の年齢くらいでも良い。
　
　たしかに、生きてナナと別れるのは辛い、でも、、ナナが生きていると思えば、僕は大丈夫だと思う。20年間の思い出だけで生きていける」
　言いながら、僕は涙が止まらない。


「私は、そんなにしてまで生き無いとダメなんですか」ナナの瞳から涙が溢れている。


「たしかに、僕が決める事じゃない。
　有の時は、治療法がなかった。
　でも、今はある。
　これも、運命じゃないか、、。」

「・・」

「なあ、凄く大事な話だ、明日の夜、リョクとナナに来てもらって、4人で話し合おう。
　治療法があるなら、リョクと英の考えも聞くべきだと思う。

　ナナ、お願いだ、そうしよう」


「私がヨウさんの立場でしたら、今のヨウさんと同じ事を言っているでしょうね、、
・・
　治療法がある事を言わないつもりでしたが、簡単に調べればわかる事なので教えましたが、
言わなきゃよかった、、」
　泣きながら、ゆっくり言ってくれた。

「隠し事は、なしだよ」

　僕はリョクと英に、明日の夜来て欲しい旨を連絡アプリで送った。2人から直ぐ返事が来た」

「2人とも明日の夜、家に来てくれる」

「わかりました」


「ナナが28歳で、ラジオ局に僕を訪ねて来たよね、さっきの話の続きみたいになるけど、B子も加えた4人のゲストで(人生死ぬまで暇潰しかって議論番組だった。
　何もする事ないので何かを入れて時間を費やすって意味だろう。そんな奴いないよな、、
　でも若くして成功した奴って結構使っているんだ。
　人って面白いよな、僕も残りの人生、強がって生きるよ(人生暇つぶしだ)って」
　言いながら、まだ涙が止まらない。

「・・・」

「ナナ、僕の人生充実で幸せな時間はナナと一緒になってナナから全て貰った。
　
　ナナと出会う前は充実と幸せ２つが揃っていなかった。
　まともな恋愛もしなかった。暇つぶしの恋愛だよ、初めての恋愛がナナだった、ありがとう」

「有が急にいなくなって、ヨウさんの心を、長い間絞っていて、大変辛かったと思います

　私の方こそです。5歳児の初恋が実ったんです。
　ヨウさん、ありがとうございます。」