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一部 同じ日のループ

4-④友人に見られながら挿入されました※

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 ズボンの中の濡れた感触に悪夢から覚めたような気分になる。転がっている柴田の表情を確かめる気にはとてもなれなかった。
 乱れた呼吸を整えようとするが、それよりも先に三浦の手がズボンに伸びてくる。

「――ひっ」

 ズボンと下着を下ろされて、白濁に濡れたペニスがぷるんと現れる。
 三浦だけでなく柴田にも見られているかと思うと頬が熱くなる。
 そのまま足を大きく開かされて、ペニスだけでなくもっと奥にある穴まで柴田に見せつけるようにされた。

「やっ、やだっ」

 何度目になるかわからない懇願も、三浦は聞く気がないようで。いつの間に用意したのか、ローションを纏わせた指をそこに挿入してくる。

「ひんっ」

 もうそこに何かを受け入れるのも四度目になる。いつもちゃんとリセットされているはずなのに、いつの間にか最初の時のような痛みはまったくなくなっていた。内壁がいやらしく三浦の指を締め付ける。
 違和感もそうだ。いつの間にかほとんどない。中をかき回されると甘い声が漏れてしまう。熱いもので貫かれて、攻め立てられたことをどうしても思い出してしまう。

「やだっ……もっ、やだぁ」

 ぐずぐずと泣きながら言ったところで、三浦が止まるはずもない。ローションですっかり濡れたそこには指が簡単に出入りし、耳を塞ぎたくなるような音が辺りに響き渡る。
 ようやく盗み見た柴田の顔は真っ赤に染まっていた。
 見られている。そう思うと、一度射精して萎えたはずのそこがむくりと立ちあがり始める。

「ひんっ、……だめっ」

 指を増やされたかと思うと、中で開かれる。涼太からは見えなかったが、赤く濡れた媚肉を柴田に見せつけるように開かれていた。
 中はローションでぬめっていて、ひどくいやらしい。そこにまた三浦のペニスを入れられるのかと思うと、たまらずに指を締め付けてしまう。

「俺たちが結ばれるところも柴田に見てもらおうね」
「やっ……やだっ…………ゆるして」

 指を抜かれ、代わりにそこにもっと熱くて太いものがあてがわれる。前回は逃げられたが、今回は逃げられそうにない。
 実際にはまだ処女なはずなのに、貫かれた時の記憶がよみがえって、期待にそこがうごめいてしまう。
 逃げなければいけないのに体に力が入らない。
 三浦のペニスがゆっくりと体内に入り込んでくる。前回はギリギリのところで逃げられたからか、ずいぶん久しぶりのように思えた。

「ん、んんっ」

 柴田の真っ赤な顔を見ながら、やっとのことで全部飲み込んだ。




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